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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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バッカーノ!1931 臨時急行編 Another Junk Railroad 

バッカーノ!1931 臨時急行編―Another Junk Railroad (電撃文庫)バッカーノ!1931 臨時急行編
―Another Junk Railroad (電撃文庫)

(2009/01/07)
成田 良悟

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読書期間:2011/2/26~2011/2/28

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
構成





 ★★★★★★★★☆☆ … 8






 【マンハッタンで待ちます。何時までも貴方を待ちます。どうか探してください】
 発端は大陸横断特急の屋根に刻まれたシャーネの言葉だったのか、グラハムが兄貴と慕うラッドが列車から落とされた瞬間だったのか、もしくは意外な不死者が乗車していた事実に気付かなかったことだったのか――?
 そして終点は本当にニューヨークなのか、DD新聞社副社長のボヤきなのか、不良少年達の友情物語なのか、それとも――実は始まりに過ぎなかったのか?
 ジャグジーたちと共に暮らすことになったシャーネと彼女を探し続けるクレア。
二人が出会う幻の『1931 回想編』に、多数の後日談を大幅加筆して登場!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


「バッカーノ!」通算14冊目。
ドラマCDの特典「回想編」に100ページほど加筆された内容となっているそうです。

2,3冊目で描かれた1931年代のフォローをするエピソードが挿入されるとは思いませんでした。
フライング・プーシット号事件は、構成やキャラ配置が見事で、印象深い回だったんですよね。
その後の話や、あの列車にまつわる隠された物語を読むことが出来て、素直に嬉しいです。

何故このタイミングに1931年代なのかというのは、読む前に想像した通りでした。
随分と長い間、伏線を張り続けていましたねぇ。
ただ、まだあくまで触りの段階なので、やはり1935年代に突入しないと本当の意味で開花はしません。

それよりもこの巻の醍醐味は、クレアとシャーネの再会でしょうね。
いかにしてクレアがシャーネを落としたのか、遂に明かされます。
何というかもう自由というか、何でもアリだよなぁ、この男はw
そういうところが大好きですが、パワーバランス崩壊しすぎだろうw

グラハムは、この時代から関わっていたのかー。
アニメやドラマCDはスルーしていたので、この巻の口絵を見るまで知りませんでした。
独特の台詞回しが耳に残るキャラで、初登場時からお気に入りのキャラです。

懐かしい人物も再登場したりしていて、補足的な意味合いでは満足度は高めです。
シナリオ自体に大きな進展があるわけではないものの、人間関係の繋がりを読むのが楽しいシリーズなので、たまには遡ってみるのもいいのではないでしょうか。

「バッカーノ!」シリーズを読み始めたのが、この巻が出る数ヶ月前でした。
2年以上かけて、ようやく当時の最新刊まで追いついたわけですが、当然その間にも新刊は出ます。
まさか、あれから2冊しか新刊が出ないとは予想していませんでしたね。
次巻で追いついてしまうのが、ちょっぴり寂しいです。

1931年代の流れで読むとネタバレを食らうので、発刊順に読むことをお薦めします

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  バッカーノ!  成田良悟  エナミカツミ  評価B 

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