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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『姫乃ちゃんに恋はまだ早い』2巻 感想 



姫乃ちゃんに恋はまだ早い」2巻のネタバレ感想です。

変わらない面白さがずっと続きます。
姫乃ちゃんのマセた言動に無表情で突っ込むオージくんが楽しい。
このズレたギャップはいつまでも読んでいられますね。

個人的にはやっぱり翼ちゃんの可愛さには降参するしかありません。
カードゲームに負けてジタバタする様子とか微笑ましいのなんの。

この漫画を読んでいると、小学生の時の感情が甦ってきますね。
記憶の奥底に眠っていた学校行事や子供ならではのルールが懐かしすぎます。
あの頃は無邪気で楽しかったなぁとしみじみ思い返してしまいますね。

しかしながら、学校で校内肝試し大会はやった覚えがないなぁ。
どうやら実際行っているところもあるようですね。
でも、あんなニワトリの化け物が闊歩していたら大人でも怖いでしょうに。

姫乃ちゃんの姉である梓が番外編も含めて登場多めで俺得です。
歳の差のある姉妹だから喧嘩もなく仲の良い関係でほっこりさせられます。
おりゃーって言いながら妹の脇をくすぐる姿を見て、めっちゃ可愛がっているのが伝わってきました。
出るところ出たナイスバディということもあって、男性視点からは美女だと認識されまくっていますけど、本人は恋愛経験あるのかしら。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 姫乃ちゃんに恋はまだ早い  姫乃ちゃんに恋はまだ早い(巻感想)  ゆずチリ 

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『JKからやり直すシルバープラン』4巻 感想 



JKからやり直すシルバープラン」4巻のネタバレ感想です。

相変わらず似た表紙絵で何巻なのか即判断し辛いこと。
おまけで店舗特典イラストが数点紹介されていますけど、真紀やハヤナの一枚絵が良いだけに勿体無いなと感じますね。

さて、予告通りの新章突入です。
新キャラとして財閥の孫娘・西園寺千桜が登場します。
まさに正統派の美少女ですね。
設定的には圧倒的なヒロイン力がある彼女を見事に見た目で表現しきっています。
実に説得力のあるキャラデザかつ描画力。
こんな可愛い女の子が事あるごとに背後をとってハイライトのない目を向けてくるのですから怖さが引き立ちます。

政党幹事長の孫娘である小百合に近付いて手懐けようと画策する千桜の空回り感よ。
裏をかこうとして逆にドツボに嵌まっています。
その割には強敵感は失われず、小百合にとって初めてとなるライバルとしてキャラが立っているのは何気に凄いことじゃないでしょうか。

シルバープランが一人歩きしてて笑う。
バブル崩壊を見据えた緻密な計画と勘違いされているのが当たらずとも遠からずなんだよなぁ。
国家規模ではなく個人向けの老後計画ってだけでですし。

外面の違いはあれども、千桜は以前の小百合に近い考え方なのでしょうね。
だからこそ一般人と慣れ合う小百合のことが癪にさわるのでしょう。
住む世界が違うとはよく言いますが、確かに格差があると共通認識さえ異なりますし、千桜の言い分も分からないでもない。
今後友達付き合いを続けていくためにも、ここは乗り越えなければいけない壁なのだと思います。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: JKからやり直すシルバープラン  JKからやり直すシルバープラン(巻感想)  林達永  李惠成 

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異世界おじさん アニメ第4話「つらい中お前がいて、支えてくれてよかった」  

異世界おじさん」アニメ第4話のネタバレ感想です。

なんというエロ可愛さ。
声優さんの艶っぽいボイスのおかげで破壊力が数倍にまで引き上げられています。
正直これだけでも原作を超えた回だったなと思いました。

まず前半は藤宮のターン。
シャワーシーンで巧妙でピンポイントな隠し方に若干笑いつつも谷間に目が釘付けになりました。
裸ワイシャツとか攻めすぎで、あざとくともご馳走様でしたと言わざるえない。

問題はたかふみの残念さ加減。
自分が惚れられる概念が存在しないと言わんばかりで藤宮さんが可哀相になってきます。
おじさんがマシに見えるというのは、よっぽどですよね。

後半はエルフのターン。
身体のラインが透けて見えるほどのシースルーなドレスを纏うエルフの気合の入りよう。
おじさんに強引に誘われて最初こそ強気に抵抗したけど、一瞬で陥落するチョロさが可愛すぎる。
猫なで声のエルフ可愛くて、もう堪りませんでした。

オチは甥と同じぐらい酷いものでしたけども。
部屋の前までのシリアス展開おさらばな酔っ払い全開の子安ボイスが面白くて、なおさらツンデレさんの気の毒さ加減がマシマシでした。

Cパートは単行本おまけのエロ漫画媚薬から。
もはやただのエロアニメといっても過言じゃない。
記憶がシャットダウンしている間におじさんがエルフに襲われていた同人誌が絶対に出る方に10000ガバス。

コロナの影響で制作に遅延が発生しているようで、次回の放送は3週間後になるようです。
こればかりは仕方がないですね。
次回が待ち遠しいです。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 異世界おじさん  異世界おじさん(アニメ話感想)  2022年放送開始アニメ 

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『ラジエーションハウス』13巻 感想 



ラジエーションハウス」13巻のネタバレ感想です。

主人公が載っていない表紙が初めてだと思ったら、渋いおじさん二人だった。
大丈夫なのかなと思って読んでみたら、納得の内容でした。

前巻で1話だけ先行公開された副題「メジロの想い」編の完結までが描かれています。
小野寺技師長の行きつけ焼き鳥屋の大将が、不可解な形で亡くなったことに衝撃を受けます。
正直嫌な予感は漂っていたのですが、それでもあっさりと逝ってしまったことに居たたまれない気持ちになります。

しかもそれが病院間の連携不足による見落としが大きく関わっているという事態。
人の生死を左右する職業であるが故に、機敏に察知する一方で死に対する痛みが鈍くならなければ本人が潰れてしまうのかもしれません。
多数の患者を診る大病院ですと、コミュニケーションをとるのも大変なのでしょう。
しかしそれでも医師を信頼するしかない患者にとっては、たまったものではありません。
医師にとっては多くの人間のうちの一人にすぎないかもしれませんが、当事者にとっては唯一の命なのですから。

鏑木先生、男を見せたなぁ。
大病院に対して医療ミスを指摘するのは喧嘩を売るようなもの。
関係悪化により立ち回らなくなることだって考えられる中で、医師のプライドから啖呵を切ったのは本当に格好良かった。
今までイオリに対して院内の嫌な象徴的ポジションを担っていましたけど、最も大事な患者ファーストがブレていなかったのは嬉しかったです。
病院内の派閥争いを利用したことで乗り越えたわけですが、鏑木先生自身は決して喜んでおらず、寂しげな表情で締めたのが印象深かったですね。

死者からの贈り物という展開に非常に弱い。
レントゲン写真で撮れたハートのポージングを受け取った女将さんの笑いと哀しみが同時に押し寄せた表情に涙を誘われます。
Aiは残された人の助けになっているのでしょうね。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: ラジエーションハウス  ラジエーションハウス(巻感想)  横幕智裕  モリタイシ 

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第5回ABEMAトーナメント予選リーグ  

第5回ABEMAトーナメント」の予選リーグ全放送が終了しました。
リアルタイムで観続けるのは不可能なので、毎週少しずつ視聴しています。
チーム動画も含めて本当に楽しめました。

予選ブロック1位2位3位
Aリーグチーム永瀬
川崎家
チーム三浦
シンジンオウ
チーム羽生
トワイライトゾーン
Bリーグチーム糸谷
乾坤一擲
チーム斎藤
シン・エンジェル
チーム菅井
真・振り飛車
Cリーグチーム広瀬
国士無双
チーム豊島
TMF
チーム山崎
厄払い
Dリーグチーム天彦
HADO
チーム稲葉
サンライズワン
チーム康光
枝豆
Eリーグチーム渡辺
マンモス
エントリーチーム
下剋上
チーム藤井
スリーカード

