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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『クズとメガネと文学少女(偽)』2巻 感想 



クズとメガネと文学少女(偽)」2巻のネタバレ感想です。

2巻も同様の面白さが継続しています。
それだけにここで完結なのが釈然としません。
元々短期連載だったとは思えないので、残念ながら打ちきりだったんでしょうか。

クズだったり偽物の文学少女だったりと言い方はそれぞれですが、一言で言えば全員バカです。
本人たちは至って真面目なのがシュールさを引き出していて、ギャップが面白いことになっています。

基本的にアホの子である織川を愛でる作品ですね。
彼女がツッコまれて言い訳するたびに己のアホさを披露する流れが鉄板です。

織川が全校生徒にパンツ公開していた話、思った以上に引っ張りましたね。
意外と繊細な心の持ち主だったのかと言っちゃうと可哀相でしょうか。
いやでもなぁ、あんな痛々しい格好を年がら年中していたら中二病と高二病のダブルで発症しているようなものだし。
古河と守谷がデキていると勘違いして、素っ頓狂なアドバイス送るような娘ですしね。
残念ヒロインさ加減が愛らしく、でも近寄ると面倒臭そうなので遠くから見守りたいなと思わされます。

下ネタや卑猥な単語を恥じらうことなく投げかけてくる図書委員長もいいポジショニングでした。
主に織川を弄る役柄として場を掻き乱してくれましたね。
おかげでダメージ負って苦しんだり、ちょろ可愛い姿などを見せてくれました。

まるで最終回らしくない終わり方で締めたので、完結と言われなければ気付かないですね。
本当に面白かったので惜しいなぁ。
これは作者の別作品にも手を出してみたくなりました。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

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『この会社に好きな人がいます』11巻 感想 



この会社に好きな人がいます」11巻のネタバレ感想です。

将来を意識して漠然とした不安を抱える年齢であるアラサー編。
プロポーズをしたわけではないのに、お互い結婚することは間違いないと思っていそうな辺りが妙にリアリティーあります。

多少気まずくなることはあっても、大きな喧嘩にならないのは真直の大らかさのおかげかな。
彼女である結衣を大切に想っているし、フォローも欠かさないし、これはモテるだろうなと思わされます。
今後のことを二人で決めると話した以上、遠からず婚約となりそうな予感がしますね。

おまけページにもありましたが、結衣のファッションは毎回見所の一つとなってます。
しかしながら、服飾費は年4万っていう台詞に引いている結衣にこちら側がショックを受けました。
うーん、4万が安いってのは思えないんだよなぁ。
スーツを買い替える時は軽くオーバーしますけど、毎年ってわけじゃないですし。
まぁ、可愛い彼女のための服を買う時にはケチらないというのはよく分かりますよ。
自分の服よりも投資する価値ありますからね。

辻さんがますます真直のことを好きになってしまうのは、分かりみが深い。
恋人がいる相手の片思いが不毛だなんて頭では理解していても、心は簡単には諦めてくれません。
可能性がなくったって心地好い距離感に浸っていたくなりますよね。
辻さんはまだまだ若いから、しばらくは密かに想い続けていてもいいんじゃないかな。

宇っちゃん、無事復職できてよかったなぁ。
鬱になって潰れてしまう人って身近に一人や二人いるぐらい、現代社会では増えています。
心頼れる仲間がいるのは本当に有難いですよ。
キャパなんて人それぞれなので、負担が掛かりすぎないようにストレス発散と業務分散化が重要ですね。

そして、もちろん今回も真直と結衣の糖分高めのイチャつきデートがたまりません。
高級ホテルで過ごす誕生日だったり、自宅でまったりするクリスマスとインドアが目立ちましたが、恋人と二人きりであればどこであろうとも幸せですよね。
スケートで密着したいがために滑れない嘘をつく結衣もあざとくて可愛いなぁ。
いつまでも付き合いたてのようで、理想的な社会人カップルだと思います。

次回は遂に彼女の両親への挨拶イベントですね。
変に拗れることなく、穏やかな関係が築かれるといいな。

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SPY×FAMILY アニメ第8話「対秘密警察偽装作戦」  

SPY×FAMILY」アニメ第8話のネタバレ感想です。

ヨルの弟・ユーリ登場。
実は秘密警察所属という裏の顔を持った家族を相手にスパイと殺し屋の偽装夫婦が嘘で乗り切ろうという話です。

新たな勢力図が生まれ、より混沌としてきた関係図が複雑怪奇で面白い。
お互い秘密を隠しつつ出し抜こうとする思惑が交差してて、流れるようなストーリー構成が見事ですね。

中でもロイドの有能さを実感させられる展開でした。
アーニャ相手に苦戦続きのロイドにとっては凄腕スパイの面目躍如って感じ。
情報収集に抜け目がなく、アクシデントに対しても隙を見せることなく対応するのがさすがです。

極度のシスコンを患わせているユーリの暴走自滅コントが楽しすぎる。
小野賢章さんの勢いしかない演技は卑怯だわ。
あんなの笑ってしまうしかないじゃんかー。

でも結局一番おいしいところはヨルさんが全部掻っ攫っていっちゃいましたね。
結婚していたことを伝えていなかった言い訳を「忘れていた」で通すことができるのは、天然ボケだと思われているからだよなぁ。
幼少期に毎度バイトで血まみれになって帰宅していたら、そりゃあ姉も弟も常識なんぞ吹っ飛ぶわな。
ってか返り血だから平気って理論はおかしい。
この人、血を拭うって行為の必要性を理解していないんだろうか。

ロイドに愛していると言われてビックリするヨルさんの可愛さよ。
キスをしろと言われて0.1秒で覚悟するロイドに対して、ヨルさんの戸惑いっぷりはニヤケてしまう。
早見沙織さんの声がハマっていましたね。

原作通りではあるのですが、めっちゃ気になるところで次回に続いてしまいました。
本当にこのアニメはあっという間に観終わっちゃいますね。

テーマ: アニメ

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チョコボGPシーズン1プライズレベル200 

チョコボGP」シーズン1のプライズレベルが200まで到達しました。

チョコボGP プライズレベル200

シーズン1終了となる5月30日の15時までに何とか滑り込むことができました。
延長してくれなかったら辿り着きませんでしたね。
ぶっちゃけ報酬であるクラウドのマシンカラー解放は使う予定の少ないキャラなので欲しいかと言われると微妙なのですが、達成感があって気持ちが良いものです。

後半は要求ポイントが上がったことでなかなかレベルが上がりませんでした。
ステッカーは購入せずに配布のみでクリアしたのは意地ですね。

プレイ時間は約110時間。
最近はタイムアタックもほぼしていなかったので、時間があればひたすらGP走っていました。
近頃仕事で忙殺されてて帰宅後は晩御飯食べ終わったら寝る時間になるような生活が続きましたが、睡眠時間削ってでもデイリーミッションだけは欠かさずプレイしたおかげです。

チョコボGP シーズン1プレイデータ

累計レース数1000回到達した記事以降、持ちキャラがベンさんからアスラに変わりました。
アスラ以外で走ったのはミッションでキャラ指定された20回程度ぐらいでしょうか。
残りの600回以上は全てアスラで、うち8割はスピードタイプのマシンを選んでいます。

今まで気持ちよく走る=早くゴールできると思っていましたが、これが間違いでしたね。
ベンさんはコーナリングも上手く回れますし、アビリティの突進の使い勝手もよく、ダートでもスピードが減速されにくいという非常に安定した性能を持っています。
コースアウトはもちろん、壁にぶつかることもほとんどないため快適に走れます。
全キャラ一通り試した後にお気に入りになり、しばらく愛用していました。

キッカケは対戦でアスラのアビリティの無敵時間が長さが羨ましいなと思ったこと。
試しに選んでみたら何と初となる2連続グランドチャンピオン。
もうそれからはもうずっとアスラです。
癖が強めで曲がり切れないことも多いのですが、それを補うだけの魅力がありました。

一つは最高速の速さ。
ド派手な攻撃やクラッシュが多い本作において、最高速度より加速が重要であると思い込み過ぎていました。
そもそもクラッシュをせずに逃げ切るか、団子状態からの差しを狙う場合はスピードがかなり活きます。

もう一つは言うまでもなく超強力なアビリティ・大海嘯。
物凄い速さで左右を蛇行しながら自動走行する突進の強化系ですね。
慣性が強すぎて落下してまったり壁に激突してしまう弱点もありますが、場所を選べば無類の強さを発揮します。
アビリティゲージが溜まる時間が長すぎて、基本的に1レース1回しか使えませんが、考えてみれば他キャラでもとっておきのタイミングまで残しておくことが多いので大して問題ないなと気付きました。

