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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『花野井くんと恋の病』5巻 感想 



花野井くんと恋の病」5巻のネタバレ感想です。

高校2年生に進級したほたると花野井くん。
クラス替えで同じクラスにはならなかったけど、そんなの関係ないと言わんばかりの甘々な蜜月を見せつけてくれます。

ほたるのもう一人の親友、しばむーこと柴村の登場シーンが増えてきましたね。
袴を着こなす姿が格好良くて、幕間の四コマ漫画で描かれていたように女の子にモテるのが容易に想像できます。
剣道部の顧問であり担任の先生が意味深に登場していましたけど、もしかしてもしかするのかな。
ただのモブであんなイケメンとは考えにくいですもんね。

ほたるの食べる姿を愛でる気持ちで仲良くなる花野井くんとしばむー。
さすが愛玩動物系少女・ほたる、友達も恋人も関係なく虜にします。

一人の時間は気楽という話題、非常に気持ち分かります。
学生時代にぼっち飯していると変に目立ってしまって勘繰られるのが面倒というのはありますけども。
友達とお昼一緒の方が楽しいけど、一人が寂しいと思われるのも心外ですよねー。

トラウマのせいで避けがちだった八尾とも自然と話せるようになったほたる。
おかげで八尾が好意を自覚する段階まで進んでしまっています。
八尾が抱く想いは単なる親愛ではないさとみさんは気付いて、その感情を推しだと教えたのは果たして良かったのか。
既に恋人関係となっている二人の間に割り込むことはしないで欲しいなぁ。

前回で発覚した花野井くんもほたる達と同じ小学校出身という話、気付かなかった理由は転校生だったからだそうで。
まぁ確かに別クラスの転校生だと覚えていないことは自分も経験あるし分かります。
でも、どうやらそれだけではないようで、花野井くんは一体何を隠しているのか気になりますね。

名前呼びから始まって終始イチャイチャしてるなと思っていたら、遂に唇でもキスしちゃってるじゃないか。
てっきりもっとスローペースなのかと余裕ぶっていたので驚いて変な声が出ました。
身体がむず痒くなる甘酸っぱさに、のたうち回るしかない。

それにしても、これだけ関係が進展しても花野井くんに裏側があるような気がして構えてしまいます。
そろそろ過去を明かしてくれることを期待。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 花野井くんと恋の病  花野井くんと恋の病(巻感想)  森野萌 

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『ちはやふる』46巻 感想 



ちはやふる」46巻のネタバレ感想です。

背水の陣は変わらない・第四試合。

追う者より追われる者が重圧を感じる時間帯。
一枚一枚に重みが増していきます。

詩暢から初勝利をもぎ取ったことを本人以上に周囲が喜んでいるのが千早の人徳ならでは。
かるた部の面々が泣いて喜ぶ様は、まさに感動。
もう千早の夢は一人だけのものじゃないですね。

まだあと2勝必要であるため緊張を解くことができない千早を和らげた母親の存在も大きかった。
競技かるたを知らないからこそ、我が子の本質を見抜けるのですから母は偉大ですね。

そして、それは詩暢も同じ。
ただこちらは親子ともに不器用で言葉足らずの似た者同士。
直接伝えられない母親の愛情を感じた時、余裕が消えていた詩暢が我を取り戻すところは格好良かった。
ラスボスは強くなくては倒しがいがないですから。

周防名人、須藤に目の病気のこと伝えていたのか。
普段の言葉遣いから一見荒々しく見えるけど、須藤はドSなだけで凄く思い遣りのある魅力的な人柄を持っているので、周防名人が打ち明けた気持ちも分かります。
実際、病気のことを調べて助言する須藤の優しさと涙に心打たれました。
物語が長編になったからこそ、深掘りできたキャラクターだったと思います。

それにしても点字のかるたなんてあるんですね。
情熱は不自由を超越するんだなぁ。

普段クールな周防名人が必死に取り組む一方で、深みにはまっていく新。
祖父の姿をトレースし続けたことで自分自身を見失っている様子。
落とし穴に嵌まった新が見付けた光明が、友でありライバルである太一というのが熱い。
いつもながら遅れて登場する太一ですが、今回は間に合いましたね。

果たして第五試合にまでもつれるのか、はたまた決着となるのか。
いずれにしても終わりが近い。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: ちはやふる  ちはやふる(巻感想)  末次由紀 

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【推しの子】 アニメ第3話「漫画原作ドラマ」 

【推しの子】」アニメ第3話のネタバレ感想です。

重曹ちゃん、もとい有馬かなの紹介を受けた漫画原作ドラマに参加するアクア。
狙いはアイを殺した犯人の容疑者であるプロデューサーに接触するため。
周囲はコメディタッチなのに、アクアだけがサスペンス風の物語となっています。

この作品は原作者の心情をキャラに喋らせている感があるんですよね。
本当は違うのかもしれませんけど、そう感じさせてしまう時点で勿体ないなと思います。

アイが残した携帯電話の暗証番号解除するため、延々としらみつぶしに入力する執念は異常ですね。
いかにアクアが憎悪の念に染まりきっているかが伝わってきます。
転生前の元人格とは乖離しているように感じられるけど、本当に同一人物なんだろうか。
崇拝していたアイドルであり最愛の母親だったアイを殺された恨みが深いということなんだろうけど、そこまで執着する性格だったようには見えなかったんですけどね。

なにはともあれ飛び込んできたチャンスを無駄にするわけもなく。
アイドルデビューを目指す妹のルビーよりも俳優として名を馳せる可能性がある兄のアクア。
いくら双子といえども、元々の年齢に差があるので思考レベルは大人と子供ぐらい違いがありますね。

百面相のかなが可愛い回でした。
ストーカー気質で口の悪い娘だけど、見た目が可愛い美少女だから許されます。
潘めぐみさんは少年役の印象が強いので、こんなにいかにも女の子って感じのキャラは聞き慣れていません。
声質はマッチしていて原作のイメージに合っていると思います。
あとは次回以降、作中内で本気の演技をした時に引き込まれるかどうか。
うん、楽しみですね。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 【推しの子】  【推しの子】(アニメ話感想)  2023年放送開始アニメ 

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『トナリはなにを食う人ぞ』2巻 感想 



トナリはなにを食う人ぞ」2巻のネタバレ感想です。

料理を通じて親密になっていく大学生ラブコメディ。
シリアス薄め、コメディ多めで終始楽しく読むことができるのが良いですね。

すずな、ダイエットする、の巻き。
こんなに美味しいご飯を作ってくれる人がいたら、太るのも仕方がない。
とはいえ、最軽量だった時から8キロも肥えると見た目にも影響出ます。
恋する女の子としては死活問題でしょう。
ただまぁ、男の意見としては痩せすぎよりは少しふっくらしている方が好みというのが多数派ではないでしょうか。
嬉しそうにモリモリ食べる女の子は可愛いなって思います。
ダイエット回の直後、独りなのに見得でホールケーキ買っちゃうあたり、またそのうちリバウンドするのも時間の問題かもしれません。

初対面が酷かったこともあり、恋を自覚してからも諦めムードのすずな。
瀬戸くんの弟・岬にも間接的にタイプではないと言われていたりするのは可哀相なような自業自得なような。
あまりにもズボラな面を見せすぎていて、異性というより妹的な存在として見られていそう。
もしくは、仔犬に餌付けしている感覚かもしれません。

それでも長らく関係を続けていれば情だって移ります。
佐久間や土屋の煽りに対してイラつくのは、すずなを特別だと思っている証拠。
恋愛感情と結びつけるのは早計かもしれませんが、意識はしているようですね。
この微妙な距離感がたまらなくてウズウズしてしまいます。

それにしても、すずなの好意が公然の秘密となっているのが面白い。
出会った直後の岬にもバレているぐらいですから分かりやすいんだろうな。
周囲のフォローがバッチリで、三角関係などになる気配がないのもストレスなく読める要因ですね。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

