明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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学校を出よう!② I-My-Me 

学校を出よう!〈2〉I‐My‐Me (電撃文庫)学校を出よう!〈2〉I‐My‐Me (電撃文庫)
(2003/08)
谷川 流蒼魚 真青

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【評価……B
舞台 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
オススメ度 ★★★★★★★★☆☆
 … 8

突然、雨の路上に立っている自分に気づいた神田健一郎。傘も持っておらず、なぜか右手には血まみれの果物ナイフ。なにかよからぬことが起こったことは想像できるのだが、そのなにかがまるで思い出せない。とにかくやばいという焦りのままに、自分の家まで逃げ帰った神田を待っていたのは、なんともう一人の自分だった!
いったいなにが自分(たち)に起こったのか?
そして自分はなんてむかつく奴なのか!?
神田Aと神田Bは、変なコトに興味を持つ星名サナエの力を借りてなんとか謎を解こうとするのだが……!

ティーンエイジャーである超能力者たちの物語、第2弾。
今回は、時間モノを取り扱ったお話です。

シリーズものでありながら、同じ世界というだけで1巻との関連性は薄いです。
2巻だけを読んでも理解できるかと思われます。
もちろん、順番に読む方がより楽しめるので、先に1巻を読むのをお勧めしますけどね。

このシリーズ、タイトルが完全に失敗しているような気がします。
2巻にして早くも学校が全く関係なくなってますし。
1巻の内容からしても、このタイトルは微妙じゃないのかなぁと今更ながらに思うのでした。

それはさておき、今作の感想を。

時間移動モノは数あるジャンルの中でも、個人的に1,2を争う程好きなテーマです。
一言で時間移動モノといっても、色々なパターンがありますが、どれもこれも好きですね。
過去または未来に転移することで起こる歴史改変に驚かされたり、登場人物たちが感じるギャップに思わずにやけたり、時間トリックやギミックに胸躍ったりと、楽しみ方がいっぱいあるのもイイです。

作者の時間モノといえば、既にハルヒシリーズで経験済みということもあって、読む前から非常に期待していました。
「涼宮ハルヒの消失」くらいテンションが上がるのを期待していたのですが……それとはちょっと趣向が異なっていましたね。
悪い意味ではなく、これもありだなと思いました。

あらすじや冒頭の漫画を読むと分かりますが、主人公である神田健一郎は基本的に何も知らないまま時間移動に巻き込まれます。
物語の大半は謎ばかりが深まる中、進行していきます。
始まりこそ緊迫した状況でしたが、中盤は意外なくらいに淡々と進んでいくため、盛り上がりに一つ欠けるかもしれません。
3人の神田の関連性が明らかになったときも、大方予想通りだったので、やっぱりかという思いが強かったですね。

ここまでだったら、物語は★6つの評価だったんですが、最後の最後にやられました。
言われるまで完全に頭の中から抜け落ちていたことが、今考えて見ても不思議でしょうがないです。
この最後の種明かしについては、十分予想できる範囲内だと思われるので勘のいい人なら気付くんでしょうが、僕は気づきませんでした。
気づかなくてよかったとも思いましたけどね。
その時に読んだ一文で、理解が頭の中にぱぁっと広がった爽快さは、それだけで★1個分相当の充実感がありましたから。

そして、ラスト数ページにかけての切なさは胸を締め付けられました。
終わり方が何とも綺麗。
読了感は心が1ピース欠けてしまったかのような感覚に陥りますが、それも含めて良かったと言えるんじゃないかな。

物語もさることながら、キャラクターたちも非常に魅力的です。
主人公の神田は、あまり賢いとは言えないんですが、積極的に行動に起こすところが好感を持てます。
この辺りは、1巻の主人公の高崎とは正反対ですね。
そして、何よりも、ヒロインである(異論は認めないw)星名サナエが素晴らしいっ。
久々にキャラ萌えしましたw


「できれば、その、覗かないでいただきたいのです。わたしは人にお見せできるような鑑賞に耐えうる身体的数値をいまだ持っておりませんので……」


イラストを見る限り、十分持ち合わせているような……って、そうじゃなくてw
こういう微妙にネジが傾いて刺さっている礼儀正しい娘が好きなんですよ!

そういえば、そのイラストも相変わらず可愛らし過ぎる絵なのは1巻同様なのですが、雰囲気に合っている絵も何枚かあったので、今回はプラスポイントになっていますね。

また、時間モノというと複雑で矛盾が目立ったりすることが多いですが、この作品ではそれを巧く処理していますね。
説明役のサナエが分かりやすい例を出してくれるので、詰まることなく読めるようになっています。
このサナエの説明を聞いていると、いかに作者が時間モノが好きか分かるような気がしますw
まぁ、時間モノの宿命である卵が先か鶏が先かについては結論出ていませんが、出す必要もないことかと。

今後、2巻の登場人物たちが出てくることはあるのかなぁ。
出てきて欲しいような、このまま綺麗なままにして欲しいような……。
複雑な心境ですw

1巻を読んで微妙だと感じた人も、2巻までは読んでもらいたいですね。
時間モノの作品がツボだという人には、なおオススメです。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  学校を出よう!  谷川流  蒼魚真青  評価B 

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