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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『ちはやふる』33巻 感想 



ちはやふる」33巻のネタバレ感想です。

それぞれの懸ける想いがぶつかる個人戦終盤戦。

中でも一際目立ったのは、肉まんくんでしょう。
彼の勇姿が光る、記憶にこびりつくような一冊でした。

団体戦での理音と同じような心境を抱いていますね。
勝ちたいという気持ちは決して負けていないと思いますが、継続して取り組んできた相手との差を痛感させられています。
努力を積み重ねてきた人に対して、瞬間的に勝ろうというのは虫が良い話なんでしょうか。
何ともほろ苦い。

でも、千早がフォローしてくれた通り、肉まんくんは一番部活動に熱心でした。
誰よりも団体戦に懸ける想いは強かった。
下級生の心に残ったものは、肉まんくんの下地であると疑いようがありません。

そして、机くんがB級優勝を逃して消沈している様子を見て、衆人環視の中で奏に告白する勇気は恐れ入った。
相思相愛となっている二人の仲を後押しするために、ピエロ役を買って出るのは格好良すぎ。
自分だって本気で好きだったはずなのに、嘘だと言ってすんなり引くなんてなかなか出来ることではありません。
仲間思いの彼らしい行動に心がじんわりとしました。

もちろん、奏が机くんに告白されて嬉し涙流すところも素晴らしくエモい。
1年生の頃から初心者同士、切磋琢磨してきたのを見ているから感慨深いですね。

ヒョロくん念願のA級昇格も喜ばしいし、菫が人知れず頑張ってD級優勝したのも誇らしい。
一方で悔し涙を飲んだ富士崎に対して、桜沢先生の涙と言葉に胸が響く。
新が過去と決別して貪欲に強くなろうとし、2年連続で敗北した詩暢もまた環境の変化を決意する熱い展開。
もう登場人物のみんな好きになっちゃうから応援するにも肩入れできなくて困っちゃいますよ。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: ちはやふる  ちはやふる(巻感想)  末次由紀 

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