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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『アルテ』14巻 感想 



アルテ」14巻のネタバレ感想です。

いやぁ……これは切ないというか、しんどい。

汚名を着せられたアルテがフィレンツェから逃げるしかない状況に追い込まれたのが辛すぎる。
アルテ自身に何の落ち度もないというのになぁ。
シルヴィオ卿への憎しみよりもアルテの気持ちにシンクロして、読んでて落ち込みました。

イレーナ様の手紙を拾った文字を読めるダーチャがレオに届け、ヴェロニカを動かす展開は実にドラマティック。
悲劇の中で、少しでも幸せな結果が得られることを願って読み進めました。

第66話「ふたり」は、間違いなくこの作品におけるターニングポイントとなるでしょう。
このまま交わることなく途絶えるかと思った二人が再会できたのは本当に嬉しい。
たとえ、ひと時の出来事だとしても。

これまで幾度どなく泣かずに堪えていたアルテが文字通りボロボロと涙を零し、レオが「男だって泣くさ」と切り返すのが素敵すぎる。
アルテからの告白を正面から受け止め、将来の再会を約束するシーンは、時代的なこともあってロミオとジュリエットを連想せずにはいられません。

ここからどのような展開が待っているのかと思いきや、まさかの母親との再会とは。
さすがに生家に続いて偶然がすぎるとは思わないでもないものの盛り上げに来ましたね。

このまま作品を締めにかかってもおかしくない雰囲気。
もしくはここで第一部完として、数年後にスキップした第二部開始ってのが定番でしょうか。
いずれにしても、まだまだ続きを読んでいたいと思える良い作品ですね。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アルテ  アルテ(巻感想)  大久保圭 

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