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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『14歳の恋』9巻 感想 



14歳の恋」9巻のネタバレ感想です。

ラストへ向けての明確な転換期。

中学生の甘酸っぱくもニヤけるような幸せな話がいつまでも続く、ということを期待していました。
しかし現実は厳しく、田中彼方と吉川和樹の二人の想いが引き裂かれるように、読者にとっても無力感を覚えずにはいられない展開。
子供は親に振り回されてしまうのは仕方がないとはいえ、当人達からすると辛いでしょうね。

周囲からは大人っぽいと言われても中身は子供というのは作中のテーマであり、幾度も描かれてきました。
今回その最たる例として挙げられるのが二人きりの時間を作るために、そして友人のために警報機を押すシーン。
歳を取ると倫理的に躊躇ってしまうところをアクセル踏めてしまう危うさが中学生という年代だなぁとしみじみ思いました。
一般的には悪いことなんだけど、この選択をした男子中学生達を責めたくはない、責められないですね。
普段とは違う何かを悟ったのか、優しく接してくれる佐々木先生の懐の深さは大人として尊敬します。

一人で残りたいと親と喧嘩して怪我まで負う和樹。
突如恋人が引っ越しすると言われて脳内ぐちゃぐちゃになって大人の仮面が切替できなくなった彼方。
どちらも精一杯の背伸びをしているのが可哀相なんだけど愛おしく感じてしまう。

一瀬とバスのOLについては作者の別作品「GAME OVER」にて続きが掲載されているそうですね。
元々あった作品に前日譚をクロスオーバーしているとは知っていましたが、どうやらここで物語が繋がったようです。
いずれ読みたいなと思っていますが、まずはこちらの完結を見届けてからにしようかな。

作中一番人気の長井と日野原先生の組み合わせもどこまで進展するのか楽しみ。
首筋にキスされて真っ赤になる日野原先生にいつもの余裕がなくてニヤケさせられました。

最終回まであと3日。
最終巻の12巻がクリスマスイブに発売予定ということで、ペースを合わせて続きを読んでいきたいと思います。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 14歳の恋  14歳の恋(巻感想)  水谷フーカ 

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