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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』21巻 感想 



かぐや様は告らせたい」21巻のネタバレ感想です。

物語のターニングポイントが訪れた単行本でしたね。
長らく伏せられていた事実が明らかになり、締め括りの言葉通り、終盤戦へと突入したことを嫌でも感じさせます。
終わりを迎えるのは寂しいですけど、こればかりは致し方ありません。

◎ 石上とつばめ先輩の恋の行方

遂に決着の時が来ました。
普通に考えたら石上はフラれるはずなんですが、裏をかくことに定評のある作者ですので予想が付きませんでした。
石上には報われて欲しいし、ミコちゃんにも幸せになって欲しいし、つばめ先輩も可愛くて魅力的だし、どう転んでも複雑に感情が入り混じることは分かっていました。

最終的に、つばめ先輩は石上を恋愛対象としては見られなかったというのがシンプルが故に残酷。
どれだけ大切な人で、どれだけ好意を抱いていても、恋に結び付くことはないということですからね。
交流を絶たないことを誓い合った以上、リアルなら数年後に付き合うことになってもおかしくないのですが、きっとそんな展開は望めないでしょう。
つばめ先輩の裏工作に対して石上のリアクションが薄めだったことからも、石上が本当に願っていたものはあくまで恋の成就だけだったのが痛いほど分かります。

104話の『四宮かぐやの無理難題「燕の子安貝」編①』から204話『子安つばめと石上優 後編』まで100話以上費やした裏主人公の恋物語は終わりを迎えました。
果たしてここからミコちゃんのターンは来るんでしょうか。

◎ 白銀家と四宮家のお家事情

白銀母のエピソードがようやく語られました。
元より部分的にピースは用意されていたので、ほぼほぼ予想通りの内容。
その中で一番驚かされたのが、白銀家の一家離散に四宮グループが関わっていたということ。
巨大な相手すぎて学生の会長とかぐやでは太刀打ちできそうにないけど、ハッピーエンド迎えてくれるのかな。

言動は怪しくても実はまともな白銀父と現在の消息が不明な白銀母がキーパーソンになりそう。
あとは四宮家の三男がジョーカー的な立ち位置になれるかどうか。
四宮家関連のシリアスエピソードは胸糞悪いので、晴れやかな気持ちにさせて欲しいものです。

◎ 出会いと別れの季節

卒業により今度出番がなくなるキャラの代わりに新登場や再登場のキャラが続出しています。
ラストに出てきた四条帝は一時はラスボスかと思われていましたけど全然そんなことなかったぜ!って既にバレているので、今更真打登場みたいに出てきてもギャグにしかならない気がする。

それよりも気になるのが、2年生の不知火ころも
同じ原作者で連載中の「推しの子」で出てきた不知火フリルと絶対関係ありますよね。
考えてみれば作中の少女漫画「今日あま」で繋がっているわけですから、同一世界なんですね。
番組収録で遅れたと言ってるぐらいですから、どうやら不知火ころもも芸能人っぽいし、面白い仕掛けが期待できそう。

面白かった……けど、何かいつもと違うという印象です。
全体的にシリアス気味のストーリーが多めで、笑いのキレが物足りませんでした。
確かに興味深い内容ではあったのですが、この作品で楽しみにしているのってニヤケたり大笑いする要素なんですよね。
生徒会室の日常が恋しいなー。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: かぐや様は告らせたい  かぐや様は告らせたい(巻感想)  赤坂アカ 

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