2012年 年間読書記録
2013/01/02 Wed 23:58:58 [edit]
2012年を振り返って、読書記録をまとめてみました。
▼年間ベストライトノベル
『サクラダリセット7
BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA』
※各評価の並びは感想を書いた順です。
2012年個人的最優秀作品は、河野裕さんの「サクラダリセット7 BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA」を選ばせて頂きました。
見事な終幕で、素晴らしい一冊だったと思います。
今年読了&感想をアップロードした作品内で、唯一のA作品だったので、当然の結果とも言えます。
シリーズとして考えると「ココロコネクト」や「ベン・トー」も候補に挙がってくるのですが、一冊だけで評価をすると、頭一つ抜けていた印象を抱きました。
2011年の読書生活は、不完全燃焼でした。
まだ上半期は例年通りで良かったのですが、下半期の数値は酷いものですね。
感想数なんて、9月以降に5冊しか更新できていませんよ。
主にラノベ感想をメインコンテンツとして管理しているのに、これは情けない。
理由を考えてみると、大きく分けて3つあると思います。
まず1つ目は、8月以降はドラクエ10に時間を割くことが多くなったこと。
一日の自由時間の多くをゲームに費やした結果、読書時間は確実に減少しました。
しかし、それだけでは説明が付かないことがあります。
2つ目。
面白いと思える本に出会えなかったこと。
評価配分を見ても分かりますが、どうも当たりを引く確率が悪かったです。
夢中になれる本であれば、ゲームなんて放り出して読み耽ってしまうのですが、残念ながらそんな本は数えるほどしかありませんでした。
ただ、この記事を書く前はそう思っていたんですけど、こうやって振り返ってみると意外と楽しめた作品は多かったような気がしますね。
3つ目。
ラノベの流行に肌が合わなくなってきたこと。
年齢的な問題なのか、それとも好みの問題なのか。
何でもありなのがラノベだと思うのに、ジャンルに偏りがあり過ぎる。
売り上げ重視するのは結構ですけど、それにしても安易にエロ方面へと傾くのはいかがなものかと。
タイトルをやたらと長くしても、逆に購買意欲が落ちてしまいます。
既存シリーズはともかく、新作で満足できた作品は、本当に少なかったです。
以上が読書数と感想数の減少の要因かなと思います。
これらを踏まえて、今年はもう一度頑張って読み込んでいきたいですね。
とりあえず決めかねていた今年の目標ですが、最低限自分が満足できる読書生活を送りたいなと思います。
▼年間ベストライトノベル
『サクラダリセット7
BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA』
![]() | サクラダリセット7 BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA (角川スニーカー文庫) (2012/03/31) 河野 裕 商品詳細を見る 【評価……A】 (感想) |
月 | 月間マイベスト作品 | 読書数 | 感想数 |
1 | サクラダリセット6 BOY,GIRL and ―― | 5冊 | 9冊 |
2 | 豚は飛んでもただの豚? | 5冊 | 4冊 |
3 | ココロコネクト ユメランダム | 8冊 | 3冊 |
4 | サクラダリセット7 BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA | 5冊 | 6冊 |
5 | 暴風ガールズファイト2 | 12冊 | 15冊 |
6 | ベン・トー9 おかずたっぷり!具だくさん!香り豊かな欧風カレー弁当すぺしゃる305円 | 9冊 | 15冊 |
7 | 空ろの箱と零のマリア5 | 5冊 | 3冊 |
8 | とある飛空士への夜想曲 下 | 7冊 | 7冊 |
9 | ココロコネクト アスランダム | 4冊 | 1冊 |
10 | バカとテストと召喚獣10.5 | 6冊 | 1冊 |
11 | 東京レイヴンズ8 over-cry | 5冊 | 2冊 |
12 | バッカーノ!1935-A Deep Marble | 5冊 | 1冊 |
年間 | サクラダリセット7 BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA | 76冊 | 67冊 |
評価 | S | A+ | A | A- | B+ | B | B- | C+ | C | C- | D | E |
数 | 0 | 0 | 1 | 7 | 13 | 14 | 12 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 |
