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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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たまこまーけっと アニメ総評 

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(2013/03/20)
洲崎綾、金子有希 他

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【評価……A-
作画 ★★★★★★★★☆☆ … 8
演出 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
脚本 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
音楽 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
声優 ★★★★★★★★★★
 … 10
ほのぼの
ラブコメ
世界観



 ★★★★★★★★ … 9
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8




1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話13話
A-B+B+B+A-BB+A-AB+B+B+

【総評】


数々の名作に携わってきた京都アニメーションが制作したオリジナルアニメ。
「けいおん!」スタッフが揃ったことで、どこか彷彿とさせる雰囲気があります。

原作なしの作品のため、視聴前は内容がよく分かっていませんでした。
ただ、天下の京アニが作るアニメなんだから面白いに決まっていると信じていた部分はあります。
その信頼は裏切られることはなく、期待通り素晴らしいアニメだったと思います。

古風な商店街を舞台とした人情物とでもいいましょうか。
お餅屋の娘である北白川たまこを中心に、学校や商店街の人々と温かな交流を育むストーリー。
そこにふらりとやってきた謎の喋る鳥が簡単に受け入れられるような舞台設定です。

悪人が存在しない日常の物語。
深夜枠である必要が全くなく、NHKで放送していても不思議じゃないアニメでしたね。
ほんわかとした空気が心地良くて、優しさに包まれるような雰囲気が魅力的でした。
春夏秋冬、行事や催しに湧く商店街を見ているだけで楽しかったです。

口の悪い鳥ことデラ・モチマッヅィが、商店街の人々と触れ合うことで、高飛車な態度を軟化させていく構成に惹き込まれました。
二枚目を気取る三枚目役なデラがいることで、アクセントのあるコメディとなってましたね。

作画は、さすが京アニといえる完成度。
堀口悠紀子さんが手掛けたキャラデザを動かすのは、もはや慣れたものなんでしょうね。
少女たちの笑顔、照れ、だらしのない姿、その全てが愛おしく感じます。
リアクションの一つ一つが見所で、何度巻き戻して見直したか数え切れません。

少年や少女の淡い恋心が、青春を感じさせました。
友達のみどりや幼馴染みのもち蔵から好意を抱かれている当人のたまこだけ鈍感だったので話は進みませんでしたけど、この作品としてはそれで正解だったと思います。
それ以上に恋愛エピソードとして、父親の豆大と母親のひなこの慣れ染めが素敵でしたね。
愛情の深さゆえに、ひなこが亡くなっている事実は無性に切なくなりました。

このアニメで最も評価をしたい点は、まず間違いなく声優さんです。
まず主人公のたまこを始めとして、子供たちを新人に担当させたキャスティングが素晴らしい。
はっきりいって無名の声優さん達ばかりでしたが、実力は人気声優に見劣りしません。
たまに売り出したい新人声優を大々的にアピールするアニメがありますが、このアニメに関しては実力で勝ち取ったんだろうなと思います。
特に好みだったのは、たまこ役の洲崎綾さんの演技。
柔らかい声質に耳が幸せになりました。

そして、脇を中堅やベテラン声優に任せる布陣で隙を見せません。
デラ役の山崎たくみさん、豆大役の藤原啓治さんらの渋い演技が光りました。

1クールだけど、劇中で1年経過しているので、やりきった感がありますね。
二期は難しいかもしれませんが、もし続いたら絶対に観たいなと思います。

テーマ: たまこまーけっと

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  たまこまーけっと 

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