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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『やさしいヒカリ』3巻 感想 



やさしいヒカリ」3巻のネタバレ感想です。

早くも最終巻を迎えてしまいました。
もっとこの世界観に触れていたかっただけに残念です。

基本的に大きな軸がない作品内で、唯一継続して展開していたのが日和子の大学進学の話。
島から離れる寂しさ、簡単には会えなくなるもどかしさ、親密であればあるほど悲しくなる別れ。
いつの間にか、日和子にとって三宅くんは大きな存在となっていたようで。
恋模様に舵を切るには紙幅が尽きたけど、限りなく唐突感はなくそうと配慮しているのが感じられる構成でした。
恋人というよりも家族と言った方が近い間柄ですね。
こんなほんわかした関係があってもいいのではないでしょうか。

代わりのない仕事なんてないけれど、誰かにとって代わりのない相手になれたらとても素敵なこと。
今の自分は過去の嫌な出来事含めて辿ってきた道の上に成り立つものだから、否定しなくてもいい。
変わらないままでいてくれる人の有難さは時間を置くと身に沁みる。
とにかく個人にかかる重責を緩和して、自己肯定感を正してくれるメッセージ性を感じさせてくれる作品でした。

最終話の「海を見に行きませんか」はとっておきの口説き文句でしたね。
何気に直前の13話で満月に対して「綺麗だね」と返答している構成がお見事でした。

一番笑ってしまったのは13話と14話の合間に挟まれるおまけ四コマ。
「由樹さんだけ時が止まってる…」っていうオチは吹き出してしまいました。
最終話でも4年経過しているから少なくともアラフォー前後なのに、全く老けず見た目麗しいままでしたからね。

穏やかな愛情表現にあふれた良作でした。
作者の次回作に期待して待ちたいと思います。

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『ONE PIECE』97巻 感想 



ONE PIECE」97巻のネタバレ感想です。

参戦!再会!新登場!
新旧入り乱れたキャラクターの揃い踏みにボルテージが上がり続ける大決戦開始となる回です。

滅茶苦茶面白い。
やっぱりここまで溜め込んできたものを全力でぶっ放してくれているから熱量がこもっていますね。

批判する人の気持ちも分かります。
初期と比べて作画は大きく変わりましたから。
ごちゃごちゃして読み辛いのは今に始まった話ではなく、例えば今回も荒れ狂う波と雨とか線が汚く見えます。
それでも積み重ねてきた物語が進むとなるとワクワクさせてくれます。

何気なく麦わらの一味揃っていますね。
個々で再会することはあって全員集合となるとドレスローザ上陸直前まで遡るだけに、見開きで「どん!」と華々しく見せてくれると思っていたので意外だなぁー……と思っていたら、ジンベエ来たか!
これでやっと正式な仲間になりましたね。
ちょっと気になったのは乾杯が勝利の宴に持ち越しされたこと。
ジンベエの死亡フラグじゃなければいいんだけど。

マルコ参戦は流れたのかと思っただけにテンション上がる。
強キャラが続々と集合し、頂上決戦に負けず劣らず豪華な顔ぶれに興奮が止まりません。

イゾウの再登場も嬉しいなぁ。
参戦しなきゃおかしい人物ですからね。
元白ひげ海賊団の隊長を務める実力を今から期待したい。

味方も多いけど敵も多いですね。
名前持ちや幹部クラスだけで一体何十人いるんだろうか。
脱落者がボロボロ出てこなければ、いつまで経っても戦いが終わりそうにないですよね、これ。
部分的にしか明かされていなかった飛び六胞の全貌も判明し、ルフィともいい勝負するぐらいの強敵で一筋縄ではいかなさそう。

新キャラでは、うるティとヤマトが人気出てそうなキャラデザインしていますね。
ヤマトはまだ現時点では触りでしかないけど、結構お気に入りのキャラになりそうな予感。

絵的なイチオシは976話の扉絵。
前屈みになっているナミの胸が凶悪で実にエロかった。
また、着物からスラリと伸びる脚線美が素晴らしかっただけに惜しい気持ちもあるけど、鬼コスのロビンも可愛くて最高です。

とまぁ、多方面に力を注いでいるワンピースのワノ国編。
続きも気になります。

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『JKからやり直すシルバープラン』2巻 感想 



JKからやり直すシルバープラン」2巻のネタバレ感想です。

おばちゃんが女子高生になって過去の無礼を改め直す老後計画物語。

過去に戻って人生をやり直すという想像は、きっと多くの人がしていると思います。
いつの時代に戻るのか妄想しているだけでも、現実逃避と分かっていても楽しいものです。
でも小百合と同じように高校生に戻ったら、これまた同じように勉学で苦労するのは間違いないでしょうね。
高校生どころか中学生レベルの知識すら危ういものが多くて、現国ならともかく他の科目は赤点を免れません。

それだけ社会ではなくても生きていけるのに、何故か大人になればなるほど勉強し直したいとも思うんですよね。
不思議なものです。
まぁ小百合の場合は、一度目の人生で悲惨な目に遭っているので、自立したいという感情が強くなる気持ちも分かります。

さてそんなわけで学年一の秀才・柏村さん登場回です。
柏村視点からすると小百合はあまりにも豹変して都合のいいことばかり言ってくる存在でしたから簡単には信じられないのも仕方がない。
家庭の事情から余裕もなかっただろうし、むしろ優しいぐらいですね。
担任は母親が倒れていることを知っているはずなのに、柏村を頼れと促したのであれば配慮不足だなぁ。

父親がクズ過ぎて罵倒したくなる柏村の気持ちは痛いほど伝わってきます。
それも承知の上で、小百合は自分の後悔から言い過ぎだと遮るわけですが、女子高生にそれは通じないのではないかな。
感情的になるあの場面では、さすがに詭弁だと感じてしまいます。

タイムリープを題材とした作品は、読者が気にならない程度には辻褄を合わせる必要があると思います。
タイムパラドックスを主題としていなくても、粗探ししたくなるチープな作品も中にはありますからね。
この作品はそういう意味では今のところ目立った穴は感じさせません。
むしろ、不良グループのリンチのせいで一度死んだことがトラウマになっているところなどはよく考えられています。
人生2周目で何もかも楽勝となっていないところが、この作品の良いところでありキチンと考えられている部分ですね。

2巻にして早くもキャラとの掛け合いが良い意味で定番のギャグみたいになってきました。
白石が肩透かし喰らう展開はつい笑ってしまいます。
担任教師の原田先生は本当ならもう少し同情してもいいはずなんですが、自己保身に走りすぎているので校長から怒られてちょうどいいぐらいですね。

さて、タイムリープお約束の未来の情報を知っていることによるチート展開が遂に来ました。
小百合がチートと言ってるだけで、時代を先取りした程度のこれぐらいなら可愛いものですけどね。
正直今の環境ならば頼めばいくらでも金を積めるのに、ちゃんと弁当屋として現状打破しようとするのは好感が持てます。

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『やさしいヒカリ』2巻 感想 



やさしいヒカリ」2巻のネタバレ感想です。

1巻以上に優しい気持ちに浸れる内容でした。
大事件など起きるわけでもなく、ただただ日常の延長線上でのんびり時が流れます。
作品全体でふんわりと包み込まれるような温もりが伝わってきて、たまらなく愛しく感じます。

主人公の三宅飛鳥がちょっと抜けてるところがあるけど、それが逆に愛嬌があって好感が持てます。
これだけ善人だと日和子ちゃんはじめ綿里家から信頼してもらえるのも当然ですね。
微かに匂わせる程度ならいいですが、あまり恋愛事情などには発展しないでもらいたいな。

特に好きなエピソードは6話のプチ観光話。
目的も決めずに、ふらりと気の向くまま散歩に出かけるように観光地を回るスタイルは贅沢な時間の使い方だなぁ。
隣に座った人と世間話したり、適当に美味しそうなものを食べたり、真似してみたいと思わされます。
ご当地キャラクターのわぐまくん特製ぬいるぐみの可愛さと、雨に濡れないよう服の中に入れようとする三宅くんの人柄の良さがエモい回でした。

「カントリーマアムはココアとバニラどちらがおいしいか」っていうくだらないけど和む会話が本当に好きです。
まさに優しく淡い光のような作品ですね。

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『ONE PIECE』96巻 感想 



ONE PIECE」96巻のネタバレ感想です。
ほぼ丸々一巻費やして、おでん、白ひげ、そしてロジャー海賊団の回想編です。
表紙にいるウソップは随分太っているなと思ったらティーチでした。

開始3ページでトキとラブロマンスを経てモモの助誕生とは、おでん色々と早すぎる。
海賊やっててプライベートなタイミングとかあるんだろうかって考えるのは野暮ですか、そうですか。

ロジャーの旅路が明らかに。
今まで匂わせていた関係や、思わぬ結び付きなど答え合わせをしているような気分です。

ワンピースとラフテルに関してもヒントがいっぱい出てきましたね。
ロジャー達が爆笑し、伝え聞いたシャンクスが号泣するワケはなんだろう。
ジョイボーイってそんなに重要な人物だったのか。
確かに忘れかけていたけど、ポーネグリフに刻まれているぐらいですからそりゃあそうか。
ここにきて伏線であろう思わせ振りなキーワードがどんどんでてくるから先に気になって仕方がないですね。

白ひげ海賊団、ロジャー海賊団との冒険を経てワノ国に帰還した後の光月おでんという男の人生に胸が苦しくなります。
裸躍りはインパクト絶大で、これは国民の落胆は半端じゃないでしょうね。