難点はそのアビリティが溜まら過ぎて3周の間に使えないこともあること。
おかげでモンスターの村とチョコボ農場のショートは極端に勝率が落ちます。
それらのコースで使用者の多いクラウド、メカチョコボなどがいたらよほど運がよくない限り勝てませんね。

最初の1000レース中17回の優勝に対して、アスラ使用後の673レース中23回優勝しているのですから圧倒的です。
上位ランカーにはとんでもない勝率の人たちがいますけど、個人的にはこれだけ勝てていればいいかなとも思います。

ちなみにGPポイントランキングは現在561350ポイントで376位。
レベルアップチケット購入している人もいるでしょうけど、レベル200達成者はあまり多くなさそうですね。

ついつい毎日遊びたくなるシーズン1でした。
シーズン2の新コースであるバラムガーデンも楽しみだなー。

テーマ: ゲーム

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『青のオーケストラ』2巻 感想 



青のオーケストラ」2巻のネタバレ感想です。

あくまで導入編だった1巻から本格的に始動する2巻に突入となります。
舞台である海幕高校で先輩や同級生との出会いが描かれています。

マンモス高校のオーケストラ部なので登場人物がかなり多めですね。
キャラの描き分けは出来ていると思いますが、単純に量の問題で覚えるのが大変です。
手始めに主要キャラさえ把握できていればいいと思いますけどね。

まず青野のライバル的ポジションである佐伯直が実力を披露。
さっそく青野と協演するも音楽を題材でバトル漫画でもやっているかのようなノリ。
おかげで、お互い凄い1年生だってことは伝わりましたけども。

続いてコンマスの原田蒼先輩。
驚くほどの爽やかさで、よくある作品だとこの人が主人公ですよね。
男女問わず好かれており、モテるのも当然の人格者かつ実力者。
実演直後に「原田先輩のヴァイオリンになりたい…!」という強者もいて、笑いつつも納得できます。
おまけ漫画で滴る汗の良さを熱弁する女子たちの気持ちは分からんでもないですよ。
青野の失敗に対しても、落ち込ませないような配慮が神懸っていてホント高校生かって感じ。

そういう意味では、律子のメンタルも高校生になったばかりの女の子とは思えないぐらい素晴らしいですね。
決していつでも強いわけではなく、人並みに凹んだりはします。
でも、引き摺られることなく立ち直ることができるのが彼女の良いところ。
青野とはお互い刺激し合える関係で、二人が出会えてよかったなとしみじみ思います。

今回一番紙面を割いたのは律子の友達である小桜ハル。
中学時代のいじめは正直気分のいい話ではなく、律子もハルも相当辛い状況でした。
本来は二人が悪いわけではないのに、追い詰めてしまっていたと後悔しているのがやるせない。
彼女たちが流した涙が、彼女たちの傷を少しでも癒してくれるのであればいいな。

テーマ: 漫画の感想

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タグ: 青のオーケストラ  青のオーケストラ(巻感想)  阿久井真 

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『ARIA完全版』7巻 感想 



ARIA 完全版 THE MASTERPIECE」7巻のネタバレ感想です。

終わりを読みたい気持ちと終わって欲しくない気持ちが共にある、シリーズ最終巻。

この作品のクライマックスは、どうしてこんなに胸を締め付けられるのだろう。
アニメで結末を知っているにもかかわらず喪失感に苛まれます。
感動的で、喜ばしくて、そして淋しい。

大切な友人と共有する幸せな時間はいつまでも続かないもの。
奇しくも生き人形のエピソードでおじいさんが語ったように、全てのものに変化は平等に訪れます。
みんな望んだ道に進むことができるのは嬉しいことなのに、変わらない日常がないことに哀しみを覚える。
灯里の心境にシンクロするほどに、この世界観にどっぷりハマっている人ほど辛く感じるのではないでしょうか。

これほどまでに胸が苦しくなるのか。
何気ない日常の幸せを探す達人である灯里を主人公に据えた作品だったことが大きいのでしょうね。
1話完結型で延々と続くかのような物語を紡いできたこともあって、終焉が辛いものだと思ってしまいます。

想い出は大事だけど捕らわれてはいけない。
終わりというものは次の始まりであって、今のこの時を大切にすることが一番である。
灯里やアリシアが教えてくれたメッセージは強く残り続けます。

三人娘の中で最初にプリマ昇格を果たしたのはアリス。
飛び級というサプライズ付きで周囲を驚かせました。
試験にてアテナをお客様に見立てて接客する笑顔に成長を感じさせましたね。
灯里や藍華と過ごした日々が彼女にとって糧となったというのが感慨深い。
感動的で涙腺を刺激されました。

続いて藍華、灯里の順で一人前に。
しっかりと描写するのではなく、あえて個々に見せ方を変えた構成は素晴らしいと思います。
アリスの二番煎じになっておらず、一つの物語として連鎖する流れに大きなうねりを感じさせました。

アリシアの結婚については、当時話題になりましたね。
清楚系美人お姉様キャラのアリシアが急に寿退社となれば騒然とするのも仕方がないかな。
未来ある変化の象徴としては、これ以上のものはないでしょう。

個人的な感想としては、アリシアが作中で結婚すること自体はアリだと思っています。
ただし、まだ現役バリバリの3大妖精の一角を引退させるのは悪手じゃないのかなぁ。
水先案内業界を見据えるのであれば、もっと伝説的なポジションとして動いてもらうとか、考え方はいくらでもあった気がします。

その代わりに晃が現役ナンバー1のウンディーネとして活躍しているのは嬉しい限り。
努力の人が報われるのは見ていて気持ちが良いものですからね。

最後にアニメオリジナルキャラクターとして生み出されたアイちゃんが登場。
原作漫画では当初いなかったと耳にしてはいましたが、本当にラスト数ページのみだったんですね。
第2話で灯里を見つめるアリシアと同じ肘付きポーズで、今度はアイを見つめる灯里の構図が鮮烈に焼き付きます。
最後の台詞である「ちょっと嬉しいだけだよ!」と合わせて素晴らしく綺麗な締め括りでした。


本当に大好きな作品でした。
このまま終わるのがあまりに寂しいので、アニメを観直したい気分。
劇場版もチェックしてみようと思います。

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タグ: ARIA  ARIA(巻感想)  天野こずえ 

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『モブ子の恋』13巻 感想 



モブ子の恋」13巻のネタバレ感想です。

表紙は珍しく赤系の色合い。
作中にも出てきた花嫁のれんをくぐる信子が印象的な一枚です。
特別電車に興味はないけれど、これは乗ってみたいと思わせる華やかな魅力がありますね。

それにしても、信子は垢抜けて随分と綺麗になったなぁ。
博基が見惚れてしまうのも仕方がない美少女ですよ。
もはや一体どこにモブ要素があるのやらって感じですが、そもそも一人の女の子の恋は全員自分が主役だろうって話です。

卒業式の袴姿も可愛い。
購入特典のイラストで博基と並んで和装する信子がめっちゃツボでした。

嬉恥ずかしい幸せな一夜を過ごせたようで、にんまり。
卒業旅行で過ごした思い出は、いつまで経っても残るので一番いいタイミングだったと思います。
ギリギリになったけど、ちゃんと信子から進展させたいという気持ちを伝えられてよかった。
2泊3日の予定を組んでたのでセーフでしたが、もしも1泊だけで彼女が先に一人で寝ちゃっていたら、二人揃って後悔したでしょうね。
ちなみに健全すぎる漫画らしく、直接的な描写はもちろん、はだけた姿すらない徹底ぶり。
この作品はこれが正解だと思います。

まさかのプロポーズをぶっ込んできましたね。
プロポーズをする約束って実質婚約と何ら変わらないと思うのですが、当人たちは違うのかな。
セックスよりもハードルが低いと思ってそうなのが、この二人らしいといえばらしい。
遠距離になろうとも別れる選択肢はないのでしょう。

まぁ、それでも近くにいないだけで心にすれ違いが出てしまうのが遠距離恋愛の怖いところです。
大学生編で話が完結しなかったので、間違いなく社会人編でトラブルは発生するでしょう。
定番なのは恋のライバルキャラの登場ですが、本作だと当て馬キャラは出てこないかもしれませんね。

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『ちはやふる』33巻 感想 



ちはやふる」33巻のネタバレ感想です。

それぞれの懸ける想いがぶつかる個人戦終盤戦。

中でも一際目立ったのは、肉まんくんでしょう。
彼の勇姿が光る、記憶にこびりつくような一冊でした。

団体戦での理音と同じような心境を抱いていますね。
勝ちたいという気持ちは決して負けていないと思いますが、継続して取り組んできた相手との差を痛感させられています。
努力を積み重ねてきた人に対して、瞬間的に勝ろうというのは虫が良い話なんでしょうか。
何ともほろ苦い。