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『その着せ替え人形は恋をする』11巻 感想 



その着せ替え人形は恋をする」11巻のネタバレ感想です。

ブラックロベリアのコスプレをしたジュジュ様が何とも麗しいことか。
喜多川さんの褒め言葉で「存在がファンサ」というパワーワードも出るのも納得。
自分に合わないキャラは避けてきたジュジュ様にとって、歳を重ねることでコスプレを卒業しなくてはいけないと思い込んでいたようなので、柔軟な考え方を持つ大人との接触は得られるものが大きかったなと思います。
サプライズは本人の意思を汲まないもので強引だったかもしれないけど、結果オーライですね。

ホラーゲームにコスプレ撮影会が本格的過ぎてエグい。
耐性がないジュジュ様でなくてもドン引きしてしまいますよ。
豪快に血糊を撒き散らしたシスター達が軒並み笑顔なのも逆に恐ろしい。
いつかサスペンス作品を手掛けることになっても、これだけの画力があれば問題ありませんね。

妹の心寿のためにホラーが苦手なのに参加を決意したジュジュ様は尊いことといったら。
五条君やアキラもそうでしたけど、大切な人の夢を可能な限り叶えてあげたいという気持ちがエモい。
類は人を呼ぶと言いますが、ホント良い人たちばかりですね。

アキラが喜多川さんを避ける秘密がようやく明らかになりました。
あれだけ思わせ振りな態度が、まさかの推しに出会って挙動不審になっていただけとは。
シリアスな雰囲気が一気に霧散してしまいましたよ。
キャラ崩壊するアキラを見るのは楽しかったですが、ちょっと引っ張り過ぎでしたね。

同様に構成で難があるなと思ったのは、柩のコスプレ当日の話。
全員シスターの衣装になっているので、誰が誰やらの状態。
理解が追い付いていない自分が悪いのかもしれませんが、もう少し順序立てた着替えシーンを用意してくれると頭に入ってきたのに惜しいなと思いました。

涼香が欲望を隠すことなく丸出し状態で、ある意味一番厄介なオタクだと思う。
スケベの気配があれば何でも読む雑食派なので全方位危険です。
女装に着替える姫野をガン見するところとかガチすぎる。
ただの脇役だったはずがいつの間にか作中でも随一の濃いキャラになってしまっちゃって。
いやはや、涼香大好きです。

身長や体格をいかに誤魔化すかというテクニックは、写真撮り慣れている人からするとあるあるネタでしたね。
ジュジュ様を煽りで撮影するためスカートを覗きこむよう地べたでシャッターを押しまくるカメコ勢は酷過ぎて笑うしかないです。

次回は冬コミ編のようなので、これまた大きな転換期になりそうな予感。
もちろん、喜多川さんの告白の行方も気になります。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: その着せ替え人形は恋をする  その着せ替え人形は恋をする(巻感想)  福田晋一 

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青のオーケストラ アニメ第3話「海幕高校オーケストラ部」  

青のオーケストラ」アニメ第3話のネタバレ感想です。

再びヴァイオリンを手に取った青野。
学校に行くのが楽しくなってきた律子。
口喧嘩も多いけど本当に相性のいい二人だなと思います。
青野母と律子も仲が良くて、こんなの将来嫁いでくれると親なら期待しちゃいますよね。

もう一人のヒロイン格、律子の友人である小桜ハル登場。
明らかに青野の名前に反応している彼女が今後どのように絡むのか、知っていても楽しみですね。

原作から構成を変えて少し端折っている部分があります。
飛ばすわけにはいかないシーンのはずなので、きっと次回以降に回したのでしょう。

それだけ今回で部活動紹介を描きたかったのだと思われます。
確かに序盤の見せ場ではありました。

しかしながら、肝心の演奏シーンは、正直微妙というかぶっちゃけガッカリ。
ビックリするほどマネキンみたいなCGでした。
青野が衝撃を受けるほど凄い演奏であることが全然伝わってきません。
音楽は良いと思うんですけど、映像があまりにも残念でした。

どうしても「響け!ユーフォニアム」と比較してしまうと物足りなく感じてしまいます。
あちらが劇場版と遜色ない出来をTVアニメで放送し続ける化け物クラスだっただけなんですけどね。
しかし、それを抜きにしても15年ぐらい前のCGアニメを観ているような感覚でしたよ。

オーケストラを滑らかにアニメにすることは相当大変だということは理解できます。
それならそれで見せ方というのもあると思うんですけどね。
これは期待値のハードルを大きく下げるしかなさそうかなぁ。
演奏だけ聴きつつ漫画で読んだ方が楽しめそうな気がします。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

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おとなりに銀河 アニメ第2話「姫とお買い物」 

おとなりに銀河」アニメ第2話のネタバレ感想です。

漫画家とアシスタントの関係から始まるラブコメと思いきや、ちょっぴりSFチックな話。
単なるラブコメではないので意表を突かれた人も多そうですね。

一郎が設定という単語を使ったように、五色さんが電波系の女の子に見えてしまいます。
自分で姫とか言っちゃうし、閉鎖的な島で過ごしていたこともあって感性が独特です。

この辺りの流れは決して優れていたとは思っていません。
人によっては視聴切りするのではないかなと心配なくらい構成は微妙です。
ぶっちゃけ、この辺りの設定はなくても良かったぐらいですね。

でも、優しい心の持ち主たちが思いやりをもって交流を深めるのは大好きです。
前作「甘々と稲妻」が好きな方なら是非とも継続して観てもらいたい。
きっと3話以降面白くなるはずですから。

作画が既に崩れているのは辛いなぁ。
キャラの可愛さが原作比で落ちていたり、顔がおかしかったりしますね。
カットシーンによって机や橋の形が安定しないのも気になりました。

原作ファンとしてはアニメで観られるだけである程度幸せではあるんです。
声優さんが息を吹き込んだキャラが動くことが一種の感動を呼びます。
ただそれだけで満足できないくらい、昨今のアニメは高品質なものが増えたので贅沢になっちゃいましたね。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

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『絢爛たるグランドセーヌ』22巻 感想 



絢爛たるグランドセーヌ」22巻のネタバレ感想です。

サマー・パフォーマンス、開演。
日々の研鑽と新たな世界をお披露目する時がやってきました。

野外のパフォーマンスは開放感もあってか、いつもの公演より楽しそうでいいなぁ。
下級生のズーイが民族衣装で踊る様は可愛くて微笑ましかった。
客席との距離感も近くて、これまでで一番実際に観てみたいと思ったかも。

5作品も同時に踊るなんて役者というのは本当に凄いですね。
振り付けをマスターするだけでも大変なのに、更に一つ一つの動きを磨き上げないといけないのですから。

相変わらずバレエに全力を注ぐ奏。
どれだけ厳しい練習でも踊ることが楽しくて仕方がないというのは、最強の才能だと思います。
プレッシャーを自覚しながらも努力を積み重ねられる彼女の姿を見ていたら、誰もが好感を持つでしょう。
しかし、そんな奏に試練の時が訪れました。

拍手喝采だった「パエトーン」女神ケレス役の初披露についてニコルズから強烈な駄目出し。
更には寝る間も惜しむ練習で身体を酷使した結果、足を痛めてしまうというフラグも回収もしてしまいました。
役を降りるほどではなかったけれど、エヴリンに役を奪われる形に。
さすがの奏も度重なる重圧と悲劇に涙と呻きが零れ、胸が苦しくなりました。

あれだけ頑張っていたのに報われないのは辛い。
もちろん奏以外も汗水流しているのは分かっています。
特にエヴリンに関しては虎視眈々とケレス役を狙っていたのは、彼女のハートの強さ故でしょうしね。

ただ今回の一連の流れは、ニコルズの悪い部分が出た結果だと思います。
解釈違いだとして奏はショックを受けていましたが、正直そこまで言う必要性はなかったよなぁ。
校長先生の言う通り、労いの言葉一つもかけられないのは指導者失格でしょう。

ニコルズは踊り子を己の人形だとでも思っているのだろうか。
自分好みでとっかえひっかえしたり、教え子を冷たく見放したり。
我の強さは欠かせない世界なのだとしても、優しさというか情が感じられません。

とはいっても、プロダンサーだったニコルズも振付師として本格スタートしたばかり。
彼女もある意味新米であって、これから指導者として成長していくのでしょう。
まぁ、読者からすると好感度は低くなってしまいますがね。

