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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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東京レイヴンズ5 days in nest II & GIRL AGAIN 

東京レイヴンズ5 days in nest II & GIRL AGAIN (富士見ファンタジア文庫)東京レイヴンズ5 days in nest II & GIRL AGAIN (富士見ファンタジア文庫)
(2011/07/20)
あざの 耕平

商品詳細を見る
読書期間:2011/9/16~2011/9/19

【評価……B+
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
ラブコメ
青春
期待感



 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8




 嵐のような新入生――鈴鹿から解放され、束の間の自由を満喫する春虎と夏目。向かった先は、陰陽塾に所属する上級生のみで行われる、富士山麓の実技合宿所。
 「いやぁー楽しみだなぁ、合宿!」「何しろ『一年には関係ない』もんね!」「いいよなー!」「いいよねっ」
 浮き立つ心をおさえきれずにハシャぎまくる二人。しかし――
 「もうっ!ダーリンたら遅いぃ~~」
 まさかの嵐が再び襲来!!忠義心は人一倍・仁侠式神コンや男装夏目を初恋の王子と慕う京子、そして謎の幼女好きまでが入り乱れ、楽しいはずの合宿は悪夢の合宿へと変貌する!?

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


陰陽塾に通う少年少女たちによる現代ファンタジー、第5弾。
前巻同様、本編と共に短編4編を含んだ構成となっています。

安定して面白いなぁ。
主要キャラが確立してきたことで、物語に没頭できるのが大きい。
筆力がある文章が、軽い掛け合いでも発揮されていて、滑らかに読ませてくれます。

前半は前回からの続きで、鈴鹿に1年の時の話を披露する流れ。
基本的にコメディ路線かつベタな話が多く、キャラ崩壊が激しいです。
短編第二話「ある冬の日の晩餐」は、典型的な酒に溺れる回で、テンプレ通りなのに楽しい気分にさせてくれました。

とはいえ、やっぱり一番良かったのは200ページほどある本編。
次に繋がる布石を打った話で、大々的に物語が動いたわけではないんですけど、大きなうねりを予感させるものがあり、実にワクワクとさせられました。

恋愛事情に思うことは色々ありますが、最終的に春虎×夏目の鉄板が堅過ぎるからなー。
夏目の自爆や、春虎の鈍感さは重症ですけど、絶対にくっつくだろうと思っているので、一喜一憂したりしません。
そう考えると、鈴鹿の立場は辛いなぁと思いますね。
京子も早く真相に気付かないと、手遅れになってしまうので、早々に参戦してもらいたいなぁ。
今のような姉御的な立ち位置も非常に魅力的ではあるんですけどね。
夏目が嫌いなわけではないんですが、個人的に好きな女キャラは、京子>先輩>鈴鹿>夏目という順なので、もう少し春虎がなびかれるような展開を期待したいなと思ってしまいます。

それにしても、幼女好きの先輩の正体が全然読めない。
意味ありげに登場しているので、ただのサブキャラでは終わらないと思うんですが……。
コンに対する執着心と、春虎への対応のギャップの差が良い意味で酷くて、まるでここだけギャグ漫画みたいです。
今後もレギュラー化してくれると嬉しいな。

著者の作品は大人が格好良いのが特徴ですよね。
ラノベなのに、おっさん臭いところが大好きです。
次回はバトル展開になりそうなので、渋い活躍を期待したいと思います。

恋愛要素多めの平和な日常を描いた種蒔き回

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  東京レイヴンズ  あざの耕平  すみ兵  評価B+ 

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この記事に対するコメント

先輩の正体は6巻で……(´・ω・`)。
しかし、夏目は確かに薄いですなあ。キャラが立ってないわけじゃないんだけど。
ヒロイン人気投票やってましたけど、結果はどうだったんでしょうね。
マジでベスト3にも入らないとかいう結末だったら……((;゚Д゚)ガクガクブルブル

URL | 八神 #lhH3Dtmk

2011/11/26 10:56 * 編集 *

>八神さん
先輩、これだけ怪しげに登場してますもんね。
近いうちに動きがあるだろうなーとは思っていました。
そういえば、アンケートありましたねぇ。
告知は読んでいたのですが、実際に投票するのは忘れてましたよ。
京子に投票しようと思っていたんですけど……しまったなぁ。
夏目は短編で優遇されていますから、投票は伸びなくても不思議ではないかなと思いますね。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2011/11/27 00:06 * 編集 *

仕込み

 読み返してみると、なるほどいろいろと伏線が丁寧ですねえ。
 春虎×夏目は、たしかに鉄板過ぎて損をしているところがありますね。仮に鈴鹿の方とくっついたりしたら、夏目が機能しなくなって負けて支配されたりして、と思いました。
 京子がいい位置に来ましたよねえ。僕としても、この中では京子が一番好きです。京子は今から春虎に行くよりも、天馬あたりとくっついてくれたらいいな、と思っています。
  

URL | 紫電 #-

2011/11/27 14:05 * 編集 *

>紫電さん
とびきりに魅力的なカップルであれば、鉄板もいいと思うんですよ。
「付喪堂骨董店」のように。
でも、夏目の場合は自業自得な面もあるので、何やってんだかと若干の呆れてしまう要素があるんですよね。
まぁ、それは長所でもあり短所でもある特徴だと思っていますが。

京子については、春虎とのカップリングが一番ですね。
次点は、天馬よりも冬児かな。
もしくは、正体を知ってでも夏目になびくってのもありかもw

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2011/11/28 00:32 * 編集 *

 あ、真相を知ってもなお、というのは僕も考えました。
 あと、冬児にも誰かいてほしいというのはあります。冬児の恋愛模様はまだまだ白紙で、今後の展開次第でどうとでもできる気がします。

URL | 紫電 #-

2011/11/29 00:04 * 編集 *

>紫電さん
ちょうど先程6巻を読了しました。
またそのうち感想を書きますが、やっぱり京子は春虎と夏目の間で揺れるのが一番読み応えがありそうですね。
でも天馬を推した理由は、6巻を読んで何となく分かりました。
冬児は、夏目・京子・鈴鹿の既存キャラでもいいし、新キャラと簡単にくっついてもいいし、孤高の存在でもいいし、扱いやすいポジションですね。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2011/11/29 00:13 * 編集 *

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