おでんのビジュアルがイロモノ系っぽかったのに、読み進めていくとイケメンに見える不思議。
いや、紛れもなく男として格好良い。

それにしても、この作品の悪役は虫酸が走る奴らばかりですね。
過去エピソードは大概悲劇ばかりで、黒幕が笑う展開が続くので腹が立ちます。
バリバリやマネマネの実は反則的すぎるなぁ。

前巻で回想編に入った時に傳ジロー=狂死郎というのは予想付いていたけれど、丑三つ小僧の正体でもあったというのは思い浮かばなかったな。
味方で間違いないだろうし、ゾロの攻撃を弾く程の実力者なので相当な戦力になりそう。
逆に言えば、ゾロがタイマンで相手する候補が減ったので、どういうマッチングになるかも興味深いですね。

日和=小紫も確定。
狂死郎に斬られたように見えたからくりは何の能力だろう。
普通に考えたら狂死郎の技なんだろうけど、日和にも何か隠された秘密があるのかもしれませんね。
……って思ったら、ただの血糊!?
本当にそんな程度で騙されてくれたのかなぁ。

そして最後の最後に裏切り者の正体がカン十郎と判明。
赤鞘九人男に裏切り者なんて居て欲しくないと思い否定していたけど、本当にいたんですね……。
これはもうスパイなんてレベルじゃなく、執念ってか狂気すら感じさせますね。

ともかく長かった回想編も終わり、遂に次回から戦闘開始かな。
積もりに積もった因縁がどのように紐解かれていくのか、楽しみです。

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『14歳の恋』9巻 感想 



14歳の恋」9巻のネタバレ感想です。

ラストへ向けての明確な転換期。

中学生の甘酸っぱくもニヤけるような幸せな話がいつまでも続く、ということを期待していました。
しかし現実は厳しく、田中彼方と吉川和樹の二人の想いが引き裂かれるように、読者にとっても無力感を覚えずにはいられない展開。
子供は親に振り回されてしまうのは仕方がないとはいえ、当人達からすると辛いでしょうね。

周囲からは大人っぽいと言われても中身は子供というのは作中のテーマであり、幾度も描かれてきました。
今回その最たる例として挙げられるのが二人きりの時間を作るために、そして友人のために警報機を押すシーン。
歳を取ると倫理的に躊躇ってしまうところをアクセル踏めてしまう危うさが中学生という年代だなぁとしみじみ思いました。
一般的には悪いことなんだけど、この選択をした男子中学生達を責めたくはない、責められないですね。
普段とは違う何かを悟ったのか、優しく接してくれる佐々木先生の懐の深さは大人として尊敬します。

一人で残りたいと親と喧嘩して怪我まで負う和樹。
突如恋人が引っ越しすると言われて脳内ぐちゃぐちゃになって大人の仮面が切替できなくなった彼方。
どちらも精一杯の背伸びをしているのが可哀相なんだけど愛おしく感じてしまう。

一瀬とバスのOLについては作者の別作品「GAME OVER」にて続きが掲載されているそうですね。
元々あった作品に前日譚をクロスオーバーしているとは知っていましたが、どうやらここで物語が繋がったようです。
いずれ読みたいなと思っていますが、まずはこちらの完結を見届けてからにしようかな。

作中一番人気の長井と日野原先生の組み合わせもどこまで進展するのか楽しみ。
首筋にキスされて真っ赤になる日野原先生にいつもの余裕がなくてニヤケさせられました。

最終回まであと3日。
最終巻の12巻がクリスマスイブに発売予定ということで、ペースを合わせて続きを読んでいきたいと思います。

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ウィッチウォッチ 35話「新しい友達」 

毎ページのように顔が崩れてしまうほどめちゃくちゃ笑った。
久し振りに単話でハマりましたよ。

変わったヤツという紹介から、まさかの画風違いって強引な冒頭から面白過ぎる。
そして、英語の教科書風のキャラによる喋り方にものの見事にやられました。
これはしばらく何度読んでも笑えてしまうやつだわー。

ですます調の形式的な喋り方だけでも面白いのに、ちゃんとギャグを挟んでコメディになっているのが凄い。
途中漫画構成が教科書通りになったらと思ったら、タイトルのLESSON1で吹き出しました。

ニコたちが釣られてしまう気持ちも分かります。
ちょっと真似したくなりますもん。
中学生レベルの英語を和訳した独特な世界観に引きこまれてしまいました。

ニューホライズンとニュークラウンのカップル誕生のスピード感もたまらない。
あまりにイレギュラーなキャラだけに次回以降の登場は難しいだろうけど、発展ネタをつい見たくなってしまいますね。

とにかく楽しくて単行本買おうかなと思っちゃうくらい気に入った回でした。
先週の先生と生徒の推しのエピソードも良かったし、やっぱりこの作品はシリアスではなく1話完結型のコメディに振り切った方が面白いと思いますね。

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タグ: ウィッチウォッチ  ウィッチウォッチ(話感想)  篠原健太 

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漫画タイトル別感想リスト 

2023/4/4 現在 タイトル数 76作品

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テンプレートのカスタマイズ version1.3 

ブログ内の表示にあたって各種変更を行いました。
部分的には先行して変更しているのでお気づきだった方もいるかもしれません。

・上部メニュー欄に「漫画感想」を設置
漫画感想をリスト化。
「ライトノベル読書記録」同様に一覧表示から作品別に検索できるようにしました。
ずっと考案中だったものをようやく形にすることができました。
まだまだラインナップとしては寂しいので充実させていきたいなと思っています。

・上部メニュー欄に「アニメ評価」「ゲーム音楽CDリスト」を仮設置
漫画同様にアニメもリスト化を検討していますがまだ暫定的な措置です。
アニメに関して作品別でカテゴリーを分けていますけど、放送終了した作品はほぼ利用することがありませんでした。
カテゴリーが無駄に増えてしまうだけなので整理するのが狙いです。
またゲーム音楽についてもこれから記事を沢山書いていくつもりなので項目を先に用意することにしました。

・上部メニュー欄から「About」「Profile」を削除
必要性が薄いと判断して削除。
いずれもサイドメニューのプロフィールリンクから辿ることができます。

・Twitterを上部メニュー欄からサイドメニューへ移行
それに伴いタイムラインを表示。

・漫画カテゴリーを「漫画全般」「漫画-巻感想」「漫画-話感想」に細分化
漫画記事を単行本感想とエピソード感想に分類しました。
漫画総評のカテゴリー化は検討中。

・スマホ用テンプレート廃止
上手く使いこなせていなかったので設定を解除しました。
将来的にまた再設定するかもしれません。

・常時コメント欄表示している不具合を修正
通常記事URL開いた際に表示されるコメント欄が、メインメニューやカテゴリー表示の際にも出ていました。
このテンプレートを使用し始めた時から気付いていたのですが直す方法が分からず放置していました。
ようやく原因が判明し、10年越しに修正となります。

・ブログ下部にある不自然な背景色違いを修正
こちらも記事の横幅をして以来、表示がおかしくなっていたものの訂正できていませんでした。
やっとCSSを弄って修正することができました。

その他細かい調整を行っています。
少しでも見やすいブログになればと想い、また日々改善していきます。

またURL上では今回が2000番目の記事となります。
ただし、1000番目の時にも記述した通り、現存している記事数とは異なります。
詳細は2000個目の記事の際に改めてまとめてみたいと思います。

テーマ: お知らせ

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大人になっても面倒臭いものは面倒臭いまま 

本日は誕生日なのでした。
ハッピーバースデートゥーミー。

さて。
いつも誕生日には現在の自分の思想や状況を書き残そうとしているのですが、今年は特に思い当たるものがないです。
あまり考え方は変わっていませんし、行動指針も去年書いたまま。
ブログ更新の頻度が上がっているように結果は変わっていても中身までは変わっていません。

健康には気を遣うようにしていますけど、ストレスが溜まると食に走りやすくなる傾向があるので困りものです。
どうしても仕事で鬱憤が溜まるのは避けて通れませんからね。
生まれて初めての人間ドックが控えているので、悪い結果が出ないかちょっと心配です。
バリウム飲みたくないなぁ。

億劫なことというと事務処理系もそうですね。
自動車保険の更新時期ということで見直ししました。
「人の振り見て我が振り直せ」とはよくいったもので、昨今報道される痛ましい事故の数々から改めて車の運転に細心の注意を払っています。
しかし、どれだけ気を付けていてもトラブルに巻き込まれることはあるので、保険内容を確認することは大事なことですね。

年末調整の時期も近付いてきました。
今年度に限ってはおそらく確定申告が必要となる立場なので、これまた面倒臭いことこの上ない。
一応調べてはいるのですが、手間がかかりすぎるので税理士にお願いしようかと考え中。
費用は発生しても、労力軽減になるのであれば悪くないかな、と。

衆議院選挙も月末に控えていますね。
いつも大体日曜日は出勤なので、通勤途中投票しに行っているのですが、今回は期日前投票も検討しています。
新型コロナウィルス対策されているとはいえ、わざわざ人が集まる場所に行きたくないですからね。

いずれの事柄もやらないといけないこととはいえ、面倒なのには変わりません。
子供の時はきっと大人になったら当たり前のようにスムーズに手続き関連を行なえるようになるんだろうなーと思っていましたが、全くそんなことはないですね。
今の時代だからこそネットで調べれば簡単に出てきますけど、昔はどうやって学んでいたんだろうか。

