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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『青のオーケストラ』7巻 感想 



青のオーケストラ」7巻のネタバレ感想です。

前回の定期演奏会の続きから。

♪ 「新世界」より第4楽章 / アントニン·ドヴォルザーク

最終章。
重厚感のある力強さ。
スリリングなスピード感。
いずれも本気で部活動をしていた彼や彼女だからこそ魅せることができたひと時でした。
部長の涙に誘われてしまいます。

6巻の感想でも書きましたけど、つくづく最後の第4楽章が入りきらなかったのは構成的に勿体ないな。
連載で読んでいた時よりも公演が楽しめたのは、間違いなく高まる流れで興奮させられたからです。
クライマックスを勢いのまま読ませて欲しかったですね。

3年生が引退し、2年生主体となってオケ部再出発。
優等生揃いの3年生と比べると、癖の強い面子が多いですね。
原田先輩の強烈なキャプテンシーを比較するのは可哀想かもしれませんが、この年代はまとめあげるのに一苦労しそうです。

特に佐久間は何かと喧嘩腰で嫌味で面倒臭い。
でも、やることはしっかりやっているし、発言内容は正論なんですよね。
一歩引いた立場の大人からすると、嫌な役回りをやってくれる存在としてある意味有難いだろうなと思うのですが、当事者からしたらムカついて仕方ないと思います。

滝本先輩の思春期らしい悩みがほろ苦い。
本人にとっては辛くてどうしようもないけれど、青野のおかげで自分で決めることが出来たのは良かったと思う。
頑張り屋さんで本当に立派ですよ。
先輩だからといって完璧なわけではないですし、そもそも未成年の子供がここまで考えて行動に移せるのって尊敬に値します。

実質的な強制の朝練から夕方遅くまで詰め込まれたハードな部活動をしていたら、遊びも勉強も時間なくなります。
だからこそ演奏会に感動したわけですが、全員が同じだけ時間を費やすことができるわけでもありません。
滝本先輩がコンクールまでと線引きしたことを親も部員も尊重してくれたらいいなって願います。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 青のオーケストラ  青のオーケストラ(巻感想)  阿久井真 

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