明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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正捕手の篠原さん 

正捕手の篠原さん (MF文庫J)正捕手の篠原さん (MF文庫J)
(2011/10/22)
千羽カモメ

商品詳細を見る
読書期間:2011/12/1~2011/12/2

【評価……B-
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
物語 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
文章 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
コメディ
ラブコメ




 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6





 「青春の日々は短い。どれだけ短いかというと、文庫本で2ページぐらいだね。」
 明神学園2年生の篠原守は野球バカの優等生。今日も今日とて、仲間たちと一緒に青春の汗を流しながら栄光の甲子園を目指す……ということはなく、お嬢様マネージャー・深見月夜にイタズラされ、全然野球をしらない顧問の涼子先生をからかったり、突然、妹の篠原杏が選手志望で入部してきたり、エース投手の綾坂真琴が、実は女の子だったり(!?)と、あまり野球ができない日々を過ごしているのだった……。
第7回新人賞【審査員特別賞】受賞、史上初(!?)2ページ青春ショート!全95話収録!!

【感想】


一風変わった1話2ページの青春ショートショート。
MF文庫にしては珍しい作風ですね。

小刻みかつ一定のリズムで訪れるオチが、四コマ漫画を彷彿とさせます。
イメージとしては、一口で食べられる小袋菓子の詰め合わせみたいな感じ。
満足感は得られにくいけど、気が付いたら何個も口に運んでしまっているような要素があります。

ライトノベルと呼ぶぐらいですから、1話2ページ形式自体は大いにありだと思います。
軽快なテンポで綴られるためか、どこでも区切りがつけられるはずが、逆にサクサクと読み進めてしまいます。
オチっぱなしでツッコミが不足気味ですが、これは好みの問題でしょう。
ただ前半は頑張っていたんですけど、後半は2ページで区切る必要性が薄く、形に嵌めこんでいるだけのように見えましたね。
明らかに物語としてのボリュームが足りていませんし、この形式の難しさを実感しました。

題材が野球ということで興味を引きました。
でもこれ、野球ラノベではなく、野球部ラノベですね。
ガッツリと試合をやることは一切なく、ゆるい野球部の日常を描いた作品です。
野球の知識がなくても大体分かるようになっているので、単純に部活モノの一種として楽しむこともできます。
とはいえ、単語の説明などが全くないのは、少々不親切かなと思いました。

甲子園を目指す硬式野球部のはずなのに、何故か男の出番は主人公以外ほとんどありません。
口絵を見たら女の子ばっかりだったので、女子野球部の話かと思いましたが、ちゃんと男子野球部の話でした。
あくまで野球部を舞台として用意しただけで、女の子を可愛く見せることに神経を注いだってことなんでしょう。

ちなみに、紛らわしいことに表紙絵の女の子は篠原さんではなく、主人公の名前です。
表紙絵の女の子でエース投手の綾坂真琴がメインヒロインなのかというと、それまた微妙なライン。
少なくとも序盤は圧倒的にお嬢様兼幼馴染み・深見月夜の方が、主役を張っています。
周囲にバレないよう男装する真琴さんも可愛いんだけど、好きな相手の気を引きたくてイタズラする中学生みたいな深見さまは微笑ましくてたまりません。
いつも楽しそうにニコニコとしていて、照れる様子をあえて見せないのが逆に良かったですね。

イラストは、3DSソフト「閃乱カグラ」で有名となった八重樫南さん。
柔らかいフォルムと丸みを帯びた線が、作風にもマッチしていて溶け込んでいました。
ただ、画力は高いのに、ラフっぽい絵がちらほら見られたのは勿体無い
労力を惜しまなければ、絶対もっと完成度が高まっただろうに。

気軽に読める一冊ではありましたね。
それこそ四コマ漫画が好きな人なら楽しめるのではないかなと思います。

練習がぬるめの野球部を舞台とした青春ショートコメディ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  正捕手の篠原さん  千羽カモメ  八重樫南  評価B- 

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この記事に対するコメント

目指せアニメ化!

 一人きりの表紙でこの作品を表現するのは難しいな、と思いました。
 深見さん(ロングハルヒ)と綾坂さん(男装ポニテ)と篠原さん(ツッコミメガネ)と涼子先生(ほんわかピンク)の4人に、豆サイズの男子野球部員をちりばめたいところです。
 実際、4コマ漫画の表紙なら、グループ単位で描かれていても自然ですもんね。

 あと、4コマ漫画だったら没になるようなネタでも、この形式ならゴリ押しで何とかなるあたりもお得です。

 MF文庫Jですし、メディアミックスしてこそ活きると思いました。2分でも3分でもいいからアニメにするべきだと考えました。
 用語に対する説明不足も、アニメやコミックスなら脚注がつけられそうですし。

 深見さんの日々の行動は、この形式によく合ってましたね。
 野球に対して苦手意識のある涼子先生のネタも、形になっていたと思います。
 一応真面目に野球をしているところが作品のウリだと感じたので、主人公の妹はあんまりありがたくなかったです。

 幕間もいろいろとページを有効活用していたと言えるんじゃないでしょうか。

 『倒錯』と書いて『おうどう』と読みたい僕にとっては、応援していきたい作品になりました。

URL | 紫電 #-

2012/03/22 00:00 * 編集 *

>紫電さん
メイン4人の中に、妹の杏ではなく涼子先生を選ぶ辺り、紫電さんの好みが浮き出ていますねw
タイトルを主人公の名前にしたものですから、余計にピンの表紙絵が難しいですね。
もしも、もっと野球に密接する内容だったら、ポジション別に表紙を飾るという遊びも面白かったかもしれません。

しかしながら、メディアミックスは難しいタイトルだと思います。
2ページのショートショートラノベという売りが、他では活かし辛いですからねぇ。
それなりに楽しめてはいますが、内容も売り上げも至らない点が目立ちます。
あるとしたら、それこそ四コマ漫画化くらいですかねー。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2012/03/24 04:02 * 編集 *

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