でも、千早がフォローしてくれた通り、肉まんくんは一番部活動に熱心でした。
誰よりも団体戦に懸ける想いは強かった。
下級生の心に残ったものは、肉まんくんの下地であると疑いようがありません。

そして、机くんがB級優勝を逃して消沈している様子を見て、衆人環視の中で奏に告白する勇気は恐れ入った。
相思相愛となっている二人の仲を後押しするために、ピエロ役を買って出るのは格好良すぎ。
自分だって本気で好きだったはずなのに、嘘だと言ってすんなり引くなんてなかなか出来ることではありません。
仲間思いの彼らしい行動に心がじんわりとしました。

もちろん、奏が机くんに告白されて嬉し涙流すところも素晴らしくエモい。
1年生の頃から初心者同士、切磋琢磨してきたのを見ているから感慨深いですね。

ヒョロくん念願のA級昇格も喜ばしいし、菫が人知れず頑張ってD級優勝したのも誇らしい。
一方で悔し涙を飲んだ富士崎に対して、桜沢先生の涙と言葉に胸が響く。
新が過去と決別して貪欲に強くなろうとし、2年連続で敗北した詩暢もまた環境の変化を決意する熱い展開。
もう登場人物のみんな好きになっちゃうから応援するにも肩入れできなくて困っちゃいますよ。

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SPY×FAMILY アニメ第7話「標的の次男」  

SPY×FAMILY」アニメ第7話のネタバレ感想です。

アーニャのダミアン仲直り大作戦の巻。
事情はともあれぶん殴ったことは事実なので、謝罪は必要です。
なかなか上手く言葉にできなかったけれど、最後にしっかり謝れて良かったね、めでたしめでたし。
……とまぁ本人たちは思ってなさそうですが。

号泣しながら反省しているアーニャを見て、ダミアンは完全に落ちましたね。
幼いながらも性癖が芽生えてしまった瞬間を見てしまいました。
素直になれずにツンデレ対応してしまうのは男の子あるあるですね。

アニメで強化された演出が多く、より面白く深みが出ていたように感じます。
例えばダミアンフィルターの強烈さ。
ダミアン目線の回想でアーニャが美少女になっていて、輝く瞳となびく髪がまるで別人のようで思わず笑ってしまいます。
ヨルが分数を考える時に四肢を分解させる絵をクッキーで見せるのも巧かった。
メルヘンチックさが逆に怖さを引き立てていて、狂気さがマシマシでしたね。

疑似家族が表面上だけでなく、気持ちの面でも既に許し合っている間柄になっているのがほっこりさせられます。
任務のためとはいえ娘を思いやるロイド、家族の一員として自覚を持ちつつあるヨル、苦手な勉強に取り組むアーニャ。
それぞれ隠し事があっても家族を大事だと思っているからこそ、エモいと感じるのだと思います。

今回は比較的のんびりとした展開が続いていましたが、次回はまた波乱が待っていますね。
ヨルの弟であるユーリが遂に顔見せで登場したので、更なる面白展開が約束されています。
来週が待ち遠しいですね。


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恋は世界征服のあとで アニメ第6~7話 

恋は世界征服のあとで」アニメ第6話と第7話のネタバレ視聴感想です。

◆第6話「せっかくのビーチなんだし」


いきなりオープニングから意表を突かれました。
ゆかりんボイスで癒されると思ったら、安元さんの低音極太ボイスで笑った。
7話では通常通り戻っていたけど、何故6話だけ変化球投げてきたのか意味不明でしたね。

前半はデス美が昇格によりマウンテンゴリラと融合しろと強要される話。
怪人たちって全員元人間なのかな。
あと常に怪人になってて人間の姿に戻れないのだとしたら、日常生活凄く不便そう。
いや、普通は悪の組織にそんなこと考えることがおかしいのだけれど。

ほぼ一言しかない無名の怪人に緑川光さんをあてているのは豪華というか無駄すぎる。
今後も出番用意されているのか心配になりますよ。

後半はラブコメ恒例の水着回。
海デートしたいがためにヒーローの機密情報を横流しするレッド。
休日に二人っきりでいけばいいのにというツッコミは誰もが思うことでしょうね。

水着はもちろん素晴らしいのですが、デス美は普段の格好の方がエロいな。
スタイルでいえば一番はミサキ姐さんで、白ビキニの破壊力は凄まじかったですね。


◆第7話「禍原デス美はオレが生み出したモンスターなんだ」


グリーンジェラートこと轟大吾のメイン回。
実はデス美と同じ博多出身で、二人は師弟の仲だったことが判明したって話です。

大吾の担当声優が間島淳司さんであることを途中になって気付きました。
メモオフの稲穂信役で慣れ親しんでいるはずなのに、すぐには連想できなかったのは何とも悔しい。
でもそれぐらい演技の幅が広がっているのと発声が滑らかになっているのに驚きました。
決して下手だったわけではないですけど、デビュー当時と比べてると経験を重ねたのがよく分かります。

実際今回の見所の一つだった大吾のリアクションは原作通りに笑えて良かったと思います。
デス美の言葉に脳内で返事するシーンは畳みかけるツッコミが勢いよくて面白かったです。

確かにデス美は可愛いけれど、この作品の良いところはラブよりコメディ要素が多めな点ですよね。
アンジャッシュの勘違いコントのような笑いが詰まっています。
いつも視聴後は楽しかったという余韻が残るのが長所ですね。

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『虚構推理』17巻 感想 



虚構推理」17巻のネタバレ感想です。

前回で完結した「岩永琴子の逆襲と敗北」編のエピローグ「死が二人を分かつまで」が非常に印象的。
琴子、九郎、六花の関係性に変化が表れた日常を垣間見ることができます。

言い負かされたのが相当悔しいようで、琴子が珍しくメンタル的にやられていますね。
煮え切らない態度をとるのが常の九郎も彼女のフォローをしていて、心の奥底では大切にしているのが分かります。
九郎が美しいと表現したティラノサウルスのぬいるぐみを次話で琴子が枕元に置いているところは、直接的な描写がないのが逆に心憎い。

その次話から新章となるのが「雪女を斬る」というキャッチーな題。
本作史上最高の女キャラとして誉れ高い雪女が悲劇的な事件に巻き込まれるかと思いきや別人のようでよかった。
でも関係者ということもあって、しっかりと再登場を果たしてくれているのは嬉しい。
実際人気が高くて再登場の要望があったそうですから、実現してくれて何よりです。

物語の発端は高校生時代の同級生で部活仲間だった秋場からの連絡。
部長は連絡先知らないといっていたけど、ここは繋がり持っているんですね。

秋葉の友人に雪女を斬ったという剣客の末裔がいて、江戸時代に起きた一連の事件の真相を暴いて欲しいというもの。
雪女は実在するのか、白倉半兵衛は何故死ぬことになったのか。
その辺りのストーリーも気になるところですが、それ以上に納得のいく答えを求めて岩永の御令嬢を頼ることになった白倉静也が一番の謎です。
静也は隔世遺伝により雪女の血が濃く出ており、真実を追い求めた結果だと琴子は予想していますが腑に落ちない。
いくらなんでも200年以上前の先祖の話をそこまで必死に探ろうとはしないでしょう。
雪女の生まれ変わりとでもいうんでしょうかね。

今のところ物語の本筋にはあまり影響ないものの、現代の雪女は愛嬌たっぷりで目の保養になります。
昌幸とイチャイチャしたり、美味しいものを頬張っているところが見られただけで幸せです。

雪女がいるとほぼ確信している相手に、果たしてどのように虚構を紡いでいくのか。
次巻が楽しみですね。

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であいもん アニメ第6~7話 

であいもん」アニメ第6話と第7話のネタバレ視聴感想です。

第6話「芋名月」


母親・真理が一果を迎えに来た話。
今まで父親との回想ばかりで謎に包まれていた母親が登場です。

原作読んだ時も心が音を立てて壊れた母親の気持ちが分かりましたが、一果の台詞の攻撃力が高すぎる。
声優さんのおかげで破壊力が5割増しになってました。
あんな無邪気で幼い声で「バイバイ」って言われたら、きっと泣きます。

再会しても一緒に過ごしたいと思ってくれない寂しさはあるだろうなぁ。
母親側に非がないとは断言はできませんが、それでも非難されるほどでもないと思うんですよ。
子ども視点からすると居心地のいい環境を変化させたくないという気持ちになるのは当然なのですけどね。

アニメでも和に対するジト目がそっくりなシーンが見られてよかった。
亜麻色で少しクセのある髪も継いでいるし、ホント似ている母娘ですこと。


第7話「秋色に舞う」


見習い修行の私市緋色が登場。
キリっとした面構えで完璧主義者の彼女が緑松の温かさに触れて自省するという王道的な話。

ここにも早見沙織さんが出てくるとは思いませんでした。
確かに実力があって透き通る声に魅了されますので、人気が高いのも頷けます。
実際ピッタリだったと思います。
個人的にも大好きなんですが、多数の作品に出演される割には似た演技が多いのだけが気になりますね。
もっと幅の広い声色を出せる方なので勿体ない。

