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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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氷菓 アニメ総評 

氷菓 限定版 第1巻 [Blu-ray]氷菓 限定版 第1巻 [Blu-ray]
(2012/06/29)
中村悠一、佐藤聡美 他

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【評価……A-
作画 ★★★★★★★★★ … 9
演出 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
脚本 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
音楽 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
声優 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
安定感
ミステリー
構成



 ★★★★★★★★ … 9
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8




1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話13話
B+B+B+BB+B-BBB+A-A-A-A-
14話15話16話17話18話19話20話21話22話
AA-A-A-BBB+BB+

【総評】


米澤穂信氏の古典部シリーズがアニメ化される。
しかも、その制作が数々の流行を生み出した京都アニメーションだと聞いた時は驚きました。
原作未読だったので、もっと堅苦しい作風だと思っていたんですよね。
蓋を開けてみれば、アニメとしても十分魅力の伝わってくる作品でした。

やはり京アニは凄いと思わせてくれるのが、美麗な作画。
一定の水準で質を保っており、作画崩壊なんて言葉が全く出てきませんでした。
推理モノなので、派手にアクションを要求されるシーンはありませんが、細かな動き一つ一つが楽しませてくれています。
飽きさせない構図や豊かな表情が素晴らしかったです。
1話だけは演出がやり過ぎだと思いましたが、2話目以降は落ち着きましたしね。

話の内容も面白かったです。
推理小説といっても、殺人事件が起きるわけではなく、日常生活における謎という観点なのが良かった。
主人公・折木奉太郎の推理力の凄さを感じさせられる脚本で、一緒に考えるのが楽しかったです。
基本的には長編の練り込み具合が良く出来ており、物語に夢中にさせられました。
特に文化祭編である「クドリャフカの順番」は、散らばった謎が集結していく展開に胸が熱くなりましたね。
サイドストーリーも惹きつけられるものがあり、お料理研の催しは、現実の文化祭でもあれば面白そうな企画だなぁと思いました。

登場人物もレギュラーは少ないだけあって、よく掘り下げられていました。
省エネモードの折木を動かすヒロイン・千反田えるの気になる発言は、定番だけど力強い。
キャラ設定を印象付ける上で、非常に有効的でした。

福部里志の信念がないようで拘りが捨てられない性格が好きです。
主人公以外の男はただの賑やかしになりやすいところで、彼は折木にとって重要なパーソンとなる場面が数多くありましたね。
伊原摩耶花が彼を慕うのも分からないでもないなと思いました。
えるとはまた別の意味で感情的な彼女ですが、強気な彼女の言葉には、決して嫌な感情を抱きませんでした。

推理モノは、小説だと気軽に読み返せたり自分のペースで読めるため理解しやすいのですが、アニメだと言葉を並べられただけで意味が頭に入ってこない時があります。
そのため構成や台詞が重要となってくるのですが、この作品で引っ掛かりを覚えることはなかったですね。
一度見ただけで流れが分かるようになっていました。

原作ストックがないようなので、すぐには難しいでしょうが、将来二期には期待したいなぁ。
もちろん、その時も京アニにお願いします。

テーマ: 氷菓

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  氷菓 

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