明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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俺はまだ恋に落ちていない 

俺はまだ恋に落ちていない (GA文庫)俺はまだ恋に落ちていない (GA文庫)
(2011/11/16)
高木 幸一

商品詳細を見る
読書期間:2011/12/27~2011/12/31

【評価……B-
発想 ★★★★★☆☆☆☆☆ … 5
設定 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
青春
ラブコメ
コメディ



 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5




 「……ふん。さっすが男に縁のない女子校ちゃんは、がっつき具合がはんぱないわ」
 「……かく言うあなたは、たった二回しか会ったことのない殿方に、なにかご用でも?」
 「今で三回目よ。つまりあんたより多いわけ。分かる?」
 高校生・赤井公は友人の田所からふたりの妹・恵衣美と詠羅を紹介される。活動的なロングヘアの高校生・恵衣美。占いが好きなショートカットの中学生・詠羅。会うたびに、ふたりと仲が良くなっていく赤井だが、ふたりの仲は最悪の関係!?
 GA文庫大賞≪期待賞≫を受賞のトライアングル・ラブコメディ!キミは運命の出会いを信じるかい?

【感想】


第3回GA文庫大賞≪期待賞≫受賞作。
友人の妹二人と仲良くなる三角関係モノの青春ラブコメディです。

「期待賞」だったのが何となく納得できる作品でした。
悪所も目につくけれど、今後の伸びに期待したくなるような原石ではあったと思います。

高校2年生の赤井公が友人である田所祐一から二人の妹を紹介されるところから始まります。
一人は、活発で言葉使いが人懐っこい高校1年生・田所恵衣美
もう一人は、生真面目でお淑やかな中学3年生・田所詠羅
でも、この妹達は口を開けば、互いの罵詈雑言ばかり。
そんな仲の悪い姉妹に挟まれる形で、赤井と彼女達の交流が育まれていく展開です。

ラブコメとして楽しいか?と問われると、正直なところ首を傾げます。
ラノベではよくあることなんですけど、ヒロインが主人公に惚れる理由が省かれ過ぎです。
ヒロインが二人ともキャラ属性だけの提示で終わってしまっていて、魅力を掘り出しきれていないように感じられるのも問題ですね。
ページ数が270p程度で、ヒロイン二人に加えて脇役が妙に多いこともあって、描き切れていません。

その一方で、主人公の赤井は、適度に軟派でありながらも芯の通ったイイ男でした。
自己中心的だと自覚しつつも、他人のために行動が出来て、サラッと問題解決してしまう手腕は、友達にだったら頼もしいだろうなと思わせてくれます。
でも、そういった男気を見せる前から女の子が靡いているんですよねぇ。
せっかく中盤で主人公が活躍する話を書けているのに、ヒロインの内面でギャップが発生していないのは勿体無い。
女の子は、恋に落ちた瞬間こそ可愛いんですから。

赤井に関しては、タイトル通り「まだ恋に落ちていない」状態なんでしょうね。
他人との距離感が近いようで、密着はさせないという気質があります。
この辺りは、追々語られていくことになるんでしょう。

文章は、基本を抑えておりスラスラと読めます。
ただし、会話のギャグセンスだけは微妙で、コメディとしては笑えるシーンはほぼありません。
「え?そこ笑うところなの?」とポカーンとする場面が、しばしば。
口喧嘩も面白味がないわけではないんですけど、旨味を得られる部分が少ない。
感性が独特なのか、それとも個人的に合わなかっただけなのか。

ストーリーは、まだ序盤もいいところで、スタートラインに立ったところです。
その割には、赤井は何も知らされずに重大な選択を迫られたりしているのですがね。

投稿作品のはずが、複数巻を前提で練られているように感じるのは編集の指示っぽい。
明らかに顔見せ程度しか出番のないクラスメイトや、伏線張ったままの設定が随所に見られます。
そもそもダブルヒロインのはずが、表紙絵が恵衣美だけというのもおかしな話ですしね。

新人らしく荒削りな作品で、数字で評価をすると辛口となるのは避けられません。
しかし、地味ながらもファンタジー色を出さないよう徹したのは評価したい点です。
イマドキのラブコメ作品とは違い、無意味なエロ要素が皆無なところも気に入りました。
一般向けにも通用する庭さんの絵との相乗効果も良かったと思います。
絵に釣られて購入しましたが、悪くなかったですね。