楽しいこともないとなと思い、自分への誕生日プレゼントみたいな形でゲームを買いました。
PS Storeにてゲームアーカイブスのタイトルを合計30本大人買い。
一度は閉鎖しかけたサービスですからいつまで継続するか怪しく、今月下旬にはクレジットカードの取り扱いも終了も決まっているので、買えるうちに買っておこうかなと。
まぁこれだけ買っても2万円にも届きませんから、そこまでとんでもない出費ではありません。
問題はプレイする時間があるかどうかですが、気長に遊んでみようかなと思います。

テーマ: 日記

ジャンル: 日記

タグ: 誕生日 

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『ONE PIECE』95巻 感想 



ONE PIECE」95巻のネタバレ感想です。

第二幕完、第三幕開始。

閻魔は三代鬼徹以上に調整が効かない暴れん坊のようですね。
ガタイの大きい敵がわんさかいるので、出力のデカい武器を手にできたのは心強いのではないでしょうか。

幕間の世界情勢編も動きが活発。
王下七武海制度撤廃が遂に決定しましたか。
敵に回すのであれば相当な戦力割かないと捕らえることなんて夢のまた夢ですけど、海軍はどうするんだろう。
三大将を出撃しないと勝ち目ないような気がするんですけどね。
まぁ、魅力的な面子が揃っている王下七武海がこんなところで負けるとは考えにくいかな。
さすがにハンコックがコビーにやられるところは見たくないです。

ガープが何故中将なのか、横暴な態度なのに処罰されないのか、少しだけ分かった気がします。
強さ的にも大将に引けを取らないのか、もしくはそれ以上なのかもしれませんね。

そしてやっと明かされた四皇ら大物たちの懸賞金額。
懸賞金額=強さではないですが、漫画的には概ね戦闘力として捉えられる数値なので物差しにはなります。
四皇の中では一番下とはいえ、シャンクスが何故ここまで高額なのかが気になりますね。

ビッグマムとカイドウが手を組んじゃったけどいいのかしら。
ただでさえ勝ち目が薄かったのに、もはや勝算なしでしょう。
途中でまた喧嘩を始めるのか、それとも更なる外的要因が入ってくるのか。
いずれにしてもルフィたちだけで勝つのはまず無理だと思います。

958話の冒頭の回想シーンが意味深ですね。
キラキラ光る海上をバックに酒盛りするロジャー海賊団。
あれってもしかして「ひとつなぎの大秘宝」または「オールブルー」じゃないのかなーと予想しています。

そして幕が上がる第三幕。
語られるのは、遂にお披露目となった光月おでん。
歴史上の大物たちの共演となる回想シーンは、いつも以上に読み応えありますね。
この物語の根幹となる部分が続々と明かされていくだけに、多少長くなってでも読みたいとさえ思います。

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『D・N・ANGEL』20巻 感想 



D・N・ANGEL」20巻のネタバレ感想です。

幾度もの打ち切り危機を乗り越え、遂に無事完結。
良くも悪くも最後まで描かれたことが何よりも喜ばしく、内容は二の次になってしまったところはあります。
そのため最終回が読めて良かったというのが率直な感想になってしまいますね。

物語の大筋は王道の展開で最終回に向かって盛り上がる流れで良かったと思います。
大助、ダーク、日渡、クラッド、梨紅、梨紗、主要メンバーの想いが交差しながら一つに上手くまとめられていました。

ちゃんと大助が梨紅に告白し直し、梨紅が大助を選ぶ場面はずっと見たかったシーンでした。
まさにこの瞬間のために追い続けたといっても過言ではありません。
梨紅の可愛さに惚れて「D・N・ANGEL」のファンとなった一人としては、最後に報われてホッとしました。
不満があるとするならば、もっと描き込みが丁寧な時期に見たかったなという思いはあります。

ダークの正体が梨紅にバレるところは、あっさりしすぎだったかな。
これまで何度もバレそうになったものの回避できていたのは、梨紅自身が今回吐露している通り、大助がダークだと思いたくない一心で否定していたことが要因なのは間違いないのでしょう。
でも、これまでのニアミスと今回のバレに絵的な違いが見られなかったのは残念。
またバレそうでバレない展開なのかなと思ったくらいでしたよ。

ツッコミどころも少なくはありません。
後付けといか、設定の開示不足は否めませんね。
梨紗だけ残り、梨紅だけが何故引っ越しするのか詳細不明のまま終わりますし、日渡の義父が本当に父親だったり、ダークの存在を皆が忘れたりと衝撃の事実が今更出てきます。
いずれもクライマックスっぽい要素を詰め込みましたという感じで、ディティールは稚拙です。
まぁこの辺りは細かいことは気にせず、雰囲気で流すのが一番楽しく読む方法なんだと思います。

何はともあれ最後まで読む機会を与えてくれたことに感謝。
イラスト集を購入するぐらい個人的に特別な思い入れのある作品でした。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: D・N・ANGEL  D・N・ANGEL(巻感想)  杉崎ゆきる 

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【ゲーム総評】 マール王国の人形姫 



発売日主なプレイ期間
1998年12月17日2020年7月


▼ 作品紹介

日本一ソフトウェアによるミュージカルとRPGを合体させたシリーズ第1作目。
ファンシーな人形達がちょこまかと可愛らしく動くハートフルな作品。
PS1時代のRPGとしては、当時一定の評価を受けていた良作という認識です。


▼ 購入動機:体験版プレイ

世代の方なら知っている人もいると思いますが、「電撃プレイステーションD」という体験版やムービーなどを収録したCD付きの雑誌が定期刊行されていました。
D11で本作の体験版をプレイしたのが興味を持った最初のキッカケです。
またD21~D26まで5号にわたって「電撃ミュージアム」というクイズやキャラ紹介など力を入れて紹介されていたのが、「マール王国の人形姫」の次回作である「リトルプリンセス マール王国の人形姫2」でした。
1はあくまで興味を持った程度だったのに対し、2の映像はプレイ意欲をそそられました。

やるならシリーズ1作目から始めたいなと思い、いつかプレイしようと思い続け早20年以上。
やっとこさ購入に至りました。


▼ 製品の種類:PSP / ゲームアーカイブス

手元で気軽にプレイがしたかったので、ゲームアーカイブスで購入してPSPでプレイしました。
PS1ではおまけディスク付きの「マール王国の人形姫+1」も発売されていましたが、次回作の体験版やイラストコーナーは興味をそそられず、音楽コーナーはプレイして気に入ったらサントラ購入すればいいと思い選択から除外。
DSのリメイク作「マール王国の人形姫 天使が奏でる愛のうた」は、キャラデザが変更されていて、比較すると元々の絵柄の方が可愛かったので素直に原点で遊ぶことにしました。


▼ 総プレイ時間:24時間

ストーリーをクリアするだけなら15時間もあれば余裕でしょう。
RPGとしては当時としてもボリュームは少な目といえます。
周回要素は特になく、サブイベントや育成などで5~10時間追加された程度です。
今だからこそ安く購入してサクっと遊べるのは利点ですが、発売当初フルプライスで買った人は満足感薄目だったかもしれませんね。


▼ ジャンル:ミュージカルRPG

上述した通り、本作の最大の特徴はミュージカルRPGというジャンルです。
今の時代なら他に似た作品があるかもしれませんが、当時はおそらく唯一無二の作風だったと思われます。

その名の通り、ミュージカル要素のあるRPGです。
2Dのドット絵で描かれたキャラクターがちょこまかと動きながら歌唱するシーンがホント可愛い。

発売された1998年というとFF7とFF8の間という時代で、次世代機のマシンパワーで生み出す3Dムービー主流の中で新たなベクトルを作り出したのは評価されてしかるべきだと思います。
スマッシュヒットと言うべきか微妙なところですが、ある程度は売れたようですね。
日本一ソフトウェアといえば、それこそ上記の電撃プレイステーションDで体験版でプレイした「炎の料理人クッキングファイター好」「どきどきシャッターチャンス」など一風変わったゲームを作るメーカーという認識でしたが、どうやら本作が転換期となったようです。

さて、その特徴であるミュージカル要素ですが、質は良好なもののボリュームが足りない。
誤解がないように正すと、劇中歌は多数用意されているんです。
要所となるイベントシーンには必ず挿入されているため、確かにミュージカル風だなとは思いました。
音と映像には文句があるどころか、大満足の出来です。

でも、あくまで歌の範疇であって、登場人物達がセリフを音に乗せる演劇ではありません。
ミュージカルの定義の話になると詳しくないので語れませんけど、演者が踊りながら心情を吐露したり気持ちを込めた会話をする劇というのがミュージカルと考えていたので、思っていたものと違うな、と。
唯一、タイトル画面後に流れるオープニングイベントは完璧なミュージカルでしたので、このクオリティで楽しめると期待しすぎると肩透かしを食らうかもしれません。


▼ 音楽:目に焼き付き耳に残る

演出面では惜しい面があったものの、音楽は素晴らしいですね。
キャッチーなメロディーラインを奏でるBGMは、一度聴くだけで覚えてしまうほどです。
そして、イベントを盛り上げる歌の効果はやはり絶大。
特に序盤のイベントから何度も流れる「歩いていこう」が印象深く、歌詞が泣かせてきます。

ちなみに主要キャラには担当声優をつけていますが、出番は歌のみ。
ごく一部のイベントを除き、キャラのセリフや戦闘ボイスは残念ながら収録されていません。


▼ キャラクター&ストーリー:愛のある作風

女の子向き、または低年齢層向けのゲームと紹介されることもある本作。
確かに女性ファンが多そうな丁寧で優しい作りで、難易度も詰まるところはまずないのでRPG苦手な人でも大丈夫です。
ほのぼのとした雰囲気が楽しめて、パッケージで抱く印象のままプレイすることができます。

