明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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涼宮ハルヒの溜息 

涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)
(2003/09)
谷川 流

商品詳細を見る
読書期間:2011/3/26~2011/3/30

【評価……B-
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
SF
ラブコメ
世界観
構成


 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6



 宇宙人未来人超能力者と一緒に遊ぶのが目的という、正体不明な謎の団体SOS団を率いる涼宮ハルヒの目下の関心事は文化祭が楽しくないことらしい。行事を楽しくしたい心意気は大いに結構だが、なにも俺たちが映画を撮らなくてもいいんじゃないか?
 ハルヒが何か言い出すたびに、周りの宇宙人未来人超能力者が苦労するんだけどな――スニーカー大賞<大賞>を受賞したビミョーに非日常系学園ストーリー、圧倒的人気で第2弾登場!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


言わずと知れた「涼宮ハルヒ」シリーズ、第2弾。
再読感想です。

1巻の「憂鬱」から一気に時間が経過した半年後の秋。
ハルヒの突発的な提案という名の命令で、文化祭で発表する映画を撮ることになったSOS団メンバー達。
傍若無人なハルヒに振り回されながらも、撮影に勤しむキョン達だったが、もちろん平穏に事は終わりません。
嵐を呼び寄せる女・涼宮ハルヒによって降り注がれる難題の山々の前に、自称一般人であるキョンの苦悩する……という流れで始まります。
記念すべきアニメ第1話「朝比奈ミクルの冒険」のメイキングストーリーですね。

さて、2巻目にして、早くも問題作の登場です。
明らかに異色であり、意欲作でもあるが故に、賛否両論の激しい巻となっています。

はっきりいって、単独では限りなく厳しい評価になるのは避けられません。

確かに、一度は完結した作品を広げ直して再構築させ、伏線を散ばせることは成功しています。
しかし、その結果、「溜息」自体の面白さを損なうことになっていまいました。
土台作りや隠しネタを仕込むことは、もちろん今後のことを考えると重要なんですが、だからといって過程を蔑ろにしては駄目でしょう。
後々考えると感心できる内容であっても、それとこれとは話が別です。

問題その1・ハルヒの度が過ぎる横暴さ。
普段から我が儘ではありますが、今回のハルヒは酷すぎる。
目眩を覚えるほどの非道さに、読んでいてムカムカと苛立ちました。
人として、越えてはいけないラインを大幅に通り越していて、とてもじゃないですが許すことなんかできません。

物語の観点から捉えるのであれば、涼宮ハルヒにとっての転換期であり、必要不可欠だったのかもしれません。
ただ、見せ方があまりにも悪過ぎて、ハルヒ個人のイメージは最悪です。
友人に対するものとは思えない態度、支離滅裂で自分勝手すぎる行動、自己中心的で他者を寄せ付けない強引さなど、「憂鬱」の時ならば上手く長所となっていた面も、全てがマイナス側へと傾いてしまっています。
おかげで、瞬間的なデレを見せたところで、到底回復できない地点まで達しています。

問題その2・キョンの乱暴な独白。
表現の面白さは買うのですが、何故か今巻のキョンは、驚くほどに口が悪い。
半年間SOS団で活動を行い、多少なりとも信頼関係を築いたであろうにも関わらず、初期より辛辣です。
親しくなったことで軽口を叩くようになった、というのとは違うしなぁ。
再読の場合、長門への心情がなおのこと違和感ありました。

問題その3・古泉の説明のクドさ。
面倒臭く長ったらしい考察は、どちらかというと好きな方なんですが、さすがにしつこい。
しかも、話が同じところを回っているので、閉塞感があって不毛です。

問題その4・物語の起伏にムラがある。
グドグドな展開が続き、いつまで経っても盛り上がって来ずに、そのまま終局となってしまいました。
中盤に見せ場はありますが、終盤は尻すぼみしています。
オチは秀逸だと思う反面、あっさりとしすぎていて肩透かしを食らった気分になりますね。

面白くないわけではありませんし、光る部分もあるのですが、欠点が目立つ内容になっているのが残念。
どうしても微妙に感じてしまいますね。
この「溜息」のせいで、続きを読まなくなった人がいるとすると、勿体無さすぎます。
時系列順に本を出せばよかったのにと思いますけど、今更ですね。

神に等しい能力を無自覚に発揮する女の子のフォローをする宇宙人や超能力者の話

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  涼宮ハルヒの憂鬱  谷川流  いとうのいぢ  評価B- 

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