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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『ひだまりスケッチ』10巻 感想 



ひだまりスケッチ」10巻の感想です。

実に3年4ヵ月振りの刊行で相当お久し振りとなります。
作者の蒼樹うめ先生が多忙により休載が増えているため、待望の続巻という形となりました。

とはいえ、10巻が発売されたのは2020年4月と1年以上前。
何故購入が遅れたかというと、電子書籍で買うかどうかを悩んでいたからです。
現在購読している漫画は全て電子書籍に移行したのですが、本作は9巻まで紙媒体で購入していたんですよね。
そんな時に、kindleでまんがタイムきららの作品が9割引きのセールをしてくれたので全て買いなおしました。
心配だったカバー裏の漫画や折り返しの作者コメントもしっかり見ることができて一安心です。

閑話休題。
ゆの&宮子の3年夏~秋を季節を描いたエピソードが中心です。
前年に卒業したヒロ&沙英と同じように受験に苦悩する場面が増えてきましたね。

ゆのは最上級生らしく成長したなと感じます。
宮子に負けず劣らずのボケ担当で、一見すると落ちこぼれのようで、実は着実と成果を出しているんですよね。
下級生たちに先輩風を吹かせることなく、自然体でお姉さんポジションを務めているのが感慨深い。
大人びているようでまだまだ子どもな後輩と、幼げのようで意外としっかりしている先輩の構図が新鮮です。

そういう意味では、ヒロと沙英を極力出さないようにしているのはナイスな配慮だと思います。
年上コンビがいると、どうしてもゆのは年下属性強めになってしまいますから。
今回の文化祭に訪れたようなゲスト出演程度というのが一番いい形なのではないでしょうか。

8巻から登場している新住人・茉里のキャラ付けは、他と被らず上手いこと入り込みましたね。
同時入居の相方もいないため立ち位置が難しかったと思いますが、埋もれることなく非常に魅力的なキャラとなりました。
先輩達に物怖じせずズケズケと主張する性格が嫌味になることなく、むしろ気持ちよささえ与えてくれます。
特に乃莉に対してスキンシップと称してじゃれつく姿は、読者みたいにリアクションを楽しんでいるかのようです。

電子書籍で全巻買いなおしをキッカケに1巻から読み直しましたが、通して読むとタッチの変化に気付かされます。
絵柄が安定していて変化を感じさせない漫画家さんとはいえ、さすがに15年以上連載していれば違いも生まれますね。
長く続いてもあと1,2巻といったところでしょうし、気長に次巻を待ちたいなと思います。

テーマ: ひだまりスケッチ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: ひだまりスケッチ  ひだまりスケッチ(巻感想)  蒼樹うめ 

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