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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『絢爛たるグランドセーヌ』16巻 感想 



絢爛たるグランドセーヌ」16巻の感想です。

前巻から本格的に新たな章である留学編に突入となりましたが、面白さは変わりません。

やっぱり主人公の奏がコミュおばけってのが大きいですね。
たとえ転んだり躓いても前向きな姿勢で誰とでも仲良くなろうという姿勢だけは崩さないので、読んでいて心地良い。
見知らぬ土地で不慣れな言語だと関係構築もままならないはずなのに、大変だーと言いつつワクワクを抑えきれなかったり、何とかしようとするポジティブさが眩しいほどに魅力的。

個人的に一番響いたエピソードである79話「顔を上げて」は、そんな奏でと翔子の対比が素晴らしい回でした。
普通は翔子みたいに落ち込んだり俯いたりするものです。
なんだかんだいってまだ女子中学生なんですから、浮き沈みするのが当たり前でしょう。
奏と離れて実感する心細さと、離れていても同じ空の下で頑張っている奏の声に背中を押されて頑張ろうとする翔子にこみ上げてくるものがあります。
仲間っていいよなぁとしみじみとさせられますね。

留学先のルームメイト達とも徐々に交流を深めていって一安心。
この作品は本当に嫌な人間ってのは出てこないですね。
登場時は多少(?)性格が捻くれていたり、嫌味の一つや二つ言うことはあっても信念や意図があるので不快な気持ちにはなりません。
若干ニコルズ先生の思惑に怪しさはあるぐらいで、同世代の少女達はひたむきに努力してて表裏などないようにみえます。

YAGP編が結構長く続いたので、ロイヤルバレエスクール編もしばらくは続きそうですね。
着実にレベルアップしていく奏たちが楽しみです。

作者のあとがきにもありますが、コロナの影響が甚大な分野の一つですよね。
今まさに金の卵たちが孵化するであろう時期に学ぶことが環境的に厳しい世の中になってしまったのが残念過ぎます。
もちろん作者にとっての資料調達も大変でしょうし、興行的に苦しい状況に陥っている人も多数いることでしょう。
少しずつ取り戻しているとは思いますが、早く以前と同じような世界になることを願うばかりです。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 絢爛たるグランドセーヌ  絢爛たるグランドセーヌ(巻感想)  Cuvie 

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