進級できるかどうかで奏の未来は大きく変わります。
次回は大きな節目になりそうですね。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

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【推しの子】 アニメ第2話「三つ目の選択肢」 

【推しの子】」アニメ第2話のネタバレ感想です。

衝撃的な第1話のプロローグを経て、中学生にまで成長したアクアとルビー。
アイが残した影響は大きく、二人の人生は彼女の跡を追いかける形に。
ルビーは母と同じくアイドルの道を志望し、アクアは母を殺した犯人捜しのために芸能界に入ることを決意。
双子が似て異なる歩みを進めるのは背景を考えると分かる気がします。

前世は大半の時間を病室で過ごしたルビーにとってアイドルは夢なんですよね。
身体を自由に動かすことが出来る喜びは言葉では言い表せられないものがあるはず。
そしてその象徴的存在であるアイを崇拝していた彼女にとって憧れを抱くのも当然でしょう。
あれだけ目を引く容姿で強い意志を持っているのですから、いくらアクアが裏で阻止しようが遅かれ早かれアイドルになっていたと思います。

一方でアクアは人格そのものが変わってしまっていますね。
人の命を救う医者だったはずなのに、復讐のために人殺しになろうとしているぐらいですから。
10年前後経過しても消えない憎しみは、ルビーと違って目の前で刺されるアイを目撃したことが大きいのでしょうね。
絶命の瞬間に抱きしめながら愛しい言葉を囁かれたのは、もう完全に呪いとなっています。
役者になりたい欲望だってアイの希望を叶えてあげたいという思いからでしょうし。

作中で一番頑張っているのはミヤコじゃないかな。
夫が失踪して芸能事務所を引き継ぎ、アクアとルビーを引き取って子育てするのは相当大変だったはずです。
ルビーを娘だと思って育ててきたと話すシーンは圧倒的にアニメの絵の方が素晴らしかった。

重曹ちゃんこと有馬かなとも再会。
この娘のツッコミは原作者の赤坂アカ氏の色が強く出ていて面白い。

テンポよく進む物語にも引き込まれ、作画も文句なし。
力の入っているOP映像も良かった。
今のところアニメ化大成功ですね。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

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『花は咲く、修羅の如く』2巻 感想 



花は咲く、修羅の如く」2巻のネタバレ感想です。

朗読の基礎をなぞりながら、学友と交流を深めていく展開。
主人公含めて部員が7人いるので、掘り下げには時間を要することになりそうですね。
まず今回は表紙にもある夏江杏と友達になりたい花奈が頑張るお話でした。

課題図書選びで悩む花奈。
そんな彼女に声をかける整井先輩と夏江は、手段と目的がまるで逆。
一番自分の声に合っているべきだと豪語する夏江、好きなものを読まないと意味がない断言する整井先輩。
評価されることが唯一の目的でないのなら、好きなもので上手くなるのが一番良いと思います。

部活の先輩や同級生の意見を聞きつつそんな結論に至った花奈の考え方には共感できます。
しかしその一方で夏江が間違っているとは思いません。
秋山がフォローしたように、努力の対価で見返りを求めることはいたって当然ですから。
ただ、1巻では秋山に一目惚れの勢いでデレたこともあって可愛く見えた夏江ですが、2巻では非常に嫌な感じ。
プライドの高さが悪い方に出てしまっており、部活の先輩含めて見下しているように見受けられます。
負けることが大嫌い、勝利が渇きを満たすという台詞は格好良いけど、幼馴染みに負けを認めて逃げ出したようなものなのは格好悪いなと思いました。

花奈と夏江の衝突は結局どっちも押しつけがましかったってことかな。
友達でなくても人間同士の付き合いの上で相手を尊重することは大事です。
思春期真っ盛りの中高生は、世界が狭くて目の前のことが全てだと思いがちですよね。
初々しく不器用だけど、本音でぶつかり合うことで生まれる友情は眩しく映りました。
まだすぐに仲良くなるなんてことはないでしょうけど、きっと部活を続けていく上で認め合っていくんでしょうね。

それにしても、花奈はリアクションで表情コロコロ変わるから見てて楽しい主人公だなぁ。
校内放送で失敗して目をぐるぐる回したり、しょんぼりと落ち込んだり。
瑞希に手を振ってもらうだけで嬉しくなったり、焼きマシュマロに喜んだり。
雨に濡れてどよーんとしたり、自己中と言われて動悸が激しくなったり、たこ焼きを頬張って目を丸くしたり、目が止まるコマはもう数え切れません。

LINEスタンプになったら使い勝手いいだろうなー。

一見すると整井先輩がまとめあげていると思いきや、瑞希もしっかり先輩として頼りになりますね。
花奈のように引っ込み思案なタイプは引っ張り上げてくれる原動力みたいな瑞希と相性が実にイイ。
初めてのお昼放送でアドリブを振って後輩を困惑させる一面もあるけど、嫌がらせとは感じさせないのはサッパリ系だからでしょうか。

そして、花奈をフォローする知的で真面目な副部長だと思っていた整井先輩が文学的変態だった件。
優しい先輩というのもいいけれど、クセがあった方がキャラが濃くなって面白いのでアリだと思います。
活字に目を輝かせて饒舌となるのはオタクそのものですね。

作中の本に自書の「青い春を数えて」を活用しているようです。
自分の本をキャラに褒めさせるのって自画自賛のようで恥ずかしくなっていそう。

録音した自分の声に拒否反応が出る気持ち、めっちゃ分かる。
長時間聞いていられず再生ストップする花奈と同じようなことを何度か経験した覚えがありますよ。

漫画としては素直に面白いです。
問題は朗読の良さを絵で表現する上で、どれだけ引き出しがあるかどうか。
期待しています。

テーマ: 漫画の感想

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『モブ子の恋』15巻 感想 



モブ子の恋」15巻のネタバレ感想です。

遠距離恋愛の厳しい現実が徐々に表面化していく展開。
環境の変化で、相手が知らない人のように見えてくるんですよね。
変わらない部分はあっても変わらない人はいませんから。

すれ違いの解消方法って難しいんだよなぁ。
話し合いを蔑ろにするわけないのに、何故か上手くいかないことが多々あります。
遠距離恋愛経験者にとっては苦くて共感できる内容ばかりですね。

恋人がいる時に異性との接触はなるべく避けたい心理が働きます。
相手を不安にさせたくないし、その気がなくても疑われたくないし。
あとはそれを伝えるかどうか。

この辺りは人によって考え方が違うので正解はないでしょうね。
信子の場合、隠すのは怪しさが増すから正直に話したわけですが、自分も同じことをしたと思う。
逆に博基は話を聞いて嫉妬したことを誤魔化してしまいました。
嫉妬されて不機嫌になるよりも嬉しいと思う人の方が多いんじゃないかなと思うので、博基は隠したりせずぶっちゃければ良かったのにと思いました。
もちろん相手の負担になりたくないと考えての結果なんでしょうけどね。

店長さんのアプローチが積極的で信子たちの邪魔をしないで欲しいと思いつつも、度を過ぎるものでもないので一安心。
彼氏がいる彼女にちょっかいを出すというのはよろしくないんでしょうけど、好きになっちゃったらしょうがないという気持ちも分かるので、迷惑を掛けない程度にアピールするのは好感が持てます。
幼馴染みの隅さんとくっつくのが一番丸く収まるので、隅さんには頑張って欲しいな。

一方で同期組の青池さんと塩谷君が距離感縮まっているのがめっちゃ気になります。
信子同様に遠距離恋愛中の青池さんが結婚の話までしていた彼氏と別れ話をしたのはショッキング。
青池さんだって信子と博基みたいに彼氏と通じ合っていたはずなのに。
リアルにはありふれた話なんだけど、辛いものがあります。
読者視点からすると青池さんと塩谷君のカップリングはお似合いだなと思うんだけど、それって物凄く無責任な話なんですよね。
つまりは、信子と店長さんの組み合わせを推奨するようなものですから。

