『青のオーケストラ』8巻 感想
2022/08/08 Mon 22:58:30 [edit]
「青のオーケストラ」8巻のネタバレ感想です。
表紙はティンパニ担当の佐久間先輩。
これまでずっと表紙絵は弦楽器の奏者だったので、打楽器は初ですね。
もっと主人公達側に木管や金管担当との交流が広がって欲しいところです。
体育祭の扉絵で自撮りする律子とハルが可愛い。
どや顔する律子らしさと控え目ながらダブルピースするハルがめっちゃイイ。
是非写真を一枚下さい。
普段部活動ばかり描かれているので、たまにはこういう学校行事の様子も見られるとキャラの深掘りになってて作品にとってプラスになりますね。
青野がクラスメイトとラーメンを食べに行く約束をするところなんかは嬉しい気持ちになります。
さてさて、恋模様が本格的になってきました。
本当に無自覚だったとは思えませんけど、ハルが青野に対して抱く気持ちを有耶無耶にせず向き合うための大きな一歩を踏み出しましたね。
一度誘って勘違いされた後に、友達連れて行くのではなく二人だけで行こうと誘い直すハルの勇気はなかなか真似できるものではありません。
相手に好意を丸出しにするわけですから、断られる恐怖や気恥ずかしさに躊躇ってしまうものです。
臆病な彼女が見せた告白は、もうたまりません。
心臓ドクンドクンさせて顔を真っ赤にするハルの可愛さに悶え死にそうです。
律子は律子で何気なく触れた指先に意識しちゃってるみたいでもどかしい。
青野と律子の相性が最高だから仲良くなって欲しい反面、ハルにも報われて欲しくて困ってしまいます。
くそう、どうして青野は2人いないんだろうか。
作者の折り返しコメントを素直に読めば、まだ結末は決めていないということになるのかな。
ハルの恋心が部内中にバレバレな件なのは思い過ごしではないでしょう。
あんなに一途に想っていたら勘付く人もいるはずです。
それにしたって、町井先輩のフォローは完璧ですね。
こんな優しくしてくれる上級生がいたら憧れちゃいますよ。
借り物競争で「あこがれの人」というお題で連れていくハルの気持ちも分かるってもんです。
町井先輩は一体誰のことが好きなんだろう。
卒業までに判明するのかな。
本筋のコンクールに向けての練習だってもちろん読み応えありました。
曲に対してのアプローチを共有するために、グループごとに解釈する試みは面白い。
スキルアップというよりかは波長を合わせたって形でしたけど、オーケストラのレベルアップに説得力があります。
ミーティングで喋ろうとしない人に対してイラつく佐久間の心情は共感できます。
だからこそ嫌われ役を買ってでも自分が発言しようとした直前で、青野が意見を口にしたことは嬉しかったんでしょうね。
テーマ: 漫画の感想
ジャンル: アニメ・コミック
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