後半は和菓子作り体験教室のエピソード。
こういうほっこりした気持ちにさせてくれるのが本作の真骨頂だと思います。

子どもを冗談っぽく下げる言い方をする母親って結構いますよね。
もちろん愛のある弄りなんですけど、子どもに伝わっていなければ逆効果になります。
それをきっちり伝えられる和は本当に良い人で、多くの人から慕われるのも納得できる主人公です。
母親もきちんと子どもに謝るのが素晴らしく、良いお話でした。

構成の変化で緋色を先に登場させて、この体験教室の回に参加させたのは巧い変更点でしたね。
人情に触れて成長を感じさせる緋色を垣間見ることができましたし、前後編に繋がりを持たせることに成功しました。

その弊害でスキンヘッドの担任がカットされてしまったのは可哀相でしたけど。
一応3話では出ているから存在そのものを消去しているわけではないようですがね。

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五等分の花嫁 第122+1話「五つ子ちゃんは秘密を五等分にできない」 

五等分の花嫁」第122+1話のネタバレ感想です。

明日5月20日公開となる映画「五等分の花嫁」の公開に先立ち、週刊少年マガジンにて新作読み切りが掲載されました。

入場者特典として14.5巻という小冊子の形で配布されるそうです。
個人的には電子書籍で読んでいたので、マガポケの配信で80ポイントにて購入しました。

内容はサービス満点の水着回17ページ。
ぶっちゃけ、中身は大してありません。
久し振りに五つ子たちの姿が眺められるってだけで嬉しいと思える人向けです。
完結した物語に新情報ぶち込むのも野暮ってもんですし、ファンサービスとしては正しい形なのではないでしょうか。

最終回で語られていたハワイ旅行(何故かついで扱いの新婚旅行)の直前のエピソード。
回想混じりで分かり辛いけど、高校時代に買った水着について話しているのだと思われます。

率直な感想として、絵柄というか線が堅い印象を受けました。
これは現在連載している「戦隊大失格」の影響を多大に受けているんでしょうね。
女の子達の柔らかさが物足りないかなぁ。
描き真似てみたくなるようなカットは残念ながらありませんでした。

水着だからといって扇情的なコマがあるわけでもなく。
まぁこんなものかなーといった感じ。
せっかくだったら最終回版の大人になった姿で水着姿を見てみたかったな。
それなら希少価値高くなったと思います。

ちなみに映画は今のところ見に行く予定はありませんが、動画サービスで配信開始されたチェックしてみるつもりです。


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トモダチゲーム アニメ第6~7話 

トモダチゲーム」アニメ第6話と第7話のネタバレ視聴感想です。

◆第6話「やっぱり“人殺し”とは友達になれないって」


第2ゲーム「陰口ゲーム」種明かし編。
ようやくスッキリとできる回まで来ました。
原作を読んでいるので問題なかったですけど、アニメ組にとっては少々辛かったかもしれませんね。
脱落者が出ていなければいいのですけども。

ミステリー作品と同様に、頭脳戦もまた解答編が一番の醍醐味です。
単純で言われてしまえば納得できる内容で、でもなかなか思いつかないという見事な答えでした。
友一が人殺しの過去があるという暴露も大きな爆弾で衝撃的だったと思います。

しかし、まさかの友一と天智がキスをして幕を閉じるという超展開は誰も予想できなかったでしょう。
緻密な頭脳ゲームなど、もはやどうでもよくなります。
誰が言い始めたか知りませんが、ホモダチゲームとはよく言ったものです。
こういうシリアスな場面でギャグをかますのが面白いところですよね。

◆第7話「2000万円分の君の人生をもらうからね」


天智の過去が明かされる重要な回……だったと思うのですが、随分と端折ったなぁ。
丁寧に見せないと天智の裏切りが軽く見えてしまうので、ここは時間を割くべきだったのではないでしょうか。

天智の父親がワタルという名前を出しているけど、志法の父親である説明が一切ないのは配慮不足。
疑心暗鬼になって沢良宜一家が怪しく見えてくる流れなので大切な場面だったはず。
あっさりしすぎて不満が残りました。

友一に信じてもらうためだけにネームプレートを見せて借金を倍にする覚悟をみせた天智。
タメが薄く、ここも演出頑張れたのではないかな。

天智が友一に付いていくためにキスをしたと説明するくだりは、もう少し見せて欲しかった。
3日間二人っきりと言われて嫌そうな顔をしたり、女が苦手と聞いて驚く友一が面白かったのに。

第3ゲームの説明もカットしまくりでしたし、今回は洞窟内の話だけで終わらせて良かったと思います。
美味しい食材だから調理がそれなりでもある程度のものが出来上がりますという感じ。
要するに惜しいことするなぁというのが全体を通しての感想ですね。


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『味噌汁でカンパイ!』7巻 感想 



味噌汁でカンパイ!」7巻のネタバレ感想です。

新しい味噌汁を紹介しつつ物語を紡ぐスタイルにも限界が近付いてきたかな。
ネタ切れ感が漂ってきました。
その代わりにラブコメ要素が増してきたので、お話としてはむしろ面白くなってきたといえます。

約束していた味噌作りに、二見先生が登場。
クールを装っていますが、内心は至近距離で推しカップルを眺めるファンになってて楽しい。
表情には出さず心の中で悶えている先生は、ある意味この作品の読者みたいなもんですよ。

バレンタインデーのおかげで随分と甘い空気が充満した一冊となりました。
一ノ瀬が予想以上に十部のことを意識していてニヤニヤ。
同級生の中では大人っぽく見えても彼女も女子中学生ですもんね。
ウブな反応がたまりませんでした。

もちろん八重だって奥手さでは負けていません。
気の置けない幼馴染みの異性がいるのにバレンタインデーでチョコを贈ったことがないってビックリだよ。
そりゃあ善もやけに悟ったり、ちょっとした反応に一喜一憂するわけです。

チョコを貰って喜ぶ善、そして笑顔の善に照れる八重が二人揃って可愛い。
本当に少しずつだけど一歩ずつ関係が進んでいるので、気長に見守りたいなと思います。

☆第36&37杯目 手前味噌作り☆
トコトン突き進んで、遂に自前で味噌まで作ってしまいました。
八重の進路が味噌方面になるのも時間の問題なような気がします。

☆第38杯目 茶節☆
鹿児島の郷土料理らしいですが、全く知りませんでした。
緑茶と味噌を混ぜるって風味が喧嘩してしまいそうなんだけど大丈夫なのかしら。
お茶を入れていることもあって飲み物に近い印象を受けました。

☆第39杯目 インスタント味噌玉☆
カップ味噌汁を昼飯によく食す身としては少々興味があります。
しかし、そこら辺のスーパーで売っているものでもないですし、作るのも手間なので実現は難しそうですね。

☆第40杯目 しめじのみぞれ汁☆
バレンタイン回ということであっさり流されましたけど、連載時はカラーだったみたいですね。
大根おろし入りってノーマルな味噌汁とは違った趣があって結構好みです。
葉っぱのシャキシャキ感も魅力的。
何となくお雑煮に近いイメージですね。

☆第41杯目 けんちんうどん☆
もはや完全に味噌汁ではありません。
まぁ汁物って括りで幅を広げてもいいと思います。
確かに美味しいけれど、朝からうどんって重いと感じますね。

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SPY×FAMILY アニメ第6話「ナカヨシ作戦」  

SPY×FAMILY」アニメ第6話のネタバレ感想です。

とうとう学園入学となり、アーニャの同級生たちの初登場となりました。

原作に忠実な回でしたね。
率直な感想としては、普通に面白かったです。
凄く楽しめましたし何ら不満点もありません。
しかし、この作品は個人的にハードルが高めになってしまっているので、普通を超えて欲しいとも思ってしまいます。
贅沢な話なんですけどね。

一番良かったシーンは、やはりアーニャの渾身のストレートでしょう。
あどけない顔をしつつ腰の入った実に見事な正拳でした。
いくらいじめっ子気質なダミアン相手とはいえ、初日から同級生に顔面パンチをぶち込んだのは怒られても仕方がない。
でも、正直スカッとしましたね。
それにしても、ダミアンって初期はこんなに嫌なヤツでしたっけ。

