『ファンタジーをほとんど知らない女子高生による異世界転移生活』3巻 感想
2021/11/26 Fri 21:58:52 [edit]
「ファンタジーをほとんど知らない女子高生による異世界転移生活」3巻のネタバレ感想です。
まさかの最終巻。
残念ながら打ち切りです。
「次にくるマンガ大賞2021個人的ランキング」9位に選んだぐらい応援していた作品なだけに無念極まりない。
設定は凄く光るものがあったと思うんですよ。
ありふれた異世界モノの中で、主人公の佐藤美咲がSF好きで理屈を考えるタイプというのは目新しいと思います。
また所謂チートとなるスキルとして、現実世界で買い物したものだけが呼び出すことができる条件付きってのも面白い。
物語を動かしやすい設定と舞台は整っていたと思います。
独特の間とノリが他にはないセンスで大笑いというよりはフフっと自然に笑みが零れてしまう感じ。
おにぎり頭のデフォルメキャラや真顔リアクションなど楽しく読ませてもらいました。
ストーリーは結局打ち切りなので中途半端で終了。
そもそも話の主軸が掴みづらかったとはいえ、きっとこれは原作小説からしてそうなんでしょう。
小説は未読なので正確なところは何も分かりませんが。
読めば面白いけれど、あまり注目されなかったということなんでしょうかねぇ。
そういう意味では1巻の表紙絵は評価を下げる要因となってしまったかもしれません。
漫画版は良く言えば味のある絵、悪く言えばデザインが崩れ気味です。
表情や身体バランスが不安定だったのは確か。
でもそれが妙に癖になるというか、ある意味他にはない売りの一つだと思っていました。
最近は本当に美麗な絵を描く人が増えたので、多数ある異世界モノ作品から選択肢を除外されてしまうのも致し方ないことなのでしょう。
あー、もっとこの世界を堪能したかったなぁ。
テーマ: 漫画の感想
ジャンル: アニメ・コミック
タグ: ファンタジーをほとんど知らない女子高生による異世界 女子高生による異世界転移生活(巻感想) 游紗吹香 コウ
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