『あせとせっけん』9巻 感想
2022/04/20 Wed 23:44:15 [edit]
「あせとせっけん」9巻のネタバレ感想です。
前半は比較的平和ないつも通りのエピソード。
まずは夏祭りデート。
はぐれてしまった後、二人揃ってクソ真面目日に香太郎の嗅覚を有効活用しているのが可笑しい。
もはや固有能力扱い。
思わずシリアスな笑いに誘われました。
麻子の看病のために香太郎がお粥を作る話が結構好き。
優しさと信頼で結ばれていて、ほっこりします。
同時に汗を拭くため上半身裸になる麻子が、過去イチ争うくらいエロいのは無防備だからでしょうかね。
一方、後半はシリアス一辺倒な話。
麻子に友達いない疑惑は前々から抱いていました。
昔話で友達のことを触れていたこともあるとはいえ、影らしきものは全く見えませんでしたから。
中学の同級生みつきは、友達ではあるんだろうけど、お互い都合の良い相手だったように感じます。
それだけ麻子は自身が抱える心の奥底を見せたがらなかったということなのでしょうね。
小学生時代のイジメっ子との再会でトラウマが甦る麻子。
本人もなんでもない話と言うように、人からみたら些細なことなのかもしれません。
しかし、イジメというのは結局受け手の気持ち次第。
根強く傷痕を残していたものが、なんでもないわけない。
汗っかきの麻子にとって、人生の行動指針とまでなった原因から香太郎には救ってあげて欲しい。
いつも会話を大事にしているカップルがここまで躊躇うことになるほど奥深い問題。
今の彼女に届く言葉は必見ですね。
特装版について。
「クンクン現行犯」
タイトルでほぼ全て説明しているフェチズム4P番外編。
唯一いつもと違うのは麻子はクンクンする方だということ。
「立石渉とシホちゃん」
営業部の立石が合コンに参加したら元カノのシホちゃんに遭遇した16P番外編。
本編で語られた立石の境遇に居たたまれなかったので、何とか挽回のチャンスを与えて欲しいと思っていたんですよね。
この話が読めて本当に嬉しい。
今までの特装版の番外編で一番読み応えがありました。
シホちゃんも一度は愛想を付かしたけど、嫌っているわけではないようなので、このまま一緒に歩める道があるといいな。
「椿先輩の秘密」
椿嶺花の知られざるプライベートが明かされる4P番外編。
最後に隠した写真の相手は誰なのか気になるー。
あとは記念イラスト中心に13点。
十分満足できる特装版でした。
テーマ: 漫画の感想
ジャンル: アニメ・コミック
タグ: あせとせっけん あせとせっけん(巻感想) 山田金鉄
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