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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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明智少年のこじつけ1 

明智少年のこじつけ1 (ファミ通文庫)明智少年のこじつけ1 (ファミ通文庫)
(2012/01/30)
道端さっと

商品詳細を見る
読書期間:2012/9/1~2012/9/14

【評価……D
発想 ★★★★☆☆☆☆☆☆ … 4
設定 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
 … 2
物語 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 … 1
人物 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 … 1
文章 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
 … 2
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
ギャグ
ラブコメ
ミステリー



 ★★☆☆☆☆☆☆ … 2
 ★★☆☆☆☆☆☆
 … 2
 ★★☆☆☆☆☆☆
 … 2




 幼なじみの明智京太郎は、今日もお決まりの台詞をつきつける――「小林くん。キミがこの事件の犯人だ!」ってオレを犯人扱いすんのはもうやめろ!
 おまけに文美は「すごいわ、名推理!」なんて合いの手打つし二重ちゃんに至っては「兄さんをイジめないで」と叫んでドロップキックを繰り出す始末。なぜだ、被害者はオレなのに……。とにかく京太郎、お前はまず証拠をもってこい!
 第13回えんため大賞優秀賞、その場しのぎのNEO的学園ミステリー。!!

【感想】


第13回えんため大賞優秀賞受賞作品。

完全に地雷でした。
何故これを選出したのが理解できないぐらいに酷かったです。
正直、途中で諦めようと思ったのは、一度や二度ではありませんでした。

探偵役が好きな明智京太郎が、理不尽なまでに主人公・小林修司を貶める作品。
日常生活に舞い込んできた事件を、無理矢理小林を犯人に仕立てようとする京太郎がムカつく
こじつけどころか、理論も何もあったものではありません。
中二病を発症して手のつけられなくなった野郎で、ただ小林を苛めているだけです。
ギャグ?コメディ?笑えるシーンなんて見当たりません。

しかもそれが延々と続きます。
ストーリーに変化を付けられないのか、登場人物達の喚き合いをただ傍観するだけ。
京太郎を始めとしたキャラの言動に腹が立ちまくりです。
こうして読書感想を書いているだけでも、ムカムカしてきたくらいですよ。

京太郎の妹である二重が押し倒されているカラーイラストを見て購入したのが間違いでした。
結局、挿絵の方も微妙でしたからねぇ。
amazonの評価が星1つであることを先に知っていたら、手を出すことはなかったのになぁ……。

唯一評価できるとしたら、方向性や狙いといったコンセプトかなぁ。
こじつけで推理するミステリーという発想は悪くないと思います。
ギャグとしてもシリアスとしても面白さを感じられなかったのは、実力不足なのでしょうかね。

「えんため大賞」といえば、野村美月、井上堅二、庵田定夏らを輩出した実績のある賞ですが、ハッキリ言って看板に傷を付けたと思います。
少なくとも、今後世間的な評判を見聞きする前に、新人作品に手を出そうとは思わなくなりました。

文章もつまらないルビを多用しすぎてて辟易とします。
相当なことがない限り、作者の本は今後読むことはないでしょう。

探偵を気取る少年から言い掛かりで犯人扱いされる主人公のギャグ小説

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  明智少年のこじつけ  道端さっと  春日歩  評価D 

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