予想通りの結果もあれば、波乱もありました。
特にここまで4連覇中の藤井竜王率いるチーム藤井が予選落ちとなるのはビックリしましたね。
初参戦の藤井九段はともかく、例年好成績を収めている森内九段がいる以上、予選突破は堅いと思っていました。

申し訳ないことに、エントリーチームがここまで勝てるとは思っていなかったというのが本音です。
全員しっかり勝ち星をつけていて、穴のない平均的な強さが団体戦に向いていますね。
黒田尭之五段の粘り強い将棋は見応えがありました。
控室で盛り上げてくれる冨田誠也四段は応援したくなっちゃいますね。

優勝候補筆頭だと思っていたチーム斎藤が2位通過というのも意外でした。
でも、個人的に好きなチーム糸谷が1位通過となったのでちょっと嬉しかったりします。

どのチームも敗退は惜しいのですが、チーム山崎は見ていて楽しかったのでなおのことその思いが強いですね。
歳が近くて仲の良いトリオをもっと見続けていたかったです。

普段の長時間対局と比較するとフィッシャールールの勝率は棋士によって大きく異なります。
そういう意味では佐藤天彦九段の強さ、そして指し手には惚れ惚れしますね。
第3回ABEMAトーナメントからすっかりファンになってしまいました。
今回も負け知らずの5連勝でお見事でしたね。

チーム動画では体験型のサービスに挑む姿が新鮮でした。
インドアスカイダイビング、東京タワーバンジーVR、ARスポーツなんかは初耳ということもあって面白かったです。
ちょっとやってみたいなと思わせてくれました。

チーム藤井だけでなく、チーム羽生も敗退してしまったので将棋界の二大スターが本選に進めないという事態に。
個人的には他の棋士で対局を観たい人はいっぱいいるので構いませんが、最近観る将になったばかりの人だとトーンダウンしちゃうかもしれませんね。
そんな心配なぞ杞憂だったと思わせてくれるような熱戦を期待したいところです。

あと心配なのはコロナかな。
生放送よりも録画放送にすべきだと思うのですがねぇ。

テーマ: 将棋

ジャンル: ゲーム

タグ: 将棋  ABEMAトーナメント 

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『青のオーケストラ』7巻 感想 



青のオーケストラ」7巻のネタバレ感想です。

前回の定期演奏会の続きから。

♪ 「新世界」より第4楽章 / アントニン·ドヴォルザーク

最終章。
重厚感のある力強さ。
スリリングなスピード感。
いずれも本気で部活動をしていた彼や彼女だからこそ魅せることができたひと時でした。
部長の涙に誘われてしまいます。

6巻の感想でも書きましたけど、つくづく最後の第4楽章が入りきらなかったのは構成的に勿体ないな。
連載で読んでいた時よりも公演が楽しめたのは、間違いなく高まる流れで興奮させられたからです。
クライマックスを勢いのまま読ませて欲しかったですね。

3年生が引退し、2年生主体となってオケ部再出発。
優等生揃いの3年生と比べると、癖の強い面子が多いですね。
原田先輩の強烈なキャプテンシーを比較するのは可哀想かもしれませんが、この年代はまとめあげるのに一苦労しそうです。

特に佐久間は何かと喧嘩腰で嫌味で面倒臭い。
でも、やることはしっかりやっているし、発言内容は正論なんですよね。
一歩引いた立場の大人からすると、嫌な役回りをやってくれる存在としてある意味有難いだろうなと思うのですが、当事者からしたらムカついて仕方ないと思います。

滝本先輩の思春期らしい悩みがほろ苦い。
本人にとっては辛くてどうしようもないけれど、青野のおかげで自分で決めることが出来たのは良かったと思う。
頑張り屋さんで本当に立派ですよ。
先輩だからといって完璧なわけではないですし、そもそも未成年の子供がここまで考えて行動に移せるのって尊敬に値します。

実質的な強制の朝練から夕方遅くまで詰め込まれたハードな部活動をしていたら、遊びも勉強も時間なくなります。
だからこそ演奏会に感動したわけですが、全員が同じだけ時間を費やすことができるわけでもありません。
滝本先輩がコンクールまでと線引きしたことを親も部員も尊重してくれたらいいなって願います。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 青のオーケストラ  青のオーケストラ(巻感想)  阿久井真 

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『ちはやふる』39巻 感想 



ちはやふる」39巻のネタバレ感想です。

千早vs結川、決着。
遂に千早がクイーン戦挑戦者の席を獲得し、詩暢との約束を果たすことになりました。

ハッキリ言って、結川はカマセになると思った読者は多いのではないでしょうか。
女子選手の中では頭一つ抜けている詩暢に挑む前に負けているようでは先が思いやられます。
しかし、結川の意気込みや実力を見誤っていたと謝罪したい気持ちです。
勝利には届かずとも千早を翻弄する試合運びで、熱戦となったのは彼女のおかげだと思います。

試合終了後に顔を合わせる千早と詩暢の表情が目に焼き付きます。
独りだった世界が広がり始めているのは結川を始めとした同会のおかげでも、ライバルではなかったのでしょう。
やっと若宮詩暢にも競う相手が現れたということ。
いつもの不敵な笑みの裏側に憎たらしさや嬉しさなどの感情が隠しきれていないように感じました。

もう一方の名人挑戦の椅子を賭けた戦いは更にヒートアップしています。
新の勝利を疑わない人が多いのは実力的に仕方がないのかな。
搦め手で少しでも差を詰めようとしてきた太一が、新の瞳に自分が映ることで喜んでしまっている節があります。

幼い頃から世代トップを走り続ける新に勝ちたいという、たったそれだけの純真な想い。
肉まん君とヒョロ君だけは太一の心情を理解出来ているのかもしれませんね。

青春全部を賭ける。
苦しい時の右下段。

周防名人のおかげで強くなれた太一だけど、突き動かしたのは原田先生の言葉ばかり。
ここまで積み重ねてきた努力の熱量を知っているからこそ、2試合目の勝利はとてつもなく大きな意味を成すのが分かる。
決して譲られたものではなく、もぎ取った勝利なのだと。
だからこそ新に勝てたことを太一は喜んだのだと思います。

ただ、燃え尽き症候群みたいにならないかという心配があります。
花びらが散るように、蝋燭の火のように。
どちらが勝ち上がるにしろ、最後の試合が全てを出し切るものになってくれればいいな。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: ちはやふる  ちはやふる(巻感想)  末次由紀 

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可愛いだけじゃない式守さん アニメ総評 



【評価……B-
作画 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
演出 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
脚本 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
音楽 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
声優 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
原作再現度
コメディ




 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6





1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話
C+C+B-C+C+C+BB+B-BBB

【総評】


マガポケでも随一の大人気ラブコメのアニメ化作品。
元々Twitter漫画だったこともあり、初期は場面だけを切り抜いたショートショートのようなスタイル。
そのため、ラブコメ作品としては比較すると少なめであろう、カップル成立して1年後の作品となっています。

原作は既読済みなので期待していたのですが、正直なところ若干肩透かしを食らいました。
後述しますが決して駄作ではありません。
しかし、問題点はいくつか明確に存在しており、そのため脱落者が多かったのではないかと思います。

まず上記に書いた通り、原作からして途中からが始まる物語というところにあります。
Twitter漫画だと描きたい部分だけを描くのは大いにありなのですが、TVアニメシリーズだと相性が悪い。
作品の深みに欠けたり、内容に入っていき辛いなどのデメリットが目立ちます。
一部構成を変えて対応しようとしたようですけど、あまり効果は見られませんでした。

次に主人公の和泉くんの声について。
演じる梅田修一朗さんのボイスがホモホモしいというか、なよなよしい。
ある意味キャラに合っているとはいえるのですが、人を選ぶタイプの声質であるとは言わざるをえません。

そして、最大の難点はエンジン掛かるのに時間を要したこと。
前半は短編をまとめあげたエピソードばかりのためイマイチ感が残りがちです。
先ほど挙げた和泉くんの声だって続けて視聴していけば慣れますし、この声もありだなと思いました。
しかし、きっとそれまでに視聴切りした人は少なくないでしょう。

