明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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山がわたしを呼んでいる! 

山がわたしを呼んでいる! (メディアワークス文庫 あ 5-2)山がわたしを呼んでいる! (メディアワークス文庫 あ 5-2)
(2011/08/25)
浅葉 なつ

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読書期間:2012/7/11~2012/7/13

【評価……B-
発想 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
知的好奇心





 ★★★★★★☆☆☆ … 7






 草原でくつろぐ羊や馬。暖炉にロッキングチェア。そんな場所を夢見ていた女子大生あきらのバイト先は、想定外のオンボロ山小屋だった!つかみどころのないセクハラ主人をはじめ、口の悪い先輩、マニュアルが手放せない同僚、そしてなぜか正体不明の山伏まで居座っていて大混乱!
 お風呂は週一!?キジ打ちって何!?理想の女性になるために来たはずのあきらが巻き込まれていく、標高2000メートルのアルバイト!
 第17回電撃小説大賞<メディアワークス文庫賞>受賞者・浅葉なつの受賞後第一作!

【感想】


山を愛する人々が多く登場する山岳小説。
受賞作は未読なので、作者の本はこれが初読となります。

明確なテーマや環境を用意して、そこで生きる人々を描くメディアワークス文庫の王道的な一冊。
ストーリーに強烈なインパクトがあるわけではなく、知識や情報で肉付けされた作品ですね。
興味が湧く題材だったので手を取ってみましたが、期待通りに楽しむことが出来ました。

主人公は山に軽装で挑む無鉄砲な女子大生・あきら。
憧れの女性像である女優が、山で憩いのひと時を過ごしたという雑誌の記事を読み、勢いで山小屋のバイトを引き受けてしまう。
しかし、彼女が抱いていた想像図はそこにはなく、あるのは厳しい山生活の実態だった。
個性的な男性陣に囲まれながら、あきらは山の魅力と怖さに惹きつけられていく――という物語。

定番といえば定番。
理想とかけ離れた現実に打ちのめされ、山を下りようと考えるも、少しずつ山の良さを見つけていく展開は、分かっていてもニヤリとしてしまいますね。
どちらかといえば初心者向けですが、ベテラン登山者の方にとっては共感を覚える内容があるのかも?

正直あきらほどではないにしても、山に関する知識は大して持ち合わせていません。
まぁ、さすがに準備もなしに登山を始めるほど馬鹿ではありませんが。
山小屋の住人達が教えてくれる基本的な知識をあきらと同様に吸収していくことで、山の醍醐味を徐々に理解出来るようになっていきます。
もっと山について知りたいと勉強欲を刺激させれくれますね。

毎年山を甘く見た人間が、ノリだけで登ろうとして事故となるニュースを見かけます。
それだけ山は、人間からすると死に近い場所なんだと思います。
この本を読んで、正しく知識を身に付けた人が、山登りを始めたら素敵ですね。
残念ながら、個人的には体力がないので山登りは難しそうですが、身体の芯まで凍えそうな澄んだ空気を吸って、絶景の空と斜面と太陽を拝んでみたいなと思わせてくれました。

小説としては、物語が過去話の比率が高過ぎるかなと思いました。
恋愛要素は、ほんのりと匂わせる程度で、本筋にはさほど関わってきません。
登場人物を把握するのが難解で、誰が喋っているのか、名前と設定がなかなか結びつきませんでした。
キャラ的な魅力は、もう一歩といった感じでしたね。

表紙絵は方密さん。
「旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。」の挿絵担当の方ですね。
本当にあきらがこの格好で標高2000メートルの山を登りきったのならば、山を知る人間から怒られても仕方ないなと思います。

初心者向け登山用参考書としても有用なドラマチック山岳小説

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  山がわたしを呼んでいる!  浅葉なつ  方密  評価B- 

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この記事に対するコメント

山に呼ばれていたのも昔の話

 ほんと、期待通りの作品でしたね。こういった作品の受け皿になるのも、メディアワークス文庫の存在意義のひとつだと思います。
 さすがにこの本を読んだ読者は、軽装で山に入ろうとは思わないと思います。 
 
 昔ちょっと山に登っていましたが、知識は不足していたんだなあ、と実感しました。思っていた以上に大変なことがたくさんあるんですね。

 キャラの中では、マニュアルがないと生きていけない曽我部が個人的には珍しかったです。ああいうタイプが山小屋で鍛えられていくのはいいかもしれませんね。

 イラストはあの人でしたか。以前読んだことのある作品の絵師さんが元気に仕事をされているのを知ると嬉しくなりますね。

URL | 紫電 #-

2012/11/12 02:47 * 編集 *

>紫電さん
この手の作品だと外れが少ないから助かります。
残念ながら、無難な物が多くて、大当たりも少なくなってしまうんですけどね。

ラノベにしろ本を一定量読むだけの教養があれば、準備なしに登山に挑むのが如何に無謀なのか知っていると思います。
だからこそ、この導入に惹かれるんですよね。
まぁ、曽我部みたいにマニュアル必須だと、臨機応変な対応に追われる山では厳しいだろうなぁと想像できます。

イラストレーターの方密さんですが、今はまんがタイムきらら系統で4コマ漫画を連載中のようですよ。
僕も最近知ったばかりですので、読んだことはないんですけどね。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2012/11/14 00:00 * 編集 *

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