【評価……A】 サクラダリセット7 BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA 【評価……A-】 サクラダリセット6 BOY, GIRL and ―― ココロコネクト ユメランダム 塩の街 東京レイヴンズ7 _DARKNESS_EMERGE_ 暴風ガールズファイト2 ベン・トー9 おかずたっぷり! 具だくさん! 香り豊かな欧風カレー弁当すぺしゃる305円 ココロコネクト ステップタイム 【評価……B+】 豚は飛んでもただの豚? カミオロシ弐 ~人形供養の儀~ ビブリア古書堂の事件手帖2 ~栞子さんと謎めく日常~ テルミー2 きみをおもうきもち はたらく魔王さま!4 暴風ガールズファイト 豚は飛んでもただの豚?2 とある飛空士への夜想曲 上 ソードアート・オンライン9 アリシゼーション・ビギニング ドラフィル! 竜ヶ坂商店街オーケストラの英雄 灼熱の小早川さん 僕は友達が少ない8 “葵”ヒカルが地球にいたころ……1 【評価……B】 アクセル・ワールド9 ―七千年の祈り― ボンクラーズ、ドントクライ あなたが踏むまで泣くのをやめない!! バッカーノ!1932-Summer man in the killer AHEADシリーズ 終わりのクロニクル7 バカが全裸でやってくる Ver.2.0 俺の妹がこんなに可愛いわけがない10 明日から俺らがやってきた ミニッツ ~一分間の絶対時間~ ゴールデンタイム4 裏腹なるdon't look back 花の佳音 昨日は彼女も恋してた はたらく魔王さま! 5 ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ 【評価……B-】 人見知り部は健全です2 バカとテストと召喚獣10 ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! Extradisc 龍ヶ嬢七々々の埋蔵金1 アクセル・ワールド10 ―Elements― 生徒会の十代 碧陽学園生徒会議事録10 変態王子と笑わない猫。4 乙女ゲーの攻略対象になりました…。 俺はまだ恋に落ちていない2 楽園島からの脱出 青春ラリアット!!3 山がわたしを呼んでいる! 【評価……C+】 円環少女 1 バベル再臨 正捕手の篠原さん2 【評価……C】 双子と幼なじみの四人殺し |
2012年個人的最優秀作品は、河野裕さんの「サクラダリセット7 BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA」を選ばせて頂きました。
見事な終幕で、素晴らしい一冊だったと思います。
今年読了&感想をアップロードした作品内で、唯一のA作品だったので、当然の結果とも言えます。
シリーズとして考えると「ココロコネクト」や「ベン・トー」も候補に挙がってくるのですが、一冊だけで評価をすると、頭一つ抜けていた印象を抱きました。
2011年の読書生活は、不完全燃焼でした。
まだ上半期は例年通りで良かったのですが、下半期の数値は酷いものですね。
感想数なんて、9月以降に5冊しか更新できていませんよ。
主にラノベ感想をメインコンテンツとして管理しているのに、これは情けない。
理由を考えてみると、大きく分けて3つあると思います。
まず1つ目は、8月以降はドラクエ10に時間を割くことが多くなったこと。
一日の自由時間の多くをゲームに費やした結果、読書時間は確実に減少しました。
しかし、それだけでは説明が付かないことがあります。
2つ目。
面白いと思える本に出会えなかったこと。
評価配分を見ても分かりますが、どうも当たりを引く確率が悪かったです。
夢中になれる本であれば、ゲームなんて放り出して読み耽ってしまうのですが、残念ながらそんな本は数えるほどしかありませんでした。
ただ、この記事を書く前はそう思っていたんですけど、こうやって振り返ってみると意外と楽しめた作品は多かったような気がしますね。
3つ目。
ラノベの流行に肌が合わなくなってきたこと。
年齢的な問題なのか、それとも好みの問題なのか。
何でもありなのがラノベだと思うのに、ジャンルに偏りがあり過ぎる。
売り上げ重視するのは結構ですけど、それにしても安易にエロ方面へと傾くのはいかがなものかと。
タイトルをやたらと長くしても、逆に購買意欲が落ちてしまいます。
既存シリーズはともかく、新作で満足できた作品は、本当に少なかったです。
以上が読書数と感想数の減少の要因かなと思います。
これらを踏まえて、今年はもう一度頑張って読み込んでいきたいですね。
とりあえず決めかねていた今年の目標ですが、最低限自分が満足できる読書生活を送りたいなと思います。
テーマ: ライトノベル
ジャンル: 小説・文学
タグ: 年末年始まとめ 読書記録