打って変わって後半は長編が並んでいる為、充足感がまるで異なります。
文化祭、体育祭、デート回などイベント目白押しです。

転換期となったのは狼谷さんの登場回。
既に恋人関係となっている主人公とヒロインがいる中で、当て馬的ポジションは出し辛いはずでしたが、これ以上ない魅力溢れる女の子として描いてくれました。
狼谷さんが恋に苦しむ涙も、式守さんが和泉くんに優しくされて流す涙も尊い。
高校生に戻りたいなと思わせてくれる青春がそこにありました。

序盤こそ厳しいなと思いましたが、後半は素直に楽しむことができました。
どうすれば正解だったのかが分からないので、もしかするとアニメ向きではなかったのかもしれませんね。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  可愛いだけじゃない式守さん  2022年放送開始アニメ 

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『姫乃ちゃんに恋はまだ早い』1巻 感想 



姫乃ちゃんに恋はまだ早い」1巻のネタバレ感想です。

おマセな女子小学生とマセ度0%な男子小学生の、すれ違い初恋ラブコメディ。
配信で全話で読破済みですが、単行本も購入していたので改めて読み始めました。

一言で感想を述べるなら、微笑ましいという単語に尽きます。
背伸びした女の子・姫乃ちゃんが、初恋相手のオージくんを誘惑するも悉く空振りに終わるのが面白い。
よく分からずにドラマの受け売りで喋ってたりするものだから、可笑しくて可愛らしい。

まさに娘がいる親の気分を味わえる作品です。
一定の距離を持って、ずっと見ていたいなと思わせてくれますね。
オージくんが姫乃ちゃんのことを怖いと思いつつ友達として接する優しい子なので、安心して見られます。

まぁでも、個人的には男子に混じって遊ぶ翼ちゃんの方が好みだったりするんですけどね。
小学生男子にとっては、無邪気にゲームを一緒に遊んでくれるなら性別関係なかったなー。
実際こんなに男子寄りな女子は希少ですが。

番外編で翼ちゃんとオージくん達が仲良くなるキッカケのエピソードが特にお気に入り。
キャラ物の消しゴムを見て興奮するオージくん達を見て、にんまりとする翼ちゃんがめっちゃ好きです。
あと、男子友達のよっちゃんのさりげない優しさに今更ながらに気付かされました。
将来大人になってもこの子達は仲が良いままであって欲しいですね。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

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異世界おじさん アニメ第3話「叔父がいるなら叔母もいるものです、わ」 

異世界おじさん」アニメ第3話のネタバレ感想です。

おじさんの女体化って文章だけでも面白い回。
子安さんの女性演技を聞いてみたかった気もしますけど、実際やっていたら気持ち悪かったでしょうし、これが正解か。
でも、戸松さんが子安さんっぽい口調を真似ているのは聞いてて面白かったです。
エルフのシリアスな演技も含めて、今回は戸松ファンにとっては神回だったでしょうね。

原作の濃い絵柄を再現するのは難しいと思っていたので、作画は元々あまり期待していませんでした。
しかし、アニメならではの映像の見せ方が素晴らしく、ダイナミックで見応えあります。
良い意味で予想を裏切ってくれました。
張り直された結界に顔からぶつかるエルフは明らかにアニメの方が良かったです。

まさかセガに続いてソニーすらもピー音などで誤魔化さず単語を出すとは思いませんでした。
こういうところで手を抜かず本気なのは好感持てます。

エルフのゲームプレイ動画だったら、そりゃあバズるよなぁ。
パーカーから覗く谷間とか、あざとくてもつい視聴したくなるわ。
おじさん的にはショックでも、これならゲーム画面は小さくてもいいですね。

藤宮の幼少期の気持ち悪さも含めて、声優さんの演技が光る内容でした。
アニメで観られて良かったです。

テーマ: アニメ

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『とんがり帽子のアトリエ』4巻 感想 



とんがり帽子のアトリエ」4巻のネタバレ感想です。

第2の試験開始。

表紙を飾るリチェのターンが回ってきました。
てっきりアガットだけかと思いきや、リチェも同様に試験を受けさせるキーフリー先生。
確かに言うことを聞いてくれないタイプだけど、直前まで秘密にしておくのは騙されたみたいでいい気はしませんね。
怒リチェポイント1というよく分からん単位を出すぐらい怒るのも当然かと。
今までの信頼が一気に崩れかねない危険な賭けだったと思うんですが、それだけリチャに試験を受けさせたい理由があるのかな。
それともリチェなら成長できると信じて背中を押したかったのでしょうかね。

一方で、顔に似合わずといってはなんですが、オルーギオは不器用だけど優しくていいなぁ。
新作魔法ほっか石という名のホッカイロを作ったのは絶対みんなのためでしょ。
キーフリーに寝る手本を見せろなんて台詞など、全方位に気配り出来てて隙がないですよ。

同時に試験を受けるネガティブな魔法使いユイニィに対してアドバイスを送るリチェ。
幼い子がお姉さんっぽく振る舞うのって微笑ましくて良いですよね。
まだリチェの過去に何があったのか分かりませんけど、きっとユイニィの気持ちが分かるんでしょうね。

試験の内容は目的に対してのアプローチに幅があるもので、各自の解釈があって面白い。
魔法の自由度が高いことを証明していて、新たな発想が出てくるワクワク感がたまりません。

正直これだけでもエピソードとしては成り立っているのですが、つばあり帽の接触により物語は急転。
いやぁ、ユイニィの鱗狼化は駄目ですよ。
引き立つ恐怖と絶望が半端ない。
もしかすると、つばあり帽側に根底が覆されるような隠された理由があるのかなと思っていたのですが、ここまで非道なことをされると紛れもなく敵だと認識するしかなくなります。
シビアな世界観は作品としては大いに有りなんですが、悲劇的な結末にならないで欲しいなとも思います。

巻末には、おまけ漫画の番外編でフデムシがモノローグが綴られています。
今までの親しげなコミュニケーションからしてフレンドリーな性格だと思っていたら、随分と太々しいな。
ちょっと意外。

テーマ: 漫画の感想

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『青のオーケストラ』6巻 感想 



青のオーケストラ」6巻のネタバレ感想です。

定期公演の幕開け。
まさにオーケストラ鑑賞している気分にさせてくれるほどに没入感が凄まじい。

今までも凄かったですけど、ここからの画力はまさに圧巻。
オノマトペの使用を極力控えて、線の勢いや力強さで見せつける。
登場人物の背景を描写しながらイメージを高める手法。
聴き応えではなく、見応えのある音楽会が開演となります。

♪ 歌劇「カルメン」より前奏曲 / ジョルジュ·ビゼー
律子がオーケストラ部の一員として立派に演奏しているだけで感動モノ。
武田先生の油断したら涙が出てきそうな表情になる気持ちに共感を覚えます。
辛い日々もあったけど、こんなに楽しそうに演奏できるようになったのかと思うと先生の立場なら嬉しくて仕方がないでしょう。
彼女が音楽に出会えて本当に良かった。

♪ 「くるみ割り人形」組曲 / ピョートル·チャイコフスキー
小さな体を大きく目一杯広げて踊るイメージ。
町井先輩の言う通り、可愛らしいハルにぴったりの一曲です。
素敵な先輩からの想いという名の贈り物は、きっと代々受け継がれていくのでしょうね。
中学生らしき女の子がオケ部に入部すると決意するのも納得。
優しさに溢れた華々しい絵に感動の涙が止まりません。

♪ 「四季」 / アントニオ·ヴィヴァルディ
3年生達の格好良さが光るヴァイオリン協奏曲。
中でもやはり原田先輩は別格。
彼のソロ演奏を雷に例えた通り、一閃の速さで弦を引く様に痺れてしまいます。
演奏後の原田スマイルは男女関係なくオチてしまう破壊力がありますね。

♪ 「新世界」より / アントニン·ドヴォルザーク
佐伯のモノローグから始まる第1楽章。
生きれいれば誰だって環境の変化が訪れます。
それは決して期待や希望だけではなく、不安も抱えているもの。
そんな重々しい足取りで歩んでみたら、新しい出会いに溶け込んでいきます。

