明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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変態王子と笑わない猫。3 

変態王子と笑わない猫。3 (MF文庫J)変態王子と笑わない猫。3 (MF文庫J)
(2011/05/25)
さがら 総

商品詳細を見る
読書期間:2011/10/20~2011/10/22

【評価……B-
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
物語 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
挿絵 ★★★★★★★★★
 … 9
ラブコメ
変態




 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7





 体育祭が迫る九月の朝。のどかな二人乗りの最中、ちっちゃな宇宙怪獣ツインテールが降ってきた。『完璧』な笑い方をするその女の子は、ぼくにロケットダイブして、「にひー。だーれだ!」「え?」「よーとおにーちゃん、だいすき!」「えええ!?」「どういうことですか」「え?」「どういうことですかロリペドさん」「ええええ!?」――そして平穏だった学校に『笑わない猫』の笑う声がする。校舎はイタリア、水着が制服、横寺王子は今日もみんなの人気者!……いやいや待てよ、なにがどうしてこうなった。もしかして、ぼくを悩ませ続ける『小豆梓問題』と関係が――?
 大人気爽やか系変態ラブコメ第3弾!今度は妹王座決定戦だ!(逆襲?う、うん!)

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


恥を捨てた少年と、その変態に何故か惚れる女の子達の可笑しなラブコメディ、第3巻。
売り上げ的にMF文庫の次世代エースといったところでしょうか。

表紙に登場したのは、新キャラである謎の幼女・エミ
初っ端から立ち位置が怪しい彼女が、横寺の周囲を大きく掻き乱すストーリーとなっています。
順番的に考えれば、表紙は鋼鉄さんだと思うんですけどね。
まぁ、2巻も表紙を飾った小豆梓が不遇なポジションだったので、このシリーズにおいてはあまり関係ないのかもしれません。

ギミックに凝ろうとした結果、物語が壊れてしまったような……。
理解力が乏しいと言われるとそれまでなのかもしれませんが、これはややこしいという問題ではなく、状況を説明する気がない類の文章に感じられました。
元々、主人公の一人称が妄想寄りなこともあって、実際に起きていることなのか、空想上の出来事なのかが分かり辛いという特徴はありましたが、更に拍車が掛っていますねぇ。

もう少し視野を広げて欲しいかなぁ。
一文そのものは面白味があるけれど、段落としては前後の繋がりが弱くて読み辛い。
シーン毎の見所もハッキリしているのは長所だけれど、構成に難があります。

ラブコメにシリアス要素を注入した賭けについては、微妙な成否ですね。
個人的には嫌いではないんですが、その割に横寺が軽いノリを継続しているので、アンバランスさに妙な歯がゆさを感じてしまいます。
まぁ、この辺りは賛否両論が激しいでしょうね。

2巻で空気化していた小豆梓のヒロイン的イベントがあってホッとしました。
サブヒロインが増えていき、このまま埋もれてしまわないかと心配でしたから。
新キャラのエミに出番が奪われ気味で、物足りなさはありますけどね。
クーデレ月子よりも、ツンデレ梓の方が好きという人は少ないのかなぁ。

この作品の最も魅力的なところは、カントクさんのイラストであることは間違いありません。
月子を剥かせたり、スク水着せたりというシチュエーション作りは無理矢理でモヤッとしてしまいますが、カントクさんの絵が見たいのなら仕方がないなw
ラストシーンの絵は、構図バランスも含めて素晴らしい一枚だったと思います。

猫神という何でもありな存在がいるため、如何様にも話を広げられますね。
正直、ちょっと予想が付きません。
横寺が全裸姿の月子を目撃するラッキースケベな展開だけはあるんでしょうね、きっと。

水着の女の子達から持て囃される主人公が変態的な行動を繰り返すラブコメ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  変態王子と笑わない猫。  さがら総  カントク  評価B- 

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