逆に前半に出てきたアーニャを誘拐しようとした輩にはもっと天罰が下っていいと思いました。
ヨルさん、もっと懲らしめちゃってもいいんですよー。

今回はとにかくアーニャの魅力が満載でしたね。
煽り笑顔だったり、制服完成の喜びを全身で表現したりと見ているだけで楽しい。
舌足らずな喋り方があざとすぎる気がしますが、それでも可愛いと思ってしまうので術中に嵌ってますね。
エスパー能力を持っていても基本的には中身はそのまま幼女なので、年相応な言動を愛でたくもなります。

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『青のオーケストラ』1巻 感想 



青のオーケストラ」1巻のネタバレ感想です。

サンデー系のWEB漫画アプリ・マンガワンにて連載中の青春音楽作品。
看板作品と評されるほどの人気っぷりで、先月アニメ化も発表されたばかりです。
連載を追っていて単行本買うだけ買って未読だったのですが、この機会に1巻から読み直してみました。

評価されているだけの完成度は間違いなくあります。
緻密に練られた物語の冒頭といった感触で、物凄く期待させてくれる幕開けとなっています。

いつの時代もボーイミーツガールは王道でワクワクさせてくれますね。
片方だけではなく、少年にとっても少女にとっても人生を変える出会いというのが素晴らしい。

ヴァイオリニストの父親の指導により磨かれた元天才少年の主人公・青野一。
保健室登校をしている女子中学生のヒロイン・秋音律子。
共に抱えた過去に引きずられていた中で、出会ったことをキッカケに前に進み始めるといったストーリーです。

まず何といっても画力の高さがヤバイ。
単純に絵が上手いのも確かですが、それ以上に秀でているのが絵の見せ方。
音楽を題材にした作品であるため、漫画という媒体だと不利になるのは当たり前。
そんな中で聴覚ではなく視覚で音を体験させてくれるのですから驚きです。
1巻ではまだ演奏シーンは数えるほどしかないものの、読者を引きこむには十分な力強さがこもっていました。

あとは物語の構成がごく自然で読み進められるというのも良いところですね。
主人公とヒロインがお互い少しずつ心を開いていくのが伝わってくるのが嬉しい。
少なくとも現時点では恋心のようなものではないのですが、だからこそ好感を抱く感情が尊い。
高校受験やヴァイオリンの練習に励む姿は、まさに青春そのものでしょう。

あくまでプロローグ的な内容で終始しているので、本番は次巻からですね。

巻末には、作者のおまけマンガにて作品誕生の経緯が綴られています。
編集担当が幕張総合高校オーケストラ部OBだったのは僥倖でしたね。
マンモス高校として有名ですよね、この学校。

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『あせとせっけん』10巻 感想 



あせとせっけん」10巻のネタバレ感想です。

いじめのフラッシュバックに苦しむ麻子。
過去のことでどうしようもないと自覚しているからこそ、みっともないと自分を責めたり、人に頼ることはおかしいと思い込んでしまったようですね。
確かに間違いではないのですが、麻子は気持ちを言葉にする重要性を見くびっていたと思います。
愚痴というのはこぼすだけでも楽になるものです。

香太郎の「好きな人に頼られてうれしくない男なんていない」という台詞は凄く共感できますね。
特に麻子みたいな隠しているフリしてるのに機嫌がモロバレな女性は教えてくれた方が助かります。
ある程度は察するけれど、全てお見通しってわけにはいきませんからね。

そして、結婚へ。
こんな格好もつけず、パジャマ姿でプロポーズをするのは意表を突かれました。
日常シーンで告げる方が今となってはトレンドっぽいですけどね。
シチュエーションを整えたがる香太郎のことですから、一段落ついてからデートに誘って告白するものだと思っていました。
一応すっきりした顔をしていたとはいえ、麻子のトラウマである悩みを聞いた翌朝でしたから負担になると考えそうなものですけど。

トントン拍子で準備や手続きも終わりましたが、本当は相当忙しい日々だったのでしょうね。
名字変更伴う麻子は大変だったのは容易に想像つきます。
婚約指輪の費用対効果は今時の若者らしいな。

家族同士の顔合わせも無事終了。
目が見えないからこそ敏感に反応する香太郎の母親に対して、桂太が失敗を反省して言葉で伝え直すところは偉い。
分かっていてもなかなか訂正できないことですよ。
でも第一印象が重要なこの場で機会を逃していたら、今後の関係に長らく響いていたでしょうね。

ウェディングプランナーの宝田の人相が濃過ぎ。
劇画タッチの描き込みで、もはや別漫画の領域です。
作者がノリで描きたいだけって感じですが、考えてみればこの漫画大体そんなもんでしたね。

麻子のOL姿でエッチするのに本気を見せる香太郎がアホすぎる。
男なんてそんなものかもしれないけどさー。
でも花嫁専用の下着で目を開いて終わる今巻の引きは、ちょっと性欲に正直すぎませんかねぇ。

特装版について。

名取香太郎独身最後の夏
チーム名取の打ち上げ軽井沢キャンプ編21P番外編。

松苗さんの事情が語られるのは初ですよね?
25歳の時に結婚して8年目ってことは現在33歳か。
香太郎より少しだけ年上なんですね。

涼村の「恋愛に割くリソースが足りない」にめっちゃ共感を覚える。
日々が充実しているからというよりは、多忙で余裕がないという意味合いですが。
新婚を飲むに誘うハードルが高いという話も含めて、涼村は独身一般男性の代表みたいな意見を言ってくれますね。

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『ちはやふる』32巻 感想 



ちはやふる」32巻のネタバレ感想です。

団体戦優勝はヒョロくんが運命戦に勝ち、北央学園の優勝で幕を下ろしました。
最初に登場したライバル校が主人公の学校が優勝した翌年に優勝するっていう展開はいいなって思います。
カマセに終わらず、ちゃんと強豪校であることを描いているのは評価できますね。

単純にヒョロくんが表彰されて嬉しいって気持ちもあります。
悉く負け続けてきた彼に報われる日が来たことを喜ばない読者はいないでしょう。
千早同様に目一杯の拍手を送りたいですね。

対決そのものはあっさり終わった千早vs新については、対戦後の尾が引く形に。
同年代に負けるなんてことは作中一度もなかった新。
今まで原田、坪口、村尾など年上の実力者にしか星を落としたことがなかったですからね。
太一が隣に座って新に共感する図は印象に残りました。

その太一も戻ってきたと言えるのかどうか。
太一母が間に合ったのかどうかという問いかけをしていましたが、答えるのが難しい。
ただ一つ言えるのは、また畳の上で約束をしたということ。
それだけで次に向かって頑張れるのかもしれません。

新が千早に負けた波紋は詩暢にも伝播。
子供の頃から新に一度も勝てていないと明確に証言が出たのは初でしょうか。
それだけ実力差があるとは感じられませんけどね。
でも、詩暢にとっては信じられないことで、かつ許せないことだったのでしょう。
意地となった本気のクイーンが顔に出ていました。

高校選手権全国大会個人戦3年連続でぶつかった千早vs詩暢。
両者勝ち上がっていくので単なる偶然ではないですね。
しかし、千早にとっては念願となる初めて万全の態勢で戦える場となりました。
なにせ1年目はぶっ倒れた翌日、2年目は利き手の怪我を負っての試合でしたから。

詩暢がついに対戦相手として、ライバルとして、友として千早を認めた瞬間が来ました。
千早の成長が確かで、新に勝ったのは決してまぐれではないと実感したのでしょう。

間違いなく今度こそ大一番で邂逅することになると予感させるには十分な前哨戦でしたね。

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『それでも君を幸せにしたい』2巻 感想 



それでも君を幸せにしたい」2巻のネタバレ感想です。

今回の表紙は前屈みによる圧倒的ボリューム感を見せつけてくる珠姫。
同じ顔のはずなのに、まるで別人のように描き分ける技術はお見事です。

一人の女の子を彼氏と彼女の別人格の二人がかりで幸せにしていこうっていう複雑なようで単純なラブストーリー。
シリアス要素皆無でただ笑い続けられます。
こういうのがいいんですよ。


なんだか即落ち2コマ漫画集みたい。
分かっていても面白いのだから、この設定考えた時点で成功してますよね。

紅潮させる愛姫の可愛さギャン泣きする珠姫のギャップがたまらない。
発想がアホの子でフェロモン撒き散らす愛姫、片割れを売る企みでくふふと笑う珠姫。
どちらがではなく、母親が言ってた通りニコイチで認識しているから、セットで魅力的です。

読者の誰もが想像していたキスやエッチで入れ替わってしまうのではないかという問題。
当事者たちも遂に言及していましたね。
こんなの3人で仲良くハッピーエンドを迎えるしかないじゃんかー。

濃いキャラばかり集まった同級生たちも愉快。
海老ちゃんはマスコット的なウザ可愛さがありますね。
お喋り封じで餌付けされて、素直にモグモグと消化する様は幼児をあやしているようでした。