終わりを告げる寂しさを3年生の引退になぞらえる第2楽章。
いつかきっとこの曲を聴いて、苦楽の日々を思い出すのでしょうね。
郷愁と慈しみから織り成す柔らかさがありました。

一転して恐怖すら感じさせる激しい第3楽章。
主人公・青野の活躍はここだと言わんばかりの全身から伝わってくる大迫力。
音の振動で身体が震えるかの如くダイナミックな演出。
まさしく今巻はオーケストラでした。

唯一の欠点は、第4楽章だけが次巻に回ってしまったこと。
これだけは惜しいところでした。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

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『ちはやふる』38巻 感想 



ちはやふる」38巻のネタバレ感想です。

遂に幕を開けた名人クイーン戦挑戦者決定戦。
因縁の対決である太一vs新が開始したことを意味します。

新と出会い、かるたを知ったあの日の短髪姿に戻った太一。
形振り構っていられない太一の意気込みは明らかに新を凌いでいますね。
皆が皆驚いているけれど、とりわけ千早だけリアクションが酷い。
ヒロインの女の子がしちゃいけない顔面になってて笑うなって方が無理です。

新が太一と再び対戦できて嬉しいなと呑気に考えていたのは、太一に勝つのが当たり前だと無意識で思っていたから。
周防名人と勝つ約束をする太一を見て、初めて余裕ではなく見下していた事実に気付いたようです。
どこまで太一の作戦なのか不明ですが、精神攻撃としては効きまくっていますね。
圧倒的に有利だと思われていた新の優位性が怪しくなるぐらい、ストーリーの先が分からなくなってきました。

1試合目、最後の取りを譲ることで勝利さえ手放す太一は本当に徹底していますね。
おかげで新に重しを抱えさせることに成功しました。
これは引き摺られるぞと思っていたら、文字通り室内の空気を入れ替えてしまった千早。
策を練っても一瞬で場を変化させてしまうのが千早の天然さであり、魅力なんでしょうね。
せっかく太一が必死で新を罠に嵌めていたのに、すっかり頭を冷やしてしまいました。

結局のところ、どす黒い気持ちを抱くのも、親しみを感じるのもどちらの側面もあるのでしょう。
単純な関係ではなく、お互いに複雑な感情を持ち合わせた特別な相手。
だからこそ真正面からぶつかり合って、かるたを通して本音を曝け出して欲しいなと思います。

一方で主人公である千早の1試合目は、西の代表である結川に危なげなく勝利。
強敵とはいえここで躓いているようでは詩暢には到底勝てませんし、こちらは圧勝するのかなーと思っていたら暗雲が立ち込めてきました。
ダブってしまったことを自己申告するのは前回の理音と正反対で、メンタル的に強い結川がこのまま終わるわけはなかったようです。
孤独だった詩暢に繋がりを見せた結川が、どこまで千早に食らいつけるのか見ものですね。

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『とんがり帽子のアトリエ』3巻 感想 



とんがり帽子のアトリエ」3巻のネタバレ感想です。

表紙絵はキーフリー先生。
弟子のマントとは異なる配色で、これなら大の男でも似合ってますね。

そんなキーフリーは弟子を指導していかねばならない立場なのに、ちょっと危うい匂いが漂っています。
つばあり帽との因縁があるようですが、ノルノアの記憶を消してまで一人で秘密裏に辿ろうとするのは暴走していると言わざるをえません。
先生ポジションのキャラが道を誤りそうなのは比較的珍しいなー。
ココたちを真っ直ぐ育てて欲しいので、キーフリーには育成に力を注いて欲しいのですがね。

リチェの「子供のこと子供って名前の生き物だと思ってて 人間扱いしない大人… きらい…」という台詞は胸に響きます。
人の話を聞こうとしない人は大人も子供も関係なく嫌いです。
しかし、リチェ自身もやりたくないことはやらないと公言するような性格ですし、なかなか気難しそうですね。

テティアは周囲を幸せにしてくれる娘だなぁ。
ありがとうの返事でありがとうを言葉にして伝えられるのは、シンプルながらにとてもいいと思う。
ツインテール用のとんがり帽子を被る日が来たら、世界はきっとハッピーだね。

魔警団は主人公側からすると横暴のような態度に見えましたけど、規律は確かに必要なもの。
好き勝手にやっていたら、それこそ魔法の存在なんて簡単に明るみになるでしょうしね。

後半は風邪で倒れたココの話。
まだ幼いココには悪夢でうなされても仕方がないことが続いていました。
明るい前向きさが売りなところもあるので、気付きにくかっただけでしょう。

タータが罹る銀彩症っていうのは、たとえ魔法使いでなくても辛い症状ですね。
そんなタータに新たな可能性を見出させたココは、やっぱり発想力が素晴らしい。
結果的に、母親の石化を治すキッカケも掴んだわけですし、着実に成長していってますね。
試験の多さからしてまだ先は長そうだし、更につばあり帽からの邪魔も入るだろうけど、挫けず頑張って欲しい。

そういえば、タータまでココの噂を耳にしているましたね。
きっと伏線だろうと思っていたけど、まさか裏はないってことないよね。

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『青のオーケストラ』5巻 感想 



青のオーケストラ」5巻のネタバレ感想です。

母親が倒れたと同時に聞かされた佐伯からの真実。
競い合うライバルであり友人と思っていた相手が、実は忌み嫌う父親の不倫相手の子供だったなんて冷静になれという方が無理です。
抱えきれない感情で性格が歪んでもおかしくありません。

そんな時に偶然出会えたのが武田先生で良かった。
まさにこういう人のことを恩師というのでしょうね。
涙を流す青野を胸に抱き寄せて頭を撫でる先生の懐の深さに惚れてしまいます。
こんな格好良い大人になりたいと憧れさえしますね。

武田先生と律子に進むべき道のヒントを貰った青野が即行動できるのも若々しくて羨ましい。
共に過ごした部活の日々は嘘偽りのない時間。
大事なことは拗れないように本音でぶつかり合うこと。
青野も佐伯も恐る恐るといった感じでしたけど、一番伝えたいことを話し合うことができたみたいで良かったです。

それにしても登場人物が多くて覚えきれませんね。
主要キャラである1年生は分かりますが、先輩の名前とパートが一致させるのが大変です。
部長の立石のエピソードは等身大の高校生を描いた夏の一日って感じで、これはこれで青春だなと感じました。

ハルが青野の一挙手一投足に慌てる姿が可愛らしい。
恋する女の子を応援したいけど、青野と律子の相性の良さも抜群だしなぁ。
どちらも好きなので困ってしまいます。

山田が佐伯と出会った頃の回想は印象に残りました。
職人っぽい父親の「他人を理由に辞めるのは許さねえぞ!」という台詞は胸に響く。
何かを諦める時って、自分を守るために外的要因を探してしまいがちですからね。

しかし、佐伯の演奏はどうして同士たちの心をへし折るのだろう。
感動的な音楽なら聴き惚れたり、自分も真似したいと思ったりしそうなものなのに、何故か佐伯に限っては青野もハルも山田も凹みっぱなしです。

青野が覚醒する第34話「ユーモレスク」が素晴らしい。
改めて言いますけど、絵に音を乗せるのが巧過ぎる。
穏やかで、でも少し寂しげな空気感。
ふいに訪れる急変と戻ってくる晴れやかな間。
時の流れを肌で感じさせるような表現力は圧巻の一言。

見所が多い一冊でしたね。
次回以降の演奏会を期待させてくれます。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 青のオーケストラ  青のオーケストラ(巻感想)  阿久井真 

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はたらく魔王さま!! アニメ第1話「魔王、笹塚に叫ぶ」 

はたらく魔王さま!!」アニメ第1話のネタバレ感想です。

第1期から実に9年。
事あるごとに望まれていた第2期が遂に放送開始となりました。
原作も2年前に完結し、作者ですら諦めかけていた中での発表だったので多くの人が驚き喜んだと思います。
実際、ラノベを読む習慣がなくなった自分も非常に楽しみにしていました。

