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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『あせとせっけん』1巻 感想 



あせとせっけん」1巻のネタバレ感想です。

2021年完結した長編漫画の中でも高評価を得て、先日深夜ドラマがスタートした話題作です。

めっちゃくちゃ人を選ぶ作品ですね。
面白いと思う人と毛嫌いする人の両極端に割れる漫画です。

軽薄そうな男が女性に背後から抱こうとしている表紙と一瞬のフェチズムを連想させるタイトルから食わず嫌いといかなくとも手を出そうとはしていませんでした。
たまたま無料だったので読んでみたところ、予想は半分的中、半分外れ。
拒否反応が出つつもそれを上回る面白さに惹かれて夢中になりました。
なるほど、確かに評判になるのも頷けます。

バス用品メーカーに勤める主人公の八重島麻子は極度の汗っかきにコンプレックスを抱くOL。
ある日、異常な嗅覚を持つ同じ会社の商品開発部プランナーの名取香太郎に体臭を嗅がせて欲しいと懇願されるところから始まります。

この冒頭書いてても改めて思いますけど、誰がどうみても変態です。
作中に痴漢も出てきますけど、違いはイケメンであることと強引とはいえ嗅ぐことを宣言していることくらい。
漫画だから許されることであって、現実ならたとえ芸能人だろうと警察呼ばれるレベルです。

元々読み切りで発表された作品らしく、1話でセックスまでしているのである意味完結しています。
1話で切った人も多数いると思いますが、あえて言いましょう。
この作品の真価を垣間見ることができるのは2話である、と。

理由はオネエ言葉で話す大蔵部長の存在です。
麻子の体調不良を見抜き半休申請したり、仕事を休む後ろめたさを軽減させるためにあえて麻子に翌日以降にしか買えない洋菓子を食べたいと叫んだりと気遣いの達人です。
理想的な上司のおかげで、職場環境が羨ましくなってきます。

そして読み進めると分かりますが、この世界は優しさで溢れているんですよね。
その筆頭が部長というだけで、みんな心が綺麗です。
名取だって変態だしアホだし自分勝手だけど、決して嫌な奴ではないんです。たぶん。

自分に自信のない麻子にとっては、名取のような多少強引なぐらいでちょうどいいバランスなのかもしれません。
何だかんだで臭いを嗅がれて嫌がりつつも嬉しい気持ちを抱く麻子も相当なものですしね。

「次にくるマンガ大賞」や「このマンガがすごい」など多くの受賞経歴にのある作品といえども、万人におすすめできるものではありません。
しかし、生理的に忌避される作風にもかかわらず高評価を得ているのは、それだけ本質的な面白さを追求している証でもあります。

好きか嫌いか断言はし辛いですが、面白かったのは間違いありませんでした。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: あせとせっけん  あせとせっけん(巻感想)  山田金鉄 

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