ですわ系お嬢様の花房が単語の頭に「お」をつけて喋る雑なキャラ設定が面白い。
オノマトペにもいちいち付ける徹底ぶり。
「おはぁん?」の破壊力は耐えられませんって。

この漫画の優れているのは言い回しのセンスだと思います。
原作担当の野呂俊介さんが紡ぐ言葉のチョイスが感心されられるほど巧みで、面白さに繋がっているんですよね。
写真越しで見ていた彼女の部屋を訪れて「聖地巡礼感あるな」とか、夏服の胸元をガン見して珠姫に自撮りするぐらい気持ちは分かると言われて「その助け舟乗り心地あんまよくねぇな…」とか。
耕弥のツッコミが本当に楽しいです。

雨で濡れたブラウスが透けて、ピンクのブラジャーとその上に被せた緑のハンカチで桜餅みたいだと珠姫が例えるシーンがWEB連載版だとカラーだったのにkindleだとモノクロだったのは惜しかった。
電子書籍なら対応できると思うんですけどね。

高校入学直前の0話や描き下ろしおまけ漫画も面白かったです。
もっともっと注目浴びて欲しい作品ですね。

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『ONE PIECE』102巻 感想 



ONE PIECE」102巻のネタバレ感想です。

1026話のサブタイトルが102巻表題になっている通り、まさに天王山となる回。
次々と死闘が決着していきます。

ネコマムシがペロスペローを、イヌアラシがジャックを撃破。
スーロン化によるワンパンで倒したようにみえますが、描写されていないところで戦闘が繰り広げられていたのでしょう。
大看板の割にジャックは麦わらの一味と絡みが少なかったので、蚊帳の外って感じでしたね。

キラーvsホーキンスも決着。
キッドを人質に取っていなければ事実上キラーの圧勝だったということか。
最悪の世代ではゾロ以外で唯一船長ではないので、実力的には最も劣るのかと思いきやとんでもない勘違いでしたね。
ゾロが剣を交えた時に強者であると実感したのも納得の戦闘能力でした。

№2といえば、1031話の扉絵は見応えありましたね。
いずれも実力者ではあるものの、ゾロが最強であって欲しいなと思うのは贔屓でしょうかね。

続々と倒れていく中で、しぶとく生き残っている奴らもいます。
錦えもん、菊之承、カン十郎、アプーなどもう出番終わっていいと思うんですよね。
戦争なんですから敵味方問わず多少死者が出ないと説得力がなくなります。

そして、今回の大一番である麦わらの一味両翼ゾロ&サンジVs大看板キング・クイーン戦。
鬼ヶ島決戦の中でも期待していたビックマッチだっただけに、あっさり終わってしまって肩透かし食らった気分です。

場面転換を多用しすぎで勝負の熱が入りきっていない感じ。
トータルでみたらそれなりに描写されれているのですが、分断され過ぎなんですよね。
これなら腰を据えて3話ぐらいかけて集中して描いて欲しかった。

また単純に読み辛さも感じます。
ごちゃごちゃしているのは今に始まった話ではないのですが、肝心のアクションがいまいちどう動いているのか分からないシーンが増えてきているのは困りますね。

結局なんだったのかという事柄が多いなぁ。
キングの正体は次回に暴かれるんだろうか。
特殊体質については、キングもだけどサンジの強化も説明が憶測ばかり。
日和は本当に鬼ヶ島にいるのだとしたら、理由が知りたい。

残念ながら不満が目立つ一冊でしたが、サンジがゾロに介錯を頼むのは痺れました。
普段いがみ合ってる仲だからこそ、真剣な場面でのやり取りは響くものがあります。

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『おとなりに銀河』4巻 感想 



おとなりに銀河」4巻のネタバレ感想です。

表紙に妹弟のまち&ふみお初登場。
もはや家族のような距離感で安心感を与えてくれる優しい絵ですね。

今回も甘々なストーリーを堪能させていただきました。
何もかも曝け出すスタイルが威力凄まじくて、読了後はニヤケ顔のせいで頬に疲労があるレベルですよ。

「史上最大のイチャつきをお見せしますよ」と彼氏の妹弟に宣言する彼女って強くないですか。
実際は名前呼びだったわけですが、本当に周囲に見せつけてくれるものですから何ともまぁ甘ったるくて糖度が高すぎです。
真顔では読めない漫画ですね。

彼女の誕生日にネックレスを贈っているところや、将来指輪を一緒に選ぶ約束をするところまで覗き見される始末。
多少なりとも怒ってよさそうなものなのに、恥ずかしがりながらも嬉しがっているのでバカップル万歳だなぁ。
幸せに包まれた空間で、幸福感のお裾分けしてもらえます。

百面相のように表情を変化させる五色さん、もとい、しおりが可愛い。
名前で呼ばれて口を半開きにさせたり、抱きしめられて喜んだり、批判されて泣き出したり、ネックレスをつけてもらえて顔を真っ赤にさせたり、いたるところで目を奪われます。
一郎は幸せ者だなぁ。

そういえば、グランピングって単語初めて聞きました。
道具が用意されたキャンプのことをそう呼ぶのですね。
存在自体は知っていましたけど、アウトドアに疎いものですから呼称までは知りませんでした。
親しい仲間と行く遊びというのは、年齢関係なく楽しいものですよね。

焚火効果のおかげ突発的に行われた大暴露大会。
フラグらしきものもなく、いきなり島の秘密を話し出すものですから驚きました。
まぁ知られたからといって何かが変わるわけでもないですし、別にいいのかな。
どっちかというと、ちびちゃんが同人誌まで書いていることを暴露した方が今後に影響与えそう。
作家や編集ばかりが集まる界隈なので、ちびちゃんの進路相談話はいつか出てくるかもしれませんね。

そういう意味では、住居人との交流は些か新鮮。
特にいち早く登場していた穂波さんはレギュラーキャラになる勢いで登場しますね。
ちゃんとメイク顔とすっぴんで描き分けているのは細かいけど作者の心意気を感じさせます。
205号室の栗津さんに胸キュンしているシーンもありましたし、恋話の期待もできそうです。

大家さんが女性を連れ込んで、早朝に管理人部屋から出てくるところを目撃したら「うわっ」とは思いますよね。
引かれてもおかしくないところで問題なかったのは日頃の行いのおかげでしょう。
アパート住人同士で花見をするって今の時代そうはないでしょうしね。

今巻で一番のエピソードは、やっぱりいつも通り妹弟関連の話。
父親を早くに亡くしたまち達にとって、兄が唯一の肉親なので一郎が倒れた時はトラウマ再来でしたでしょうね。
夜泣きするまちを抱きしめてくれる寄り添ってくれるしおりが居て良かった。
頼れる人達がいることは素敵ですね。

漫画の連載打ち切り、児童書の挿絵、しおりのデビューと仕事関係にも変化が。
全てが順調というわけには当然いかないけれど、できることを頑張っている彼らには報われて欲しいなと思います。

電子書籍には帯ついてないので、巻末の作者コメントでアニメ化することを知りました。
これはまた新しい楽しみが出来ましたね。

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恋は世界征服のあとで アニメ第4~5話 

恋は世界征服のあとで」アニメ第4話と第5話のネタバレ視聴感想です。

◆第4話「その理由を聞かせてくれないか?」


原作第6話「恋が私を弱くした!」、第7話「その理由を聞かせてくれないか?」より。

不動とデス美の交際、ハルにバレたのである。
毎回戦闘時に逢引きしていたらそりゃあ当然といえます。
任務を放り出して遊んでいるわけですから、少々痛い目見るべきと思いつつも、結局ヒーローと悪の組織が仲いいから別にいいような気もします。

不動とハルの放課後制服デートを目撃して嫉妬するデス美の可愛さよ。
嫉妬だと自覚していることこそ性格の良さを表していますね。
まぁ、ハルの口封じがギャグなのか本気なのか判断付き辛いところもありますが、それもまた一興。

変身なしでピンクジェラートを圧倒するデス美の強さよ。
何気に戦闘シーンは動いていて、気合の入り具合に好感が持てます。
あとこれは原作通りですけど、身体のラインが出るコスチュームがエロくて構図のこだわりが半端ないですね。


◆第5話「ありのままのきみで」


原作第8話「詳しく聞かせてもらおうか!」、第9話「オレとデス美さんの初「あーん」が!!」より。

秘密結社ゲッコーって、ただの一企業だよなぁ。
個人成績発表や社員食堂があって、デス美たちも会社員に見えてきました。
実は上場していると言われても納得してしまいそうで嫌ですね。

さて、王女シリーズの出番が来ました。
鋼鉄王女の恋物語にぐいぐい食い込むデス美ですが、不動の付き合う前だったら同じような奥手な性格だったのかな。
話のオチが何もないという鋼鉄王女が実は巨乳だったという、魔獣王女に喧嘩売ってる内容。
魔獣王女が誰よりも真面目に仕事を取り組んでいることは皆分かっているから大丈夫だよって言ったら更に怒られそう。