キャラクターは王道中の王道。
人形とお喋りができる夢見る少女・コルネットが、王子・フェルディナンドと出会うところから始まる物語。
どこに行くときも一緒の相棒役である人形・クルル、お金持ちの金髪縦ロール幼なじみ・エトワールなど少女漫画で一度は見たことがあるような面々が続きます。
憎めない悪役である魔女・マージョリーは、ドロンジョ様を彷彿とさせますね。

絵本のようにメルヘンチックな物語なんだろうなぁと思っていたら、意外とシリアスな展開もあって驚きました。
だからこそ様々な愛情を感じ取ることができるストーリーは、シンプルが故に心に響きます。
もちろんコメディタッチで描かれるイベントも多数あり、思わず笑ってしまう掛け合いは数え切れません。

登場人物から物語まで、製作者の愛を感じる作品となってます。


【ストーリー・ネタバレあり感想】 (クリックorタッチ)


クルルの正体が母・シェリーというのは途中で気付きました。
過去イベントのミュージカルシーンは本作の最大涙腺ポイントだったと思います。
父親に関して掘り下げ不足なので、これは次回作以降に絡んでくるんでしょうかね。

クリアして気が付きましたけど、本筋の半分以上を占める5つの心を入手する順はある程度自由だったんですね。
一本道だと思っていました。
実際のプレイでは、炎→聖→風→水→地の順で入手。
聖の心は直前でセーブして、雷の心入手ルートもプレイしましたけど、村人から恨まれることになるので気持ちのいいものではないですね。
カエルブルグ城のイベントも同様に他の選択肢があるのかと思いきや、ケロラインやミカエルを助ける方法はないようで。
雰囲気から油断していたので衝撃を受けました。



▼ 戦闘:評価の割れるシミュレーションRPG要素

戦闘はマス目上にキャラを動かすシミュレーションRPG形式。
PS1の時代だと「アークザラッド」「サモンナイト」など多くのRPGで採用されているため珍しくはありません。
ただし、ランダムエンカウントでというのはあまり見かけないんですよね。

というのも、ゲーム性の関係で毎回キャラ移動を伴うシミュレーションRPGは一度の戦闘が長引きます。
コマンド式の気楽さやアクション要素のある爽快感と異なり、どうしても面倒臭さと感じてしまいます。
しかもこのゲーム、エンカウント率が高めという難点があるため、評価を下げる要因になりやすいですね。

幸いながら1~2ターンで終了する戦闘がほとんどで、慣れてくればサクサク進めます。
範囲攻撃で一掃できた時は気持ちよかったりするので、個人的には嫌いではないですね。

仲間になる人形やモンスターが多く、本来の能力を知ることなくクリアしてしまったキャラもいたと思います。
一度に出陣できるのが主人公含め4人までなので、使いきれなかったキャラが多かったのは心残りでした。


▼ 難易度:戦闘よりもダンジョンの方が難しい

ダンジョンはスクロールなしの一画面サイズのパーツを組み合わせて作られています。
これが無駄に広く同じ景色が続くので、全てのダンジョンが迷路と化しています。
脳内マッピングするのが好きな自分のような人間はある意味楽しめるかもしれませんが、普通は手抜きに見えてしまうでしょうね。
「ジクソーワールド」や「どきどきシャッターチャンス」を作っていたメーカーだから、ジクソーパズルみたいなダンジョンにしたのかという邪推してしまいます。考え過ぎでしょうか。

戦闘が長引くとダンジョン構造を忘れてしまうことがあります。
途中でセーブ中断して再開しようとすると、もはや迷子の気分です。

戦闘の難易度は基本的に楽勝でしたが、死亡時のリスクがデカすぎたので慎重になりました。
HP0になると、主人公の場合はゲームオーバー、人形は高額な修理費用が発生、仲間モンスターはなんと復活不可というシビアな内容。
序盤でうっかり人形・シャルテを死亡させてしまい、お爺ちゃんに修理をお願いしにいった時に全財産の半分ぐらいを要求されてビックリしました。

人形が増えてくるとバランスよく人形育成するためにPTから外せない主人公のレベルが突出していきます。
ダンジョンマッピングに時間が掛かることもあって自然と全体的にレベルアップしていきますね。

回復系アイテムはほぼ使用しませんでした。
レベルアップ時に全快することもあって回復魔法によるMP切れはなかったですね。

【クリアデータ・ネタバレあり感想】 (クリックorタッチ)


≪クリア時キャラクターレベル≫
コルネット60常に出続けるため必然的にレベルが上がりました
シャルテ37数少ない回復役で攻撃魔法も物理攻撃も悪くないためボス戦では欠かせない
レジェム37行動範囲の広さのおかげで「えんそう」から攻撃魔法で1ターンキルが容易い
テル32序盤から仲間に入り遠距離攻撃の割りに火力が高めなので、移動マス気にしなくてもいいのが楽
テラ30攻撃魔法担当でMPが切れるまで撃ちまくっていました
フレール26物理メインでしたが、攻撃魔法も割と頼れる存在
コロ26仲間になったのが終盤にもかかわらず、基本能力は高めで育てがいはありました
キッド23序盤のエースでしたが、範囲攻撃に乏しいのが後半辛くなりました
デューク20キッドと同様に前衛性能は高めですが、やられる前にやるゲームなのであまり使わず
アルバトロス20テルと同様に遠距離攻撃は便利でしたが、仲間になるのが遅すぎました
Lくん21移動力2は辛く、他に飛び抜けた能力もないため出番は少なめ
チバ20仲間になった時点でキッドとデュークの出番が減っていた時期で、出す理由が特になく……
ナイトスポーノ20可愛い人形が多数いる中で特別好みでもなかったので優先順位は下になりました
ケロライン30転生前ならまだしも見た目がただのカエルになっちゃったのがなぁ
ミカエル30同上
ビリー10魔法系キャラは他に使いたい人形が多くて出す機会に恵まれませんでした

唯一の全滅はラスボス連戦の初戦であるマージョリー戦。
一撃だけでもPT半壊になる威力を持つオメガメテオを連発で放ってきてゲームオーバーとなりました。
基本的にこのゲームは先手必勝ですが、ラスボス戦ということもあって構えすぎたのがいけなかったんだと思います。

ただでさえ人形が溢れているので、仲間モンスターの必要性に疑問符が付きます。
多くのRPGで採用される好きなシステムなのですが、肝心の仲間モンスターを出陣する時が限定されます。
「えんそう」と「ごほうび」が強力すぎたこともあって、仲間モンスターの出番は人形が3体出揃う最序盤のみなんですよね。
愛情で育てるにも仲間加入時が常にレベル1スタートで、貴重なスタメン枠に出さないと経験値が入らないこともあって現実的には厳しい。
しかも上述した通り、仲間モンスターは死亡するリスクもあるため、なおのこと優先する意味が皆無です。
見た目は可愛らしいモンスターが多いだけに惜しい作りでした。

そんな哀しい存在の仲間モンスターですが、プレイ時間が長くなってしまった最大の理由は、どうしても仲間にしたかったモンスターがいたからだったりします。
沈没船にいるアリエルという人魚型モンスターです。
仲間にしたかった理由?可愛かったからに決まってるじゃないですか!

とりあえずストーリーを先に進めようにも沈没船がイベント限定ダンジョンで、他のダンジョンでもエンカウントするか不明だったため、その場で粘るしかなく。
しかし、メタルスライム並みにエンカウント率が低いため、そもそも戦うことすら難航。
結果、コルネットのレベルが10も上がるほど戦闘を重ねたにもかかわらず、仲間になることはありませんでした。
沈没船で1匹も仲間に出来なかったところからすると、仲間に出来ないダンジョンだったと考えるべきなんでしょうかね。
結局5時間程で断念してストーリーを進めたところ、次のダンジョンで色違いモンスターのマーメイドが仲間になるいうオチ。
攻略情報もない中なので仕方がないとはいえ無駄過ぎましたね。



▼ 総評

素直に面白かったです。
わずか数日でクリアしてしまったのは、ボリュームのなさというよりも夢中になったというのが正解でしょう。
楽しめる自信はありましたが、予想外に良かったのは何気ないイベントのテキスト。
発売から20年経った今でも古臭さを感じさせず、キャラの掛け合いが非常に魅力的でした。
間違いなく次作もプレイすると思います。

テーマ: マール王国

ジャンル: ゲーム

タグ: ゲーム総評  マール王国の人形姫  PSP 

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『やさしいヒカリ』1巻 感想 



やさしいヒカリ」1巻のネタバレ感想です。

この作品に出会ったのはkindleのオススメリストに並んでいたことがキッカケです。
絵柄からも伝わる柔らかさに惹かれ、サンプルを読んだ後にすぐ購入しました。

現代社会に疲れた人に超お薦め。
ヒーリング効果絶大の一冊だと思います。

都会の仕事や環境に限界がきて倒れてしまった主人公が島の郵便局員になる物語。
今までの生活を捨て去る覚悟はいるけれど、理想的なスローライフがここにあります。

こんな生活送りたいと羨ましくなりますね。
実際は想像はしてもアクション起こすのは難しく、ただの妄想で終わるのがオチです。
そういう意味では主人公の三宅飛鳥は運が良かったと思います。
駅のホームで倒れた時に命にかかわることはなかったこと、友人の誘いで島の郵便局員を紹介してもらえたこと、同居人がみなアットホームな雰囲気で迎え入れてくれたこと。
全て重なるなんてとんでもない強運ですね。