信子の決意と秘めた想いの強さで不安が取り除かれる展開かと思いきや、まだまだ一波乱ありそう。
次は博基の格好良いところが見てみたいですね。

テーマ: 漫画の感想

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タグ: モブ子の恋  モブ子の恋(巻感想)  田村茜 

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山田くんとLv999の恋をする アニメ第2~3話 

山田くんとLv999の恋をする」アニメ第2話と第3話のネタバレ感想です。

◆Lv.02「そろそろボス湧きの時間なんで」


テンポのいいボケとツッコミの応酬が楽しいなぁ。
目まぐるしい場面転換がジェットコースターのようで、あっという間に観終わってしまいます。

第1話の朝チュンの目覚めの続きから。
一般的に意識のない女性を自宅に連れ込むのは犯罪の匂いしかしませんが、茜に100%非があるのでむしろ山田が優しいと思えるほど。
ゲロインはアニメ的演出ならまだしも、リアルでは勘弁してもらいたいです。

元カレに貰ったネックレスを亡くして焦る茜は未練がましいですねぇ。
浮気相手とのイチャイチャを見てもなお気持ちが残っているのは友達から重いと言われても仕方がない。

その友達の桃ちゃんは視聴者の代弁してくれるサバサバした女の子で見ていて気持ちがいい。
茜に対してオブラートに包むことなくズケズケと言っちゃうし、荷物整理で困っている茜に問答無用で断捨離させるし、何と頼りになる親友か。
一緒に悪酔いして山田の家に押し掛けるのは最悪でしたけど。


◆Lv.03「オフ会したいなぁ♡」


時期尚早だったと後悔したとはいえ合コンをセッティングしてもらうところまでは立ち直った様子。
ネックレスを捨てるのと同時に吹っ切れたのなら良かった。
グダグダやってても面白くないですし。

彼氏と別れた後もネトゲを続けるのは、何だかんだいってゲームも楽しいのでしょうね。
お菓子とジュースを揃えてゲーム三昧は確かに最高です。
オフ会に参加してもいいと思えるぐらい気の合う仲間がいればなおのこと。

山田と瑠璃姫の仲を疑う茜ですが、視聴者からするとミスリードがあからさまでした。
瑠璃姫がネカマであるフラグにしか見えません。
実際にはこのパターンだと中年おっさんであることが多いのと思うのですが、さすがに少女漫画だけあって相手は若いイケメンでした。

じゃあ山田にくっ付いているゴスロリ娘は誰なんだっところで次回に持ち越し。
続きが気になる引きで、視聴者離れを許さない構成ですね。

テーマ: アニメ

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青のオーケストラ アニメ第2話「秋音律子」 

青のオーケストラ」アニメ第2話のネタバレ感想です。

いい最終回だった……と言いたくなるような綺麗な終わり方でした。
本当は最終回どころか、ここまでがプロローグなんですけどね。

ヴァイオリニストである父親の不倫でヴァイオリンから離れていた青野。
嫌なことから目を背けることは決して悪ではなく、正しい姿だと思います。
それでも、律子がイジメで保健室登校を余儀なくされていても前向きに歩んでいるのは、どうしようもなく格好良く見えますよね。

青野とのやり取りをみても、とてもイジメられているようには見られません。
強気の性格だとしても一般的には女子中学生がイジメの標的にされたら、もっと病みますよ。
実際、彼女の抱えている内面は半分も描かれていないでしょうが、表面的にも明るく振る舞えるのは芯のある女の子だなと思わされますね。

夕陽の河川敷を背景に、久し振りにヴァイオリンを演奏する青野のシーンはアニメで是非観たかった場面の一つでした。
響き渡る旋律がココロを浄化させてくれるかのようで、聴き入ってしまいます。
漫画の演出も大好きですけど、実際に音楽そのものを体感できるアニメも素晴らしかったです。

台詞を最小限にして、音で伝える手法を選択したのは正解でしょう。
特にそのまま特殊エンディングに突入した演出はお見事でした。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

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おとなりに銀河 アニメ第1話「姫と修羅場」 

おとなりに銀河」アニメ第1話のネタバレ感想です。

「甘々と稲妻」の作者である雨隠ギドさんが描く、優しさに溢れたラブコメ作品。
原作ファンとしてはアニメに落とし込めるのか、期待と不安が半々といったところでした。

まず第1話は無難にスタートしたといった印象でしょうか。
楽しく観ることができました。

それにしても改めて本作の冒頭を見直す形なったわけですが、やっぱり意味不明な冒頭ですね。
漫画家とアシスタントの関係で始まるラブコメかと思いきや、唐突に出てくるファンタジー設定。
尻尾のような棘って何それって感じですよね。
どこから飛び出ているのか謎過ぎますし、刺さったら婚姻関係を結ばないといけないとかワケ分かりません。
流れ星の民の姫とか痛い設定を抱えた不思議ちゃんにしか見られても仕方がないです。

導入にインパクトがあると捉えるか、強引に無理矢理ねじ込んだと思うかは受け手次第かな。
気になるから次回も観てみようと思ってもらえるのであれば、アニメ制作側の狙い通りなのでしょう。

作画面では1話で既に怪しいところもあったので少々気になります。
五色さんと弟のふみおは可愛かったけど、妹のまちが若干微妙かな。
あと妙に部屋の間取りが広々としているのが印象的でした。

五色しおり役の和久井優さんをモブキャラ以外で耳にするのは初めてでしたが、透明感のある優しい声で心地良いですね。
演技がアニメっぽくないせいか、絵と合っていない部分もあります。
それでも声のトーンは原作のイメージ通りで、癒される声色にピッタリの配役だなと思いました。
ED曲も良かったですね。

甘くなるところからが本番なので、アニメ組の方にはもう少しだけ継続して視聴してもらいたいところです。

テーマ: アニメ

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【推しの子】 アニメ第1話「Mother and Children」 

【推しの子】」アニメ第1話のネタバレ感想です。

原作は「かぐや様は告らせたい」を手掛けた赤坂アカ氏、作画は「クズの本懐」で有名な横槍メンゴ氏。
強力タッグで瞬く間に注目を浴びて一気に人気を爆発させた本作。
「次にくるマンガ大賞」2021年部門で1位を受賞。
前評判は今期トップクラス。
覇権アニメとなる可能性を大いに秘めている本作が満を持してアニメ放送開始です。

第1話はTV放送より約1ヵ月早く劇場にて先行公開されました。
自分は映画館まで足を運ぶことはなかったのですが、評判の良さはネット上で見かけていました。

視聴してみたら納得。
これは確かに素晴らしかったです。

90分拡大スペシャルとして地上波でも放送されたので、まさに映画そのものを観終わったかのよう。
演出、作画、声、どれも一級品でケチをつけるところが見当たりません。

色々と語りたいことはあったけど、ラストの展開に全て持っていかれました。
可愛かったり面白かったり本当に魅力的な場面が多々あったのに、あまりにも衝撃がデカい。

それはもちろん、アイの壮絶な死に際のシーン。
原作読んで知っているのに、涙を誘われ、目を奪われ、鬱になってしまいます。
己の死を自覚して叶わぬ未来を夢見るアイの言葉ひとつひとつが胸に突き刺さります。
最期に息も絶え絶えながら「愛してる」と囁くアイの姿が悲しくて、哀しくて。

最愛の母親を亡くした双子の物語が、復讐心に駆られる無理はない。
この時感じた気持ちは忘れてはいけませんね。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 【推しの子】  【推しの子】(アニメ話感想)  2023年放送開始アニメ 

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地獄楽 アニメ第1話「死罪人と執行人」 

地獄楽」アニメ第1話のネタバレ感想です。

原作はジャンプ+発の幕末ファンタジーバトル漫画。
完結と同時に発表されて2年、ようやくアニメ放送開始となりました。

昨今、殺伐とした作品が人気を博す傾向があります。
ジャンプ作品だけでも「鬼滅の刃」「呪術廻戦」「チェンソーマン」などの大ヒットは記憶に新しいですよね。
本作もその系譜にあたる作品で、ジャンルも似通っています。
つまり、アニメの出来次第で爆発的な盛り上がりを見せてもおかしくないということ。
まぁ、原作の売上の時点で差があるので簡単な話ではないしょうが、可能性はあります。

それを理解しているのか、作画の仕上がりは相当気合入っていますね。
制作会社のMAPPAは「進撃の巨人」「呪術廻戦」などで評価されているだけであって心配なさそうです。
今後繰り広げられるアクションには期待が高まりますね。

