明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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ベン・トー7 真・和風ロールキャベツ弁当280円 

ベン・トー 7 真・和風ロールキャベツ弁当280円 (ベン・トーシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)ベン・トー 7 真・和風ロールキャベツ弁当280円 (ベン・トーシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
(2011/02/25)
アサウラ

商品詳細を見る
読書期間:2011/4/23~2011/4/25

【評価……A-
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
文章 ★★★★★★★★★
 … 9
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
バカ
ギャグ
変態
燃え


 ★★★★★★★★ … 9
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★
 … 9
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8



 半額弁当争奪バトルに青春を賭ける佐藤洋は、ひょんんあことから未曾有の経済危機に陥り、『変態』の二つ名を体現する日々を送っていた。
 そんなある日修学旅行で槍水が不在になる間、佐藤は彼女の縄張りであるスーパーを託されることに。
 しかし槍水と入れ替わるようにHP同好会に烏頭みことと名乗る美人OGが現れ、佐藤は彼女に翻弄されてしまうのだった。
 烏頭はかつてHP部が解散するに至った原因は槍水にあると告げるのだが――。
 毒を食わば皿まで!「狼」の誇りを持って落とし前はきっちりつけろ!庶民派シリアスギャグアクション第8作!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


半額弁当にプライドを賭ける若者たちの庶民派シリアスギャグアクション、本編第7巻。
今巻の帯にて、遂に待望のアニメ化が発表されました。

美味しかった!じゃなくて、面白かった!
でもまぁ、この作品においてはあながち大間違いというわけでもないですがね。
食事中に読むと、ご飯が一層おいしくなるフリカケのような本です。

半額弁当の夕餉シーンはもちろん、口に入れるものならばジャンクフードや菓子類でも、涎が出てくるぐらいウマそうに描写されています。
テレビ番組で高級料理をレポーターが解説している姿よりも、鮮明に味が伝わってくるんですよね。
視覚的要素がなくとも、文章の表現力が凄まじく、擬音が傍で聞こえてきそうな感じすらあります。
佐藤は争奪戦に敗れると、飽きもせずどん兵衛を食べますけど、味の感想の言い回しに読者も飽きずに読めるというのが、何気に凄いことだと思います。

ギャグセンスも素晴らしく、腹を抱えるほど笑えます。
マラソン大会を開催する真の理由に気付くなんて、天才でしょう。変態と言う名の。
ガチムチネタは、基本そこまで好んでいないはずなのに、この作品ではドンドン出して欲しいとさえ思ってしまいます。
クリーチャー白粉の恐ろしさが、日に日にレベルアップしていることに恐怖を覚えますね。

全3章構成のうち、第1章がギャグ成分多めの短編気味の話で、2章以降に本筋が開始となるシリーズでは恒例になりつつの展開は、この7巻でも同様でした。
ひとしきり笑った後に待ち構えていたのは、ド直球の燃えるストーリー。
7巻に来て、ようやくHP部の崩壊について暴かれようとしています。

あらすじにもある通り、槍水先輩は修学旅行のため不在、奢莪もまた出番は少なめです。
だからといって物足りないかと言われると、そんなことはありません。

個人的にお気に入りキャラである沢桔姉妹は、狼としても女の子としても見せ場があって良かった。
特に姉の梗の妄想エロ暴走は、ニヤケ顔が止まらずに困ります。
二つ名襲名が近い茶髪の活躍も見逃せません。
佐藤よりも勝率は断然高いんじゃなかろうか。
日常場面においては、白粉白梅様のコンビによる佐藤への精神的&肉体的攻撃が強烈です。
魅力的な女の子が多い作品なので、たまには正ヒロイン以外の女の子たちが活躍する今回のような話があった方が嬉しいですね。

追い込まれた佐藤に手を差し伸べるライバルたちが熱い。
アクションバトルの基本であり真髄でもある戦が見ることが出来た気がします。
久しぶりに争奪戦が主題といった感じで、充足感もたっぷりありました。

表紙を飾っている元HP部員・烏頭みことは、意外な性格でしたね。
見た目からクールビューティーなタイプなのかと思いきや、暗いなオイ。
女の子としては個人的な好みから外れるものの、良いキャラしています。
裏設定がバレバレなのに引っ張り過ぎな点だけは、惜しかったかな。

ちなみに、奢莪の出番が物足りない!という方には、こちらをお薦め。

▼ベン・トー7巻特設ページ WEB特別書き下ろしあり
 http://dash.shueisha.co.jp/feature/1102/index.html

本編でも言えることですが、佐藤が男連中と全力で馬鹿な事をするくだりは最高ですねw

佐藤が狼として一皮剥ける少年漫画的な熱血成長物語

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ベン・トー  アサウラ  柴乃櫂人  評価A- 

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この記事に対するコメント

ロールキャベツ!