1話完結型で進むのでサクサク読めるのも長所。
思いやりのある人たちが紡ぐ日常の話に心温まります。

タイトル通り「やさしいヒカリ」が差し込むような空気感が心地良い。
ゆったりとした時間の流れ方、晩御飯の匂いが漂ってくる夕暮れ、雨上がりの早朝の静けさなど空気の表現が素晴らしい。

現実逃避したい時に読むとリフレッシュできて、また頑張ろうって思える貴重な漫画だと思います。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: やさしいヒカリ  やさしいヒカリ(巻感想)  中村ひなた 

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『ONE PIECE』94巻 感想 



ONE PIECE」94巻のネタバレ感想です。

各所で反撃の狼煙が立ち上っていく第二幕中盤編。

ゾロとサンジが絡むのっていつ以来かと調べてみたら、ドレスローザ編振りでしたか。
正確には71巻703話が最後で、今回の再会が94巻943話となるので240話振りの共演です。
そこそこ長編の漫画が始まって終わるぐらいって久し振りってレベルじゃないな……。

数年振りにこの二人が肩を並べて立つと、やっぱり格好良いですね。
フランキーやジンベエなど強い仲間は他にもいるけれど、ルフィの右腕と左腕はやっぱりゾロとサンジしか考えられません。

この調子で麦わらの一味全員集合が見てみたい。
ワノ国編の最終決戦前か、決戦中に集まると期待しています。

狂死郎は底知れぬ強さを秘めていますね。
ゾロとの剣戟を余裕でこなしてみせていますし、ワノ国で一番の剣士っぽいですね。
ただ、小紫=日和を逃がした疑惑があるので味方の可能性もなきにしもあらず。

人斬り鎌ぞうがキラーというのは全く思い付きませんでした。
キッド的には相棒で、言うなればルフィにとってのゾロみたいな存在でしょうし、これは衝撃が強い。
どのタイミングで「SMILE」を仕込まれたのか分かりませんが、カイドウも相当残忍ですね。

逆にお菊が男だというのは何となく分かっていました。
一応伏線らしきものもいくつかありましたしね。

赤鞘の侍たちの中でも河松は意外とキーパーソンのようですね。
なかなか正体を明かさなかったと思ったら、ずんぐりむっくりな見た目で妙に可愛らしい。
日和の保護者をしていただけでなく、狐のオニ丸と一緒に刀を大量に守り抜いたりと大事な役目を担っています。
実力的にも決戦で出番がありそうですね。

オニ丸が一途に守護していた展開はシンプルに終わらせていますが、ちょっぴり沁みる内容でした。
こういうエピソードに弱いんですよ。

大名の霜月牛マル、秋水、オニ丸、閻魔とゾロの出生の秘密やパワーアップイベントが続々と出てきますね。
日和との距離感も近くて、ニヤニヤしてしまいます。

テーマ: ONEPIECE

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: ONE_PIECE  ONE_PIECE(巻感想)  尾田栄一郎 

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2021年夏クール終了アニメ感想 

2021年夏終了(9月終了)アニメの感想です。

▼ かげきしょうじょ!!

アニメ評価 ★★★★☆ 原作/未読

宝塚を彷彿させる歌劇団の養成学校で切磋琢磨する少女達の物語。
名前だけは聞いたことあったかも?という程度で完全にノーマークでした。
ニコニコ動画で1話の動画がランキング上位にあったので再生してみたのですが、滅茶苦茶好みの内容で即嵌まりました。
作画、演出、声優さんの演技、いずれも一級品で今期№1作品だったと思います。
残念ながら円盤の売上が壊滅的なので2期は望み薄ですが、原作漫画は購入する予定です。


▼ 転生したらスライムだった件 第2期

アニメ評価 ★★★☆☆ 原作/漫画版のみ一部既読

転スラの分割2期の後半。
キャラが増えすぎて因果関係の把握が大変になってきました。
展開が遅いと感じつつも、じっくり描いてくれているともいえるため悪くないですね。
一連の流れがひとまず決着となり、とりあえずスッキリ。
テレビアニメでこの続きを観たいので、来年予定されている劇場版はオリジナルまたは再構築版がいいなぁ。


▼ ぼくたちのリメイク

アニメ評価 ★★★☆☆ 原作/漫画版のみ既読

青春リメイクストーリーと銘打つタイムリープ作品。
「このライトノベルがすごい!」でも上位入賞を果たしている人気作で、マガポケにてWEB漫画を追いかけています。
若干駆け足気味であったものの、特に大きな不満もなく無難な出来でした。
最終盤だけは漫画を追い抜いていたので未知の展開でしたけど、ちょっと中途半端なところで終わっちゃいましたね。
原作ストックがなければ仕方がないですが、2期があれば観てみたいと思います。


▼ カノジョも彼女

アニメ評価 ★★★☆☆ 原作/既読

漫画家ヒロユキ氏が描く週刊少年マガジンのラブコメディ。
この方の作品は基本的に登場人物がみんな頭のねじがぶっ飛んでいるので、楽しめるかどうかは人を選びます。
アニメで改めてみてもアホばっかりで、頭空っぽにして視聴するのが正しいスタイルじゃないでしょうか。
主人公が全力で二股を貫き通そうとしているのが妙に清々しい。
個人的には渚推しです。


▼ うらみちお兄さん

アニメ評価 ★★★☆☆ 原作/1話のみ既読

教育テレビの幼児向け番組を社会人の観点から毒を吐く風刺コメディ。
Twitterで話題となっていた漫画が様々な賞を獲得して、遂にアニメ化まで辿り着きました。
面白いけれど30分アニメで観るにはダレるかなと思っていたのですが、メリハリあって最後まで面白かったですね。
何より素晴らしかったのは声優のキャスティング。
人気のある実力派の40代で揃えていて、キャラとの相性が抜群でした。


▼ マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 2nd SEASON -覚醒前夜-

アニメ評価 ★★★☆☆ 原作/ゲーム未プレイ

1年半振りとなるまどマギ外伝第2期。
物凄い派手に動き回るアクションシーンは見応え抜群です。
テレビアニメでここまでのクオリティを発揮するのは相当大変だったのではないでしょうか。
内容的にも魔法少女たちが集結し、まどか達も本格参戦する興味惹かれる展開……のはずですがイマイチ盛り上がりません。
ちょっと旬を逸してしまった感が否めませんね。

テーマ: アニメ・感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ評価  かげきしょうじょ!!  転生したらスライムだった件2-2期  ぼくたちのリメイク  カノジョも彼女  うらみちお兄さん  マギアレコード魔法少女まどか☆マギカ外伝2期 

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『とらドラ!』8巻 感想 (電撃コミックス) 



漫画版『とらドラ!』8巻の感想です。

初期と比べて筆が荒くなったと言われる絶叫さんの絵ですが、何だかんだでキャラの表情などは魅力たっぷりでした。
絵に関しては今まであまり心配していなかったのですけど、アクション系には弱かったようですね。
大河が狩野すみれのいる教室へ乗り込む大事なシーンの迫力が足りなさ過ぎて残念でした。
話の内容も飛び飛びで、カットが多くて全体的に雑と言いたくなってしまいます。
原作はもちろん、アニメでも素晴らしい演出だっただけに比較すると微妙でしたね。

ベクトルは違えど、大河・みのりん・亜美ちゃんのヒロイン勢が全員変調となる原作7巻に突入。
シリーズ全体の起承転結でいえば、明確に「転」となる物語が動くエピソードですね。
ヒロイン達が新たな想いが芽生えることに苦悩するのと同時に、一周遅れで友人達がそれぞれの恋愛事情に気付き始めるクリスマスストーリー。
竜児と同様に嫉妬というか煩わしく思ってしまい、自己嫌悪してしまう気持ちがよく分かります。

みのりんの自暴自棄になってどん底に墜ちていく様は見ていられません。
漫画だと泣き顔や後悔に滲む表情などばかりがクローズアップされているので、なおのことそう思います。
逃げても解決しなくても逃げるしかないもどかしさが表れていました。

やっぱり亜美は一足早く大人になっている感が強いですね。
誰よりも寂しがりやのはずなのに報われない役柄を演じてて、自業自得の面がなくはないけどちょっと可哀そう。
体育倉庫で胡坐をかいて真っ直ぐ竜児を覗き込む亜美の姿は、この巻で一番綺麗な女の子だと目に映りました。

テーマ: とらドラ!