また、本作の特徴である色鮮やかな花びらに目を引きました。
全体的に薄暗い配色が故に、毒々しいまでの色合いが目立ち気持ち悪さを与えています。
グロや恐怖も大事なポイントとなりますが、インパクトは十分ありました。

声優さんの中で一際輝いていたのは、主人公・画眉丸の妻である結役である能登麻衣子さん。
殺しの世界に身を置く画眉丸を癒す存在として説得力が半端なかったです。
確かにこの声なら画眉丸も妻と二人で静かに過ごしたいと思いますよね。
ただ優しいだけでなく、父親に顔を焼かれてもなお心が死んでいない娘の強さを感じさせました。

物語は最初から最後まで繋がっているので、是非最後まで描き切って欲しいなぁ。
分割でもいいからお願いしたい。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

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勇者が死んだ! アニメ第1話「勇者が死んだ!?」 

勇者が死んだ!」アニメ第1話のネタバレ感想です。

原作はアプリ「マンガワン」で連載されていたファンタジー系漫画。
全20巻、200話超えの長編で連載終了後にアニメ化が発表された時は驚きました。
ポテンシャルは十分あったのに、メディアミックスされずに残念だなと思っていたので嬉しかったです。

そんなわけで待望の第1話でしたが、これがなかなか良い出来で素直に面白いと思いました。
連載時読んだっきりなので忘れていることも多く、新鮮な気持ちで視聴できたことも大きいのでしょうね。
ストックが大量にあることからスピーディーに物語が進み、展開が早くて飽きさせません。
ボケとツッコミの応酬が畳みかけてあっという間に観終わりました。

登場してすぐ勇者が死んだのに、割りとあっさりとした反応なのが酷くて笑う。
しまいには隠蔽工作で死体を埋める始末で、とても主人公がするようなことじゃありません。

まぁ主人公のトウカは大根にニーソを履かせることが趣味の人間ですから普通ではないですしね。
ぶっ飛んだ性癖まみれのエロバカキャラ達が意外とシリアスな世界で旅をするギャップが楽しい。

幼馴染みのユナのむちむち具合が原作に負けず劣らずで非常に良かった。
個人的にニーソは極端に好きってわけでもないですが、ふとももに関してはトウカの意見に同意せざるえません。
絶対領域はいつの時代になってもいいものです。

それにしても知ってはいましたが、肌色率の高い作品ですこと。
次回予告で早くもカイルが裸になっていましたし。

既に原作4話分を詰め込んだだけあって、かなりのハイペースとなっています。
それでも1クールで最後まで描くことは不可能なので、区切りのいいところで終わるのでしょう。
是非とも人気が出て2期3期と続いて欲しいなと思いますね。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

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『ラジエーションハウス』14巻 感想 



ラジエーションハウス」14巻のネタバレ感想です。

この漫画始まって以来のぬるま湯展開じゃないでしょうか。
生死にかかわる患者もおらず、イオリの秘密が周囲にバレる匂わせもなく。
緊迫感は薄く、さらさらっと読了しました。

主役は学会発表のために札幌出張に行く悠木。
初めてフューチャーされましたが、他の同僚は重い過去に絡めたエピソードをじっくり描写されたのに対して悠木はあっさりと描かれています。
祖父が亡くなった経緯から自分に出来ることはないかと医学の道に進むのは立派なんですけどね。

そして、悠木に付き添うイオリとその他大勢。
甘春先生や南看護師は明らかにイオリ目的で秘密裏に動いています。
仕事しろよと思わないでもないですが、普段が激務ですし、まぁたまにね。

そんなわけでイオリを巡るラブコメ臭が強烈な回なのですが、進展は特になく。
イオリがヘタレというか、本気で甘春先生に恋愛感情を抱いていないのかと疑ってしまうほど。
放射線技師としてサポートする夢が叶い、それだけで満足している様子。
そりゃあ甘春先生もムスっとしまいますよね。
どちらも奥手で積極性に欠けますので、いつまで経っても進みそうにないなと思ってしまいました。

個人的にラブコメは大好きなジャンルですし、本作でも魅力的な女性キャラが多数存在するので興味はあります。
ただ、この漫画に関してあくまで主題は医療ドラマであって一人の読者として求めるのはそこなんですよね。
8:2ぐらいの割合でシリアスな展開多めを望みたいところです。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: ラジエーションハウス  ラジエーションハウス(巻感想)  横幕智裕  モリタイシ 

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山田くんとLv999の恋をする アニメ第1話「これだからっ!ゲームする男なんて!!」 

山田くんとLv999の恋をする」アニメ第1話のネタバレ感想です。

あらら、面白いぞ。
楽しんで原作読んではいますけど、漫画以上にアニメは面白さが増しているように感じます。
これは嬉しい誤算ですね。

第1話としては完璧に近い内容だったのではないでしょうか。
ネトゲ経由で知り合った女性に彼氏を取られるというインパクトのある導入。
傷心の主人公がネトゲの顔見知りに愚痴ったら塩対応されて怒りのスイッチが入るという展開が巧い。
感情の起伏が激しい女の子が百面相でキビキビと動き回るのでストーリーが実にスムーズです。
オフ会イベントで元カレを待ち伏せして、綺麗になった私を見せて後悔させてやるという行動心理でキャラの性格を表現できていました。

そんな未練たらたらの主人公・木之下茜とプロゲーマーである山田秋斗が出会うラブストーリー。
少女漫画らしさが随所に見られ、決して万人にお勧めするタイプの作品ではありません。
しかし、作品の質の高さは間違いなく高水準なので、ハマる人は深くハマってしまうでしょうね。

浮気をした元カレは言うまでもなく、茜も山田も性格に難があります。
それが嫌味にならずに済んでいるのは、コミカルにギャグ路線強めに描かれているからでしょうか。
スピーディーな展開も含めて楽しさだけが残ります。
デフォルメされたキャラがテキパキと動くので観ているだけで本当に楽しかったです。

美男美女なのに面倒臭い二人のラブコメを最終回まで見届けるしかありませんね。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 山田くんとLv999の恋をする  山田くんとLv999の恋をする(アニメ話感想)  2023年放送開始アニメ 

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青のオーケストラ アニメ第1話「青野ハジメ」 

青のオーケストラ」アニメ第1話のネタバレ感想です。

良く言えば丁寧、悪く言えばスローペース。
想像以上にゆったりとした演出で、ボーイミーツガールの出会った直後で1話が終わってしまいました。

原作ファンとしてはじっくり描いてくれたことを感謝する一方で不安でもあります。
こんなに展開が遅いとアニメが初見の人からすると脱落者が増えてしまうのではないかと。
昨今アニメに限らずコンテンツが溢れているが故に動画を早送り視聴する人が増加していると聞いたことがあります。
実際自分もYouTubeなどでは一部早送りで観ているものもあるので気持ちは分かります。

漫画ではこんなに間延びした印象は受けませんでした。
おそらく演出面において、間を大事にしているのだろうなと感じました。
音楽という題材で、かつクラシックとなると欠かせない要素です。
作品全体の雰囲気を統一させたいという作り手の思いが伝わってくるようでした。
アニメ組の人には是非とも3話ぐらいまで見てから判断して欲しいなと思いますね。

まだ物語は始まっていないので感想らしい感想もないのですが、一番重要である演奏については心配なさそうで良かった。
秋音の下手糞な旋律が絶妙な加減で、素人でも明らかに初心者であることが聴いて分かりましたね。
迫力のあるオーケストラの本番はまだまだ先でしょうから楽しみにしておきます。

声優さんの演技は違和感なし。
個人的にあまり特定のキャラの色が付いている方ではないので、邪魔になるノイズもなく耳に入ってきました。

壮大な盛り上がりのための助走が始まった第1話目でしたね。
期待して追いかけたいと思います。


テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

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2023年春アニメ新番組注目PV 

春開始アニメで注目している作品をピックアップ。
原作既読済みのものが多く、見逃せないものばかりですね。

▼[1] 青のオーケストラ


マンモス高校のオーケストラ部を舞台とした青春物語。
音を鳴らすことが出来ない漫画でありながら圧倒的な表現力で虜になりました。
実際の演奏で更なるパワーアップとなるか、期待度高めの作品です。


