明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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MAMA 

MAMA (電撃文庫)MAMA (電撃文庫)
(2008/02/10)
紅玉 いづき

商品詳細を見る
読書期間:2010/10/15~2010/10/27

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
家族愛
世界観




 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7





 海沿いの王国ガーダルシア。トトと呼ばれる少女は、確かな魔力を持つ魔術師の血筋サルバドールに生まれた。しかし、生まれつき魔術の才には恵まれなかった。
 ある日トトは、神殿の書庫の奥に迷い込んだ。扉の奥から呼ばれているようなそんな気がしたから。果たしてそこには、数百年前に封印されたという<人喰いの魔物>が眠っていた。
 トトは魔物の誘いにのった。魔物はその封印から解き放たれ、トトは両耳を失った。そして強い魔力を手に入れた――。
 これは、孤独な<人喰いの魔物>と、彼のママになろうとした少女の、儚くも愛しい歪んだ愛の物語。

【感想】


第13回電撃小説大賞<大賞>受賞作「ミミズクと夜の王」を手掛けた紅玉いづき氏のデビュー2作目。
まさか1作目読んでから、2年も間を空けるとは自分でも思っていませんでした。

これはまた絵本というかお伽話のような物語でしたね。
雰囲気は変わっても、「ミミズクと夜の王」の優しさは受け継がれています。
歪んでいるけれど愛情そのものは純粋極まりない、ピュアなものでした。

良かったとは思います。
ただ、同時にこんなものかなぁと思ってしまったのも事実。
期待値が高かったことは否定しませんが、それを抜きにしても勿体無いところが散見されました。

「電撃文庫MAGAZINE」にて掲載された表題作「MAMA」と、視点を変えた「AND」という中編でまとめられた今作なんですが、どちらも中途半端な印象を受けました。
「MAMA」は、孤独な魔物・ホーイチと落ちこぼれの少女・トトの家族的な愛を描いたお話。
内容は素晴らしいのだけれど、展開が飛ばし気味なのがなんとも惜しい。
母の愛をテーマにしたこの話で一冊丸々読んでみたかったですね。

「AND」は、「MAMA」を補足するようなエピソードではあるのですが、蛇足に感じてしまいました。
登場人物は良かったので、単品でなら更に濃厚なものが期待できたのではないかなぁ。
どちらでもいいから、1本の話にして欲しかったというのが率直な感想ですね。

環境は厳しくとも、温もりを感じることができる良いお話です。
閉じこもった性格が故に気付かなかった想いに、ちゃんと気付くところは素敵でした。
前作もそうでしたが、変にラノベっぽくないのが逆にいいですね。
まぁ、それなら一般文芸を読めよと言われると、それまでかもしれませんが。

カラスさんのイラストは、作風と非常に相性が良かったですね。
好みかといわれるとそうでもないんですが、作品に合っていると物語に没頭できるので重要な要因です。

少女にして魔物の母となった娘の母性溢れる優しいお話

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  MAMA  紅玉いづき  カラス  評価B 

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