明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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ラノベ部3 

ラノベ部 3 (MF文庫J ひ 2-18)ラノベ部 3 (MF文庫J ひ 2-18)
(2009/07/25)
平坂 読

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読書期間:2011/2/8~2011/2/9

【評価……B+
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
パロディ
ラブコメ
青春



 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7




 留学生のリアも加わりますます賑やかになりつつも、やっぱり基本的にはまったりとした読書生活を送る軽小説部――通称ラノベ部の部員たち。
 本屋で偶然出会ったり、部室で何でもない話をしたり、勉強したり、家に遊びにいったり――。文香もまた、のんびりと、でも確実に暦やリア、美咲たちとの絆を深めていく。
 そんなある日、部室で龍之介と二人になった文香は、自分が抱く初めての気持ちを抑えきれなくなり――?
 リレー小説ももちろん収録、大好評の日常系スクールライフノベル待望の第三弾。微妙に波乱の予感をさせつつも、やっぱりまったり登場です。

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


ライトノベルを愛する高校生達がまったりと語り過ごす日常を描いた青春コメディ。
シリーズ最終巻です。

とても面白い良作でした。
あるあるネタで共感したり、分かる人には分かるパロディネタで笑わされたり、とにかく楽しい。
元ネタを把握している人ほどニヤリと出来るのは間違いないでしょうね。

個人的には、この最終巻では3割ほど分からないものが混ざっていました。
それでも詰まることなく読めるので問題はないのですが、興味はそそられますね。
購読意欲を高めさせられて、見事に作者の術中にハマっている気がしますよ。

ラブコメ要素が増して、恋模様が激しく吹き荒れています。
いやー、青春してるねー。
竹田と美咲の関係がツボすぎて、あーもどかしいわぁー。
文香もリアも可愛いと思うんですが、竹田の嫁は美咲しかいないでしょう。

コメディシーンとしては、やはりリレー小説が鉄板。
書き分けが巧みで、それぞれの文章にらしさが練り込まれており、感覚で誰が書いたのか伝わってきます。
二転三転どころじゃ済まない引っくり返される展開が面白かったです。

時事ネタや流行ネタが多いため、今読んでこそ楽しめる作品となっています。
既に完結から1年半経っていますが、3年後ぐらいには鮮度もすっかり落ちてしまっているんだろうなぁと感じます。
もし手をつけようか悩んでいる人がいれば、早めに読むことをお薦めします。

こうしてみると、「僕は友達が少ない」の前作にして雛型というのが随所に表れていますね。
人気が出始めていたにも関わらず3巻で打ち切った理由は、ネタ切れだったのか。
確かに、ラノベネタも苦しくなっていたようで、この巻では軸がブレつつありました。
あとがきで仰ってる通り、テーマに縛られない作りが成功したってことなんでしょうね。

ラノベ系パロコメディからラブコメにシフトした展開を見せる完結編

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ラノベ部  平坂読  よう太  評価B+ 

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この記事に対するコメント

いかんせん

 ネタ切れを起こさずに長く続いていく作品もありますが、このシリーズは、ネタ切れを起こしてくれてよかったと思います。方向転換、最高でした。
 燃え尽きての完結じゃなくて、ストーリーに余力を残した上での完結ですから、登場人物たちの今後が、いかようにも想像できますね。

 リレー小説については、『僕は友達が少ない』で出てきたリレー小説を含めても、今回はかなりの出来だったように思えますね。
 
 作者さん自身もすごい思い入れを持ってそうなライトノベルを好例として出すことで、ライトノベル好きにはすごく伝わりやすい気がします。例として示された作品が読もうかどうか迷っているものだったら、読むことを決める最後のひと押しにもなり得るかもしれません。 作品名が実名で出ている分、鮮度は要求されますけどね。2巻のコメントでも書きましたし、今も秋空翔さんが書かれている通り、読むならお早めがいいです。

 カップリングとしてはもちろん、最終的には竹田×美咲を推したいと思いますが、まだまだそこに至るまでは苦労してほしいですねえ。一時は押し切られかけるぐらいのヘタレがあっても……いや、竹田はそこまでかっこ悪くないですよね。リアも、納まるところに納まってくれた気がします。

 200ページあたりから始まる堂島の好みや考え方について、相手次第ではこういうことをおおっぴらに言ってもいい時代になったんだなあ、と思いました。いろんな種類の作品が好きなので、「節操なし」なんて言われたこともあるんですけど、僕だけじゃなくてよかったと思いました。

 まとめとしては、肝心要の場面で、登場人物たちがテンプレートとはかけ離れた行動をとるところを絶賛したいです。似たようなシチュエーションで似たようなリアクションをとることが多くなりがちな傾向に対するアンチテーゼとして、本作を挙げたいです。 要するに、僕が潜在的に望んでいた願望をかなえてくれたんだと思います。

URL | 紫電 #-

2011/04/10 22:38 * 編集 *

>紫電さん
作品内に登場するラノベに対するキャラ達の感想に共感を覚えることが多かったですね。
個人的には、一番最後に取り上げるのがBBBな辺りが、この作者分かってるなーと勝手に思ってましたw

こだわりを持つことと柔軟な考え方をすることは、決して矛盾ではないんですよね。
ラノベというのは、どちらの側面もあって、まさに自由なところが売りだと思います。
日常系の優しさに癒され、緊迫のデスゲームに手に汗握る。
どちらか片方だけしか選べないというわけではないんですから、両方とも楽しんだもの勝ちでしょう。

テンプレから離れたというより、テンプレを意識して押さえつつ、アレンジした感じだと思いました。
そうでないと、あの幼馴染の関係は書けないかな、と。
突飛な発言が面白い作品なんですが、天然娘の毒舌であるとか、クールな無口系少女が悶える様子は、言うほど珍しくもないですしね。
どちらにせよ、ありふれたラブコメから変化を見せた内容となっていて、新鮮でしたね。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2011/04/11 02:37 * 編集 *

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