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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『それでも君を幸せにしたい』2巻 感想 



それでも君を幸せにしたい」2巻のネタバレ感想です。

今回の表紙は前屈みによる圧倒的ボリューム感を見せつけてくる珠姫。
同じ顔のはずなのに、まるで別人のように描き分ける技術はお見事です。

一人の女の子を彼氏と彼女の別人格の二人がかりで幸せにしていこうっていう複雑なようで単純なラブストーリー。
シリアス要素皆無でただ笑い続けられます。
こういうのがいいんですよ。


なんだか即落ち2コマ漫画集みたい。
分かっていても面白いのだから、この設定考えた時点で成功してますよね。

紅潮させる愛姫の可愛さギャン泣きする珠姫のギャップがたまらない。
発想がアホの子でフェロモン撒き散らす愛姫、片割れを売る企みでくふふと笑う珠姫。
どちらがではなく、母親が言ってた通りニコイチで認識しているから、セットで魅力的です。

読者の誰もが想像していたキスやエッチで入れ替わってしまうのではないかという問題。
当事者たちも遂に言及していましたね。
こんなの3人で仲良くハッピーエンドを迎えるしかないじゃんかー。

濃いキャラばかり集まった同級生たちも愉快。
海老ちゃんはマスコット的なウザ可愛さがありますね。
お喋り封じで餌付けされて、素直にモグモグと消化する様は幼児をあやしているようでした。

ですわ系お嬢様の花房が単語の頭に「お」をつけて喋る雑なキャラ設定が面白い。
オノマトペにもいちいち付ける徹底ぶり。
「おはぁん?」の破壊力は耐えられませんって。

この漫画の優れているのは言い回しのセンスだと思います。
原作担当の野呂俊介さんが紡ぐ言葉のチョイスが感心されられるほど巧みで、面白さに繋がっているんですよね。
写真越しで見ていた彼女の部屋を訪れて「聖地巡礼感あるな」とか、夏服の胸元をガン見して珠姫に自撮りするぐらい気持ちは分かると言われて「その助け舟乗り心地あんまよくねぇな…」とか。
耕弥のツッコミが本当に楽しいです。

雨で濡れたブラウスが透けて、ピンクのブラジャーとその上に被せた緑のハンカチで桜餅みたいだと珠姫が例えるシーンがWEB連載版だとカラーだったのにkindleだとモノクロだったのは惜しかった。
電子書籍なら対応できると思うんですけどね。

高校入学直前の0話や描き下ろしおまけ漫画も面白かったです。
もっともっと注目浴びて欲しい作品ですね。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: それでも君を幸せにしたい  それでも君を幸せにしたい(巻感想)  野呂俊介  ときゎ 

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