 ライトノベルの分類が、『ベン・トー』シリーズとそれ以外、で区別できてしまえそうなほど、僕の中でのこの作品の存在が特別になっていきます。 一見関係のなさそうな要素がラストに向けて集束されていく構成、クセになります。

 原点回帰というか、お祭り騒ぎみたいなイベント的要素を極力排除することによって、佐藤たちの日常を楽しませてもらいました。槍水先輩が不在な日常に読者として慣れてしまうのもどうなのかな、という気もしますが。

 クリーチャーとしての白粉の成長が好ましいです。この業界は、彼女に引っ張っていってもらいたいです。今後、同好の士との絡みが増えたりするといいなと思います。

 白梅様について。 メインとなる戦いの場にいないキャラは、ラノベにおいて普通、だんだんと影が薄くなっていつの間にか出てこなくなったりするものだと考えています。 でも、白梅様は、争奪戦の存在を知りつつも不参加であることが、全然マイナス要素になってないんですよね。 それどころか、佐藤と白梅様の縁は、日常編でがっちりつながっている気がします。 日常の場と争奪戦のギャップを楽しめるキャラたち、決して争奪戦には深入りしない白梅様。キャラたちの住み分けは完璧です。

 今巻になってようやく、自分が沢桔梗を愛していたことに気付かされました。一度自覚してしまうと、ひとつひとつのリアクションが可愛すぎてたまりません。しかも、今巻は沢桔梗の見せ場が盛りだくさんでした。

 茶髪。 ずっと、「茶髪は脇役茶髪は脇役」と唱えて心を静めてきましたけど、やっぱり無視できないかっこよさです。どうしたって、心を動かされてしまいます。

 烏頭については、囁き声をアニメで聞けたらぞくっとするだろうな、と思いました。

 少ない所持金で食を得るというのは、誰もが陥る危険性を秘めている、生き残りを賭けた戦いなんだと思います。そうなったらは、あまり手段は選んでいられません。そんな危機的状況が、読者の共感を得やすいんじゃないかと思いました。僕も読みながらハラハラドキドキしました。

 キャラ一人一人が魅力的でたまらないんですけど、そんな中でも、さらに後進が育ってきていることを絶賛します。この娘だってメインで一冊やれるくらいの魅力を持ってますよ。それをあえて新キャラの顔見せとして、添え物で見せてくれるなんて。
 メインとはかぶっちゃいけない部分があって。そことは別に、描き込めば描き込むほど、詰め込めば詰め込むほどよくなる部分があって。その詰め込み方が、作中のお弁当みたいに見事です。
 ほやほやの一人前といった感じのリアクションも新鮮でした。初々しかったです。

 このシリーズ、この密度であと10年は続けてほしいです。ずっとずっと読んでいたいです。読んでて、身体の芯から震えが来る作品なんて、そうそうめぐり合えません。ずっとずっと読んでいたいです。

URL | 紫電 #-

2011/06/04 20:33 * 編集 *

>紫電さん
また随分と大きく出ましたね。
確かに、物凄く面白いシリーズですけどね。
現在続いている作品内では、僕も五指の中に入るのは間違いないです。

白梅の存在は、良い意味で浮いていますね。
争奪戦に絡んでいないにも関わらず、佐藤ら主要キャラ達から一目を置かれているんですから面白い。
単純な攻撃力の高さは作品内でも随一ですし、もし争奪戦に参加したらとんでもない狼になりそうですねw

腹が減っている時にこそ、力を絞り出す感覚は誰しも身に覚えがあるんじゃないかなと思います。
持続力はありませんから、瞬間的なものですけどねw

キャラクターが立っているため、何をさせても面白い状態になりつつあります。
絡みが楽しくて、笑いが絶えません。
とはいえ、さすがに10年は酷でしょうよw

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2011/06/07 23:54 * 編集 *

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