▼[2] おとなりに銀河


「甘々と稲妻」の作者が描く、優しく柔らかい雰囲気のラブコメ作品。
これまた原作ファンとしてはアニメ化発表の時からずっと期待していました。
心癒される空気を感じ取りたいですね。


▼[3] 【推しの子】


赤坂アカ×横槍メンゴで1話から人気を博した話題作が遂にアニメ化。
「次にくるマンガ大賞」でも1位に輝いたのは決して作者の名前によるものではありません。
続きが気になり続ける物語をアニメでどこまで描いてくれるのか、注目です。


▼[4] 機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2


衝撃の最終回から一つの季節を経て、ガンダム復活。
正直なところ熱が下がってしまうので分割2クールはあまり好ましくは思っていません。
もう一度夢中にさせてくれるぐらいの牽引力があるかどうかですね。


▼[5] 地獄楽


原作は一気読みするほどハマった少年ジャンプ+発の漫画。
江戸時代末期を舞台にした忍者や侍たちが不老不死の薬を求め命を懸ける物語。
PVを観る限りでは独時な色彩が再現されており、不可思議な世界観へ誘ってくれそうです。


▼[6] 勇者が死んだ!


大根とニーソに人生を賭ける男が誤って勇者を死なせてしまったことで冒険の旅に出ざるをえなくなった物語。
まさか完結後にアニメ化されるとは思っていませんでした。
エロい女の子とアホな男キャラがいっぱい出てくるのに、たまに格好良いシーンが混ざるので実にアニメ向きだと思います。


▼[7] Dr.STONE NEW WORLD


人類リセットからの再生物語、第3期。
時間は掛かっていますけどキッチリと続きをアニメ化してくれるのは有り難いお話。
ぶっちゃけこの辺りから方向性が変わるので、好き嫌いもありそうですけどね。


▼[8] 山田くんとLv999の恋をする


ネトゲのせいで彼氏と破局した女の子が、ネトゲで知り合った男に恋をする恋愛物語。
今時のようで若干古い気がする設定ですが、中身は正統派の少女漫画ですね。
なんだか原作よりもキラキラ度合いが増しているように見えます。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 青のオーケストラ  おとなりに銀河  【推しの子】  機動戦士ガンダム_水星の魔女2期  地獄楽  勇者が死んだ!  Dr.STONE3期  山田くんとLv999の恋をする 

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2023年冬クール終了アニメ感想 

この間始まったばかりだと思っていたアニメがもう終わりました。
1クール経つのが早すぎじゃないですかね。
今期も簡単に振り返ってみたいと思います。

世間的にはコロナ禍が日常となりマスク解禁もありましたが、アニメ業界は今も打撃を受けています。
「久保さんは僕を許さない」「NieR:Automata Ver1.1a」の2作品は延期を繰り返す結果となりました。
タイトなスケジュールが原因なのは素人目にも明らかです。

昨今のアニメ映画バブルが制作側に反映されていないような気がしてもやもやしますね。

▼ 虚構推理 Season2

アニメ評価 ★★★★☆ 原作/漫画版のみ既読

待望の第二期は概ね好評のうちに最終回まで辿り着いたようですね。
初っ端に大人気の雪女エピソードを持ってきたのが視聴者の心をキャッチしたのだと思います。
是非ともこの勢いのまま第三期も放送して欲しいところ。

▼ お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件

アニメ評価 ★★★★☆ 原作/未読

かねてより評判の高さを耳にしていた本作の底力をまざまざと見せつけられました。
今期どころかアニメ史上でも類を見ない程の甘ったるさに頬が緩みっぱなし。
原作ラノベではなく、アニメでこの続きを観たいなぁ。

▼ もういっぽん!

アニメ評価 ★★★★☆ 原作/数話のみ読了

爽快かつ熱血の柔道漫画として非常に楽しめました。
動きの激しいスポーツなので心配していましたが、作画もバッチリでしたね。
久々にアニメから漫画を買いたいと思える作品に出会えることができました。

▼ ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん

アニメ評価 ★★★☆☆ 原作/漫画版のみ既読

タイトルにもある通り実況動画的な楽しみ方ができる作品が故に、アニメ映えしたなという印象。
1クールだけで最初から最後まで描き切る作品は久しく観なかったような気がします。
コミカルな作風のおかげで肩肘張らずに楽しむことができました。

▼ 解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ

アニメ評価 ★★★☆☆ 原作/漫画版のみ既読

全然スローライフではない、愛のベクトルが濃厚で面白可笑しい物語。
物凄く良かったわけではないですが、無難にまとめてくれた感じ。
もう少しエロくはっちゃけてもよかったんじゃないかなーと思わないでもない。

▼ 神達に拾われた男2

アニメ評価 ★★★☆☆ 原作/漫画版のみ途中まで既読

定番の現代知識で無双する異世界作品。
パターン化された題材ではあるもののスカッとする話が多いので楽しめました。
説明口調のやりとりが多く、少々まどろっこしいのが難点だったかな。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ評価  虚構推理2期  お隣の天使様  もういっぽん!  ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説  解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ  神達に拾われた男2 

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『この会社に好きな人がいます』15巻 感想 



この会社に好きな人がいます」15巻のネタバレ感想です。

堂々の最終巻。
オフィスラブをテーマにした社会派ラブコメは無事ハッピーエンドで完結です。
物語はあれから3年後、二人の間に娘・紬生が生まれていました。

14巻で結婚式を終えて最終回でも良かったところをあえてプラス1巻伸ばして描いたのは子育てと育休明けの話。
これまた身近な題材で、手厳しい内容に苦笑いしつつも考えさせられました。
コミュニケーションもしっかり取り合う真直と結衣であっても子育てという壁は想像以上にしんどいのでしょうね。

些細なことにイラ立ち、すれ違いが起きる。
小さい子供がいる夫婦が離婚する話は決して珍しいものではない世の中です。
産休からの育休で女性がメインで子育てをすることは、今でもなお大多数の割合を占めています。
結衣も理解はしているのでしょうが、無邪気な子供の相手に精神を擦り減らして余裕がなくなってしまった様子。
こればかりは致し方がない。

男側からすると給料を頑張って稼ぐということで一生懸命働いているのでしょうが、それだけでは足りません。
もちろん真直だって可能な限り家事や子供の相手をしていますけど、あくまで手伝っているという感覚。
「協力ってなに?家事も子育ても もともとふたりですることじゃん」という結衣の言葉は胸に突き刺さりました。
大変なのはお互い様だし、どうしようもないことも沢山あるけど、不満を抱えず頼ることが大事ですよね。

幸せの絶頂だった結婚式から不穏な空気になった最終巻でしたけど、平和に着地して良かった。
でもやっぱり子供は幸せの象徴だなって思いますね。
満面の笑みを浮かべたと思ったら急にぐずりだしたり感情の起伏が激しくて見ていて飽きません。
ってか、つーちゃん可愛いすぎる。
親バカ、孫バカになる親類たちの気持ちが分かりすぎます。

最終話のラスト、そして巻末おまけで更に数年経過して小学校中学年ぐらいの紬生が見られます。
仲の良い親子となっているのが垣間見れて少し感動しました。
3年後とはまた異なる真直と結衣の老け方が絶妙な表現で素晴らしい。
改めて作者の画力の高さに惚れ惚れしました。

おまけといえば、各話の幕間に空白の3年間の思い出がラフ絵も良かったです。
幸せに溢れていて本当に嬉しくなりました。

本当に良い作品でしたね。
カジュアルに表現していますけど、内容は実にリアルに社会人の苦悩を描いてくれてました。
社会人であれば共感できる要素満載で、あるあるネタが豊富で楽しかったですね。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: この会社に好きな人がいます  この会社に好きな人がいます(巻感想)  榎本あかまる 

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「五等分の花嫁」プライズフィギュア大量GET 

インターネットというのは自宅に居ながら様々なことができます。
だからこそ自制心が大事なのですが、ハマってしまうと抜け出せなくなることがあります。
漫画を電子書籍で買い始めた時がまさにそうでした。
留まることのない欲望は、欲しい漫画をほぼ揃えたことで落ち着きました。
まぁ、後悔はないんですけどね。

