明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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バッカーノ!1710 Crack Flag 

バッカーノ!1710―Crack Flag (電撃文庫)バッカーノ!1710―Crack Flag (電撃文庫)
(2010/04/10)
成田 良悟

商品詳細を見る
読書期間:2011/6/16~2011/6/20

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
構成
世界観
ロマンス



 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7




 全ての発端は1707年。
劇作家でもあるジャンピエールが、友人のマイザーを通じてフェルメートという錬金術師に出会ってしまったことがきっかけだった。
『不老不死』という言葉に釣られ、マイザーはベグやチェスと知り合い錬金術に魅入られていき、ジャンピエールは自分のファンというフェルメートに魅入られていった。
 そして二年後の1709年。
未だ錬金術を学ぶヒューイは、過去に囚われつつも徐々にモニカとエルマーに心を開き始めていた。
だが、この街の異物を探ろうとする使節団の来訪とジャンピエールの書いた新しい劇によって、ヒューイたちにも暗い過去の影が忍び込んでいく――。
 馬鹿騒ぎの始まりに迫る異色作第2弾!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


「バッカーノ!」シリーズ通算15冊目。
1700年代としては、2冊目になります。

ロットヴァレンティーノの街で起こった一連の「仮面職人」事件から数年後。
ヒューイモニカエルマーの3人は少年少女から青年へと成長しつつあった。
そんな彼らに、不穏な影が舞い込む――というストーリーです。

これまでで最も異色であり、タイトルの馬鹿騒ぎに偽りのある回でした。
刊行順に読んでいれば、ヒューイとモニカの辿る運命は既知と言ってもよくて、覚悟して読んだ人も多いかと思います。
とんでもないことをあっさりと描かれる傾向がある作品ですが、この巻は重かったです。

ヒューイって、こんなに人間味溢れる性格をしていたのか。
1930年代の彼を見ていると、感情はあっても無機物的でしたからね。
モニカとの関係も、もっと機械じみた理論の結果なのかと思いきや、随分と情熱的で驚きました。

だからこそ、分かっていてもこの結末は哀しくなりますね。
胸に鋭利な刃物が突き刺さるかのような痛みがあります。
作者が堪えるぐらいですから、相当ですね。

それにしても、フェルメートの外道っぷりには、嫌悪しか抱きません。
犯罪に手を染めたり、人を簡単に殺めたり、馬鹿な連中は山ほど出てくる作品ですけど、コイツの場合はタチが悪過ぎる。
チェスとの一件を思い出してみても、ヒューイが可愛く思えるぐらいの悪役ですよ。
裏から掻き乱す存在なので、物語を面白くしてくれるのは確かなんですが、感情的には胸糞悪いという複雑なキャラです。
最終的には、きっと盛大に転ぶのでしょうが、フェルメートが痛い目を見る想像がつきませんね。

マイザーベグチェスなど後に不老不死を手に入れる錬金術師たちの若い頃の姿もあり、どのような流れで踏み込んで行ったのか、少しずつ暴かれていく過程も興味深いですね。
特に、マイザーの変貌ぶりは急激でした。
これはまた今後に裏エピソードが挿入されそうな予感がしますね。

久しぶりに読んだ1700年代ということもあって、すぐには思い出せない内容もありました。
ここが「バッカーノ!」シリーズ最大かつ唯一明確な欠点ですね。
構成が入り乱れているのが面白く興味をそそられるのですが、通して読んでいないと忘れてしまいます。
読みなおせよと言われればそれまでなんですが。

次の1700年代は1711年らしいですが、いよいよ錬金術師が結集する話になるっぽいですね。
どう考えても仲良くやれるわけがない面子が、いかにして揃ったのか気になります。

人を信じることができない人間が芽生えた愛情に戸惑いながらも大切にしようとする物語

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  バッカーノ!  成田良悟  エナミカツミ  評価B 

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