『キャプテン翼 ライジングサン』15巻 感想
2021/09/10 Fri 23:54:17 [edit]
「キャプテン翼 ライジングサン」15巻ネタバレ感想です。
長かった日本vsドイツ戦も遂に終止符が打たれました。
「グランドジャンプ」では読んでいたのですが、「キャプテン翼マガジン」に以降してからは単行本派になりました。
通して読んだ感想としては、なんだかんだいって面白かったの一言に集約されます。
同じような展開になりかねないロースコアのスポーツ漫画の宿命として決着が予想しやすいというものがあります。
これだけ予想を裏切ってくれれば次に何が起こるのか全く読めず、最後の最後までワクワクさせられました。
昔からのキャプ翼ファンとしては、こんな展開を望んでいなかったというものもないことはないんです。
殴り合いかのように出まくる怪我人とか、合体技の威力が高すぎるとか、一部キャラの弱体化とか。
「キャプテン翼 ROAD TO 2002」からリアル路線を取り入れたことで破綻した設定の数々は今でも悔やまれます。
それでもサッカーの試合展開に興奮させられ、各選手の活躍に一喜一憂してしまうのはこの作品が好きだから。
体のバランスをネタにされることもありますけど、ダイナミックで躍動感のある絵は他に類を見ない迫力があります。
それにしても長い試合でしたね。
8巻から15巻、計8冊分を約3年描けて描いたことになります。
これまで過去最長だったバルセロナvsレアルマドリードを飛び越えて、シリーズ最も描かれた試合となりました。
ただでさえ古臭かったPPAPネタが決着後だと埃が被っているような状態でしたね。
人気ナンバー1のシュナイダーの強さは一応維持できたのかな……?
若林が鉄壁すぎて退場するまで1点も獲れなかったのは痛恨でしたけど、フィールドプレイヤー同士であれば翼にも負けていませんし。
ホイッスル後の男泣きは格好良かった。
シュナイダー以上にカルツの活躍が目立っていて、まさしくこの試合の主役の一人といって過言ではないでしょう。
同じMFとしてシェスターに分散させてあげても良かったんじゃないかと思うくらい攻守に活躍していましたね。
日本勢では新田の活躍が嬉しかったです。
まさか負傷しているとはいえミューラー相手に2点も獲るなんて無印版から考えたら物凄い出世ですよ。
ゴール決めそうなシーンになったら、いかにポストに当たるのかと想像してしまうのは自分だけではないはず。
脇役にスポットライトが当たるようになったのが、五輪編以降の良いところですね。
問題は全員にある程度活躍させようとすると、日本が強くなりすぎるってことかな。
そして長らく伏線というか実質的な予告をされていた若林のバイエルン行きも決定。
ということは、チャンピオンリーグも描くつもりってことですよね。
オリンピックがいつ終わるのか不明ですが、果たしてワールドカップ編もちゃんと描いてくれるのか心配です。
とりあえずは次戦のスペイン戦はキーパーが若島津になるでしょうから派手な試合になるでしょうね。
決勝を予想されるブラジル戦よりもこちらが事実上の決勝戦だと思っているので楽しみです。
テーマ: キャプテン翼
ジャンル: アニメ・コミック
タグ: キャプテン翼 キャプテン翼ライジングサン キャプテン翼ライジングサン(巻感想) 高橋洋一
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