ソシャゲに膨大な課金をする人は珍しくありません。
個人的にスマホでゲームをやりたいと思わないので、幸いながら手を出さずに済んでいます。

そんな自分がオンラインクレーンゲームに出会ってしまったという話は以前記事で書きました。
あれからどうなったかといいますと……。

五等分の花嫁フィギュア乱獲

こうなりました。

四葉のフィギュアを最初にGETしてから約2ヵ月間。
さらに追加で合計16個+αのフィギュアを獲得しました。
この画像に載っているもの以外に四葉のぬいぐるみ、「かぐや様は告らせたい」の早坂愛のフィギュアも入手しています。

見て分かる通り、四葉推しなので必然的に彼女のフィギュアが多く揃っています。
他の姉妹と比べても出来も良いものが多かったように見えました。

もういくら費やしたか計算するのも嫌ですが、当然の如く数万円飛んでいます。
1プレイの金額が高いので、現地でやれば半分ぐらいで済んでいたはず。
はい、アホですね。

そして最大の問題点は、これだけGETしたのに置き場がないということ。
数体ならまだしも、こんなに並べることは不可能です。
紫外線対策と収納スペースを考えると、段ボールに詰めておくしかありません。
フィギュアケースが設置できればいいのですが、残念ながら引っ越しでもしなければ難しそうです。
処分しようと売りに出しても大した金額にならないようです。

我ながら何やってんだって感じ。
でもねー……、楽しいんですよねぇ。
あまり悔いていないというのが一番駄目なところな気がします。

ああでも一つだけ思ったこと。
これだけお金を掛けるのであれば2,3万のスケールフィギュアを買えばよかったな、ということ。
お気に入りのキャラだけなら置き場所も問題ないだろうし。

まぁやってしまったものはしょうがない。
最近はプライズフィギュアも質が良くなってきているので、つい欲しくなってしまいますね。

テーマ: UFOキャッチャー・クレーンゲーム

ジャンル: ゲーム

タグ: フィギュア  クレーンゲーム  五等分の花嫁 

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『まったく最近の探偵ときたら』4巻 感想 



まったく最近の探偵ときたら」4巻のネタバレ感想です。

ギャグの一つ一つに重みがあって終始笑い続けられる良作。
今回も大笑いポイント満載で大満足でした。

乳首試食おじさんの破壊力よ。
ヤベェおじさん四天王の中でも他とは比較にならないレベルのヤバさ。
何がヤバいって、こんなキャラを生み出した発想の持ち主である作者がヤベェ。

考えてみたら、それ以外にもヤバい奴らしかいませんでしたね。
怪盗リバーフェイクも小汚い半裸のオッサンでしたし。
ブラックコーヒーを飲みたい真白に頭部に穴を空けてコーヒーを流し込む案を出すアズハにクソほど笑いました。

だからこそというべきか、マキちゃんの誠実で真面目で有能なところが際立ちますね。
実質マキちゃん回といっても過言ではないほどクローズアップされており、変人の集いの中で癒される存在となっています。
不貞腐れた真白がマキちゃんと助手交代した話はお互いの長所が浮き彫りになる良いエピソードでした。

アスナロとマキちゃんの馴れ初めで、マキちゃんの照れた顔が見ることが出来てニヤニヤが止まりません。
愛が感じられるツンデレキャラなので、時折キツい暴言吐いても愛おしいだけですね。

名雲が老化に悩みつつ頭を働かせて、真白が筋肉で事件を解決スタイルはいつも通りなのに楽しい。
時限爆弾を蹴り飛ばして窮地を脱するシーンは格好良さよりも面白さ全開でした。

巻末おまけで主要キャラの初期デザインが公開されています。
大体こういうのってこれはこれでいいなと思えるのですが、本作に関しては完成版の方が圧倒的に良いですね。
しっかりブラッシュアップされており、漫画家の手腕を見せつけられました。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: まったく最近の探偵ときたら  まったく最近の探偵ときたら(巻感想)  五十嵐正邦 

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『オタクに優しいギャルはいない!?』1巻 感想 



オタクに優しいギャルはいない!?」1巻のネタバレ感想です。

オタクの主人公がタイプの異なるギャル二人とお近付きになるお話。
ギャル物の定番みたいな設定ですが、数多の作品に埋もれずに輝きを放っています。

最大の理由は、登場人物が溢れんばかりの魅力を持っていることですね。
落ち着く間もないギャップ萌えの連続に疲労するほどの満足感を得られます。

単純明快の4~8Pショート漫画集で読みやすいことも本作の長所。
その割には起承転結がしっかりしており、単発式ではない物語に厚みを感じさせます。
少しずつ距離感が近付いていくキャラクター達を丁寧に描いていて好感が持てますね。

主人公の瀬尾卓也は日曜朝のマイナー女児アニメ「キラモン」が好きなオタク。
友達がいないという割にはそこまでコミュ障でもないし暗い性格というわけでもありません。
ギャルからオタクくんと呼ばれているので、読者も名前を覚えてない人は多そうです。

そんな「キラモン」の沼にハマっている隠れオタの白ギャル・天音慶
表紙を飾っている通り、今回のメインはこの娘です。
妹が好きだと誤魔化しているけど嘘がバレバレすぎてリアクションが面白い。
隠す気があるのかと突っ込みたくなるほどボロが出まくりで、親しくなるにつれて裏の顔を見せてくれるのが嬉しい。
まさか妹が存在しないとは思っていませんでしたけども。

一方でオタク趣味とは無縁の陽キャラ黒ギャル・伊地知琴子
華々しいパリピかと思いきや、真面目で優しい女の子で家庭的な一面にやられました。
教科書を忘れた瀬尾を庇って自分が忘れたと手を挙げるシーンは主人公の立場だったら惚れているところです。
積極的に絡んでくる彼女の存在は、陰キャな瀬尾にとってかなり大きいでしょうね。

フィーリングが合ったからか、早くもギャル二人が恋愛感情が芽生えつつあります。
このちょっといいかもと思っている程度なのが、こそばゆくて実に尊い。
ガッツリ恋愛ルートに突入するよりも、この状態を維持してくれた方が見応えありそうです。
共通の趣味をもつ天音の方が有利のようで、伊地知も距離感の詰め方が手早いので今後の展開が読めませんね。
あまりシリアスになりきらず、ゆるくて仲の良い三人で居て欲しいな。

というか、どちらかを選べと言われても迷ってしまうぐらい伊地知も天音も可愛すぎるんですよ。
特に9話で見開きバストアップで瀬尾に迫る伊地知と天音が破壊力高過ぎました。

気が早いですが、アニメ化したら絶対映えると思います。
今のところ認知度はもう一つのようなので、是非人気が出てもらいたいですね。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: オタクに優しいギャルはいない!?  オタクに優しいギャルはいない!?(巻感想)  のりしろちゃん  魚住さかな 

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2023年3月 個人的注目ニュース 

年度末に合わせるかのように起きた出来事をピックアップ。

≪政治・経済・芸能≫
扇千景、89歳で死去(3/13)
物心ついた時には既に政治家だったこともあり、元宝塚歌劇団娘役で女優であったことは知りませんでした。
ご冥福お祈りします。

陳建一、67歳で死去(3/14)
料理の鉄人懐かしいなぁ。
年上の道場六三郎、坂井宏行よりも先に逝くことになるとは思っていませんでした。

松本人志、「ワイドナショー」卒業(3/20)
あの松本人志が時事ネタを語る貴重な場であったので残念です。

フィンランド、NATO加盟決定(3/30)
対ロシア包囲網を助長させる結果になっている以上、プーチン大統領の当初の思惑からは外れているのでしょうね。

「スッキリ」最終回(3/31)
加藤浩次が朝番組のMC担当を17年間も務めるとは放送開始想像できた人はいるのでしょうか。

「タモリ俱楽部」最終回(3/31)
学生時代は深夜番組観るのが無償にワクワクした想い出。
印象的な空耳アワーは今でも覚えています。

≪将棋≫
伊藤匠五段、順位戦C級1組9勝1敗で昇級を逃す(3/7)
最終戦で黒星をつけて頭ハネとはドラマが起きてしまいましたね。
石井健太郎六段、渡辺和史五段、青嶋未来六段は昇級おめでとうございます。

