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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『かげきしょうじょ!!』2巻 感想 



かげきしょうじょ!!」2巻のネタバレ感想です。

ほぼ主人公の過去エピソードのみ。

なんだか作品を通して構成が前のめり過ぎる気がします。
コピーテクニックにストップが掛かるのが早いと思いましたが、主人公の過去話も早過ぎます。
実質4巻目で1冊丸々使用するのはバランスが悪い。
少女達の青春物語が軸だと思うので、他のキャラの深掘りも浅いこのタイミングだと焦点がボケてしまいます。
内容自体は問題なく面白かっただけに惜しいな、と。

さらさの出生に秘密があるっぽいですね。
この辺りの人間関係がアニメでは掴みづらかったので、漫画で読んでようやく理解しました。
煌三郎の距離感は異常だし、おじいちゃんがある事がきっかけで歌舞伎を嫌いになったと言ってますし、普通に考えたら煌三郎がさらさの実父だよなーと思いながら読んでいましたが、最後のやり取り見る限り歌鴎だったということでいいんでしょうか。
明かされてない関係図も多く、不透明な部分が多いですね。
ともあれ暁也より年下なのにそれよりも早い幼少期から躍りを習っていたなんて、暁也のいう「普通の家の子」ではないでしょう。

同じ舞台演技でも、歌劇団と歌舞伎は大きく違うんだなぁ。
代々と受け継がれていくべき歌舞伎は、まさに歴史の再現ってことですよね。
どちらの文化も興味深くなる描き方なのは作品として素晴らしいことだと思います。

さらさが助六になれないと断言されたのと国広先生が紅華歌劇団に入れなかった話は似ていますね。
共に性別の壁によるもので、限定的な扉の前にはなす術がありません。
でも別の夢を抱いて前を向けるのは志を強く持てる魅力的な人物という証ですね。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: かげきしょうじょ!!  かげきしょうじょ!!(巻感想)  斉木久美子 

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