しかしながら、残念なことに第1話を観た現時点の評価としては微妙だと言わざるをえません。

一番の問題点はキャラデザ。
9年も前だと第1期とスタッフや制作会社が変わるのは致し方ありません。
とはいえ、これだけ期間が空ければ絵に関しては現在の水準を考えるとレベルアップしていていいはずです。
それが何故か劣化しているのですから厳しものがあります。

正直、放送前の時点で発表された絵柄に不安がありました。
動いているところを見れば杞憂に終わるかなと期待していたのですが、むしろその逆。
余計に違和感があって、少なくともこれは良いなと思ったカットすらない状態です。
デフォルメも含めてキャラが可愛くないというのは致命的ですよ。

元々原作の029氏と第1期の絵柄は似て異なるものがありました。
しかし、どちらも味があって女の子が可愛いという最重要項目だけは共通していました。

決して思い出補正ではありません。
第1期は2年前に観直したばかりで、未だに面白さは健在だと改めて思ったものです。
構成や内容もイマイチだと感じるので困りました。
第1期は演出、見せ方に長けていたことを嫌な意味で認識する形となってしまいました。

声優陣は続投ということは喜ばしい。
ただ、どうしても演技が変わってしまった方もいますね。
アルシエル役の小野友樹さんがあまりにも違い過ぎてて、このキャラだけ声優変更したのかと調べたぐらいです。

まだ第1話なので、ここから挽回してくれると思いたいですね。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: はたらく魔王さま!!  はたらく魔王さま!!(アニメ話感想)  2022年放送開始アニメ 

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異世界おじさん アニメ第2話「1位「ガーディアンヒーローズ」だろぉおおお!」 

異世界おじさん」アニメ第2話のネタバレ感想です。

冒頭のセガサターンソフト読者レースの最終結果が載っている本について。
ボカしていたけど1位は「EVE」シリーズらしいですね。
PCの美少女ゲームの移植策ってだけで連想できるぐらい一定の人気はあったと思いますけど、1位になるほどだったかなぁ。
2位の「グランディア」は納得の順位。
ちなみに、おじさんが激怒したガーディアンヒーローズは動画で見たことあるだけで未プレイですが、197位はさすがに低いなと思いますね。
あと、セガにも人気のRPGタイトルが多いだけに遊んでいないのは勿体ないな。

原作の伏字をピー音なしで喋るのは珍しい。
どっちかというとTV放送するアニメの方が版権に厳しくて隠す傾向が強いので、ガンガン単語が出てくるのが面白い。
こういうネタは本気でやればやるほど面白くなるので、徹底的にやって欲しいですね。

氷の一族であるメイベル登場。
エルフに負けず劣らずの美少女でしたね……1話すら持ちませんでしたが。
声優さんが悠木碧さんである真価は、次回以降にきっと分かるのでしょうね。

たかふみの幼馴染みである藤宮も登場。
異世界ならともかく現実世界でも二次元にいなさそうな女の子です。
まぁ下手にリアリティある内容にするよりは可愛い子が見られた方が嬉しいのでこれで正解だと思いますよ。

ルームシェアの話題が出た時の一瞬の笑顔と、おじさんに負けた後の恨みに満ちた顔の落差がヤバイ。
これも全てたかふみの無自覚さが悪い。
たかふみがおじさんにツッコミを入れる割には自身への恋慕に疎いのは血の繋がりを感じさせますね。
何というか、残念さ加減が似ている叔父と甥ですこと。


テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 異世界おじさん  異世界おじさん(アニメ話感想)  2022年放送開始アニメ 

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SPY×FAMILY アニメ総評 



【評価……A-
作画 ★★★★★★★★★ … 9
演出 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
脚本 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
音楽 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
声優 ★★★★★★★★★
 … 9
原作再現度
コメディ




 ★★★★★★★★ … 9
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8





1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話
A-A-A-A-BA-A-A-A-B+A-B+

【総評】


少年ジャンプ+で配信されている大人気WEB漫画。
放送前から大ヒットが義務付けられているといっても過言でないぐらい期待度が高まった作品です。

タイトル通り、スパイである主人公・ロイドが偽装家族と共に過ごしつつ任務を遂行せんとする物語。
偽装結婚したヒロイン役のヨルは暗殺者、孤児院から連れ出した娘役アーニャはテレパシー能力者とそれぞれが秘密を抱えています。
舞台は戦後の余波が残る西欧風な国、東のオスタニアと西のウェスタリス。
シリアスな背景で繰り広げられるのは、実は勘違い系ギャグコメディなので意外と思われるかもしれません。

たびたび各話感想でも語りましたが、予算が飛び抜けていることが伝わってきます。
主題歌にOfficial髭男dismと星野源を抜擢するだけでなく、アニメーションの滑らかさや全てのカットに行き届いている丁寧さなど、他の深夜アニメとは一線を画しています。
余裕をもって制作されているので安定感が素晴らしく、完成度は今期に限らず昨今のアニメ界においても随一でしょう。

実際、アニメ化になって更に作品人気はブーストが掛かっているようですね。
作風が万人向けなのでお勧めしやすいことも一因でしょうか。

一番の魅力は間違いなくキャラクターです。
主人公が格好良く、ヒロインが可愛いってだけで興味を引き付けるのに十分だということを証明していますね。
あとアーニャの子供らしい無邪気な言動の数々が愛おしいのなんの。
そして声優さんのおかげで全員さらにキャラが立つようになっており、お見事というしかありません。

原作を大事にアニメ化しているのも好印象。
カットされたシーンはほぼありませんし、オリジナル要素を追加する際も雰囲気が崩れないよう配慮が行き届いています。

個人的に良かったと思うのは第2話のヨル初登場、第8話のヨルの弟ユーリから夫婦仲疑われる回。
どちらも演出が原作越えしており、映像として見られて嬉しかったです。

プレッシャーも大きかったでしょうが、期待通りの出来として作り上げてくれました。
これなら秋から始まる第2クールも不安はないですね。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  SPY×FAMILY  2022年放送開始アニメ 

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『ちはやふる』37巻 感想 



ちはやふる」37巻のネタバレ感想です。

死闘となった名人クイーン戦予選準決勝が決着。
ます太一が須藤を撃破。
最後まで須藤を精神的に揺さぶって周防名人のような勝ち上がり方をした太一は、素直に喜び辛いものがありますね。
一方で、敗れたものの須藤の株はストップ高。
負けても競技かるたを辞める賭けは乗らず、勝ったら競技かるたを一生やる方だけさせようとするのなんて流石ですね。
いつか須藤が名人位を獲得する日が来たらいいのになと思います。
例えば最終回で数年後の後日談で語られるなんて形でもいいですから。

太一はそのまま原田先生にも勝利して挑戦者決定戦に進出。
原田先生の前だけは少し本音をこぼせたのは良いことだと思う。
太一にとっては今も昔もかるたより千早が一番大事ってことですよね。
器用なはずなのに恋だけは不器用な彼を責めるのは可哀想かな。

千早も理音相手に大逆転勝利。
運命戦からのお手つき決着となるとしたら、太一の方だと思っていましたよ。
そんな教え子ではなく、田丸のかるたを観戦していたのは桜沢先生らしいな。
確かに田丸は生まれ変わったように良い顔するようになりました。
決勝の相手が千早でなければ勝てていたかもしれませんね。
でも、千早だからこそまた更なる成長が期待できる挫折になるのだと思いました。

東西代表者による挑戦者決定戦に向けて猪熊相手に練習する千早。
大学デビューした恵夢に勝ち、小石川と練習する結川。
クライマックスが近付いてきてオールスター感が出てきましたね。

いよいよ幼馴染み3人組が大舞台で再会を果たすと思ったら、太一の断髪に持っていかれました。
次回からは本当に目が離せませんね。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: ちはやふる  ちはやふる(巻感想)  末次由紀 

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恋は世界征服のあとで アニメ総評 



【評価……B+
作画 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
演出 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
脚本 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
音楽 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
声優 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
原作再現度
ラブコメ
エロ



