明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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ココロコネクト クリップタイム 

ココロコネクト クリップタイム (ファミ通文庫)ココロコネクト クリップタイム (ファミ通文庫)
(2011/05/30)
庵田 定夏

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読書期間:2011/6/12~2011/6/13

【評価……B+
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
青春
ラブコメ
リア充



 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8




 「新入部員がこなーい!!」
 積極的な勧誘をしないと決めたものの、いつまで経っても現れない新入生に焦る太一たち。そんな時、文研部の扉を叩いたのは気だるな男の子と内気で小柄な女の子で――。
 待望の新入部員編と、文研部が一枚のスクープ写真で学校を湧かせた文化祭秘話、伊織と太一との三角関係に悩む稲葉の奮闘劇から、唯が体験した女の子とのドキドキ初デートまで!
 愛と青春の五角形コメディの美味しいところを集めたココロコレクト第1弾!!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


「ココロコネクト」シリーズ初の短編集。
どうやら「ココロコレクト」という通称らしいですが、上手過ぎて紛らわしい。

全部で4つのエピソードが収録されており、うち3つはFBonlineにて掲載されていたものです。
自分は見たことがなかったので、どれも新鮮な気持ちで読むことが出来ました。

ふうせんかずらによる不思議現象に巻き込まれることなく、文研部の学校生活をラブコメタッチで描かれた青春モノとして仕上がっています。
心が削られるかのような緊迫感やシリアスな展開は皆無で、良くも悪くも緩いですね。
太一たち5人の会話の応酬だけでも楽しいのは確かなんですが、ちょっと物足りないかなー。
危機的状況に追い込まれることで、必死に抗おうと輝きを増すキャラばかりですから、内面の掘り下げが本編に比べると浅いと惜しいなぁと感じてしまいます。

「スクープ写真の正しい使い方」

ふうせんかずらの脅威に不安を抱くことになる前である1巻直前のエピソード。
以前から何度か思い出として話題にあった文研新聞・文化祭増刊号にまつわる話です。
結果は分かっていましたけど、ここまで盛大にやっていたのか。
キャラ紹介といっても差し支えのないくらい、それぞれの特徴を捉えた内容でしたね。
カラーページにある伊織の浴衣が姿が、物凄く似合っていて素晴らしかったです。

「桐山唯の初体験」

タイトルから色々と想像してしまう、ラブコメの王道的なニヤニヤエピソード。
時期的には、1巻と2巻の間かな。
コメディ色が強過ぎるかなと思わないでもないですが、唯の揺れる心の動きは淡くて良かったです。

「稲葉姫子の孤軍奮闘」

稲葉が太一に恋心を打ち明けた直後である2巻と3巻の間の話。
想い人である太一と、ライバルである伊織への接し方に悩む稲葉んが、あーだこーだと知恵を絞るが余計にドツボにハマるというこれまた典型的な流れ。
オチが見え過ぎているのが、ある意味安心。

「ペンタゴン++」

今巻収録の中で、唯一の書き下ろしである最新エピソード。
2年生に進級した文研部5人が、入部希望の新入生を迎える新たなスタートとなるプロローグ的な話です。

表紙の太一以外の二人が、一年生である新キャラですね。
右側にいるのが宇和千尋は、名前と表紙絵では判断付きにくいですが、男です。
クールな物怖じしない性格で、なかなか男前なところがあります。
太一や青木とは違うタイプですし、そもそも女キャラの比率が高い作品なので、個人的には大歓迎ですね。

もう一人は、表紙真ん中にいる円城寺紫乃
後輩キャラの定番である小柄で内向的な一面があり、分かりやすいキャラですね。
過度なロリに偏ることなく、年相応な感じが好感持てます。

二人が、文研部に加入するかどうかを焦点としたこの話が、一番面白かったですね。
二年生になり、クラス替えなどの環境の変化もあって、読み応えがありました。

あとは、太一と稲葉が付き合い始めた後の初エピソードということもあって注目していました。
なるほどなるほど、これがデレばん症候群か……。

うぜえ!w

稲葉んのデレっぷりが可愛いとかそんな生易しいもんじゃないよ!?
尋常じゃない破壊力は、もはや笑いしか出ませんw
キャラ崩壊しすぎて、クールビューティーの面影が風前の灯だよw
今までの稲葉んとは別人だと言われても信じちゃうレベルだよ!

