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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『描くなるうえは』1巻 感想 



描くなるうえは」1巻のネタバレ感想です。

漫画家を夢見るオタク少年とJKギャルが恋愛経験を得るために疑似交際するラブコメディ。
流行であるオタクとギャルの組み合わせ&偽りのカップルという定番ネタ。
王道過ぎる題材ですが、ツボ押さえたことで非常に質の高い作品となっています。

奥手で後ろ向きな陰キャが陽キャの化身であるギャルに引っ張られる展開はストーリーが進みやすいのが利点ですね。
作家と読者の両側にメリットがあります。

超アグレッシブなギャル・宮本似衣奈(ニーナ)のおかげで物語の勢いが半端ない。
オドオドしている主人公・上原勇紀は明らかにニーナから良い影響を受けています。
正直あまり好印象を抱く要素がない主人公なのですが、頑張っているのは間違いないので応援したいと思わせてくれますね。

恋愛漫画をバイブルにしているから、イベント発生率が驚くほど高い。

見回りの先生に見付からないように密着して教壇に隠れる。
恋人のジャージを借して、一緒に体育の授業をサボる。
深夜の学校でプールに飛び込み、翌日寝込んでしまう。
お見舞い中に熱で意識が朦朧とした相手とマスク越しのキス。
台風で電車が止まりラブホで一夜を過ごす。

これが第1巻で全て網羅しているのですから怒涛の消化率です。

第1話から早々にお互い意識し合っているのですが、実態は微妙に異なっていますね。
上原はあくまで女の子に対する免疫の無さから照れているのに対して、ニーナは既に恋心らしきものを抱いている様子。
おかげでニーナが後から顔を真っ赤にする展開が多いです。
女の子が赤面するシーンが大好物な方には、テンコ盛りな本作は非常にオススメの一品となっています。

セクシーな格好によるボディータッチがメチャクチャ多いのもギャル作品らしい特徴。
頻繁に抱き付くからおっぱい当てまくりで、パンツ見られまくっているのに恥じらいがない。
かと思ったら、名前を呼んだり呼ばれたりするだけで顔を見れなくなるぐらい赤面しちゃう。
ニーナの貞操観念は一体どうなっているんだろうと思いつつ、このギャップがたまりませんね。

多過ぎるパンモロは微妙だけど、体つきはとってもエロくて目が留まります。
人体を描くのが上手く、女の子特有の柔らかさが曲線を見事に表現していますね。

単行本買ったことに全く後悔はしていないけど、物足りなかったのが一つ。
おまけ漫画が「ブルーロック」を手掛けるノ村優介さんのルポ漫画のみだったこと。
内容は決して悪くないどころか面白かったんですけど、作中キャラの番外編やおまけ漫画がなかったのは残念でした。
連載で読んでいると、単行本ならではの付加価値を求めてしまいますね。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 描くなるうえは  描くなるうえは(巻感想)  高畑弓  蒲夕二 

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