 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7




1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話
B+B+B+B+BBB+BB+B+B-B+

【総評】


説明しよう!
正義の味方ヒーロー戦隊・ジェラート5のリーダーである相川不動と世界征服を企む悪の秘密結社・ゲッコーの戦闘員リーダーである禍原デス美は恋人同士なのである。
これは、戦闘している最中に逢引きを重ね続ける彼と彼女のギャグ全開ラブコメ物語なのだ。

とまぁ、戦隊シリーズのお約束を詰め込んだアニメです。
笑いに振り切った作品で、エンターテイメントとしては難しいことを考えずにひたすら楽しめる内容となっています。
原作をそのままアニメにしたような出来で、個人的にはもう少し評価されてもいいのになと思って観ていました。

敵対関係でラブコメが繰り広げられる舞台装置は使い古されたものでしょう。
「ロミオとジュリエット」という古典から始まり、昨今ですと「寄宿学校のジュリエット」が記憶に新しい。
障害があれば燃え上がる恋というのはキャラやストーリーを作りやすく、受け手も熱中しやすい特徴があります。
基本的に本筋はシリアスな展開が多いのですが、この作品は全力でコメディに偏っているところが売りですね。

勘違いコントを見ているような面白さが近いかな。
正義も悪も緩すぎるてツッコミどころ満載なのが楽しい。
ライバル同士で言い争っていると思われているけど、実際はイチャラブしているだけですからね。

そして何が一番素晴らしいって、デス美の可愛さよ。
照れたり喜んだり嫉妬したりと恋に恋する少女まっしぐらで、ずっと見ていられますね。
ウブな反応することが多いのに露出の多い服装についてはあまり意識していないのもエロくて助かります。
長谷川育美さんの演技もキャラに合っていて、まるで違和感ありませんでした。

制作予算はそこまであったように感じられませんでしたが、バランス感覚は優れていたと思われます。
力を入れるべきところに注力して、見せ場をしっかり作ってくれました。
場面が限られているからこそ、アクションシーンは派手に動かせたのかもしれませんね。

原作ストックは少なく、刊行された5巻のうち4巻途中までをアニメ化されています。
2期を望むのは難しいと思いますが、せめて原作の売上が伸びて長く作品が続いてくれればなと思います。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  恋は世界征服のあとで  2022年放送開始アニメ 

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『とんがり帽子のアトリエ』2巻 感想 



とんがり帽子のアトリエ」2巻のネタバレ感想です。

2巻になっても描き込み量は相変わらず凄い。
手を抜いているコマはなく、絵を眺めているだけでも満足感を得られますね。

緊迫の展開が続くのかと思いきや、ドラゴン相手に何だか呑気な魔法使いの弟子達。
いや、ある意味年相応なのかな。
シリアスになりきれていないのは、夢見がちな少女らしいってことでしょうかね。

ドラゴン相手にどうやって切り抜けるのかと思っていたら、まさかの居眠り大作戦。
「巨鱗竜をダメにするクッション」というのは予想外過ぎて面白い。
おかげで、ファンタジーが随分とメルヘンチックな絵になりました。
地味にドラゴロォォンっていうオノマトペが好きです。

壮大な世界観でスケールのデカい話が繰り広げられるのかと思いきや、今のところは大人しい感じ。
まずは順番にキャラの深掘りをしていくようですね。
手始めとして、ライバル兼相棒になりそうなアガットは自称一番弟子として頭一つ抜けているっぽいのかな。
リチェのさすガットって発言がナチュラルにスルーされている辺り、日頃から評価されいるみたいですし。
自分の益とならないココに対して良い感情は持ち合わせていないようでしたけど、今回のトラブル解決で歩み寄りが期待できそう。
抱えているトラウマから闇落ちしたりせずに、ここは定番のツンデレパターンでお願いしたいです。

ココは魔法使いとしては経験不足な代わりに、着眼点や発想が優秀ですね。
限られた知識を無駄にせずに可能な限り己ができることをやり遂げようとするので、見ていて気持ちいい主人公です。
石化した母親を戻してあげたいと思いつつも常に前向きに捉えていて、純粋に良い子だなと思います。

キーフリーの親友であるオルーギオは年齢も同じぐらいなんでしょうか。
随分と老けたオッサンに見えるんですけど……髭のせいかな。
あらゆる世代と性別の中で、おじさん年代は一番魔法使いから遠いというか違和感があります。
ココが初めて憧れた魔法の発案者だったということもあって、この二人は相性的に仲良くなりそうですね。

せっかく救助活動をしたのにあらぬ疑いで捕らわれてしまったココとアガット。
1巻同様に構成が巧みで、次が気になって仕方がないですね。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: とんがり帽子のアトリエ  とんがり帽子のアトリエ(巻感想)  白浜鴎 

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『とんがり帽子のアトリエ』1巻 感想 



とんがり帽子のアトリエ」1巻のネタバレ感想です。

緻密に描き込まれた絵柄が凄い好み。
芸術書のような圧倒的な背景や幻想的な魔法の演出に見惚れてしまいます。

舞台は魔法が存在する中世ヨーロッパ風のファンタジー世界。
魔法に憧れる少女ココは、ある日魔法使いの青年キーフリーと出会う。
幼い頃に貰った絵本と杖が魔法を発動させるために必要な魔方陣とインクだと知り、見様見真似で試していたら危険な魔法を生み出してしまった……という導入から物語は始まります。

実に王道で好みの展開。
ストーリーの牽引力が強くて、グイグイと引き込まれます。
母親を助けるという目的がハッキリしているので、主人公の歩みに強さがあります。
与えられた情報を駆使して試練に立ち向かうココは応援したくなりますね。
最初の試験でダイナミック飛翔を敢行する姿は爽快でした。

魔法使いの弟子がみんな可愛い。
素直だったり、寡黙だったり、捻くれていたりと性格は様々ですね。
ただ弟子が少女ばかりであるのは、ちゃんと理由が語られるのだろうか。
このままでは先生のロリコン疑惑が拭えないのですけど。
街に向かう際、両腕に少女を抱きかかえて飛んでいくシーンとか変な目で見てしまいそうです。

あと不思議なのが、ココの噂が広まりすぎていること。
これまた伏線なのだと思うんですけど、魔材屋の主人にまで知られていますよね。
それだけ特殊な事情で、かつ話が広がる何かしらの手段があるのだと考えるのが普通でしょう。
キーフリーがココをアトリエに連れて帰った直後で何故か弟子たちが既に知っているのですから。

魔法の設定が細かく練られているようなので、今後への期待も高まります。
巻末のおまけで解説してくれるのも有り難い。

ラストの引きもお見事。
ドラゴンの大迫力な登場には息を呑みました。
ページをめくってビックリしたのは久々で、驚きの後に訪れる絶望感がヤバイ。
文句なしに素晴らしい導入だったと思います。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: とんがり帽子のアトリエ  とんがり帽子のアトリエ(巻感想)  白浜鴎 

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『ちはやふる』36巻 感想 



ちはやふる」36巻のネタバレ感想です。

名人クイーン戦の準決勝は因縁のカードが実現。
千早vs理音、太一vs須藤。
特訓していた仲ということもあってか、まるで千早と須藤が味方のように見えて、その一方で太一のアウェイ感が増しているように見えます。
離れても千早と新を特別視してしまうのは、太一らしいなとも思います。

あと単純に須藤も報われて欲しいなと思ってしまいますね。
原田と戦う美馬に語りかけるところなどここ最近は好感度上がりっぱなしです。
サド気質ながらも後輩思いだから人望があるんでしょうね。

周防名人は太一が勝ち上がってきた方がやる気出るようですが、伏線や本筋を考えるとその可能性は低いだろうなぁ。
部活動やっていた時の人間味ある太一が好きでした。
今の変わろうと頑張る姿も決して嫌いではないんですがね。

初登場時、理音は物凄い才能を持った強敵かと思いきや未熟さの残る女の子でした。
団体戦や個人戦で悔しい思いを積み重ねてきた結果、ついに一皮剥けたのかな。
千早がクイーン戦に出場するにあたって最大の壁になりそう。
詩暢が目指すべき目標だとすると、理音は同じ感じの良さを持ったライバルでしょうか。

