明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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BLACK BLOOD BROTHERS 1-ブラック・ブラッド・ブラザーズ 兄弟上陸- 

BLACK BLOOD BROTHERS(1)―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 兄弟上陸― (富士見ファンタジア文庫)BLACK BLOOD BROTHERS(1)―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 兄弟上陸― (富士見ファンタジア文庫)
(2004/07/16)
あざの 耕平

商品詳細を見る

【評価……B+
舞台 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
期待感 ★★★★★★★★☆☆
 … 8

空には満月。
その光を浴びて、疾風のように駆け抜ける赤い影。手には一振りの日本刀を携え、ビルからビルへ跳躍を繰り返す。
ジローは疾走する。弟を取り戻すために。己の願いを叶えるために。
――そして。敵を確認し、牙を閃かせて笑う。今の自分は、どんな相手でも滅ぼせると知っているから。
特区。滅び去ったはずの吸血鬼が、人間と共存できる世界で唯一の場所。その特区で、吸血鬼・望月ジローとコタロウの兄弟と、人間・葛城ミミコが出会った時、運命は孵化へと進み始める。
黒と赤に彩られた生と死、そしてそれを超越した吸血鬼の物語、ここに開幕!
キミは闇の血族の伝説を目撃する!!

2008年の一冊目に読む本として選んだ大作。
結果から言ってしまえば、この本を選んで正解でした。

あらすじを読んでもさっぱり内容が分からないので簡単に説明すると、吸血鬼のお話ですね。
吸血鬼というと中世の西洋というイメージが強かったのですが、とりあえず1巻の間は現在の日本を舞台としています。
現代に生きる吸血鬼と人間の紛争と共存を描いた作品となっています。

僕は吸血鬼に関して特に思い入れのあるわけでもないので、基本的なことしか知りません。
日光やにんにくや十字架などやたらと弱点の多くて、名の通り血を吸い取るのが日課だということくらいしか知りません。
あまり深く考えてきたことはありませんでした。
吸血鬼ってこんなにも面白い特徴を数多く備え、想像を膨らませてくれる種族だったんですね。
今まで吸血鬼を題材にした作品に、ほとんど触れてこなかったので新感覚でした。

既に存在している世の中の吸血鬼という設定の塊を、上手く調理しているのはお見事。
誰もが知っている性質を効果的に使っていて、思わずニヤリとしてしまう場面もありました。
超人的な能力を有していても、バレバレの弱点が存在していることで、吸血鬼なのに人間っぽさに溢れているのもイイですねw

吸血鬼の設定もさることながら、それ以上に良かったと思ったのが練り込まれた世界とその説明のタイミング。
冒頭の戦闘シーンは、説明不足な洋画みたいで取っ付きにくい部分がありましたけど、それ以降は芽生えた疑問がテンポよく消化していき爽快でした。
説明が多くなると、話の流れが悪くなったりしがちですが、そんな風には全然感じずに済みました。
これだけ複雑な設定だと理解し辛いところもでてくるものですが、不思議なくらいに分かりやすかったです。

そのうえで、伏線の張り方と消化も滞りないのが素晴らしい。
期待感という項目を付け加えた理由は、次巻以降の展開をwktkさせてくれる要素が1巻の中で散りばめられているからです。
シリーズ物として書かれるものは、全体の本筋ばかりに気を取られすぎて1冊ごとの内容が軽くなったりしてしまうこともありますが、BBBは1巻だけでもしっかりと纏めてくれていました。
しかも、作者はスロースターターで、まだまだこれからが本番だとか。
いやー、これはもう期待するしかないでしょ。

テンポがいいのは戦闘描写も同じですね。
案外あっさりと戦闘シーンが描かれていて、それがスピード感を出しています。
主人公ジローの空を飛び交う様がかっこよくて惚れてしまうってもんです。

文章も綺麗です。
王道の文体で安心して見られます。

イラストは、「魔術士オーフェン」で有名な草河遊也さん。
この人の絵は作品に合っているとは思いますし、味があっていいと思います。
ただ、若干バランスが悪いイラストも見受けられますね。
絵によって質の差が激しく、今回は微妙な絵も多かったので点数は低めってことで。

正直な話、クオリティや周囲の評判などは疑っていませんでしたが、自分自身が楽しめる可能性は低いだろうなって思っていました。
しかし、ここまでのレベルの高さで書かれたものだと、好みのジャンルとか関係なく楽しめちゃうものなんですね。
自分の感性だけではまず手に取ることはなかったであろう作品なので、教えてくれた八神さんに感謝です。

この1巻だけでもポテンシャルを存分に感じました。
2巻以降も、熱すぎるくらいの燃えを期待したいところですね。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  BLACK_BLOOD_BROTHERS  あざの耕平  草河遊也  評価B+ 

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この記事に対するコメント

そんなに気に入ってもらえるとは、正直、意外でしたが(^^ゞ、お勧めした甲斐があって何よりです。
1巻はまだまだ序の口ですので、お楽しみに。サユカかわいいよサユカ。

URL | 八神 #lhH3Dtmk

2008/02/15 07:49 * 編集 *

むむむ。面白そうですねぇ。
今溜まってる電撃文庫読み終わったら読んでみようかしら。

URL | 黒依緑人 #2qaJ23q.

2008/02/16 07:30 * 編集 *

>八神さん
自分でも意外なほどに楽しめましたw
じっくりと読み進めていきたいと思います。

>黒依さん
まだ1巻しか読んでいないので強くは言えませんが面白いと思いますよ。
記事内の評価は今後の期待を大きく含んでいるので、1巻目だけだとまあまあと感じるかもしれませんね。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2008/02/17 09:38 * 編集 *

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