中村太地七段、佐々木勇気七段A級昇級(3/9)
ずっと期待していた二人が満を持してA級に到達。
まだまだ粗削りな面もありますが、是非とも頑張ってもらいたい。

第72期王将戦第6局、藤井王将が羽生九段を下して王将防衛(3/12)
将棋ファンならずとも注目していた黄金カードも遂に決着。
またこの二人がタイトル戦で盤を囲む時を期待しています。
個別記事⇒http://akikakeru.blog117.fc2.com/blog-entry-2442.html

藤井聡太五冠、渡辺棋王を破り史上最年少の六冠になる(3/19)
恐ろしいことに同日NHK杯も優勝し、一般棋戦全て優勝の離れ業も達成。
前人未到の八冠もあり得ないどころか現実的に一番可能性の高い未来になってきました。

≪スポーツ≫
第5回WBC、日本優勝(3/22)
全試合視聴率40%以上という予想以上の盛り上がりを見せた本大会。
本当に面白い試合ばかりでした。
個別記事⇒http://akikakeru.blog117.fc2.com/blog-entry-2448.html

山口俊、現役引退発表(3/29)
FA宣言した選手は引退が早まることが多い気がします。

ジャリエル・ロドリゲス、亡命で中日退団(3/29)
開幕直前で衝撃的なニュース。
キューバの選手は亡命のリスクがあると言われ続けていましたが、正直これはショックです。

プロ野球2023年ペナント開幕、新球場エスコンフィールドこけら落とし(3/30)
残念ながら日ハムは破れてしましたが、ヒルマン・梨田・栗山の歴代監督で行なわれた始球式は見応えありました。
それに北海道に縁のある楽天の田中将大が勝利投手になったのも悪くないなと思います。

中日ドラゴンズ開幕戦、初の開幕投手となった小笠原慎之介145球の熱投(3/31)
逆転勝ちとなったことは喜ばしいけど、開幕戦で無茶させすぎだなぁ。
これを美談にするのは駄目だし、監督たち首脳陣は止めないといけない立場だったと思います。

≪漫画・アニメ≫
「君のことが大大大好きな100人の彼女」アニメ化(3/13)
順当なアニメ化ですが、声優さんの参加数がとんでもないことになりそうですね。

漫画「化物語」完結(3/15)
圧倒的な画力で変態的なフェチを描くことに長けた大暮先生ならではの漫画化でした。
ストーリーは原作が随分前なので少々古臭く感じてしまうのは仕方ないでしょうね。

「ライザのアトリエ」アニメ化(3/19)

噂は本当だったんですね。
PVからして狙い過ぎてて、ふともものアップに合わせて太く鳴り響くSEに笑うしかない。
ニコニコでコメントありで観るのが楽しすぎる。

「キャプテン翼」シーズン2、ジュニアユース編放送決定(3/23)
これは諦めていたので嬉しい。

アニメ「ポケットモンスター」最終回(3/24)
当日はトレンド入りしまくる中でも特に5代目EDテーマ「タイプ:ワイルド」で締め括ったことが話題となりました。
ちょうどアニメ観ていた時期だったので、懐かしくてジーンと来ました。

≪ゲーム≫
「ドラゴンボールZ Sparking!」新作発表(3/5)
DBゲームで一番面白いシリーズだったと思います。
超以降の展開に付いていけてないので買う可能性は低いですが気にはなりますね。

「ライザのアトリエ3 〜終わりの錬金術士と秘密の鍵〜」発売(3/23)
買いましたけど、DLすらしていない状況です。
今年中にできるかなぁ。

スプラトゥーン3、アップデート(3/31)
ウルトラハンコは強化されたけどボールドマーカーの勝率に影響出るほどではないかなぁ。

テーマ: 気になるニュース

ジャンル: ニュース

タグ: 個人的注目ニュース 

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ABEMAトーナメント2023ドラフト会議 

第6回を迎えたABEMAトーナメント。
今回から開催数ではなく西暦をタイトルに持ってきたことは、今後も継続的に開催する表れなのでしょうか。
そうだとしたら嬉しい限りです。

昨年に引き続き重複指名続出で、興味深い結果となりました。
フレッシュな顔ぶれや組み合わせが多く、新しい一年を見せてくれそうな期待感がありますね。

【Aリーグ】
チーム永瀬 永瀬拓矢王座 増田康宏六段 本田奎五段
・相変わらず増田六段愛が爆発しており抽選もなんのそのって感じ
・レート的には明らかに頭一つ抜けていて、優勝候補の大本命でしょう

チーム豊島 豊島将之九段 木村一基九段 池永天志五段
・地力のあるチームエンジェルの2名を引き抜きに成功
・フィッシャールールに今一つ相性の悪い豊島九段ですが今年はどうだろうか

チーム稲葉 稲葉陽八段 服部慎一郎五段 出口若武六段
・前大会優勝チーム再結成は熱い
・キーマンは間違いなく服部慎一郎五段で、今年も連勝を重ねるのか注目したい

【Bリーグ】
チーム羽生 羽生善治九段 伊藤匠五段 梶浦宏孝七段
・羽生さんが選ぶガチメンバーってだけで燃える
・抽選で逃した大橋六段を選出したところからも今勢いのある若手と組みたかった意図は分かります

チーム山崎 山崎隆之八段 中村太地七段 佐々木大地八段
・普通に強い面子を選ぶのはリーダーのキャラ的に予想外でした
・去年の同年代でもう一度集まるのもありだと思っていたんですけどね

チーム斎藤 斎藤慎太郎八段 黒田堯之五段 富田誠也四段
・クジを外しまくった結果、まさかの昨年のエントリーチーム復活
・チームの雰囲気はめっちゃ良かったのでまた見られることが嬉しい

【Cリーグ】
チーム天彦 佐藤天彦九段 三枚堂達也七段 戸部誠七段
・天彦リーダー自身言っていましたが、珍しく普段から交流のあるメンバー選出となりました
・昨年まで良くも悪くもリーダー頼みだったので、今回は和気あいあいとした雰囲気が見られそう

チーム広瀬 広瀬章人八段 近藤誠也七段 石井健太郎六段
・何故かチーム所司一門が広瀬リーダーの元に集いました
・順当に行けば予選突破は堅いし、優勝を狙える一角でしょう

チーム菅井 菅井竜也八段 船江恒平六段 西川和宏六段
・船江六段の人間性が好きなので応援したい
・しかし、チーム全体の棋力としては結構厳しいなと感じます

【Dリーグ】
チーム康光 佐藤康光九段 高見泰地七段 大橋貴洸六段
・相変わらず将棋界を考えた選出なのがさすが会長という感想
・とはいえ今回は若手に囲まれる形となったので相乗効果に期待しています

チーム糸谷 糸谷哲郎八段 森内俊之九段 徳田拳士段
・世代の異なる3人が揃ったチームは普段見られない交流があって楽しい
・徳田四段の対局をもっと見たかったので良い機会に恵まれました

エントリーチーム
・ドラフト漏れした中でも有力な棋士は多いので熾烈な争いになりそう
・予告動画を観る限りでもチラホラと気になる面々が残っているっぽいですね

【Eリーグ】
チーム藤井 藤井聡太竜王 澤田真吾七段 斉藤裕也四段
・東海地方というか三重県出身の2人を選出したので同郷としては応援せざるえない
・兄弟子である斎藤四段との絡みは非常に楽しみ

チーム渡辺 渡辺明名人 佐々木勇気七段 岡部怜央四段
・右上の近藤七段ではなく、マラソンなどプライベートで交流のある面子
・佐々木七段を選んだ理由として来期以降A級に上がる可能性を指摘していたのはなるほどと思いました

チーム千田 千田翔太七段 西田拓也五段 藤本渚四段
・抽選の嵐に原因を作った千田リーダーには良い意味で裏切られました
・ドラフト会議を実に楽しそうに参加していたのが印象的でしたね


テーマ: 将棋

ジャンル: ゲーム

タグ: 将棋  ABEMAトーナメント 

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