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: とらドラ!  とらドラ!(巻感想)  絶叫 

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『ナナマル サンバツ』20巻 感想 



ナナマル サンバツ」20巻のネタバレ感想です。

いやぁ、最終巻面白かった!
1巻を読み始めて5日間ぐらいで一気に最後まで読み通してしまうほど嵌まりました。
早押しクイズのスピード感が読者にも乗り移ったかのようにページをめくる勢いが止められませんでしたね。

正直、残り3巻ぐらいから展開的に準決勝戦で敗退するんだろうなという予感はありました。
決勝戦を丁寧に描くにはページ数が足りていませんでしたからね。
それでも最後に期待通りの越山vs御来屋のライバル対決を、期待以上の熱量で魅せてくれたので大満足です。
純粋にクイズを楽しむ二人の姿にワクワクドキドキさせられたのは、何も真理だけではありません。
好きだからこそ勝ちたいという情熱のぶつかり合いが、シンプルで目に焼き付きました。

笹島先輩の眼鏡の奥は結局まともに描かれることはなかったけれど、最後に目を細めて笑っているのが見えたのは嬉しかったです。
優しくて本当に頼りになる先輩でした。

優勝が開城学園、2位聖ルイージ学院、3位宮浦高校という最終結果は収まりが良かったと思います。
締め括りとなった大倉の優勝者インタビューは気持ちのいいものでしたね。
というか、笹島と大倉の二人は高校生の範疇を超えて人が出来すぎですよ。

大会を終えて即終了ではなく、ちゃんと後日談を描いてくれたのはポイント高い。
だからこそ、新キャラ2人交えて正式な部活動となった彼らの活躍を見てみたかったなー。
副会長の容姿が好みだっただけに勿体ないなと思いました。

好きなものを夢中になって没頭できるって何て幸せなんでしょうか。
作中の登場人物がみんな全力で楽しもうとする姿勢が伝わってきて、読んでて本当に楽しかったです。
競技クイズの奥深さを知ることができた素晴らしい作品でした。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: ナナマル_サンバツ  ナナマル_サンバツ(巻感想)  杉基イクラ 

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『わたしの幸せな結婚』3巻 感想 (ガンガンコミックスONLINE) 



わたしの幸せな結婚」漫画版3巻の感想です。
表紙を飾る美世の着物が毎回異なり艶やかで見惚れます。

単行本で読んでてよかった。
こんなの分冊版で読んでいたら気が狂ってしまいます。
逆切れする斎森家の面々には反吐が出ます。
特に美世に手を掛ける継母と妹に対して憎悪しか湧きません。
ここまで直接的な暴力に出られると、同じように物理的に痛い目に遭って欲しかったと思います。
立場が弱くなる程度じゃ生温いわー。
今後更生したとしても再登場しなくていいです。

幸次は本人が自覚している通り、ちょっと情けなかったかな。
母親を亡くし使用人の花と離れた後、美世にとって唯一の心の拠り所だったのは間違いないんですよね。
水たまりに映る手を繋いだ幼き二人の姿が、ちょっぴり物悲しくて印象に残るシーンとなりました。

でも結局は、美世と清霞の笑みが見られたことが何より一番です。
頬を赤らめ、恥じらいながら距離感が詰まっていく二人の姿がすげーエモい。
プロポーズは控えめに言って最高でした。
並んで歩く身長差に萌える。

とにかく美世には幸せになってもらいたいというのが読者の総意でしょう。
何なら延々とこの二人のイチャイチャを展開し続けてもらっても何ら問題ありません。

しかし、残念ながら物語は不穏な空気が漂っていますね。
そう簡単にトラウマは払拭できないようで、義理の姉・葉月に「お義姉さん」と呼ぶことすら苦しむのは可哀相すぎる。
早く解放してあげて欲しい。

絵は安定して綺麗で見応えあります。
シリアス一辺倒だった序盤から比べると、少しずつ穏やかな雰囲気が合間に挟まれるようになり、そのおかげでコミカルな表情も見られるようになりました。
葉月にグリグリと抱きつかれて無抵抗な美世が可愛かったので、もっと抱きつけばいいと思います。

刊行ペース的に4巻はまた1年ぐらい先となるのかな。
早くも待ち遠しいですね。

ちなみに特装版も発売されていますので、興味がある方は要チェックです。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: わたしの幸せな結婚  わたしの幸せな結婚(巻感想)  高坂りと 

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中日ドラゴンズファンがドラフト会議2021を振り返る 

中日ドラゴンズファンによるドラフト会議2021感想です。

いつもドラフト会議直前は騒がしく盛り上がるのですが、今年はちょっと異質というか落ち着いていましたね。
例年と比べて数年に一度と呼ばれるほどの目玉となる選手がいなかったのがその要因でしょうか。
簡単に言えばスター不足。
スカウトのコメントでも不作の年とも言われていたので、その影響を感じさせられたのでしょう。

とはいえ、未知なる戦力に期待をしないわけではありません。
各球団の思惑が交差し合うドラフト会議は、本当にワクワクさせられますね。
仕事で生中継では観られなかったので、結果を知るまでソワソワしていました。

1位 ブライト 健太 外野手 (大学生)
2位 鵜飼 航丞 外野手 (大学生)
3位 石森 大誠 投手 (独立)
4位 味谷 大誠 捕手 (高校生)
5位 星野 真生 内野手 (高校生)
6位 福元 悠真 外野手 (外野手)


色んな意味でかなり偏った指名となりましたね。
ここ3年ぐらいも高校生だったり投手に偏重のドラフトだったので、方向性が変わっただけで極端な結果となりました。

1位のブライト健太外野手は単独指名。
将来性のある選手で魅力はあると思います。
2位の鵜飼航丞外野手、6位の福元悠真外野手も同じことが言えますが、チームの弱点となっている長距離が打てる外野手を何としてでも欲しかったという思いが透けて見えます。

どちらかといえば投手の方がいい選手が多かった年だっただけに、本当はこんなに打者を獲るべきではないと分かっているんでしょうけど、チームの状況がそれを許さないというのが苦しいところですね。
ただ、それを置いといても投手が石森大誠投手の1人だけってのはさすがに少なすぎじゃないかなぁ。
又吉&祖父江の両投手がFA権取得しているので、万一出て行かれると相当厳しくなると思います。
今年は育成も獲らなかったので、現在の戦力で問題ないと判断したのでしょうか。

個人的には阪口樂内野手と畔柳亨丞投手は地元というフィルタを外してでも良い選手と思っていたので獲って欲しかったな。
思っていた以上に呼ばれなかったので、選ぶチャンスはあっただけに惜しいと思いました。

全体的に意図と覚悟は伝わる指名でした。
指名した選手が成功するかどうかは、数年後でなければ分かりません。
ファンとしては一人でも多くの選手が大成することを願うばかりですね。



(2021/10/15 追記)
ドラフトの裏側が動画で公開されていました。
昨年まで他球団で見たことがありましたが、ドラゴンズは初めてなので嬉しい。
毎年恒例になって欲しいですね。

テーマ: 中日ドラゴンズ

ジャンル: スポーツ

タグ: 中日ドラゴンズ 

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『ONE PIECE』93巻 感想 



ONE PIECE」93巻のネタバレ感想です。

ストーリーがサクサク進んで面白いワノ国第二幕編。

ブルックがトットランドで有能な手柄を立てていましたが、今回はロビンが見事な腕前をアピール。
元々バロックワークスで秘密犯罪会社の片腕を担っていたわけですし、さすがというしかありません。

大看板の連中は強いんだろうけど、抜けているところあってイマイチ強者感が足りていませんね。
スイート3将星と比べて格が落ちるように見えます。
懸賞金的には同格のはずなんでしょうけどね。

ある意味一番の見所となるのは、少年大喜びの湯屋を混浴シーン。
ナミやロビンは抵抗感薄く、あまりにも自然に振舞っていて、モブの男共が羨ましく思ってしまった。

そして、10数年振りの幸せパンチ炸裂。
この必殺技の極意は、正面ではなく背後を描くことによって想像力を掻き立てられ、余計にエロく見えることにあるのだ。

人斬り鎌ぞう、弁慶モデルの牛鬼丸の二人掛かりだったとはいえゾロが傷を負うのか。
ゾロにはもっと無双して欲しいいんだけど、ワノ国にいる面々が軒並み強いせいなのか、あまり活躍しませんね。
どう考えてもこの国はゾロがキーマンになるはずなので、作中でも一番好きなキャラということもあり期待しているんだけどなぁー。

日和が本格登場……はいいとして、小紫と同一人物ってことでいいんですよね?
名言していないのが気になるけど、それならそれで小紫はどうして斬られて無事だったのかという疑問も残ります。
狂死郎もグルで光月家の関係者ということなんでしょうか。
武士の娘というワード、派手な髪色、貶められた「びん豪」の悪質さが暴かれたことなどから、ほぼ味方で確定ですね。

ルフィが見聞色の覇気で未来を見える能力がなかったことにならず一安心。
カタクリ戦だけの一時的なパワーアップだったら残念でしたから。

トノヤスが予想外の大物で驚かされた。
これ、本当に死んでいるのかな……?
ワンピースは滅多に人が死なないので、致命傷を負っても信じられないんですよね。
ペドロだって未だに死亡したと信じていません。

えびす町の住人が「SMILE」によって笑うことしかできなくなってしまったという真実は全く笑えませんね。
作中でも随一のクズ人間であるシーザーに対して更に嫌悪感を抱くことになりました。
あいつはもう少し痛い目に遭ってよかったと思いますね、ホント。

テーマ: ONEPIECE

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ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~ オリジナルサウンドトラック 



≪DISC1≫ TOTAL 57分
曲名時間MEMO
1虹色の夏4:22歌・神田沙也加
2ひと夏の大冒険1:58タイトル画面
3ソラミミ1:59イベント(OP)
4銀の音さやか1:34クラウディアのテーマ
5願いと大剣1:27レントのテーマ
6透明な栞1:20タオのテーマ
7また手をつないだら0:08機能拡張
8新芽探して0:46チュートリアル
9次のページは何だろう0:37レシピ習得
10棚を挟んで、はにかんで1:50ショップ
11荷物を一度置いて0:10就寝
12青草香る空の下1:18イベント(起)
13水彩色に跳ねる日々1:18イベント(日常)
14二番星が灯る前に1:26イベント(しんみり)
15日向水2:09イベント(哀しみ)
16コギト1:29イベント(シリアス)
17夕立1:19緊急事態
18へじへじものへ1:19イベント(ギャグ)
19なんてことない毎日1:17ライザの家
20秘密の隠れ家1:48アトリエ
21故郷の島1:50クーケン島
22静寂の島1:50クーケン島(夜)
23果てなく続く道2:01旅人の道
24星空のもと2:18旅人の道(夜)
25小妖精の森2:15小妖精の森
26森の密会2:46小妖精の森(夜)
27Grotta Azzurra1:53水没坑道
28Grotta dello Zaffiro1:53水没坑道(夜)
29流星の古城にて2:11流星の古城
30朽ちた砦2:18流星の古城(夜)
31啓蟄、嬰の足2:35通常戦闘(前半)
32白南風1:59ボス戦
33凱歌のファンファーレ1:07戦闘勝利

