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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』26巻 感想 



かぐや様は告らせたい」26巻のネタバレ感想です。

四宮家との対決編、完結。
かぐやを救出すべく白銀御行率いる秀知院学園生徒会が奮闘します。

うーん、ハッキリ言って微妙。
積み重ねてきた伏線や設定を雑に片したなぁという印象が残る内容となっていました。

展開は王道で良いと思うんですよ。
絶望的な状況からヒロインを助け出す主人公の図は、分かっていても痺れます。
それこそ石上たちが言うようにナイトがお姫様を救うという妄想は誰しも一度は憧れるものでしょう。

ただ、緻密な設定や巧みな構成を組み立てられる作者なのに説得力が乏しい解決策ばかりなのが厳しい。
ずっと温めていた話なのに、何故か今までで一番準備不足のようにさえ感じられました。
シチュエーションとしては期待してたものを見せてくれているのだけど、それに至るまでの道にツッコミどころが多くて楽しみきれないのが悲しい。
挙げるとキリがないですけど、例えばヘリコプターの存在や音に気付かないとか無理がありますよ。

やっぱり本作品はシリアスよりもコメディ重視の方が質が高いってことなんでしょう。
どこまでいってもこの作品はラブコメだったということですね。
それで正解だと思いますし、望んでいたのはシリアスな場面ですら吹っ飛ばすギャグ展開です。
今巻でいえば、かぐやの父親・雁庵に婚姻届の証人になって欲しいと懇願する流れは、この作品らしさ全開だったと思います。
まぁ、今までのラスボス感が薄れてしまう悪手でもありましたけどね。

兄たちが揃ってショボいというか、しょっぱいというか。
あれだけ権力と金を持って好き勝手にやっていたのに、高校生たち数人が反旗を翻すとあっさり陥落したようにしか見えません。
初期からかぐやを自由にするのは困難だと思っていたので、どのような解決を見せてくれるのか期待していただけに今回は残念でした。

そんなわけで、ストーリーは惜しいところが多数ありました。
でも部分的な要素で見れば、もちろん面白いところだっていっぱいあります。

佳境に入っているタイミングなのに、ペヤングで1話使う贅沢さは賛否あるでしょうけど個人的にはありです。
しかし、カップ焼きそばは一平ちゃん派なのでそこは相容れませんね。
注ぐお湯でソーセージをボイルするのは試したことないけど、熱量足りるのかな。

早坂の父親·正人がしれっと初登場。
本当に一家揃って四宮家に仕えていたんですね。
何となく見覚えのある顔だなと思ったら、娘の男装にそっくりじゃないですか。
もしや早坂はマザコンだけでなく、ファザコンでもあるのかな。

帝、ガチ恋だったのか。
この姉弟は揃って報われない恋愛してて、似た者同士だなぁ。

ネックレスの伏線は咄嗟に思い出すことは出来ませんでした。
17巻162話にて白銀がかぐやに贈った誕生日プレゼントですね。
時間を計測できるってオチでしたが、ここに繋げるとは芸が細かいですね。

最後に副題でタイトル回収までしたので、もう終わりが見えてきました。
白銀母の話などまだ触れられていないネタも多いですけど、エピローグも近そうですね。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: かぐや様は告らせたい  かぐや様は告らせたい(巻感想)  赤坂アカ 

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