しかしまぁ、片鱗は見せていたけど、まさかここまで稲葉んが変貌するとはね……。
いつもなら「いいぞ、もっとやれー!」とけしかけるところですが、ちょっとは落ち着けと突っ込みを入れたくなります。
こんなリア充が側にいたら、さぞ鬱陶しいだろうなぁ……w
伊織がネタに走るのも致し方がないw
稲葉んがデレデレで幸せそうなのは喜ばしいんだけど、甘過ぎて弄らないとやってられないわ。

付き合い始めたばかりのカップルのラブラブっぷりに当てられます

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ココロコネクト  庵田定夏  白身魚  評価B+ 

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この記事に対するコメント

準備期間

 本編と本編をつなぐ幕間の、時期ごとのホットなネタとして、このレベルの短編を即応して出せるということは、作家としての力量が相当ある気がします。今後の期待も大きくなります。
 ふうせんかずらの関わらない日常も楽しみにしていたので、こうやって普段の文研部メンバーの姿を見られて楽しかったです。特に、本編では現象に振り回されることの多かった唯が、概ね元気で前向きだったのがよかったな、と思います。今巻の話では、唯の短編が一番好みでしたし。

 新入部員。 覚悟する暇もなく、新キャラがポーンと入ってきた時はそうでもないんですが、「これから、まだ見ぬ新入部員がやってくるかもしれない」って提示されると、「うわーどうしよう」と、読者なのに当事者みたいに慌ててしまいます。「5人の時間は前回まででもう終わりなんだ。これからは、新しいメンバーと、また新しい時間を生きていくんだ」って思うと、気構えができなくて、「わー、ちょっと待って」ってなります。
 とまあ、ドキドキしたわけですが、二人とも、波乱パートも含めて楽しくやっていけそうな気がしました。 で、その新入部員が男1女1であることを絶賛します。今まで見てきた作品で、キャラが増えれば増えるほど感じていた不快感の正体のひとつは、男女比の割合の悪化だったのかもしれません。極力男女の数が同じというのは、ココロコシリーズの長期的展望を考えた上で、どれだけプラスになるか計り知れません。相変わらず女の子が一人余るというのは、全くの同数よりもむしろ望ましいことじゃありませんか。 ついでに言うと、巻末の絵師さんのページが、カラーページ以上にツボりました。その辺り、楽しみで仕方ありません。このラノランキングのトップ10入りの可能性だって、なくはないんじゃないかって夢見ます。

 千尋や紫乃の、長編での心の動きが楽しみです。頭のいい作者さんからは、頭のいいキャラが生まれてくるんだなあ、って思ってます。青木の扱いとか、既に大変なことになってますし。

 デレばんは、まあわりとこんなものかなあ、と抵抗なく受け入れられました。
 藤島が、いろいろと沈んだり浮いたりして、扱いやすいキャラになったと思いました。
 ドラマCDがまだ届いてないんで実際には聴いてないんですけど、伊織の声が豊崎さんの声で頭に響いてきたのが新鮮でした。豊崎さんの声だと、わたし可愛い発言も許せるイメージになっておいしいなあ、と想像を膨らませています。

 このシリーズは、青春系ライトノベルのハードルをどれだけ上げる気なんでしょう。後で似たような作品が出てきても、ココロコと比べられたんじゃあ相手が不憫な気がします。

URL | 紫電 #-

2011/07/13 23:40 * 編集 *

>紫電さん
気付かないうちに自分の中で期待のハードルが高くなってしまっていたかなぁというのが、この巻を読んだ時の本音ですね。
とてもいい短編集だったと思う一方で、もっと上を狙える作品だろうと思ってしまいました。
シリアスの中に混ぜられるコメディだからこそ、濃い味付けが病み付きになるって感じでしょうか。

こんなに丁寧に新キャラが追加される過程を描くラノベを久々に読んだ気がします。
なおかつ、男キャラが出てくるのは想像していなかったので、嬉しかったですね。
やっぱり男女比率ってのは重要ですね。特に青春系の作品は。

あと、確かに藤島は作者にとって勝手の良いキャラとなってましたね。
他のキャラと比べて、明らかに浮き過ぎなんですが、それが妙に面白くハマっています。

PVを作っているところから考えても、将来はアニメ化も視野に入れているのではないかなと思います。
絵的に、某けいおんと比べられるのは仕方ないでしょうねー。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2011/07/18 02:16 * 編集 *

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