≪DISC2≫ TOTAL 68分
曲名時間MEMO
1この手でも掴める何か1:17アンペルのテーマ
2風静か1:20リラのテーマ
3紅葉と鳥のうた2:55メイプルデルタ
4夜風と星のうた3:03メイプルデルタ(夜)
5Ash Climbing1:51火山ヴァイスベルク
6Emerald Climbing1:51火山ヴァイスベルク(夜)
7かつての夢の集まる場2:32隠された入江
8夢見る廃墟2:46隠された入江(夜)
9古の谷1:28リーゼ峡谷
10ダイヤモンドの谷1:28リーゼ峡谷(夜)
11巨木と結晶の楼2:26ピオニール聖塔
12聖なる楼閣1:55ピオニール聖塔(夜)
13GEO FRONTIER2:47クーケン地下構造体
14女王の城へ2:45異界
15小瓶の中の楽園1:37トラベルボトル(森林)
16Rubis de Lave1:50トラベルボトル(火山)
17採取?バカンス?2:12トラベルボトル(海原)
18星座をかぞえて2:06トラベルボトル(異空)
19Etude "Andante"2:10クラウディアのフルートイベント
20君と出逢えた奇跡~ゲームver インスト~0:47
21涙色の夏2:16虹色の夏アレンジ
22動き出す夏2:07虹色の夏アレンジ
23穀雨、麦の風1:49通常戦闘(後半)
24Won't forget, can't regret.3:11ラスボス戦
25Look inside yourself. You are more than what you have become.3:27ラスボス戦(第二形態)
26MEDIOCRIS2:20大精霊戦
27Crocus6:01歌・ROXI CHEN (ZANI) エンディング
28君と出逢えた奇跡5:28歌・照井春佳、三上枝織

アトリエシリーズ初プレイが「ライザのアトリエ」だったので、当然CDを購入するのもこれが一枚目となります。
音楽への期待度の高さからゲーム購入前に買うことをほぼ決めていました。
ぶっちゃけ聴くだけならサブスクで聴けるんですけどね。

まさに作業用BGMとして相応しい曲の数々。
長時間のプレイにも飽きないように耳に馴染むBGMが多いのが特徴といえるでしょうか。

いわゆる個人的に神曲と断言できるほどの気に入った曲と出会えなかったのは少々計算外でした。
飛び抜けて素晴らしい一曲があるというよりも、平均的にクオリティが高いという感じ。
世間的には戦闘曲「啓蟄、嬰の足」「穀雨、麦の風」「白南風」などが評価高いようですね。
戦闘曲なら大精霊線が一番緊迫した戦いを味わえたこともあって「MEDIOCRIS」のインパクトが強く残っています。

「水彩色に跳ねる日々」の穏やかで温かみのある音色が心地良い。
「故郷の島」の澄んだ空気とのんびりとした雰囲気を表現した音を始め、マップ曲は風の質感すら表しているかのよう。
ピアノソロから始まる「かつて夢の集まる場」は綺麗な響きに神秘性を感じさせます。
「なんてことない毎日」「秘密の隠れ家」はひたすら錬金中に聴き続けていても嫌になりません。
南国気分を味わえる「採取?バカンス?」は明らかに他の曲調と違っていて、これはこれでイイ。

そして何気に一番好きなのが「棚を挟んで、はにかんで」というお買い物BGM。
優しいメロディの中にちょっぴりワクワク感をブレンドした良曲です。
コントローラーを放置して聴き入ることもありました。

マップ曲はしっかり昼夜ともに収録しています。
その一方で、一部楽曲が1ループの途中で終わってしまっているという残念な仕様となっています。
ネット上のレビューだけでなく作曲家本人も言及しており、非常に惜しいですね。
DLCで追加された曲も合わせた完全版が将来発売されたりしないかなぁ。

テーマ: ゲーム音楽

ジャンル: ゲーム

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すぎやまこういち先生、死去 

「ドラゴンクエスト」シリーズの音楽生みの親、すぎやまこういち先生が亡くなられました。
御年90歳でした。

かなりの高齢だったため公言せずとも誰しもこの瞬間が来ることを覚悟していたと思います。
しかし、実際に亡くなられたニュースを耳にした時、辛くて辛くて言葉になりませんでした。

年齢からしたらビックリするほどお元気だったので唐突感があります。
信じられないというよりも信じたくないという気持ち。
もうあのお茶目なお話を聞く機会が失われてしまったと思うとひどく哀しい。

ファンはもちろんのこと、多くのゲーム関係者から追憶の言葉が続々と発表されているところからも如何に愛されていたかが分かります。
以下、一部抜粋。

▼ 堀井雄二さん

▼ 植松伸夫さん

▼ 下村陽子さん

▼ 伊藤賢治さん

▼ 光田康典さん

▼ 古代祐三さん

▼ 菊田裕樹さん

▼ 岩垂徳行さん

▼ 田中公平さん

▼ 松前真奈美さん


Twitterのごく一部だけでもこれだけ多くの同業者が反応しています。
他にも数え切れないほどのクリエイターがお悔やみの言葉を綴っています。
どれだけ業界にとっても大きな損失となるのかを物語っていますね。
昨今、オリンピックでも取り上げられるほどゲーム音楽を一つのジャンルとして確立できたのは、決して一人だけの成果ではありませんが、すぎやま先生の功績は非常に大きかったと思います。

アニメやCM、「風来のシレン」シリーズなど他ゲームに多数楽曲を提供されてきましたが、やはり自分にとってはすぎやま先生はドラクエ音楽が一番でした。
好きな曲を挙げると何十曲となるのでキリがありません。

「序曲」「街の人々」「広野を行く」
「果てしなき世界」「Love Song探して」「この道わが旅」
「冒険の旅」「勇者の挑戦」「そして伝説へ」
「戦闘 -生か死か-」「勇者の故郷」「馬車のマーチ」
「地平の彼方へ」「戦火を交えて」「結婚ワルツ」
「木漏れ日の中で」「敢然と立ち向かう」「エーゲ海に船出して」
「のどかな家並」「失われた世界」「凱旋そしてエピローグ」
「広い世界へ」「大聖堂のある街」「この想いを…」
「天の祈り」「酒場のポルカ」「決戦の時」
「水の民ウェディ」「刃の旋律」「渾身の力を込めて」
「勇者は征く」「愛のこもれび」「過ぎ去りし時を求めて」


各ナンバリングで3曲ずつに絞ってもこれだけの名曲があり、まだまだ数多くの良曲が揃っています。
この財産とも言うべき楽曲の数々は、今後も延々と語り継がれ、そして聴き続けられることになるでしょう。

ドラクエコンサートも片手では数え切れないほど行きました。
毎回年齢をレベルに例えて会場を笑わせたり、作曲の裏エピソードを語ってくれたりと楽しい思い出がいっぱいです。
中でも個人的には一番思い出深いのは地元三重県で行われた2017年夏のコンサート。

2017年夏ドラクエコンサートin三重県

座席が最前列で舞台袖から出たちょうど真ん前でした。
コンサートはお話をされるすぎやま先生が、目前1メートルの位置に立っていて表情までしっかり見て取れたことを覚えています。
くしゃくしゃっと優しく顔を崩す印象通りの方でした。
また指揮をする姿を見てみたかったです。

音楽には様々な顔がありますが、すぎやま先生の曲には全て血の通った温かみを感じさせる何かがありました。
一部なのか全てなのか不明ですけど、公式によるとドラクエ12が遺作になるようです。
もう一度だけ新しいすぎやま先生の音楽に出会える機会があることを感謝して発売を待つこととします。

今までありがとうございました。
心よりご冥福をお祈りいたします。

テーマ: ゲーム音楽

ジャンル: ゲーム

タグ: すぎやまこういち 

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『ONE PIECE』92巻 感想 



ONE PIECE」92巻のネタバレ感想です。

第一幕完、第二幕開幕。
幕間の世界情勢編含めて読み進めると止まりません。

麦藁の一味が普通に顔を合わせていますけど、バレないものなんですね。
全員手配書が出回っているとはいえ、鎖国しているワノ国だと知名度はないってことか。
ルフィは止めようがない、ゾロも一応気にしつつも止まるような性格ではないのは分かる。
でも他の面々も騒ぎになることを気に留めないのは隠密行動している自覚がないと言われても仕方がないですね。
ローの苦労が窺えます。

海桜石に強弱がある設定は初出かな?
ワノ国で産出され、加工されているという何気に重要な裏話も出てきました。
設定を練り上げること自体はそこまで難しくないにしても、それぞれのピースを的確な場面で開示するバランス感覚が見事。
ここが真に原作者の凄いところでしょうね。

花魁の小紫=モモの助の妹の日和でいいのかな。
いつも通り悪女っぽく登場したけど実はイイ人ってオチなんでしょう。
初期はナミ、最近ではプリンもそうですからワンピースの定番ですね。

