明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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ユメオチル、アリス 

ユメオチル、アリス (ガガガ文庫)ユメオチル、アリス (ガガガ文庫)
(2011/03/18)
鮎川 歩

商品詳細を見る
読書期間:2011/10/12~2011/10/17

【評価……B-
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
ダーク





 ★★★★★★★★☆☆☆ … 7






 瞼を閉じて意識を閉ざす。ひたすらに睡眠を貪る。現実逃避は僕の得意技。
 「初めてキミを見たとき、びびっと来たんだ」
 夢の中で出逢った不思議な少女ルルディ。金色の瞳を輝かせながら彼女は言った。
 「ボクと一緒に、夢の世界を究めてみない?」
 ……この夢の世界のさらなる奥に、現実の魔手の届かない究極の理想郷があるのだという。それが「完全明晰夢」の世界、完全に明晰なる夢。その究極の夢見の力を手に入れるため、僕は今日も眠り続ける。現実から逃げて逃げて逃げまくる。所詮、現実なんて単なるゴミクズである。
 「クイックセーブ&ロード」の著者が送る脳内冒険譚!

【感想】


「クイックセーブ&ロード」の鮎川歩氏による新作。
デビュー作が結構面白かったので、手に取ってみました。

虐げられる現実から目を逸らす少年・有栖幹人
彼が夢の中で出逢った謎の少女・ルルディから明晰夢を見るためのコツを授かる。
絶望的な現実から逃亡するため、徐々に夢の世界へと足を踏み出していく。
はたして彼の行く先に待ち構えるものは幸福か不幸か?というストーリー展開です。

相変わらずの鬱々な小説を書く作家さんだなぁ。
前作も苦しかったですけど、今回は最初から状況が厳しい。
しかも、手に入れた能力は夢の中限定であって、むしろ全力で現実逃避をしています。
現実はどうしようもない環境に追い込まれているとはいえ、ラノベでここまで後ろ向きな作品は珍しい。
異能の力を手に入れた段階で積年の恨みを果たすパターンは、よくあるんですけどね。

帯にある「現実なんてゴミクズだ」の一文は実にキャッチーだなと思います。
順風満帆な人生を歩んでいる人なんて一握りでしょうし、誰だって一度や二度、いや、数え切れないくらい不運や運命めいたものを嘆いたりしたことがあるはずです。
夢でもいいから自分の思い通りの世界へ逃げ込みたいという欲求を抱いてしまうのは仕方ないでしょう。
完全に現実を捨てられるかと言われると困るのですが、明晰夢を見る異能は正直羨ましいですね。
逃げているのかもしれませんが、そうでもしないとやりきれないことだってありますよね。
リアルで満たされている人ならともかく、現状に不満がある人なら多少なりとも共感できる内容だったのではないでしょうか。
だからこそ、明るい本が読みたいっていう人にはお薦め出来ませんが。

夢の国の案内人・ルルディは、もっと幻想的なキャラだと思っていたので意表を突かれました。
何故かここだけ妙にラブコメにありがちなラノベキャラで、ある意味ギャップがありましたね。
彼女のお陰で、陰鬱な空気が少し和らいでいました。

雰囲気は出ていますが、前作の窮屈感の方が上かなぁ。
夢と現実の選択というテーマを一貫して描写しているので、ストーリーにブレはありません。
しかし、その副産物として設定的に判明しないまま終わっている部分が多く見られるのが惜しかったですね。

総じて評価すると、悪くはないんですが、続きを読みたいかと問われると微妙なところ。
この話を広げるよりも、新しい舞台を書いて欲しいなーという気持ちの方が強いです。
まぁ、発売したら買うでしょうけどね。

現実で行き詰っている少年に思い通りの夢を見る力が与えられる話

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ユメオチル、アリス  鮎川歩  立花オコジョ  評価B- 

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