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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『ARIA完全版』3巻 感想 



ARIA 完全版 THE MASTERPIECE」3巻のネタバレ感想です。

今まで限られた人物しか出てこなかった世界に、続々と新キャラが登場となりました。
これこそがアニメで見慣れた「ARIA」の登場人物の面々といえます。

まずは、やっと登場した主要人物の一人であるアリス。
これでプリマを夢見る三人娘が揃いました。
かしまし娘という意味でも作品内の楽しげな雰囲気が一層増しましたね。

アリスのおかげで藍華が寝込む話も膨らませることができました。
風邪を引いて世界から取り残される感覚に恐怖する気持ち、懐かしいな。
小学生ぐらいの時に抱いた焦燥感を思い出します。
さすがにティーンエイジャーの藍華にしては幼過ぎる考えではないかと思わないでもないですが、置いてけぼりにされる不安というのはありますよね。

続けざまに晃も登場。
前巻の感想で指摘した通り、晃が出てこない違和感が半端なかったので待望のお出ましですね。
藍華とアリシアの内面を深掘りするのに重要な立ち位置なので、欠かせない人材です。

シルフのウッディーも今回初登場。
アニメでは既に知り合っていたので、出会いの話は初めて知りました。
本名が綾小路宇土51生なんて堅苦しい名前であることも初耳のような。
エアバイクの後方に立ち乗りする灯里を見ていると気持ちよさよりも怖さの方が先立ちました。
高所恐怖症でなくてもあの不安定さはビビる。

最後に登場したのは、ARIAカンパニー創立者であるグランマ。
それにしても灯里はアクアに来て1年経つというのに知らないことが多すぎやしませんかね。

締め括りは新登場果たした面々が集う催し、レデントーレ。
屋形船で行われる夏の夕食会。
去年も体験したと語り合っていましたが、作中ではこれが初めてのはず。
主要ウンディーネで唯一まだ未登場であるアテナが不参加なのは違和感残りますね。
これは先の展開を知っているが故の弊害なんでしょうけど。
そもそも表紙からしてショートカットになった藍華なので、完全版だとネタバレの配慮はないようなものです。

合間に挿入されるエピソードも、相変わらず作風らしさ全開で水や空気の雰囲気が伝わってくるよう。
灯里たちが見つけるネオヴェネチアの風景の美麗さが素敵。
街を一望できる景色、廃線の先にある古びた電車と満開の桜、プライベートビーチなどなど。
火星猫の話はいつも通りミステリアスで少しホラーテイストでした。

一番心に残ったのはアリシアの台詞。
人の幸せは本人次第とはまさにその通り。
灯里が素敵だからアクアが素敵って理論は恥ずかしい台詞だけど、この作品を表す言葉だと思いますね。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: ARIA  ARIA(巻感想)  天野こずえ 

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