表紙絵見て驚いたのは、小紫のエメラルドグリーンな髪色。
純和風な舞台のおそらくメインヒロインとなるべきキャラで、こんな突飛な配色にする必要があったのだろうか。
シンプルに黒髪美人にしても良かったんじゃなかなー。
お玉やおトコもベタ塗りだったから黒髪だと思ったら紫だったりピンクだったりするので、キャラの特色や差異を出すためというのは理解できますが正直勿体ないなと感じてしまいました。

キャラデザインといえば、オロチのバカ殿っぽいギャグ調だったのも残念。
ここまで引っ張ってきたので、格好良いキャラを期待していました。
まぁメタ的にいえば、今後のストーリー展開的に酷い役柄を担うんだろうなというのは想像できますね。

「おそばマスク」の命名は声出して笑ってしまいました。
意外と早かったジェルマの変身は、スケスケの実の能力を奪ったシリュウと同じく透明人間になる能力付き。
将来的に激突することがありそうですね。

ラストはビッグマムが記憶喪失になるという気になる場面で終了。
まさかの共闘でカイドウと戦う展開になるんでしょうかね。

テーマ: ONEPIECE

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: ONE_PIECE  ONE_PIECE(巻感想)  尾田栄一郎 

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ブルーピリオド アニメ第1話「絵を描く悦びに目覚めてみた」 

ブルーピリオド」第1話のアニメ視聴感想です。
原作既読者としては過剰は期待をしないで観始めました。

うん、なかなかイイ感じですね。
凄く凝った演出があるわけではないものの無難に映像化されていました。
今のクオリティが続くのであれば、最終回まで安心して観られそう。

この作品の場合、漫画と比較してアニメにおける最大のメリットはカラーであることですね。
美術を題材にしている作品だけあって絵画が多く登場するので、鮮やかな色彩をそのまま受け止められるのは漫画には真似できません。
絵の具の厚みや濃淡などモノクロでは味わえない魅力がアニメ版には詰まっています。
1話からして八虎の青のイメージ、森先輩の緑の下地など色に関する話題が多いので、漫画よりも導入としては入りやすいくらいじゃないでしょうか。

そして、改めて1話を見て分かる先生の有能さ。
こんな名言量産をする先生がいたら、慕ってしまうのも仕方ありません。
八虎に限らず視聴者すら引きこむ力強さがありますね。

ユカちゃん、というか龍二役の声優は花守ゆみりさんで驚き。
こんな低くて男性的な声を出せるんですね。
てっきり男性声優が演じると思っていたので意外でした。

もう一人驚いたのが森先輩を担当する青耶木まゆさん。
久々にこんな素朴感が残る声優さんに出会いました。
調べてみたら新人さんのようですね。
今は良くも悪くも新人でもこなれている感じがあるのですが、下手に作りすぎていない声色はありだと思います。
演技に関してはまぁ今後に期待ということで。

そういえば、アニメでよくある規制が全くないですね。
高校生が酒飲んだりタバコ吸ったりするシーンは今時誤魔化すのが当たり前なのに隠さずそのまま放送しています。
大学名も実際の名称使用していましたし、この辺りの基準とかってどうなっているんだろう。

唯一問題があるとしたら視聴方法でしょうか。
昨今、基本的には配信で視聴するのがメインなのですが、ネトフリ独占配信ってのが困る。
ニコニコ動画、dTV、dアニメストア、アマプラだったら観られるのになー。
まぁ普通に地上波をレコーダー録画して観られるのですけど、画質が落ちてしまうのが残念。

テーマ: アニメ・感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: ブルーピリオド  ブルーピリオド(アニメ話感想)  2021年放送開始アニメ 

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『JKからやり直すシルバープラン』1巻 感想 



転生モノが流行っていますが、そのほとんどがファンタジー世界が舞台ですよね。
個人的には現代が舞台のタイムリープモノが大好物なのに何故か漫画ではあまり見かけません。
本作の存在は連載開始して間もない時に知り、1話で即お気に入りとなりました。

まず主人公である二ノ宮小百合が46歳のおばちゃんという時点でかなり珍しい。
人生やり直し物語は圧倒的に男性が多く、転生系含めても女性はアラサーがほとんど。
本作では煌びやかで派手な生活を送っていた女性がバブル崩壊から転落していき、最終的にはホームレスとなったところをリンチに遭うという悲惨な導入となっています。
高校生に巻き戻って昔の振る舞いを反省し、全力で人生計画を練り直そうとする主人公に好感が持てます。

当時の小百合の極悪非道っぷりは、これまた今の人気ジャンルである悪役令嬢モノですね。
自分自身の過去を省みて節制を心掛けたり人付き合いを大事にしようとする小百合に対して、周囲の反応とのズレが面白い。
これまでがあまりにも女王様的な態度でやりたい放題していたものだから、急変した様子が全く好意的に受け取られなくて笑ってしまいます。
相手側からの視点を効果的に描いているおかげで、読者からも煽っているようにしか見えても仕方がないよなぁと納得させられる構図なっていますね。

ホームレス時代がトラウマとなっているが故に、価値観がクラスメイト達とまるで違いますね。
前世?の行為に後悔して謝罪する小百合の浄化されっぷりは、もはや別人なんでしょう。
おばちゃん臭い説教が同世代にジェネレーションギャップを与えていて妙にスカッとするのも良いところですね。

絵柄も安定して美麗で素晴らしい。
小百合の太眉はバブル時代を彷彿とさせるキャラデザインで、若干懐かしさの感じる美少女像ですね。
身体にまとわりつく衣服が妙にボディラインを強調していてエロいというか、艶っぽい。

そういえば、原作者も作画も韓国出身の方というのは驚きました。
どうやら原作者はアメリカに帰化したそうですけど、それでも日本語は喋ることはできないとか。
それでこの世界観の話を違和感なく生み出せるんですからお見事というしかないです。
細かいこといえば当時ギャップ萌えなんて単語はないじゃないかなーとか、自販機120円はもう少し後の時代ではないのかと思うところはありますけど、そもそも明確に日本を舞台にしているとは言っていませんしね。

ちなみにWEB上で連載を追いかけているので、ある意味一番見応えあったのは描き下ろし4コマ漫画の6P。
最後の樋口さんのオチは可哀相だけど笑った。
外伝の悪役令嬢編で樋口さんをメインとした2話を読んだ直後だっただけになおさら面白かったです。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: JKからやり直すシルバープラン  JKからやり直すシルバープラン(巻感想)  林達永  李惠成 

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『ONE PIECE』91巻 感想 



ONE PIECE」91巻のネタバレ感想です。

感想を書くのは72巻以来ですか。
最近(?)のワンピースは5~10巻ぐらいまとめ読みするようになりました。
電子書籍で買うと発売日が本の単行本比べて1ヵ月遅れるのが難点ですね。
そもそもジャンプ本誌で読んでいない理由も一気読みした方がストーリー展開が飲み込みやすいからなので、まとめ読みの方が満足感を得られるような気がします。

問題はこれだけのメジャータイトルだと意図せずネタバレを喰らいやすいこと。
さすがに「ひとつなぎの大秘宝」だけはネタバレされたくないので、そろそろリアルタイムで追いかけておいた方がいいかもしれませんね。

さて、そんなわけで90巻のラストにて「ワノ国」編に突入したところでワンピース知識は止まっていました。
作者が相当力を入れているという噂は耳に入ってきていました。

確かにこれはペンがノっているなーと感じさせますね。
背景、着物、キャラ造形などなど和の心をが随所に仕込まれています。
特に拘りのある「どん!」というオノマトペが、「べん!」という三味線や琵琶っぽい表現に変えているのは印象的ですね。
雰囲気は異国を感じさせるけれど、日本人にとってはむしろ慣れ親しんだ空気感で、ちゃんとワンピースらしさがあっていいと思います。

表紙も久々に全員集合で、9人揃って登場するのは実に64巻の魚人島以来。
まさに新章突入といった感じでワクワクさせてくれます。

扉絵も見応えありましたね。
911話はスカートがまくれるほどの疾走感と現代風の洋服を着る麦藁の一味が魅力的でした。
912話はオリンピックの時期だったのか、各種スポーツに興じる面々が素敵。
913話はドアップの水着姿のナミがエロすぎます。
921話の東京ガールズコレクションとのコラボは、かっこかわいい女性陣の中でもビビに目を奪われました。

さて、閑話休題。
話の内容は、まさかの侍たちがタイムトラベルしていたことが発覚するという展開。
ルフィも突っ込んでいますけど、錦えもん達は秘密が多すぎますね。
まだまだ隠し事がでてきそうで、読者人気がいまいちなのも秘密主義者すぎることと関係ないとは言えないでしょう。

てっきり光月おでんの過去編に入るのかと思いきやスルー。
ルフィ達だけが知って読者が置いてけぼりなのは物凄く珍しいのではないでしょうか。
おかげで突拍子もない20年もの時を飛んできたという話が、結果だけが分かる状態になっています。
トキトキの実の詳細な能力が分からず、若干モヤモヤします。

20年後である必要性はどこにあったのか。
錦えもんがタイムトラベル直後に20年後であることを理解できたのは、飛ばす年数を教えられていたってことなのかな。
未来視でルフィ達がワノ国に到着することを予見していたんでしょうかね。

始まったばかりのワノ国編ですが、さっそくカイドウ登場。
これどう見ても負けイベントですね。
ビッグマム相手に辛くも逃げてきたばかりで、またしても四皇と直接対決になりそうで展開の速さに驚きます。

テーマ: ONEPIECE

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: ONE_PIECE  ONE_PIECE(巻感想)  尾田栄一郎 

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