『とんがり帽子のアトリエ』2巻 感想
2022/07/11 Mon 23:43:57 [edit]
「とんがり帽子のアトリエ」2巻のネタバレ感想です。
2巻になっても描き込み量は相変わらず凄い。
手を抜いているコマはなく、絵を眺めているだけでも満足感を得られますね。
緊迫の展開が続くのかと思いきや、ドラゴン相手に何だか呑気な魔法使いの弟子達。
いや、ある意味年相応なのかな。
シリアスになりきれていないのは、夢見がちな少女らしいってことでしょうかね。
ドラゴン相手にどうやって切り抜けるのかと思っていたら、まさかの居眠り大作戦。
「巨鱗竜をダメにするクッション」というのは予想外過ぎて面白い。
おかげで、ファンタジーが随分とメルヘンチックな絵になりました。
地味にドラゴロォォンっていうオノマトペが好きです。
壮大な世界観でスケールのデカい話が繰り広げられるのかと思いきや、今のところは大人しい感じ。
まずは順番にキャラの深掘りをしていくようですね。
手始めとして、ライバル兼相棒になりそうなアガットは自称一番弟子として頭一つ抜けているっぽいのかな。
リチェのさすガットって発言がナチュラルにスルーされている辺り、日頃から評価されいるみたいですし。
自分の益とならないココに対して良い感情は持ち合わせていないようでしたけど、今回のトラブル解決で歩み寄りが期待できそう。
抱えているトラウマから闇落ちしたりせずに、ここは定番のツンデレパターンでお願いしたいです。
ココは魔法使いとしては経験不足な代わりに、着眼点や発想が優秀ですね。
限られた知識を無駄にせずに可能な限り己ができることをやり遂げようとするので、見ていて気持ちいい主人公です。
石化した母親を戻してあげたいと思いつつも常に前向きに捉えていて、純粋に良い子だなと思います。
キーフリーの親友であるオルーギオは年齢も同じぐらいなんでしょうか。
随分と老けたオッサンに見えるんですけど……髭のせいかな。
あらゆる世代と性別の中で、おじさん年代は一番魔法使いから遠いというか違和感があります。
ココが初めて憧れた魔法の発案者だったということもあって、この二人は相性的に仲良くなりそうですね。
せっかく救助活動をしたのにあらぬ疑いで捕らわれてしまったココとアガット。
1巻同様に構成が巧みで、次が気になって仕方がないですね。
テーマ: 漫画の感想
ジャンル: アニメ・コミック
タグ: とんがり帽子のアトリエ とんがり帽子のアトリエ(巻感想) 白浜鴎
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