後半はベタベタのイベント盛り合わせ。
ラブコメっていうのは、こういう同じようなイチャイチャを見せてくれるだけでも満足感得られるのがいいところですね。
わざわざ病室ベッドの上に座り込んで短いタイトスカートとストッキングを見せつけてくるデス美のエロさはヤバイ。
プラトニックな関係でキスすらまだなのに健全どころかイヤらしさ全開です。

Cパートは2巻巻末おまけのママさんバレー。
余すところなくアニメ化してくれるのは嬉しいですね。

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SPY×FAMILY アニメ第5話「合否の行方」  

SPY×FAMILY」アニメ第5話のネタバレ感想です。

合格発表回。
補欠合格とはいえ無事試験クリアしたことで、アーニャのやりたいことでお祝いしようという話。
お城で貸し切りパーティって、とてもスパイがやることじゃないなってツッコミは今更ですか。

随分とアニメオリジナル要素で膨らませましたね。
原作1話分を広げようとすると、こうなるのかって感じ。
基本的な流れや構成は一緒ですけど、あっさり流すところで話を盛ってボリュームを増やしています。
同じく少ない話数で見せる所謂引き伸ばしとはまるで逆の手法ですね。
原作の空気感が若干塗り替えられている印象を抱きました。
駄目とは言いませんが、ちょっと違うなと思ったのが正直なところです。

そもそも漫画1話分をアニメ1話で消化するのは正しいのかという問題はあります。
前回が2話分を詰め込んでいたので、なおさらスピード感の違いを感じさせましたね。

力が有り余っているぐらいの映像美は見応えありました。
無駄に派手なアクションで格好良いのだけど、もう少し手を抜けるところは抜いてていいのにと思わないでもないですね。
大丈夫だと信じていますけど、これで肝心な回で微妙だったら不満を言ってしまいそうです。

酔っ払いヨルさんの可愛さよ。
早見沙織さんのボイスが5割増しの破壊力で耳が幸せ。
ガチ格闘技の戦闘シーンも含めて、出番は少なかったものの印象に残りました。

挿入歌のオシャレ加減がペルソナを連想させるカッコよさ。
BGM全般のセンスは本当に素晴らしいなと思います。

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であいもん アニメ第4~5話 

であいもん」アニメ第4話と第5話のネタバレ視聴感想です。

ここからはアニメ1話につき原作2話分を詰め込んでいます。
おかげでだいぶカットされたり改変されている部分が増えました。
アニメだけ観ていたら気付かないくらい構成と脚本が優れていて、見事だと思います。
一方で、その後に原作を読むと更に深みを得られるので、アニメ気に入った人は是非漫画もお勧めします。

第4話「風青し/暑気払い」


前半は原作3話より、咲季君の女装バレ回。
実は原作では美弦ちゃんや佳乃子より早くメイン回を貰っていたんですよね。
あちこちで落し物をする姿を見ていたら、周囲にバレるの時間の問題だっただろうなと思いますね。
女装していても声は作っていないというのは、意外と珍しいタイプじゃないでしょうか。

後半は原作7話より、一果と佳乃子の水着回。
ロリ少女の水着には興味ないけれど、綺麗なお姉さんは別です。
心持ち原作より胸盛っているように見えますね。
大きいは正義だと思っている人がアニメ制作班にいるようですが、その心理は否定はしませんよ、ええ。

ラストの着替えシーンの会話内容、原作では帰りに寄った温泉で語られています。
何故この描写をカットしたのか、これだけは勿体なかったですね。


第5話「おしょらいさん」


前半は原作8話「三夏三様」より。
この回のアニメ化をずっと待っていました。
原作2巻の感想でも書きましたけど、本当に大好きなエピソードです。

これは神回といって差支えないでしょう。

女子高生の美弦ちゃんと社会人の佳乃子が表面上で親しげにしつつ水面下で和を巡って争う中で、間に挟まれた小学生の一果が気を遣うという構図がたまらなく面白い。
バラエティに富んだ焦り顔を披露してくれる一果が可哀相で可愛い。
複雑な表情で額に汗を流したり、目をまんまると広げたり、話題を変えるのに必死だったりとメッチャ楽しい。
欲を言えば「お参りでもして落ち着きませませんか?」と提案して美弦ちゃんと佳乃子に「落ち着いてるよ?」と反論されるシーンも見たかったな。

女子高生相手に無自覚でマウントを取ろうとする佳乃子。
「大丈夫?」と声かけられて「何が?」と真顔かつ食い気味で返事する美弦ちゃん。
女の争いの恐ろしさを特装席で味わう一果。
まさに三者三葉というか、一果だけ外れクジ引いたというか。
不憫ですわー。

そして最後の1分半、美弦ちゃんと佳乃子の本心を知ってしまう一果のシーンが最高でした。
誇張表現なしに軽く10回以上は繰り返し観てしまうほどのお気に入り。
内容はもちろん原作読んで知っているのですが、演出がもう素晴らしいのなんの。
美弦ちゃんの計算高い発言に環境音が無音となり、一果の「ふぇ!?」って短い息の詰まる音だけが響く見せ方はアニメならではの演出が光りましたね。
その後の軽快なBGMが楽しげなのが逆に恐ろしい。
幼少期の思い出で鬼に泣かされた記憶と重なる場面も完璧で、いやーいいものを見せてもらいました。

後半のいい話が薄れてしまうほど、前半のインパクトが絶大過ぎましたね。


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大野雄大投手、9回パーフェクトも完全試合を逃す 

今日はこの試合のことを語らざるをえない。

5月6日、バンテリンドームで行われた中日ドラゴンズvs阪神タイガース。
大野雄大投手が素晴らしいピッチングを披露してくれました。

なんと9回パーフェクト投球という一人の走者も出さない文字通り完璧な内容。
そう、完全試合です。
先月、28年振りに佐々木朗希投手が達成し、大きな話題を呼んだのも記憶に新しいと思います。
こんな短期間で次の達成者が現れるとは誰も予想できなかったのではないでしょうか。

しかし、本当に残念ながら完全試合の記録として残ることはありませんでした。
味方の1点も獲れず、延長に入ってしまったからです。
志願の続投で奮闘した大野投手も10回表2アウトから佐藤輝明選手に二塁打を打たれしまい、完全投球は途切れてしまいました。
その後はしっかり打ち取り、10回裏に石川昂弥選手のプロ初となるサヨナラタイムリーが飛び出したおかげで、ドラゴンズとしては1-0で勝つことはできました。

勝利は嬉しい。
でも、やっぱり悔しい!


応援しているチームで完全試合達成者が出るなんて、正直人生で一回あるかどうかってレベルです。
好きな選手なだけに、その名を刻んで欲しかった。

もちろん、相手投手の青柳投手が見事だったということもあります。
今シーズンはコロナもあって出遅れたものの、その後は神懸り的な結果を出しているわけですからね。

だからこそ立浪監督も大きくスタメンを弄ってきたのでしょう。
ただ、結果論かもしれませんけど、これが結構痛かった。
高松を代走で出せなかったり、並べた左打者が軒並み打てなかったり。
木下選手にバントさせたことで、大野投手に打順が回るよう敬遠されるといった実質的にミスに近い采配もありました。

個人的には阿部選手は今一番期待ができる打者だけに、左右の関係で外されたのが残念でした。
きっと昨年まで打てていないというデータがあるのでしょうけど、もはや相手によって代える選手ではないと思っているんですがね。

サヨナラの瞬間、喜んでくれた大野投手には頭が上がりません。
何とか白星だけは付けてくれて良かったです。
今後また同じような内容を求めるのは酷かもしれませんが、頑張って欲しいですね。
そして、野手陣は強力な援護をお願いします。

テーマ: 中日ドラゴンズ

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トモダチゲーム アニメ第4~5話 

トモダチゲーム」アニメ第4話と第5話のネタバレ視聴感想です。

◆第4話「これマジ? 本気で引くんだけど」


面白い……だけど、アニメ的には微妙かなぁ。

原作読んだ時はあまり思わなかったのですが、話のテンポはあまりよくないですね。
カットしている分も多々あるというのに話が進まない。
おそらく原因は説明文の多さにあります。

飛ばすことはできないけど、喋らせると冗長になってしまう。
推理モノにはありがちなんですが、この作品でもそう感じるとは予想外でした。
それだけ漫画の構成が上手いのか、アニメの見せ方に難があるのか。
うーん、もどかしい。

