明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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クロノ×セクス×コンプレックス③ 

クロノ×セクス×コンプレックス〈3〉 (電撃文庫)クロノ×セクス×コンプレックス〈3〉 (電撃文庫)
(2010/11/10)
壁井 ユカコ

商品詳細を見る
読書期間:2010/12/21~2010/12/31

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
世界観





 ★★★★★★☆☆☆ … 7






 念願の現代日本への帰還をはたしたミムラは、どこか違和感のある故郷で、ついに三村の体を持つミムラ・S・オールドマンに出会った。そしてわかった事実――それは、故郷は三村の知っているものと大きく変わっており、幼なじみの小町が存在ごと消えているということ。意気消沈して学園に戻ったミムラのために、オリンピアは新たな時間魔法を使う。そのおかげで学園に起こる大パニック。そしてミムラは、時間の改変がもたらす恐ろしい結果と、「小町を忘れるな」という司書の言葉の意味を知ることになる。
 司書の正体とは――!?

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


性転換して魔法学園に通うことになってしまった女の子の時間移動モノ、第3巻。
説明は間違っていないはずなのに、混在していて分かり辛いことこの上ないですね。

ワクワクドキドキの魔法学園生活は何処へやら。

前回語られなかった三村の帰郷と、それに伴う衝撃的な事実が明かされる今巻。
三村がどんどん後ろ向きというか、負の感情を抱え込んでいくので、雰囲気が一向に晴れません。
作者らしいといえばらしいんだけど、1巻のあとがきを読む限りでは、コミカルかつ爽快な話になるのかと思ったので、予想を裏切られました。
まぁ、こういうどんよりしたのも嫌いじゃないですが。

それにしても、三村にとって小町はそこまで特別な存在だったのか。
三村には日常の象徴であったのかもしれないけど、思い入れが急に強くなったようで違和感がありました。
1,2巻で、もう少しプッシュしておいても良かったのではないかなぁ。

物語の大筋が照らし出され、ようやく展開する方向が読めるようになってきました。
張っていた伏線も一部放出していますが、出し惜しみしている感はありますね。
司書の正体については、確定したと素直に受け取ることはできませんし。
全ては、ここからが本番になりそうです。

三村とミムラの入れ替わった当事者たちのやり取りは、シリアス度が高めで楽しみきれませんでした。
元男よりも元女の方が開放的で、三村がタジタジとなっているところは面白かったんですがね。
というか、三村は自分の体に迫られてドキドキしすぎだろう。
もう心までもが乙女になっちゃってるよ。

空回りしている三村とは対照的に、オリンピアが可哀想すぎるほどに健気で切ない。
プライドが高く素直じゃないけれど、賢い判断をする彼女は好感を持てます。
ミムラやオリンピアとの会話でも、三村は察しが悪すぎだしねぇ。
もはや、オリンピアが主人公で、三村がヒロイン役で概ね合っていると思う。

会話量が少なく、地の文の説明が多くて、いつもよりも読むのに手こずりました。
何だか作者の文章と呼吸が合わなかった感じ。
壁井さんの作品では珍しい。

村上ゆいちさんのイラストは、正直微妙と言わざるを得ませんでした。
口絵はまだしも、挿絵が一目で雑というか手抜きというのが分かるもので残念。
イラストレーター交代劇の合間にストックができたからこそ短期間で刊行できたのでしょうが、村上ゆいちさんにはもう少し時間を上げても良かったんじゃないかなぁ。
焦らせずに、じっくり描いてもらえれば、素敵な絵を描いてくれる人なんですから。

良くも悪くも雰囲気がガラリと変貌し、まさしく転換期となった今回。
次の一歩目が、どのように踏み出すのか、いやーな予感がしつつも待ちたいと思います。

真相が明かされるに連れて重く暗い話にシフトしていく時間跳躍物語

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  クロノ×セクス×コンプレックス  壁井ユカコ  村上ゆいち  評価B 

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この記事に対するコメント

元男は純情可憐

 作中ではほとんど出番のない小町と、作中で動き回っているオリンピア。 どう考えても小町が不利だなあ、と思います。回想とかでテコ入れが入ったりはしないんでしょうか?

 言われて見直してみると、たしかに挿絵はあまりよくありませんね。

 物語の方向性も、おっしゃる通り見えてきましたね。 司書の正体って、まだ確定じゃなかったんですか。油断できませんね。

 今巻のドタバタも、楽しく読ませてもらいました。今後もいろいろと大変でしょうが、登場人物たちには頑張ってもらいたいものです。

URL | 紫電 #-

2011/03/25 22:00 * 編集 *

>紫電さん
小町に対する読者の思い入れが少なすぎなんですよね。
どうしても、オリンピアに肩入れしてしまいます。
作者は、それが狙いなのかもしれませんが。

司書は素直に考えると三村なんですが、ミムラや他の可能性も残されているなぁと。
断言せずにボカしているのには、それなりの理由があると思うんですよね。
疑いすぎかもしれませんけど、これぐらいのひっくり返しはありそうです。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2011/03/25 23:40 * 編集 *

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