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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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ダイの大冒険 アニメ第73話「炎の中の希望」 

ダイの大冒険」アニメ第73話のネタバレ感想です。

まさに神回と呼ぶに相応しい出来。
再アニメ化が発表された際、多くのファンが期待していたエピソードだったと思います。
その期待に対して見事に応えた内容で、実に素晴らしい回でした。

炎が渦巻く中で輝くポップのアバンのしるし。
一度は絶望的な状況で諦めかけたところで、瀕死のハドラーの檄で持ち直すところが憎い展開だなぁ。
幾度となくぶつかり合い、かつては卑怯な手にも染めたハドラーがここまで武人として立派になるとは誰が予想できただろうか。
正々堂々と闘ったからこそお互いを認め合う存在となったというのが感慨深い。

まるで師のような言葉にポップが考えを改め、脱出を図るシーンは大迫力でしたね。
背景が炎の壁ということあって、色鮮やかなメドローアをあえてモノクロで表現する演出が素晴らしい。
劇場版かと目を疑うかのような気合の入れた作画はお見事でした。

もはや打てる手は全て打ち、万策尽きた中でも粘るハドラーとやり切った思いのポップ。
派手に動いたシーンの後というこもあり、静と動の対比で印象が強く刻まれます。
全ての台詞が記憶に焼き付いているので、声優さんの迫真の演技で聞く喜びといったら、この上ないものがありますね。

絶体絶命の瞬間、煌めく金のフェザーが突き刺さった時は分かっていても痺れました。
勇者アバンの復活は間違いなくこの作品内で最も衝撃的なイベントだったと思います。

原作漫画では「ポップ・炎に死す…!!!の巻」というサブタイトルでした。
当時の掲載されたジャンプは年末合併号で本物のアバンなのかどうか物議を醸したの有名な話。
原作28巻単行本の折り返しにも書いてありますしね。
実は、この回こそが週刊少年ジャンプの史上最高発行部数を記録したものだということは意外と知られない事実。
要因は様々あるのでしょうが、そのうちの一つを担っていたとしても何ら不思議ではありませんね。

魔王ハドラーの最期を特殊EDにしてくれたのは嬉しい。
アイキャッチもカットしていましたし、とにかく構成全てを隅々までチェックした上で成り立っているように感じました。
名言のオンパレードとなった回でも、やはり一番はハドラー最期の言葉でしょうね。

「オレの死に場所を… この男の腕の中にしてくれるとは…な…!」

区切りも含めて文句なしでした。
不正アクセスで制作陣も相当な苦労を強いられたでしょうが、この完成度には感謝しきれません。

唯一不満というか心残りなのは、アバン登場時のナレーションがなかったこと。
漫画内でも異例だったが故に印象的だったんですよね
アニメの演出を考えると合わないと判断するのも納得できるので、別に悪いとは思いません。
あれはあれで好きだったなーということですね。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: ダイの大冒険  ダイの大冒険(アニメ話感想)  2020年放送開始アニメ 

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