しかしながら、最終盤で共お手を知らぬ振りしたのは悪手でしょう。
確かに重要な局面での1枚だけど、だからこそメンタル優先すべきなはず。
そもそも初対決となった2年生の団体戦でも手をぶつけて指をケガさせたことで流れを失ったのに、それを糧に出来ていないんじゃないかな。

新がいち早く予選を突破して挑戦者決定戦のチケットを獲得。
絶体絶命のピンチに陥った千早と太一が目を覚ますのは、やはり友であり恋敵である新だったということなのでしょう。
ここからどう逆転するのか、見ものです。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: ちはやふる  ちはやふる(巻感想)  末次由紀 

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安倍晋三元首相、死去 

安倍元首相が亡くなられました。

本日、昼間に安倍元首相が銃撃されたという速報を目にした時の衝撃は凄まじいものがありました。
一命を取り止めることを祈っていましたが、懸命な救命活動もむなしく残念な結果となってしまいました。

現代の日本で元内閣総理大臣が暗殺されるなんてあってはならないことです。
昨今哀しいニュースが増えている中でも、とりわけショッキングなニュースでしょう。

各社報道局、ネット上の拡散された映像などを見て気分が優れません。
今もなお精神的な負担が重く圧し掛かり、己が正常ではないことを自覚しています。
おそらく日本中の多くの人が同様の感情を抱いているのだと思われます。
一度ニュースから目を離した方がいいんでしょうけど、つい追いかけてしまうぐらい大きな存在でした。

首相として歴代最長在職期間や戦後最年少の記録、様々な経歴から歴史に名前を残す偉大な方だったのは間違いありません。
国内はもちろん国外においても報道や反響の大きさから、外交で築き上げた信頼は確かだったという証明になっています。
政治思想は人それぞれでしょうし、追及されるものもなかったとは言えませんが、功績は否定されるものではないでしょう。
それが結果として、最悪の形で歴史の教科書に刻まれることになるとは誰もが予想していなかったのではないでしょうか。

現時点ではまだ犯人についての情報は未確定の要素も多く、推定で語るのは危険な状況です。
過去に元海上自衛隊に所属していた話でフィルターをかけずに、まずは詳細な情報が知りたいと思います。
特定の団体の繋がりから犯行に及んだ発言があるようですが、人を殺めることは断じて許されません。
何故容疑者は行動に移したのか、全貌を明らかにして欲しいです。

選挙活動真っ只中で起きたため、街頭演説の映像が多く残されています。
映像見る限り、1発目と2発目は3秒程度の時間差があったようです。
警察、SPが守ることが出来なかったのかという問題も提起されているようですけど、個人的には自分も含めて日本人は平和慣れし過ぎていたのではないかなと思います。
防ぐなら1発目を発射させない警備体制が必要で、数秒後の2発目を止めるのは難しかったように見えました。

多くの政治家が公言するように、民主主義が屈するわけにもいきません。
明後日は選挙。
元々毎回投票していますので、もちろん今回も投票に行きます。
これで投票率が上がれば、ほんの少しは安倍さんも喜んでくれるだろうか。

本当に悔しくて悲しくてたまりません。
ご冥福をお祈りいたします。

テーマ: 政治・経済・時事問題

ジャンル: 政治・経済

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異世界おじさん アニメ第1話「異世界グランバハマルに17年いたがようやく帰ってきた、ぞ」 

異世界おじさん」アニメ第1話のネタバレ感想です。

原作は全て既読済み。
今期アニメ作品の中では一番の注目作です。

第一印象としては悪くなかった、というか結構面白かったですね。
独特なタッチの絵柄をアニメで再現するのは難しいので正直不安もあったのですが、今のところイイ感じにアニメに落とし込んでいます。
おじさんの気持ち悪さと可憐なエルフという二大要素をしっかり満たしていました。

主人公のおじさんの声優が子安武人という時点でキャラが濃い。
幅広い演技というよりもキャラを引き寄せる演技をする声優さんなので、一瞬で子安色となりました。
違和感どうこうではなく、元々こういう声色だと思って原作も読んでいたと思わされるので凄い。

エルフ役は戸松遥さんで、まんまSAOのアスナでしたね。
ツンデレ概念の無いおじさんには悪手になってしまって可哀相なんだけど、そこが可愛い。
プレゼントの指輪を左手小指に付けさせておいてからの質流しは、さすがにおじさん刺されても仕方がないと思う。
一体おじさんのどこにそれだけ惚れる要素があったのか、少なくとも1話だけでは分かりませんしね。
まぁ、魔物に襲われていたところを助けて貰っただけでも好感度は相当高いでしょうけども。

SEGAネタが規制されることなく全開で一安心。
「ベン・トー」の時もそうでしたけど、ここを削ってしまっては作品の魅力は半減しますからね。
ソニックとテイルスの映像が流れているシーンもあって大満足です。

ゲーム映像といえば、ドット絵で動くOPは新鮮でしたね。
制作陣は何が大事なのかを分かっているようなので、今後も期待できそうです。


テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 異世界おじさん  異世界おじさん(アニメ話感想)  2022年放送開始アニメ 

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であいもん アニメ総評 



【評価……A-
作画 ★★★★★★★★☆☆ … 8
演出 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
脚本 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
音楽 ★★★★★★★★★
 … 9
声優 ★★★★★★★★★
 … 9
原作再現度
構成
ラブコメ
ほのぼの


 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★
 … 9



1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話13話
A-B+B+B+AA-B+A-AB+A-A

【総評】


和菓子を通して大切な人同士の交流を描くハートフルストーリー。
昨今では珍しい作風のアニメなだけに注目度はさほど高くなかったと思われますが、間違いなく出来は素晴らしかったです。

10年振りに地元に戻った主人公が出会ったのは、実家の和菓子屋に居候する10歳の少女。
二人を中心に紡がれる心温まるお話の数々にほっこりとさせられっぱなしです。
誰にでもお勧めできる、これぞ良作だというアニメですね。

雰囲気作りがお見事。
まるでNHK連続テレビ小説みたいだという感想には納得させられるほど爽やかで視聴後の余韻が良い。
世界観をしっかり統一させたのは監督の手腕によるものなんでしょうか。
原作の良さはそのままにアニメならではの魅力を十二分に引き出せていました。

まず目を引くのは厚塗りで描かれた背景の処理。
水墨画のような濃淡で表現しており、柔らかさと温かみの印象を与えてくれます。

次に音楽。
BGM担当の高田漣氏による角の取れた丸みのある音が心地良く耳に届きます。
思わずサントラを購入するぐらい気に入りました。
OP曲、ED曲ともに優しい歌声に癒され、飛ばさず毎回観てしまいましたね。

これらを土台として活き活きとしたキャラに命を吹き込む声優さんのお仕事も文句なし。
京都弁は誇張されている感もありましたけど、アニメならそれぐらい強めの方言でちょうどいいような気がします。
その中でも、主役の片割れである一果を演じる結木梢さんの声がハマリ役でしたね。
「いってきます」「ただいま」が意図的に毎度のように使用されており、声色で一果の感情を見事に表していました。
個人的に神回だと断言した5話は、まさしく結木梢さんを始めとした声優陣のおかげといっても過言ではありません。

作画も崩れることなく、和菓子を煌びやかに描いてくれていました。
全体的に丁寧だったというのが、この作品の評価に一番近いしいものだと思います。

季節の移ろいを感じさせてくれるアニメでした。
2期製作開始のニュースをいつまでも待っています。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  であいもん  2022年放送開始アニメ   

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トモダチゲーム アニメ総評 



【評価……B
作画 ★★★★★★★★☆☆ … 8
演出 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
脚本 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
音楽 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
声優 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
原作再現度
構成
エロ



 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8




1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話
B-B-B-B-BB+B-BA-B+B+B-

【総評】


お金と友情を天秤にかけたゲームで人間の本性が暴かれる。
裏切り者は一体誰なのか、先の気になる展開が続くデスゲーム系作品です。

原作20巻越えの人気漫画が遂にアニメ化されるという話を聞いた時は本当に嬉しかったですね。
個人的に好きな作品ということもあって、原作ファン視点ならではの甘口または辛口評価となります。