◆第5話「友一君って結構バカなんだね」


ようやく主人公のターンが少しだけ回ってきました。
犯人役が追い詰められていく逆転の展開は、こういうオリジナルゲームの醍醐味ですね。
とはいっても、本番は次回からなので、またしてもお預けされた状態です。

照れながらウィンクする天智が良い意味で気持ち悪い。
声が太すぎてキャラにマッチしているとは言い難いけど、声優さんの演技力に問題があるわけではありません。
わざとらしさを上手く演じており、ちゃんと実力で選ばれたのが分かります。

表面上は志法がモテモテで人気ということもあって、ゆとりは自分に自信がないらしいですが、客観的にみて男はゆとりみたいなタイプに弱い人が多いと思う。
あざとさすら感じる可愛さと小さな背に反して大きなバスト。
たとえこれが罠だとしても掛かってしまいそうな魅力があります。
涙をためる表情もそそられてしまいます。

ここまで長かったけど、次の6話で評価がされるかどうかが分岐点になりそうかな。
評価されると嬉しいんだけどなー。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: トモダチゲーム  トモダチゲーム(アニメ話感想)  2022年放送開始アニメ 

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『クズとメガネと文学少女(偽)』1巻 感想 



クズとメガネと文学少女(偽)」1巻のネタバレ感想です。

谷川ニコさんといえば「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」が有名ですね。
「わたモテ」は名前だけしか知らなかったため、これが初めて読む著者の作品となります。

いやぁ、びっくりするほどアホしかいねえ!
どいつもこいつも破壊力あるボケ連発で数え切れないぐらい噴き出しました。
正直ここまで面白いとは、良い意味で予想外でしたよ。

一目惚れした女の子以外目もくれないストーカー気質なクズ担当・古河。
比較的まともだと思いきや本のことになると常識がなくなるメガネ・守谷。
頭よさそうだからという中身空っぽな理由で見た目だけ高校デビューした偽りの文学少女・織川。
登場人物を紹介しただけでも分かるぐらい、残念な三人組がアホな勘違いを積み重ねながら不思議な友情を育む学園モノです。

活字を読むのに苦戦している織川が痛可愛い。
オタサーの姫っぽい少々きつめな服装も天然のアホの子だから嫌味にならない。
古河と守谷がキスしていると誤解して、BLに脳が侵食されていくのもイチイチ笑えてしまいます。
織川から喜ぶからという理由で身を切る古河も面白くてたまりません。

クズの古河が織川の顔に惚れているけど、ラブ展開なぞ一切ないですね。
でもこのコメディ100%だからこそ振り切ってて面白いとも言えます。
これでいい、これがいいって作品ですね。

ちなみに、主に守谷が作品内で多数の小説を紹介していますが、別段読書欲を煽るものではないかな。
ただのギャグアイテムになっているだけなんですよねー。
まぁ、それはそれで上手い使い方ではあるのですが。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: クズとメガネと文学少女(偽)  クズとメガネと文学少女(偽)(巻感想)  谷川ニコ 

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『愛してるゲームを終わらせたい』1巻 感想 



愛してるゲームを終わらせたい」1巻のネタバレ感想です。

サンデーうぇぶりにて連載されている堂本裕貴先生によるラブコメ最新作。

うわー、こういうの大好物です!

「愛してる」と言葉にして相手を照れさせたら勝ちというゲーム。
実は両想いなのに負けを認められない男女が意地を張るというラブコメで、まさしく題名通りの内容です。

必死で隠しているつもりの主人公・優希也ヒロイン・みくが愛おしく、そしてもどかしい。
歯が浮く台詞を連発する二人に読者側もカラダがよじきれる勢い。
もうね、ウズウズしてたまりませんよ。
幼馴染みの甘酸っぱい青春が現在進行形で埋め尽くされています。
これ、将来思い出して悶え死ぬやつですね。

相手を屈服させたいという構図は「かぐや様は告らせたい」に似てます。
大きな違いとしては、年がら年中、愛の言葉を囁き合う関係でお互いの攻撃力が強過ぎて常にノックダウン寸前ということ。
個人的には大好きな作品ですけど、鳥肌が立って読めないという人がいてもおかしくありません。

優希也が陰キャから見た目だけ高校デビューしたのに対して、みくは陽キャなので基本的に男が劣勢の構図となっています。
っていうか、入学前からSNSで交流を深めて友達を作るなんて本当にするの?
怖い時代だなぁ。

とにもかくにも、みくが可愛い。
みくを天使だと錯覚する優希也の瞳とシンクロせざるえません。
こんなに可愛い女の子がいたら、周りの男子は放っておかないぞ。
照れたりハニかんだり、全部のコマが可愛いくてついつい目が止まってしまいます。

一方で優希也の空回りはイタ面白い。
少女漫画を参考にしたデートプランが色々と酷い。
ドキドキではなく羞恥心という意味で恥ずかしがるみくは結構頑張ったと思いますよ。
とはいえ、優希也はみくのためにコストをかけて必死になったわけで、決して嫌いにはなれませんね。

巻末おまけ漫画は中学卒業式の帰り道エピソード。
後輩から贈られた花やプレゼントを両手に抱えた状態で、汗だくになって優希也を追いかけるみくが見所です。

同じ流れが続いているだけのにずっと楽しい。
できるだけこのまま近距離ラブコメが続いてくれることを願います。

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ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 愛してるゲームを終わらせたい  愛してるゲームを終わらせたい(巻感想)  堂本裕貴 

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SPY×FAMILY アニメ第4話「名門校面接試験」 

SPY×FAMILY」アニメ第4話のネタバレ感想です。

安定した面白さと綺麗な作画。
確かに原作の良さ、アニメの質ともにあってこそですが、予算の重要性というものを思い知らされますね。

今回初めて原作2話分をアニメ1話にまとめましたね。
おかげでテンポ良くなって話がサクサク進みました。
かといって原作カットしている部分もほぼなく、問題のない構成だったと思います。

遂にミッション本番。
前半は監視下における立ち振る舞いチェック。
着替えの用意をしている「こんなこともあろうかと」ネタは予想出来ていても笑ってしまう。
意図せずファッションショーになってましたね。

ヨルさんの暗殺者モードは何度見ても目付きが怖すぎる。
そりゃあロイドやアーニャだけじゃなくて、牛さんたちも引きますわ。

エレガントおじさんことヘンリー・ヘンダーソン寮長がキレキレの演技でしたね。
声優さんも演じる楽しさが伝わってくるぐらいで、素晴らしい配役でした。

後半からは面接スタート。
いやぁ、スワン寮長のヘイト稼ぎが凄まじい。
最終的にエレガントパンチで気分スッキリ……と言いたいところですが、若干嫌な気分が上回りました。
時代背景的に女性蔑視があるのは致し方ないにしても、幼児に対して今と前の母親どちらがいいか聞くなんて学校の先生がやることじゃない。
ロイドの言う通り、子を想うなら選ぶ学校が間違っていると言わざるを得ません。

それにしてもロイドは主人公としては満点なんだけど、スパイとしては失敗してばかりですね。
情に弱くてアーニャやヨルさんを見捨てられないところが大好きです。

これにて原作1巻分が終了。
そこまでストックがあるわけでもないですし、丁寧な作り方に好感持てますね。

早見沙織さんの絵の破壊力……。

テーマ: アニメ

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『けいおん!』3巻 感想 



けいおん!」3巻のネタバレ感想です。

絵柄が安定してきました。
女の子らしい丸みのある柔らかさが表現されており、今でも通用する可愛さですね。

さて、もう3年生とか展開が早いなぁ。
夏フェスや修学旅行などあっさり終わってしまいました。
アニメ版のゆったりさと比較すると、引き伸ばしがなく一定のペースで進行しているのでそう感じるのでしょうね。
1巻の感想でも書きましたが、原作はコメディ重視なのでサクサク進みます。

バンド名通り、お茶会をしているだけだと思ったら意外と練習していますね。
まぁこれもアニメの影響でそう感じているのかもしれません。
あれ?こんな話だったっけ?と調べてみたらアニメと原作で違う設定や演出になっていることも多いですね。

オーソドックスな四コマ漫画で奇をてらうこともほぼなし。
大笑いする場面こそあまりないですが、クスリと笑えるシーンは多数存在します。
シンプルに読んでいて楽しいですね。

律と紬が二人っきりで遊ぶエピソードがとても新鮮。
5人だけの部活動なのに、決まったペアが多くて関係性が薄い組み合わせもいるんですよね。
普通に仲良く遊びましたってだけなんだけど面白いのはキャラが立っているからかな。

巻末は律と澪が親しくなったキッカケを四コマではなく通常のコマ割りで描いています。
内容はまぁいつも通りとして、ちょっと味気なく感じますね。
この作品は四コマ漫画のリズムが一番合っているのだと思います。

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タグ: けいおん!  けいおん!(巻感想)  かきふらい 

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