険悪な姉妹2人から気に入られた男子高校生の積極的な行動が格好良い

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  俺はまだ恋に落ちていない  高木幸一  評価B- 

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この記事に対するコメント

俺はまだ2巻を読んでいない

 2011年分の感想記事終了お疲れ様でした。2012年の分も期待して待っています。

 12月に読了されていた本の中で、この作品については特に言及されていませんでしたし、アマゾンのレビューを調べてみたところ、『書き慣れていない人が書いている』とあったので、恐いもの見たさで読んでみることにしました。

 まずは表紙絵の選択について酷評します。表紙をめくって出てきた絵を見たとき、「なぜこの絵にしなかったし」と思いました。この絵なら、本の内容が一目で表現されています。普通に書店で見かけた場合、この表紙絵ならスルー、中の絵なら買ってる、くらいの差があると思います。GA文庫を推しているらしいアニメの中でも、中の絵が使われていたのが妙に嬉しかったです。
 あと、各章の扉絵で同じ絵を使いまわしたのも、ないよりはよかったですし、労力の削減につながったと思います。それに、背中合わせの絵を僕は好きですし。

 冒頭のシーンから、主人公と悪友がヒロイン姉妹の兄の引越しを手伝いに来ていて、そこにヒロイン姉妹がやってきて物語が展開するので、誰が誰だかよく分かりませんでした。 でも読み返してみたら、そこまで不親切な描写でもなかったかもしれないと思いました。
 姉妹の名前が恵衣美(えいみ)と詠羅(えいら)っていうのも覚えにくかったです。 誰もそんな呼び方はしませんが、「恵衣美お姉ちゃん恵衣美お姉ちゃん」と唱えて覚えました。

 作者さんが今時のライトノベルに染まりきっていないところが、このシリーズの特色なんでしょうね。小手先の技よりもノリで勝負するタイプでしょうか。

 GA文庫は挿絵が多めだと見ていいですか? 庭さんの絵がいっぱい見られてありがたかったです。

 ヒロイン姉妹、特に姉の方は、主人公のことをどう見るか以前に、張り合う気持ちが先にある感じですね。紹介文でも何回会ったかとかで競ってますし。

 姉の恵衣美は、止まっていれば清楚な黒髪ロングなんでしょうけど、活力があふれていて感情が忙しく変化していると思います。79ページの挿絵とか、普段とは違った一面を見せていて興味深いと思ったりはしました。
 でもまあ二者択一するなら、妹の詠羅の方が、庭さんならではの絵のよさも引き出せていますし(ショートカットのうなじが僕の目を引きつけます)、毛布のくだりの恥じらい具合なども好きです。

 サブキャラの空河のタイプは僕にとってお腹いっぱいでした。

 兄の田所祐一が、引越す前はあの家で暮らしていたというのは想像するのが難しいですね。家を空けることが多かったというのもうなずけます。

 そうそう。あとエスカレーターのシーンが好きです。

 「女の子は、恋に落ちた瞬間こそ可愛い」というのはいい言葉だと思いました。 どのジャンルの作品でもその言葉は共通することだと思いますが、特に青春系におけるそういう瞬間はたまらないものがあるかもしれないと思ったりしました。  

URL | 紫電 #-

2012/04/12 01:43 * 編集 *

>紫電さん
いつも感想コメントありがとうございます。
今年分もよろしくお願いします。

表紙絵に関しては同意。
白背景にヒロイン一人という縛りなんてないんですから、多少ゴチャゴチャしようともヒロイン二人、もしくは口絵1枚目のように主人公の腕を取り合う絵にした方が良かったと思います。
同じく妹達の名前が覚え辛いのも賛同します。
しかも、山城の妹が映子(えいこ)なんですよね。エイから始まる名前にする必要性が分かりません。
些細なことではありますが、細やかな積み重ねが質を上げていくものだと思うので、この辺りは精進していただきたいところです。

恵衣美に対して、詠羅の見せ場が少なかったのは、明らかに2巻への持ち越しですね。
今のところ、ヒロイン二人は好みからちょっと離れているので、良さを引き出してくれると嬉しいのですが。

漫画でもそうですけど、女の子が恋に気付く瞬間って魅力的ですよね。
目を丸くして「ドキッ」という音喩が出るシーンは、大好物です。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2012/04/14 01:50 * 編集 *

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