極限心理まで追い込まれた各キャラの表情が色付き、動き、喋る。
単純にアニメでは表現力アップされるので、同じ物語でも新たな楽しみ方が出来ました。
主人公の友一が悪役にしか見えない顔をしたり、ヒロイン勢の一角であるゆとりがエロいナイスバディを披露したり、作中イチで振れ幅の大きい友人の天智が百面相の演技を見せたり。
これだけでもアニメ化した意味はあったなと思いました。

しかし、アニメで初めて触れた人にとってはちょっと退屈だったかもしれません。
というのも、2話から6話までかけて放送された第2ゲーム「陰口スゴロク」が映像として映えないのが痛かった。
その名の通り、陰口で友達の秘密を暴露して傷を広げ合うという友情崩壊ゲームなのですが、内容が言葉で終始してしまうんですよね。
漫画で読んだ時は非常に面白かったのですが、代り映えの無い背景で同級生5人が立って喋っているだけの絵はアニメである必要性が薄かったです。

逆にいえば、第3ゲーム「友情かくれんぼ」は動きが多くて良かったですね。
特に意表をついてマリアを崖から突き落とすシーンのある9話はお気に入り。
ダイナミックな構図や声優さんの演技など見応えありました。
無駄にパンチラを見せる必要はありませんが、不自然な鉄壁スカートも萎えるので、しっかりパンモロも描写してくれてたことも有り難い。

最終回の感想でも述べましたけど、シリーズ構成に難があったのは否めません。
事前情報なしで12話視聴した人だったら、きっと最終回だと気付けないほどの中途半端さ。
2期が確定しているのならまだしも新情報と公開されたのは新作ドラマでしたし。

元々調理が難しいと分かっていた作品ですが、やはりアニメにするのは苦戦したということでしょうかね。
それなりに楽しめましたものの原作の面白さを知っていると不満も残る内容でした。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  トモダチゲーム  2022年放送開始アニメ 

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かぐや様は告らせたい -ウルトラロマンティック- アニメ総評 



【評価……A-
作画 ★★★★★★★★☆☆ … 8
演出 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
脚本 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
音楽 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
声優 ★★★★★★★★★
 … 9
ラブコメ
パロディ




 ★★★★★★★★ … 9
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8





1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話13話
A-A-A-A-A-A-A-A-A-A-A-A-A-

【総評】


ラブコメ漫画としては長編の域に突入した「かぐや様は告らせたい」第3期。
ウルトラロマンティック大作戦は作品内外ともに見事大成功となりました。

安定感抜群の面白さ。
少なくとも1期2期を観てきた視聴者で、3期が楽しめなかったという感想を述べる人は皆無でしょう。
毎回必ず何かしらの見せ場が用意されているので、印象に残りやすいのは長所だと思われます。

今までと比較すると、コメディよりラブに比重を寄せた内容。
お互い両想いだと薄々勘付いているのに、相手から告白させようして拗らせた関係に終止符が打たれる時がきました。
好きになった方が負けなのはプライドの問題だけではなく、しっかり納得させられる理由が語られるので、キャラの深掘りが成功しています。
特に会長がかぐやから告白してもらうことで対等になれるという考えは共感できましたね。

作画も良好。
崩れた絵が気になって話に集中できないなんてことは一度もありませんでした。
むしろ、コミカルな動きが楽しくて繰り返し見てしまうシーンが続出しているほどです。
12話でかぐやがハートのキーホルダーを探そうとして音ゲーのようにリズミカルに踊ってしまうシーンが特にお気に入り。
パロディネタも豊富で、公式MADのような場面の数々はアニメならではの良さだと思います。

放送終了直後に新作アニメーション制作が発表されました。
この多分に含んだ言い回しだと素直に4期とは考え辛いので、劇場版やOVAなどが連想されます。
個人的にはギャグ要素が強い作風なので、シンプルにTVアニメとして制作するのが一番だと思うんですけどね。
アニメ3期は既刊26巻に対して14巻途中までで終わっている為、まだまだストックは山ほどありますし。
ここが本作品のピークであるという意見も分からなくもないのですが、このあともしばらくは面白い展開が続くのでアニメで観てみたいなとは思います。

二度目の視聴であっても楽しむことができるアニメが名作だというのであれば、間違いなくその部類に入ります。
また時間に余裕が出来た時に、再視聴を楽しみたいですね。

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【漫画総評】 ナースエンジェルりりかSOS 



作者巻数連載期間
原作・秋元康 作画・池野恋4巻1995年1月号~1996年6月号

【感想】


90年代のお約束を散りばめられた変身ヒロイン作品モノ。

原作を音楽プロデューサー・秋元康、作画を「ときめきトゥナイト」の池野恋が担当した異色タッグ作品。
少女漫画雑誌「りぼん」にて連載開始されたのが1995年1月号に対し、アニメが同年7月より放送開始となっていることからも元々メディアミックスありきで企画された漫画というのが分かります。
当時、戦うヒロイン作品として「美少女戦士セーラームーン」が覇権を取っていたので、対抗として生まれたのでしょう。

知名度としては圧倒的にアニメの方が上で、漫画版を知っている人は少数派のようです。
個人的には「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」のOPパロディ元ネタであることで作品を認知し、ヒロイン役の声優を務める麻生かほ里さんが歌うED曲を聴いて興味を持ち、漫画担当が池野恋さんであることを知って漫画版を買うことを決意しました。

大雑把な設定と雰囲気で進行する物語は90年代中盤までの特徴といえます。
1995年10月に放送開始された「新世紀エヴァンゲリオン」、1996年に始まった「カードキャプターさくら」など90年代後半からはシビアな世界観や整理された設定などが好まれる傾向が強くなるので、その直前に生み出された作品ですね。

定番が詰め込んだ代物で目新しさはありません。
しかし、逆に今の時代では見かけなくなってしまった昔ながらではの良さが詰まっています。

恋に焦がれる心優しい主人公の女の子。
本当はヒロインのことを大好きなのに素直になれず憎まれ口を叩いてしまう幼馴染み。
ファンクラブ付きの上級生美少年転校生。
ヒロインと瓜二つな別世界の王女様。
ぬいぐるみサイズのマスコットサポートキャラクター。

絵柄は終始安定。
キャラクターもみんな可愛らしい。

まさに王道の女子小中学生向け漫画です。
おもちゃ販促の効果からして漫画よりアニメ寄りの作品ですね。


★こんな気分の時にオススメ!
・古き良き少女漫画が読みたい
・王道を求めている
・細かい設定よりも雰囲気を重視したい


★この漫画が好きならこの作品も好きかも?












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『ちはやふる』35巻 感想 



ちはやふる」35巻のネタバレ感想です。

唐突に始まった感のある名人クイーン戦予選。
もっと盛り上げながら突入する構成も練られたはずなのに、千早が受験勉強で準備不足だと焦る感情とシンクロさせるためにあえて描写を削ったと思うのは考えすぎでしょうか。

どれだけ実力をもってしても、心構え一つで崩れるのが人間です。
だからこそ一発勝負の大会は怖い。
ちゃんと途中で気持ちを入れ替えられたから良かったものの、危うく初戦敗退となるところでした。

千早と桜沢先生の対決は面白かったですね。
年齢差を痛感しつつも真摯に取り組む桜沢先生は魅力的だなぁ。
惜敗後、猪熊とすぐに練習の予定を立てるところが熱い。
競技かるたが本当に好きなんだなというのが凄く伝わってきました。

太一は随分どす黒くなってきましたね。
田丸兄の言う通り、まさに悪役って感じ。
ただ根っから悪ではなく、演じることで強くなれると信じているように見えます。
須藤相手に先に負けた方が競技かるたをやめると吹っ掛けるのは、印象操作だと分かっていても負の感情を抱かされます。

菫は太一のことを「自分になりたくて頑張っている」と言っているけれど、周防のコピーみたいになっているのは皮肉だなぁ。
前巻くらいまではほぼ確実に訪れるであろう太一vs新で、太一が勝って名人戦に進む展開もあるのかなと思っていたんですが、太一は引き立て役になってしまいそうですね。

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