明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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ゼペットの娘たち2 

ゼペットの娘たち〈2〉 (電撃文庫)ゼペットの娘たち〈2〉 (電撃文庫)
(2008/11/10)
三木 遊泳

商品詳細を見る
読書期間:2011/3/12~2011/3/16

【評価……B-
発想 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
ほのぼの
家族愛




 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7





 意志を持ち成長する《機鋼人形》の少女ハリケーンの願いは、彼女をつくった機鋼人形師の少年・サツキのそばに居ること。でも機鋼人形整備の仕事に夢中のサツキはそんな彼女の想いにはまるで気が付かず、ハリケーンに“最高のご主人”を見つけようなどと言い出す始末。そんな二人を、イヌ機鋼人形型のトルネードは、生温かく見守るのだけれど……。
 今回のハリケーンはタマゴ料理の修業に燃え、サツキは人形型機鋼人形の改修に萌え、トルネードは尻尾をパタパタ振りつつハリケーンにあること無いこと吹き込みます!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


丹精込めて造られた人形達のアットホームな心温まるストーリー、第2巻。

あったかいなぁ。
この作品は、絵本や童話に通ずる優しい温もりを感じさせてくれますね。
ほのぼのとした雰囲気が文面から伝わってきて、とても穏やかな気分になります。

登場キャラが、みんな優しいんです。
好きな相手に笑っていて欲しい、喜んで欲しいといった心の清らかさが、透き通るように綺麗。
生まれて間もないハリケーンの無垢なところや、トルネードの偉そうな挙動など、どれもこれも可愛らしくて愛おしくなります。

そういう意味では、主人公のサツキの浮きっぷりは、確かに変態的ですね。
仕事に対する情熱というか、人形そのものへの愛情が大きすぎて、一度夢中になると周囲の目に気が付きません。
表情だけ見たら、完全に危ない人の領域に入っています。
しかし、それもまた面白可笑しいコメディタッチになっているため、何だか微笑ましくなっちゃいます。

不満点を挙げるとするならば、物語でしょうか。
ゲストキャラのエピソードが多く、少々物足りませんでした。
普通に良いお話だとは思うのですが、1巻の時点で魅力的なメインキャラが揃っているので、腰を据えて読んでみたかったなぁと思ってしまいます。
2巻以降が発売されていないだけに、余計に。

イラストとの相乗効果は抜群で、作風にぴったりです。
少女の幼げな可愛さと、ちょっぴり大人びた可憐さの描き分けが素晴らしい。
特にカラーページの出来栄えが良かった。

伏線を残したまま今巻は閉じていますが、次巻はまだ発売されていません。
イマドキの味付けの濃いラノベとは違い、古びた香りが漂うところが珍しいので、是非続きを読んでみたいなぁ。

淡い雰囲気に合う優しさに溢れるほのぼのコメディ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ゼペットの娘たち  三木遊泳  宮田箏冶  評価B- 

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この記事に対するコメント

やさしさに包まれたなら

 キャラが面白く振り分けられてきて、まだまだこれから……というところだったんですけどねえ。改めて読み返してみて、このシリーズが2巻までしか刊行されていないことを、ものすごくもったいなく思います。この成分、今のラノベ界にほしいです。

 年若なことと、地方での地味な仕事が多かったこともあり、優れた技術を持ちながらも、機鋼人形師としての名前はまだまだ世間に知られていない、主人公のサツキ・クガ。機鋼人形に対する並外れた情熱を持っている彼ならば、これからどんどん有名になって、いろんな仕事が入ってくるようになるのは、想像に難くありません。だけど、よく言えば純粋、悪く言えば世間知らずな彼の性格と、彼の作ったユニークな機鋼人形たちが、その道筋をドラマと波乱に満ちたものにしてくれることでしょう。

 機鋼人形師としての仕事の引き継ぎなども、分かりやすく説明されててよかったと思います。こういう架空の仕事には、いろいろと突っ込みどころが満載になることも珍しくはありませんが、この世界の設定は、わりと僕を納得させてくれました。

 イラストもほんとによく合っています。表情にタッチに仕草。メインから脇役まで、物語の補完として最適なイラストだと感じます。作家さんと絵師さん、お互いがお互いを高め合ってるんじゃないかと思えるほどの名コンビです。

 ハリケーン、エレガンテ、ニコ。人形の少女たちも、生身の女性も、まだまだ前途は多難です。それぞれに順繰りにスポットライトを当てていけば、無限に物語を膨らませていけそうです。

URL | 紫電 #-

2011/04/24 11:23 * 編集 *

>紫電さん
人形師も機鋼人形も、良いキャラばかりで安心感の得られるところが、この雰囲気に繋がっているのかなと思います。
サツキの変態っぷりや、ハリケーンの右も左も分からないところなど、微笑ましいたらありゃしません。
地味ですが、設定がしっかり作り込まれているところも好印象でした。

作者さんのブログは、どうやら今月末で閉鎖してしまうそうですね。
執筆活動はしているみたいですけど、このシリーズの続巻は残念ながら難しそうですねぇ。
サツキやハリケーンの成長、ニコとの絡みなど、いくらでも展開できそうな物語を前に止まっちゃっているのは、寂しいものです。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2011/04/25 20:41 * 編集 *

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