明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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東京レイヴンズ3 cHImAirA DanCE 

東京レイヴンズ3  cHImAirA DanCE (富士見ファンタジア文庫)東京レイヴンズ3 cHImAirA DanCE (富士見ファンタジア文庫)
(2010/12/18)
あざの 耕平

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読書期間:2011/3/17~2011/3/22

【評価……B+
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
青春
友情
燃え
期待感


 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8



 「春虎っ?今の試験、一体いくつわからなかったのさ!」
 「……ぜ、ぜんぶ」
 進級試験に挑む、陰陽塾の若き闇鴉、春虎たち一年生。しかし落ちこぼれの春虎は、筆記試験は壊滅的、実技試験でも呪術をうまく使いこなせず夏目をはらはらさせるハメに。そんな中、都内各地で突如として霊災が発生。かつて霊災で後遺症を負った春虎の親友、冬児の身体にも異変が起き、同時に『オーガ・イーター』と呼ばれる『十二神将』最凶の陰陽師が現れ――!!
 「魔」に蝕まれる冬児、土御門次代当主として事態収拾に走る夏目。春虎は、親友を救うため、主である夏目のために、奔走するが!?

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


現代陰陽ファンタジー、第3巻。
2巻から一気に時間が飛んでいますが、その間の話は、BBB同様に短編で補うようです。

おおー、予告通り、随分と物語を動かしてきましたね。
面白かったです。

それにしても、作者があとがきで触れるぐらい、巷でスロースターターだという認識が根付いちゃいましたね。
しかし、これはおそらく狙ってやっているところが多分に含まれるかと思われます。

ようやく主人公周りの説明、駒の配置、舞台設定などが出揃ったといった具合。
スタートラインに立ったと明言しているほどですから、ここまでがプロローグみたいなものなんでしょう。
そんな序章のクライマックスにあたる今巻は、若々しく燃える物語でした。

登場人物が大幅に増員していて、ちょっと混乱します。
しかも、昨今のハーレム風味のラノベの逆行するかのように、新キャラがほとんどが男なので、むさ苦しいw
格好良い中年や、渋い男を魅力的に描いてくれる作者さんなので、それは大歓迎なんですが、もうちょっと華があってもいいんじゃなかろうか。
夏目の活躍が少なすぎて、ヒロイン不在みたいになっちゃってますからなー。
大友先生は確かに、格好良いんだけどさw

今回、スポットにあたったのは、春虎のよき理解者であり悪友でもある冬児でした。
ニヒルな笑みが似合う彼の抱えているものは、少々意外だったかも。
春虎と共に成長していく様が、何とも青臭くて、胸を躍らせてくれます。
あー、天然だけど実直な男と、クールだけど内に熱いモノを秘めた男のコンビっていいなぁ。

十二神将を始めとして、春虎たちの格上の陰陽師が現れ、壮大さが増しています。
現状では、夏目でさえも付いていけないぐらいのレベル差を感じますね。
これは、もしかすると、相当長い年月を作品内で経過することになるのかもしれません。

面白かったのは事実ですけど、まだ加速が足りないと感じてしまうのは、訓練されすぎでしょうか?
いや、あざのさんなら、さらに上の領域を見せてくれるはず!
ハードルを上げすぎると、ロクなことにならないは重々承知ですが、この作品ならきっと大丈夫。
そう思わせてくれる、3巻までの土台作りでした。

親友のために行動ができる男たちの熱い友情ストーリーが見所

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  東京レイヴンズ  あざの耕平  すみ兵  評価B+ 

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この記事に対するコメント

みんながんばれ

 このシリーズ、読ませてもらうことにしました。このシリーズを通じて、陰陽師のいろはを学んでいければいいなあ、と。

 本当にライトノベルを好きな人が支持している作家さんなので、これは下手なことは言えないぞ、と読む前は戦々恐々でしたが、面白かったです。布石の打ち筋がすごくきれいな作家さんだなあ、という印象を持ちました。伏線が未回収のまま終わるなんてことは、決してないんでしょうね。

 僕の感覚としては、今時のライトノベルなら、主人公とヒロインはいずれは強くなって当たり前だと思います。 だけど、親友キャラが魅せてくれる話は少ないように思います。春虎と冬児の熱いやりとり。葛藤を乗り越えた冬児。かっこよくてしびれました。

 天馬や倉橋京子も、さまざまな状況に応じて、それぞれの役割を果たしていくんだなあ、と目を細めています。

 このシリーズなら、たとえどれだけ長くなろうとも、途中で新刊を追い続けられなくなることはないだろうと思っています。作者さんのやりたいように展開していったら嬉しいです。

URL | 紫電 #-

2011/05/01 09:24 * 編集 *

>紫電さん
あざのさんの購入層は、ラノベの平均から考えると結構高めでしょうね。
作品のレベルに対して、売れ行きが見合っていないような気がします。
何巻まで刊行されるのか見当もつきませんが、最終的には丸く収まってくれるんだろうなという安心感がありますね。

脇役の物語もきちんと描かれる作品ほど、作品としての質は上がりますよね。
もちろん、主人公やヒロインの描写は大前提として必要な訳ですが。
京子は言うまでもないですが、天馬が後々鍵を握るような展開が待っていると面白そうです。

余談ですが、僕が作者のファンだからといって、酷評してはいけないということはありませんので、お気軽にコメントしてくださいw

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2011/05/03 02:00 * 編集 *

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