『ひだまりスケッチ 』7巻 感想
2012/12/20 Thu 23:27:15 [edit]
![]() | ひだまりスケッチ (7) (まんがタイムKRコミックス) (2012/12/19) 蒼樹 うめ 商品詳細を見る |
ひだまりスケッチ第7巻を購読しました。
1年4ヶ月振りとなる新刊ですね。
あったか~い雰囲気が大好き。
受験話が含まれているのに、胃の痛くなるようなシリアスさは皆無です。
予想通り、現在絶賛放送中であるアニメ第4期で描かれたエピソードが多く含まれた内容でした。
そのため、新鮮な感覚はあまり味わえませんでしたが、うめてんてーの描く線は、原作漫画ならではの温もりを与えてくれます。
ほっこりと和やかに笑えるシーンが多く、今回も楽しい一冊でした。
ひだまり荘に来訪したなずなの両親に料理を振る舞う話。
嘲笑という名のドヤ顔ゆのっち。
沙英と乃莉のまったり一夜。
ありささんとのデート。
やまぶき祭準備編と当日編。
大家さんと人生体験ゲーム。
試験勉強に励むひだまり荘の住人達。
この辺りは、既に4期にてアニメ化されたお話ですね。
おそらくこの7巻に収録されているエピソードの残りもアニメで描かれるのでしょう。
そう考えると、原作ストックを使い切っているんですね。
今現在発売中の「まんがタイムきららキャラット」に掲載されている話が、7巻の最終話となっているので、かなりギリギリ&ハイペースで刊行されているのが分かります。
まさか受験の結果までもが収録されているとは思っていませんでした。
この雰囲気だと、沙英とヒロが卒業しても、まだ連載は続きそうかなー?
やはり、主人公であるゆのが3年生となり、どのような進路を選ぶのかを描いてこそ、ここまで積み重ねてきた成長物語が完成するのだと思います。
アニメで先に観た話を改めて読むと、オリジナル要素のプラスが上手いなと感じますね。
例えば、ありささんにコンペ勝ち取った話をして、やまぶき祭に来てもらう流れは秀逸だと思います。
やまぶき祭といえば、お化け屋敷の道中や、乃莉の劇の話などもナイス追加でしたね。
原作ならではの良さというと、うめてんてーしか再現できないデフォルメされたキャラ絵の比率。
とんでもなく横長で崩れているはずなんですが、何故か可愛いという不思議なバランスで成り立っています。
沙英の妹の智花は、たぶん原作では初登場ですよね。
ゆの達との接点がないため、このエピソードはアニメと大きく違いがありました。
見知らぬ女の子を想像するゆのや宮子達が面白かったです。
最もニヤケられたのは、夏目が沙英からクリスマスパーティーに誘われる回。
とうとうひだまり荘にお呼ばれした夏目のデレデレ具合がたまりません。
定番ネタが随分と強調されるようになりましたね。
ヒロは、元から体重を気にする娘だったけど、以前にも増して反応が過敏になっていませんか?w
宮子のからかいもレベルアップし、結構キツイこと言っちゃってますし、実際にもりもり食いまくっているしw
その宮子の金欠設定も繰り返し使用されるようになってきました。
でも、ネタ切れという感じはなく、更に掘り下げられるのかと感心させられるほどです。
新しい形としては、ゆのがボケて、乃莉が突っ込むのがパターン化しつつありますね。
シュールな天然ボケを発揮するゆのに、冷静な乃莉は相性がいい。
それに対して、なずなと乃莉が絡むと、大抵なずなが泣きますねw
それはそれで楽しいw
表紙絵は、ゆのと吉野屋先生。
カバー裏の解説で、おっぱいを押し付けていることが描いてあって笑ったw
次巻が最終回でなければ、大家さんになると予想。
今回も満足できる内容でした。
是非ともまだまだ続いて欲しい作品ですね。
テーマ: ひだまりスケッチ
ジャンル: アニメ・コミック
タグ: ひだまりスケッチ ひだまりスケッチ(巻感想) 蒼樹うめ
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