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この記事に対するコメント
新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
この中では、29冊読んでいました。結構楽しめたと思います。
心当たりがあるとすれば、杉井光さんがふらふらといろんなシリーズを始めて、ひとつのシリーズに集中しないことも、ラノベ界がよくならない原因のひとつじゃないかと思います。
このラノ上位作品を新たに読んでみたところ、ツッコミのテンポとかに、バカテス的なものを色濃く感じ、こういうノリが受けるんだなあ、と思いました。
知略で勝負するタイプの主人公の女難とかも受けるみたいですね。 知略が上手くいったり、台無しになったりするのは、読んでいて楽しいです。
お店を営業していたら、人間関係のささいなすれ違いが見え隠れしたりする類の作品も、ほそぼそとでいいから続いていってほしいです。
長いタイトルをつけて、女の子をたくさん出しても、作者が本当に変態でなければ、このラノ上位には食い込めないってことを学習して、その作家さんの持ち味が活きる作品を書いてほしいなあ、とは思います。最先端を行く作品と、二番煎じの作品の差は、ある程度分かるものだと思いますし。 硬派な作品が、売れなくて短めに終わってしまう現状も、何とかできないものかとやきもきします。
ライトノベルは、3年くらいでほとんど作品が入れ替わりますから、何とか新シリーズの中から、肌に合うものを取捨選択していかなければいけませんね。
この中では、29冊読んでいました。結構楽しめたと思います。
心当たりがあるとすれば、杉井光さんがふらふらといろんなシリーズを始めて、ひとつのシリーズに集中しないことも、ラノベ界がよくならない原因のひとつじゃないかと思います。
このラノ上位作品を新たに読んでみたところ、ツッコミのテンポとかに、バカテス的なものを色濃く感じ、こういうノリが受けるんだなあ、と思いました。
知略で勝負するタイプの主人公の女難とかも受けるみたいですね。 知略が上手くいったり、台無しになったりするのは、読んでいて楽しいです。
お店を営業していたら、人間関係のささいなすれ違いが見え隠れしたりする類の作品も、ほそぼそとでいいから続いていってほしいです。
長いタイトルをつけて、女の子をたくさん出しても、作者が本当に変態でなければ、このラノ上位には食い込めないってことを学習して、その作家さんの持ち味が活きる作品を書いてほしいなあ、とは思います。最先端を行く作品と、二番煎じの作品の差は、ある程度分かるものだと思いますし。 硬派な作品が、売れなくて短めに終わってしまう現状も、何とかできないものかとやきもきします。
ライトノベルは、3年くらいでほとんど作品が入れ替わりますから、何とか新シリーズの中から、肌に合うものを取捨選択していかなければいけませんね。
URL | 紫電 #-
2013/01/03 21:57 * 編集 *
>紫電さん
2012年中に読書済みで感想が書けなかった作品をいれると、きっと更に数は増えるんでしょうね。
杉井さんの作品は、個人的に合う合わないが結構激しかったりします。
複数のシリーズを同時に扱っている作家さんというと、成田良悟さんもそうですね。
まぁどちらも執筆速度は早い作家さんなので、出来ることなんでしょうね。
ラノベ業界は、流行に乗っかるペースが、漫画やアニメと比べると早いのが特徴かな。
3ヶ月もあれば一つの物語を完結させることが出来ますから、重宝されるんだと思います。
昨今のラノベのアニメ化が多いのもそのためでしょうしね。
硬派な作品は増えて欲しいですよねー。
本当は発売されているのかもしれませんが、なかなか見つけられていません。
追いかけているシリーズが多過ぎるんでしょうかね。
2012年中に読書済みで感想が書けなかった作品をいれると、きっと更に数は増えるんでしょうね。
杉井さんの作品は、個人的に合う合わないが結構激しかったりします。
複数のシリーズを同時に扱っている作家さんというと、成田良悟さんもそうですね。
まぁどちらも執筆速度は早い作家さんなので、出来ることなんでしょうね。
ラノベ業界は、流行に乗っかるペースが、漫画やアニメと比べると早いのが特徴かな。
3ヶ月もあれば一つの物語を完結させることが出来ますから、重宝されるんだと思います。
昨今のラノベのアニメ化が多いのもそのためでしょうしね。
硬派な作品は増えて欲しいですよねー。
本当は発売されているのかもしれませんが、なかなか見つけられていません。
追いかけているシリーズが多過ぎるんでしょうかね。
URL | 秋空翔 #3huMpp/w
2013/01/09 00:11 * 編集 *
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