明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

08«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»09

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 /  Trackback -- /  Comment --

△page top

あなたが泣くまで踏むのをやめない! 

あなたが泣くまで踏むのをやめない! (電撃文庫 み 8-8)あなたが泣くまで踏むのをやめない! (電撃文庫 み 8-8)
(2011/07/08)
御影 瑛路

商品詳細を見る
読書期間:2011/7/9~2011/7/12

【評価……C+
発想 ★★★★★☆☆☆☆☆ … 5
設定 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
物語 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
ロリ
ギャグ
ラブコメ



 ★★★★☆☆☆☆☆ … 5
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5




 『このあたしにせーてきこーふんを抱くのはやめてもらえる?』

 現状を報告しよう。
 俺は自分の部屋で、四つん這いになり、小学生女子(9歳、名前はアリス。ちなみに胸は皆無)の人間椅子になっていた。しかも、あろうことかお尻をペンペンされていた。ガツンと言うつもりが、むしろ俺がしつけられていた。
 何この現実?
 高飛車小学生の馬乗りプレイのせいで、俺は自己紹介すらままならない。亭主関白系男子であるはずの俺が、なぜこんな捕食系ドS幼女と一緒に住むことなった?
 詳しくは、本編を読んでくれ。

【感想】


背徳的な人間描写に定評のある御影瑛路氏の新境地。
まさかの萌え系ラブコメシリーズ開幕です。

あー……、予想通りの微妙さ。

違う作者が描いたのであれば、タイトルと表紙で判断して買うことはなかったでしょう。
最初から過度な期待はしていませんでしたが、それでもやっぱり残念だと感じてしまいました。
それは、作者の筆力を知っているからこそ、平凡な萌え系に走った内容に落胆してしまうんでしょうね。
ダークで緻密な深層心理を描く作風からファンになったがゆえに、特にそう思うんだと思います。

逆に読者の新規開拓という意味合いでは、ありなのかもしれません……が、果たしてこの本を購入した人が既存シリーズを買ってくれる可能性はあるんでしょうかね。
作品の雰囲気がまるで異なるので、逆サイドから見ても手に取り辛いような気がします。

内容は、悪い意味であらすじ通りです。
ツンツンとしたドS幼女・アリスの要求する命令を主人公・岩下寿也がこなしていくという、極一部の性癖を持つ人には受けはいいでしょうが、その他多くの人にとってはドン引きしてしまうようなものでした。
生意気な小娘ほど可愛いと感じる人がいるのも分かりますけど、基本的にロリにもドSキャラにも興味がない自分には辛い。

後半のシリアス展開は、重い題材の割に中身が軽過ぎる。
ラノベとしては正しいのかもしれませんが、これじゃあ心に響きません。
一昔のドラマのようにベタベタで、今更感が拭いきれませんでした。

ぶっちゃけ、アリスやその家族以外のキャラは面白くて良かったんですけどねぇ。
例えば、サブヒロイン的な位置付けにいる自虐系少女・黛千代子、通称チョコちゃん。
可愛い容姿を持ちながら破滅的なまでに逆走する姿は、嫌味を覚えるどころか好感を持てます。
もっと自分に自信を持てよと内心突っ込みながら、軽快な会話に笑ってしまうシーンは少なくありませんでした。

一見完璧に見える委員長・河内亮の趣味も面白可笑しくて、寿也とのやり取りは楽しかったです。
出番が少なかったのは残念でした。

もともと特殊な性格のキャラを描くのには長けている方ですので、ラブコメに合わないってことはないと思うんですよ。
だからこそアリスのようなテンプレキャラは、避けて欲しかったですね。

nyanyaさんのイラストは、作品としては合っているんじゃないでしょうか。
表紙のパンチラどころか、パンモロの挿絵ばかりなのは、どうかと思いますけど。

作者らしいエッセンスが混ざっていなくもないですが、現在刊行しまくっている量産型ラノベの一つでしかありませんね。
土台が引っくり返るような大どんでん返しもありませんし、良くも悪くも普通です。
他の作家では書けない「空ろの箱と零のマリア」のような話を期待したいので、こちらの道に進んで欲しくない。
なので、続巻も約束されているようですが、次は買いたくないというのが本音です。

ところで、俺妹作者である伏見つかささんが帯にコメントを寄せています。
その関係で伏見さんのブログにて記事があるんですが、そこに主人公が作者そっくりだという話が……。
まさかパクメン(亭主関白系男子)を目指す野望をお持ちだったとは。

亭主関白を夢見る男子高校生が、幼女に好き勝手に弄ばれる話

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  あなたが泣くまで踏むのをやめない!  御影瑛路  nyanya  評価C+ 

△page top

« ワイルドアームズ初プレイ実況。part1
「ドラゴンクエスト10 目覚めし五つの種族」発表会 »

この記事に対するコメント

なう

 ご無沙汰しています。仕事に忙殺されて、コメントの機会が激減することになりました。

 いくら何でも、秋空翔さんはこの本に対して悲観的過ぎるんじゃないかなって、そう思ってた時期がありました。が、表紙を一目見て血の気が引いて、どうやら見通しが甘かったのは僕の方らしいと悟りました。 泣かなければずっと踏み続けてもらえるのか、それとも泣かざるを得ないほどの踏まれ方をするのかと悩んでいたのが馬鹿らしくなりました。 そもそも、『神様のメモ帳』が輝いている時に、幼女に「アリス」という名前をつけるというのは一体どういうことなんでしょうか?

 御影先生には誤字ゼロを期待しているので、刊行ペースが早いわけでもないこの作品で、誤字だとか、微妙なニュアンスにおいて改善の余地のある箇所を見かける度に、思わず頭をかきむしりました。

 そういえば、河内亮の考え方の線引きは、なかなか興味深かったと思います。言われてみれば、彼の絡め方次第でもっと面白くなる余地はありましたね。

 ペットショップのくだりが、これからペットを飼おうかと興味を持っている人にとってためになる話かもしれないなあ、なんて思いました。劇中劇のアニメとか、ペットショップの店員さんとかはよかったと思っています。

 ツイッターという要素も取り入れられて、チョコちゃんはすごくかわいかったです。あの白粉花が全うできなかった自虐の道を、この娘ならきっと突き進んでくれる、と思いました。

URL | 紫電 #-

2011/09/12 00:47 * 編集 *

>紫電さん
お忙しいところ、いつもコメントありがとうございます。
コメントは余裕のある時で結構なのでお気になさらずに。

著者の本が好きで、あざといロリ系ラブコメが好きな人も中にはいるでしょうが、作風を考えると少数派でしょうね。
賛否両論になるのも致し方がない内容だったと思います。
アリスの名前に関しては、仰る通りで避けてしかるべきでした。

キャラを練るだけの力を持っているだけに、凡庸なヒロインにした理由が分かりませんね。
おそらく2巻で新ヒロインを投入して、主人公に対してツンデレな態度を取るんだろうなぁ。
チョコちゃんと河内の出番が増えるのであれば、まだいいんですけど。

要するに、この本の長所を見つけようとすると、アリス以外のキャラになるんですよね。
物語も惹きこまれる何かがあるわけでもないですし。
それって、作品としては失敗なのではないかなと思います。

まぁ、否定的な意見は、それだけ作者の力量を買っている裏返しと思っていただけると幸いです。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2011/09/13 00:56 * 編集 *

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

△page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://akikakeru.blog117.fc2.com/tb.php/1180-aa915f6c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

△page top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。