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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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ドラマ「半沢直樹」 2020年版最終回感想 

昨晩、2020年版「半沢直樹」の最終回を迎えました。
視聴率32.7%というのは今のご時世を考えたらとんでもない数字ですね。

テレビドラマを最後まで観たのはおそらくHERO2期以来ですから6年振りでしょうか。
2013年版は遅れて視聴したので祭りに乗り損ねましたが、今回は全話リアルタイム視聴することができました。

毎週日曜日が待ち遠しくなるくらい面白かったです。
放送時間に間に合うように仕事終わってすぐに帰りましたからね。

7年振りということで、当然変わった部分も多数あります。
俳優さんたちは老けましたし、出演者も継続できなかった方もいます。
それでも「半沢直樹」が戻ってきたんだなと感じさせてくれる出来となったのはお見事でした。

原作未読なので正確な違いは分かりませんが、脚本は大きく変更したそうですね。
なにせ香川照之演じる大和田が登場しないというんですから、もはや別物でしょう。
読んでいない自分が評価するのもなんですが、この変更は世間の評判からするに正解だったんでしょうね。

2013年版は銀行員としての仕事やビジネス面がメインで、元々ドラマをそんなに見ない男性サラリーマンを巻き込んだことで起きたブームでした。
半沢直樹役の堺雅人による快演が現代社会人の代弁となって、ストレスを発散させてくれたんですよね。

今回の2020年版も同様に勧善懲悪で現代の水戸黄門だと言われるのも納得の内容でした。
より分かりやすさを重視し、出演者の演技がクドすぎてギャグ調になってしまってもそれが話題になるように仕向けたことが成功の秘訣だったのでしょう。
大和田や黒崎など歌舞伎界の役者が特に挙げられますが、一つの場面だけで惹き付けられる演技というのはそうそうあるものでもありません。
毎週観終わったあと疲労感を覚えるほどに濃密なドラマでした。

一方でビジネスあるあるからは遠ざかった内容だったと思います。
硬派なイメージに好印象を抱いていた人からすると、違和感があったかもしれませんね。
IT関連が雑だったり、企業秘密を外部で話し込んでいてコンプライアンス皆無だったりと指摘はいくらでも出来ます。
細かいことを気にしちゃ楽しめない作品の類ですね。

まぁ、そもそも半沢側のやっていることもグレーというか完全にアウトだったりしますし。
しょっちゅう隠蔽したり書類を盗んだりしていますしね。

素晴らしい俳優が多い中で、特に良かったのが悪役側。
箕部啓治役の柄本明と乃原正太役の筒井道隆のお二人は本当に憎たらしい演技でしたね。
最終回でカタルシスを得られたのは彼らのおかげといっても過言ではないと思います。

個人的に一番良かったのは第7話の「タスクフォース合同報告会」で債権放棄した場面。
各銀行の反抗に胸が熱くなりましたね。
視聴後即座に録画で見直したくらい爽快なシーンでした。

今回の最終回は綺麗に終わったので3期はなくてもいいかなと思います。
原作の新刊も過去話みたいですし、現実的には難しいでしょう。
そういう意味では、黒崎や渡真利のスピンオフを期待する声が多いのも分かる気がします。

いいドラマでした。
半沢ロスになったら、また2013年版を見直してみようかな。

テーマ: ドラマ感想

ジャンル: テレビ・ラジオ

タグ: 半沢直樹 

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