明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん10 終わりの終わりは始まり 

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん10 終わりの終わりは始まり (電撃文庫)嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん10 終わりの終わりは始まり (電撃文庫)
(2011/01/06)
入間 人間

商品詳細を見る
読書期間:2011/1/8

【評価……B+
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8

構成
ミステリー



 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6




 まーちゃんが、殺人犯に攫われた。
 僕の元から、まーちゃんが消えた。バカップル伝説も終焉を迎えた。
 長瀬透殺人事件に起因する自分自身との無益な争いに精を出していた間に攫われたんだから、まったくもって笑えない。
 しかも犯人は、長瀬だけでなく、僕の知り合いを次々と殺してまわった人間でもある。
 そして、今だ犯人は逃亡中。
 この事件だけは、僕が終わらせないといけない。敵は二つ。殺人犯と、僕自身。内外からの挟み撃ちだ。相手にとって不足はないが、相手からすれば標的は不足だらけだろう。
 だからって、まーちゃんを諦めると、僕はみーくんじゃなくなる。
 出来る内に、出来ることを。『ぼく』が終わる前に。
 よーし。じゃあみんな、行ってきます。
 ちょいとハッピーエンドまで。

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


嘘つき少年と壊れた少女のものがたり」終章。
第13回電撃小説大賞の最終選考会で物議を醸したみーまーシリーズ、最終巻です。

みーまーらしい終わり方。

最後の最後まで一貫とした評価がし辛い作品でした。
一言目に面白いとはなかなか言えないし、不満点も多数存在します。
しかし、独特な雰囲気、登場人物たちの魅力、癖のある文章など長所も数多くあります。
どちらに傾くのかは人それぞれでしょうが、自分にとっては購読し続けたいと思わせる力があったのは確かです。

長く続いた作品は、終わりを迎えると途方もない虚無感に襲われるのですが、今作ではありませんでしたね。
終わりを迎えたのは受け止めているのだけれど、どこかでまだ続いている感覚があります。
著者の作品がクロスオーバーしていることもあって、本作の登場人物が他の作品と同じ世界で生きているんだろうなぁと考えると、不思議とあまり寂しさを感じませんでした。
もしかすると、みーまーシリーズのみを追っている人からすると、別の感想を抱くのかもしれませんね。

200ページちょっとの最終巻は物足りない。
しかも、その多くが冗長だったのはいただけませんね。
詳しく書くとネタバレになってしまうので避けますが、もう少し練り込めたのではないかなと思います。
映画公開に合わせる為に1年間待たされた挙句に、この内容の薄さは正直残念と言わざるを得ません。
8,9巻の展開が凄かっただけに、期間を空けられると、ハードルばかりが高くなってしまいました。

犯人や物語の結末は、予想の範囲を超えることなく収まり、驚きが足りなかったですね。
みーまーには、鈍く響き渡るインパクトが欲しいと思ってしまいます。
状況は酷い惨状なんですが、その割にあっさりとしすぎでした。

とはいえ、後半というか部分的に凄く盛り上がり、それだけでも読んだかいはあったと思います。
見せ場が短すぎたのは惜しいけれど、そのかわりにある台詞に重みが凝縮されていました。
精神が崩壊するほど残虐非道な事件があったり、血みどろとなり何度も瀕死に陥ったりと、危険性ばかりがクローズアップされますが、結局のところ本作は愛の物語だったんだなぁとしみじみと感じますね。
客観的にみると歪んだ愛情でも当事者にとっては限りなく純真で、それが皮肉でもあります。

この終幕が、果たしてハッピーエンドかどうかというのは、それこそ受け取り方次第でしょうね。
個人的には、ハッピーでもバッドでもなく、唯一無二のトゥルーエンドだったという印象かな。

ヒロイン勢を始めとして登場人物に良キャラが多かったので、もっと幸せな場面を見たかったなぁという欲は正直あります。
まぁでも、××とまーちゃんのための物語としては、ここが一番いい落とし所だったのでしょう。

左さんのイラストは、初期から随分と変化しましたが、どの時期の絵も好みで見応えがありました。
挿絵が扉絵のみというのも作品のスタイルと合っていて良かったと思います。
あぁでも、ゆずゆずの絵がもっと見たかった……!

一息つく暇もなく、次々と新作を発表する著者には感服します。
とても充実した時間を過ごすことができました。
お疲れ様です。そして次回作も期待しています。

どれだけ不幸でも生きている幸せを実感させてくれるラブストーリー

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん  入間人間    評価B+ 

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