『とらドラ!』9巻 感想 (電撃コミックス)
2021/11/03 Wed 23:55:37 [edit]
漫画版『とらドラ!』9巻の感想です。
恋模様が表面化する原作7巻後半から8巻前半までの内容が描かれています。
この辺りからですよね、コメディ部分がなくなっていくのは。
ラブコメから恋愛漫画への移行期となるのでしょうね。
原作ラノベやアニメよりも気軽に改めて「とらドラ!」を楽しめるという意味では、漫画版は最も時間効率がいい媒体といえます。
かといって雑に処理されるわけでもなく、むしろ完結が訝しむほど丁寧です。
その代わりに刊行ペースは年に一回すら発売されなくなっていますけど、しっかり最後まで描こうとしてくれるのは有難いことですね。
クリスマスソングを歌うシーンはアニメの挿入歌の出来が良かった記憶が強く残ってますね。
さすがに漫画では音楽は楽しめないけど、女の子達のドレス姿は可愛くてページめくりが止まりました。
特に漫画版では出番の少な目である香椎が可愛くて驚かされました。
裏表紙のカラー含めて、容姿だけで言えば一番好みです。
竜児が女の子達の気持ちを察することができないせいでウザがられてますけど、これは鈍感だとは言いたくないかなぁ。
いやー、鈍いのは間違いないんですけど、男子高校生としてこれはこれで頑張っている方でしょうと竜児の肩を持ってしまいます。
とはいえ、大河もみのりんも亜美ちゃんも不器用で自傷気味に傷付いちゃっているからもどかしい。
高校生特有の大人と子供の中間で視野が狭まっている感じが、まさに青春の息苦しさを表現できていますね。
原作読んだ時のほろ苦い感情を思い出させてくれました。
恋心を表に出さないようにしてるのに、竜児から髪を切ったことに気付いてもらえて思わず漏れてしまったみのりんの照れた表情がスゴく良い。
こういう止め絵は漫画ならではの楽しみ方ですね。
テーマ: とらドラ!
ジャンル: アニメ・コミック
タグ: とらドラ! とらドラ!(巻感想) 絶叫
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